○岡本参考人 東大側から報告書が出されましたので、それを読みました所感について申し上げます。 本委員会からどのような種類の報告書が要求されましたのか存じませんが、報告書の内容を総括的に見ますと、専門の人でない方を対象にして書かれておるように考えられます。 専門的に見ますと、不十分な点、不備な点が非常に多いように考えられます。たとえば第二章の三枚目の中ほどに「約サイクル毎秒のスピン」という字がございますけれども
○岡本参考人 ミュー自体を軍用にするというのは困難じゃないかと思います。軍用ですと、ミューぐらいの大きさですと、誘導というのがくっついておりますが、誘導の全然くっついていないミューでは、そのままではだめであるというふうに考えます。あの兵器は、大部分は誘導兵器ですから、誘導しやすいような構造にする、あるいは言いかえますと、かじの装置とかいうようなのが観測用のとちょっと違ってまいります。誘導というのを重点
○岡本参考人 ロケットの技術が中心でして、技術の軍事利用と平和利用というような問題になるのじゃないかと思います。で、現在でき上がっております観測ロケットは、そのままでは軍用にはならないというふうに考えられるのですが、使用しております推進剤、固体燃料ですが、それから構造の設計というような技術は、軍用に利用しようというような場合には、非常に有効に利用されるというふうに考えられます。といいますのは、技術的
○岡本参考人 きようはどういうことをお話し申すべきかというような十分な連絡がこざいませんでしたので、簡単に順序もなく申し上げたいと思います。 科学技術庁にございます審議会で現在このような問題の体制なり開発方針というものを審議中でございますけれども、詳細を存じませんので、きょう申し上げますのも最近の情報に関するものは存じませんから若干ピントがはずれているのではないかというような点があるのではないかと