1975-03-19 第75回国会 衆議院 外務委員会 第10号
○山田説明員 お答え申し上げます。 私がお答えするのは適当かどうか、問題もあるかと存じますが、米国側からこの会議を招集しておきながら具体的な提案が出なかったということは、率直に申しまして非常に意外でもあったわけでございまして、これは恐らくアメリカの国内的な事情によるものであろうということは多分に察せられるわけでございますけれども、何が本当の理由であったかということにつきましては、これはとうてい自信
○山田説明員 お答え申し上げます。 私がお答えするのは適当かどうか、問題もあるかと存じますが、米国側からこの会議を招集しておきながら具体的な提案が出なかったということは、率直に申しまして非常に意外でもあったわけでございまして、これは恐らくアメリカの国内的な事情によるものであろうということは多分に察せられるわけでございますけれども、何が本当の理由であったかということにつきましては、これはとうてい自信
○山田説明員 お答え申し上げます。 この会議の事実上の提唱者、招集者は米国でございまして、世界食糧会議以来の経過によって、こういう会議が開かれたということは先ほど野村経済局次長から申し上げたとおりでございまして、昨年十一月の世界食糧会議においてキッシンジャー国務長官が、現在の世界の食糧事情をつらつら考えると、まず一つは、世界の在庫の水準が非常に低い水準に落ち込んでおる、それから、今後の需要と供給の
○山田説明員 お答え申し上げます。 先般のロンドンの会議に私出席いたした者でございますが、先ほど野村次長から話がございましたように、米国が提唱した会議ではございますけれども、具体的な提案をアメリカがいたさなかったというようなこともございまして、自由な意見の交換ということは行われましたけれども、何らの結論を得るに至らず、実は次回以降の会合をどうしようかという話も出たのでありますけれども、これにつきまして
○山田説明員 ただいま御披露申し上げましたこの一月ごとの市況の報告というものは、これは確かに率直に申しまして、先生御指摘のように、私どもの方といたしましても各国に農務官を派遣して情報も収集しておりますし、それから日本の商社等も相当膨大な情報を持っておりますので、それに比べて、毎月出すところの市況報告というものが非常にすぐれたものであるというように、率直に申し上げて私も考えておりません。ただ、先ほど申
○山田説明員 お答え申し上げます。 小麦理事会におきましては毎月一遍、これは一種の市況報告でございますが、マーケットリポートというようなものを出しておりまして、現物はこれでございますが、こういう過去一カ月の世界各国の市況の状況につきまして情報を受け取っておる。さらに、一年先まで見通しました市況の見通しということにつきましても情報を出し、それをいただいておるという状況にございます。
○山田説明員 お答え申し上げます。 現在小麦を初めとする各種の商品協定が経済条項を欠いておるために、その協定本来の目的でございますところの価格の安定あるいは供給の安定という目的を果たすため、非常に力の弱いものになっておるということは率直に認めざるを得ないところであるとわれわれも考えております。したがいまして、先ほど経済局次長が答弁申し上げましたように、現在この国際小麦理事会の場におきまして、経済条項
○説明員(山田嘉治君) 農林業開発関係の協力のプロジェクトにつきまして、私からお答え申し上げたいと思います。 現在東南アジアでございますとか、あるいは中南米諸国等におきまして、これらの国におきますところの食糧の自給度をまず向上させたいという欲望、それから同時に、これらの国の輸出農林産物の生産を拡大したいというような観点から、これらの国におきましては農林業開発に非常に最近積極的に取り組みつつございまして
○山田説明員 ただいま木材についての数字を申し上げまして、将来相当自給率が下がる見通しを申し上げたのでございますが、木材につきましては、これは先生御承知のように、戦時中の日本の森林の乱伐、荒廃を戦後新しく植林をいたしまして立て直しをはかっておりますが、その植林されました木がまだ非常に未成熟な段階にございます。他方、木材に対する需要が非常に強いということで、自給率が下がっていくということはどうもここしばらくはやむを
○山田説明員 木材の自給率の推移でございますが、傾向として申しますと、国内の資源に制約がある、他方、住宅建築をはじめといたしまして木材に対する需要が年々急速に伸びておるというような状況から、輸入依存率がだんだんふえてきておるという状況にございます。少し過去の数字から申し上げますと、昭和四十一年には木材の自給率は六七%でございました。それが逐次自給率が減ってまいりまして、昭和四十三年には五三%、それから
○山田説明員 木材の輸入依存率についての御質問でございますが、ただいままで農林省が公表している数字について申し上げますと、ちょっと古くて恐縮でございますが、昭和四十六年の数字で外材の輸入が五五%、国産が四五%という比率でございます。
○山田説明員 農林省といたしましては、五十七年度を目標にいたしまして十カ年計画で自給率をこういうふうに持っていきたいという一つの案を持っておりまして、それによりますと、大豆は現在四%程度でございますが、約一〇%程度まで上げる、それから小麦につきましては現在五%程度まで落ちていると思いますが、これも若干引き上げたい、八%程度まで引き上げたいというように考えております。
○山田説明員 先ほど私、御答弁申し上げましたように、農産物の生産は自然条件に制約されるだけではなしに、国民の生命に関係いたします食糧が主でございますので、身の安全という観点から申しましても、これはできる限り自給できるものは国内で自給していくという政策をとるべきだというように考えております。 したがいまして、私、先ほど申し上げましたように、貿易の自由化は日本の経済の発展に全体として役に立つという認識
○山田説明員 農産物につきまして、関税の問題あるいは自由化政策等について、従来、私どもとして間違っていたのではないかという御質問でございますが、国の経済全体といたしまして、貿易の自由化によりまして貿易の拡大をしてまいるということが、日本経済全体の発展に資するという観点に立ちまして、自由化は推進されてきておりましたわけでございまして、農林省といえども政府の一部門でございますから、その政策に協力してまいったのでございますけれども
○山田(嘉)説明員 私の承知しておりますところでは、原料全体を一〇〇といたしまして、砂糖が約四十六キログラム、カカオが十八キログラム、それからビタチョコレートが十八キログラム、全粉乳が十七・五キログラム、大体そういうような数字になっておるようであります。
○山田(嘉)政府委員 ただいま御指摘ございました、いわゆる第三セクターでございます苫小牧東部開発株式会社、この会社が、道庁が先行取得いたしました土地を買い受けましてこれを造成するという役割りをになうことになりますので、本年の三月に北海道庁と東部開発会社との間に、工業基地開発並びに土地の売買に関しまして基本協定をすでにつくってございます。
○山田(嘉)政府委員 お答え申し上げます。 先生御承知のように、この計画が立てられましてから今日まで相当の時日がたっております。御承知のように、北海道庁は昭和四十四年の末から現地の土地の買収に入っているような状況でございまして、この苫小牧東部の開発につきましては相当長期間にわたりまして、報道機関その他を通じて現地の方には相当繰り返しいろいろな事情は報道され、相当徹底はしているというふうに考えてはおりますけれども
○山田(嘉)政府委員 お答え申し上げます。 苫小牧東部の大規模工業基地開発計画の進行状況でございますが、これはもともとは北海道の知事から内閣総理大臣に出された建議書に基づきまして、政府が北海道総合開発計画、十カ年計画でございますが、これを昭和四十五年に定めました。その計画の中に一つの中心的なプロジェクトとして、苫小牧の東部に大規模な工業港湾をつくり、大規模な工業基地を造成するという計画がございます
○山田(嘉)政府委員 先生御指摘のように、まことに遺憾な事態でございまして、私どもとしても十分反省をしなければならぬというふうに考えております。 まず第一に、こういう土地の部外者による買い取りと申しますか、そういう事実が進行しておったという状況を私どものほうが承知したという時間が非常におくれておるということは、これはまことに遺憾なことでございまして、まず第一に、こういうことについてもっと早く的確に
○山田(嘉)政府委員 お答え申し上げます。 駒ケ岳周辺の国営畑地帯総合土地改良パイロット事業計画につきましては、大体ただいま島本先生御説明いただきましたとおりでございまして、昭和四十六年から八カ年計画で現在事業が行なわれているのでございますが、この受益地域、御指摘ございましたように森町、砂原町合わせまして千六百七十六ヘクタールでございますが、この地域は駒ケ岳の山ろくではございますが大沼国定公園の区域外
○山田(嘉)政府委員 先ほど幌新ダムのお尋ねございまして、私がちょっと知識が不正確でございまして、全体設計の段階ではないかというふうに申し上げましたが、間違いでございまして、すでに建設に入っております。昭和五十年完了の予定で目下建設中でございます。
○山田(嘉)政府委員 ちょっと不勉強でございまして、お尋ねの幌新ダムは、ただいま全体設計という段階にあるように承知しておりますが、正確な点は取り調べまして後ほどお答えしたいと思います。
○山田(嘉)政府委員 北海道の第三期総合開発計画が、たとえば苫小牧東部開発等の重工業開発と申しますか、そういうものに非常に片寄っておって、従来の伝統的な地場産業であります農業、水産業、石炭業等に対して配慮が欠けるところがあるのではないかという御指摘であったと思うのでございますが、第三期北海道総合開発計画におきまして、北海道の有しますすぐれた開発可能性を全域にわたって発揚するということがねらいでございますので
○山田(嘉)政府委員 先ほどもお答え申しましたように、直接住民の方ということではございませんけれども、苫小牧市等にはこのことは十分に話をしながらやってきているところでございます。
○山田(嘉)政府委員 地域の住民の方々の一人一人にどの程度徹底しておるかということの点検は、これはなかなか行なうべくしてむずかしい問題ですが、これは先ほど申しましたように、もともとこの基本計画が閣議決定という形で第三期計画の中にございますので、一応地元の新聞等につきましては、この計画の内容等につきましては、もう枚挙にいとまがないくらいしばしば報道されておりますので、関係の住民の方にはこれは相当徹底しているものというように
○山田(嘉)政府委員 苫小牧東部の大規模工業基地の開発につきましては、第三期北海道総合開発計画を閣議決定いたしました際に、確かに先生御指摘のように、北海道第三期計画の中の一つの重点項目として、その中に説明をされているところでございますが、この大規模基地の開発の計画案と「案」がついているわけですが、そういうものを開発庁といたしまして策定いたしまして、北海道開発審議会というのがございますが、これにお示しして
○山田(嘉)政府委員 私からお答えするのが適当かどうか、ちょっと疑問点がございますけれども、現在の状況について申し上げますと、これは先ほど船後局長から御答弁申し上げましたように、環境庁の御指導を受けまして、北海道庁のほうでこの工業基地の企業立地を決定するための環境の事前調査ということを現在鋭意詰めておる段階でございまして、私どもが承知しておりますところによりますと、最近、国の環境基準として非常に厳正
○山田(嘉)政府委員 お答え申し上げます。 港湾の計画との関係でございますが、先ほどからお話ございましたように、鉄鋼にかかわる部分の港湾計画につきましては、これを留保するという形で次の港湾審議会にかけたらどうであろうかというようなことで、現在相談が行なわれておるわけでございます。 それで配置につきまして申し上げますと、この東部の港は、一番東のほうに石油、それから西のほうに鉄鋼という順序で配列を予定
○山田(嘉)政府委員 勇払の問題につきましては、ただいま船後調整局長からお答えがございましたようにこれは一つの問題の焦点であるというふうに考えておる次第でございます。この苫小牧開発計画の基本になりますわれわれの考え方からいたしますと、住工分離ということが最も望ましいのでございまして、そういう観点から申しますと、勇払の地区は西のほうに現在の苫小牧の工業地帯がございます。それに加えて今度東のほうに大規模工業基地
○山田(嘉)政府委員 斉藤北海道開発局次長の農政局長会議における発言の要旨というペーパーでございますが、これを私どもも次長のほうから入手しておりますので、それに基づきまして概要を簡単に御説明申し上げますと、稲作、畜産、畑作の三つに分けて北海道の農業の現況と問題点というような点を述べておられますが、稲作につきましては、四十八年度生産調整の目標数量が昨年と同様の二十一万九千三百トンということで据え置かれたのでありますけれども
○山田(嘉)政府委員 芳賀先生御要求の建設業者の格づけ一覧表、それから発注の状況及び機械公団の北海道における受託の実績、過去の調べでございますね、この二つの資料、いずれも早急に提出いたします。
○山田(嘉)政府委員 ちょっと長官の御答弁を補足して申し上げますと、上期の契約率五九・六%という御答弁がありましたのは、これは全国でそういう状況でございますが、まあ北海道は特に積雪寒冷地でございますので、特別の措置が認められておりますので、北海道は五九・六%ではございません。最近の契約の状況を見ますと、四月末で、これは国の直轄の事業の契約状況でございますが、一七・四%契約しております。昭和四十五年と
○山田(嘉)政府委員 お答え申し上げます。四十六年度の北海道開発庁の退職金に予見せざる事情から不足が生じた点につきましては、先ほど大蔵大臣から御答弁があったとおりでございますが、それをやや補足して申し上げますと、人員につきましては、四十五年度の退職人員は三百四十五人でございますが、四十六年度は三百五十五人で、十人ふえているだけでございまして、人員につきましては予見と非常に狂ったということもございませんし
○政府委員(山田嘉治君) 北海道開発庁関係の昭和四十八年度予算につきまして、その概要の御説明を申し上げます。 北海道開発計画に伴う開発事業費につきましては、昭和二十五年の閣議決定に基づき、昭和二十六年度から北海道開発庁に一括計上され、使用に際しまして関係各省に移しかえまたは繰り入れされることになっておりますことは御承知のとおりでございます。四十八年度におきまして北海道開発庁に計上されております北海道開発事業費等
○山田(嘉)政府委員 閣議決定の趣旨に基づきまして一つの計画、構想を立てまして実行しているわけでございまして、先ほど大臣からお答え申し上げましたように、五カ年間で約百カ所くらいに統合するという目標をもってやっておりますけれども、もちろんその実施にあたりましては、地元の事情等を十分に考えまして実施していきますので、その辺のやり方につきましては、十分弾力的に考えてやっていきたいと思っておる次第でございます
○山田(嘉)政府委員 河川敷の問題についてお答え申し上げます。 常呂川の河川敷に依存して農業をやっておられる地元の農民の方が非常に多いということに関連いたしまして、この利用の問題について、不安感等をお持ちになっておるために安定した耕作ができないという点につきましては、河川敷の占用許可につきましては、建設省の事務次官通達で昭和四十年の十二月二十三日に出ておるのでございますけれども、その中身といたしまして
○山田(嘉)政府委員 ただいま先生御指摘の、小樽の人口の減少と、貨物の取り扱い数量が非常に減少しておるということは、まさにそのとおりでございます。新産都市は、いわゆる道央新産都市という計画でございまして、三十九年にできた石狩支庁管内全体を包括する計画でございますので、これは、その地域全体としての人口なりあるいは生産手段なりの目標は相当程度、あるいは相当程度以上に達成したというように考えます。これによって
○山田(嘉)政府委員 私からお答え申し上げます。 第二期計画の目標と申しますか、それはいま先生のおっしゃるとおりでありますが、私どもといたしましては、第二期計画は、北海道の後進性を克服して自律的発展の基礎固めにするという意味におきましてこの計画を推進いたしました結果、各種の、産業基盤でございますとか、あるいは社会生活基盤の整備が格段と進みまして、また、農林水産業の振興あるいは工業の開発等にもかなりの
○山田説明員 これは有望鉱物ということになっておるのでございますけれども、ただいま推定されておりますもので申し上げますと、銅、亜鉛、硫化鉄鉱というような資源がございます。
○山田説明員 鉱業のほうにつきましては、先般申し上げましたように、現在民間の会社がいろいろ調査いたしておりまして、相当有望な地域であるということになっておりますし、通産省のほうにおかれましても、通産省のほうの関係の審議会で一つの有望な地域だということでお取り上げになっているようでございます。しかし、これは自然公園との関係がございますので、先生御指摘のように非常に大事なところでございますから、どんな場所
○山田説明員 私からお答え申すのが適当かどうか存じませんが、先般私が林業の振興上必要であると申し上げました答弁にややことばの足りない点がございましたので補足させていただきたいと思うのでございますけれども、もちろん林産物、木材等を搬出する道路として有用であろうということは考えておるわけでございますけれども、同時にこの道路はあの地帯の骨格的な林道と申しますか、そういうような機能を持たせることによりまして
○山田説明員 先ほどこの道路をつける意義はどこにあるか答えよという質問でございましたので、私どもの考えておりますことを御答弁申し上げたわけでありますが、私ども、これは特別の国立公園の中でございますから、自然保護が非常に大事であるということはもう十分念頭に置いてございます。 先ほど環境庁長官から御答弁ございましたように、最近も環境庁のほうで現地調査をされまして、現在の私どものほうで企画いたしました路線
○山田説明員 お答え申し上げます。 ただいま問題になりました大雪山を通ります忠別——清水線てありますか、国立公園の中を通りますので自然環境の保護について特に厳重な監視と注意が必要であるということについては私どもまことに同じ考え方でございます。ただこの路線を計画いたしましたのは、北海道の御承知の第三期計画におきまして、北海道内の幹線道路網の整備の一環としてこれを考えておるということでございます。それと
○政府委員(山田嘉治君) 私のお答えが非常に弱腰であるということでおしかりをいただいたわけでございますが、私どもといたしましては、この北海道における漁港の重要性ということの認識においては、人後に落ちないつもりでございまして、先ほど水産庁長官からもお話しございましたように、第五次漁港整備計画におきましては、飛躍的に北海道の漁港関係の予算もふやしていくということを強力に、水産庁やあるいは大蔵省方面にお願
○政府委員(山田嘉治君) 大臣がお答えになる前に私から先にちょっと申し上げるのは恐縮でございますけれども、開発庁といたしまして考え方を申し上げますと、ただいま先生御指摘のように、北海道の漁港の重要性と、それから北海道の漁港のおくれという点については、私どもも先生御指摘のとおりに考えております。何せ気象条件も非常に荒いということもございまして、北海道の漁港は、漁港の全体の中で外郭水域施設というようなものの