1971-11-11 第67回国会 衆議院 公害対策特別委員会 第2号
○山本説明員 お答えいたします。 川崎の二年間の認定患者の中からの死亡が二十名ございます。その中で、年次に分けましたのは後ほど提出させていただきます。
○山本説明員 お答えいたします。 川崎の二年間の認定患者の中からの死亡が二十名ございます。その中で、年次に分けましたのは後ほど提出させていただきます。
○山本説明員 ございます。
○山本説明員 私からお答えさせていただきます。 ただいま大気系の死亡につきまして、県から集めまして集計いたしましたのは、四十四年の十二月から四十六年の十月までの約二年弱のものでございまして……(島本委員「いや去年とことしの比較でいいよ。だんだん減っているか、ふえているか」と呼ぶ)地域によりまして必ずしも同一でございませんが、去年に比べてふえたところもありますし、減ったところもあるということで、(島本委員
○山本説明員 お答えいたします。 若干おくれてはまいりますが、県から報告をとるようにしております。いま私手元に持っておりませんけれども……。
○説明員(山本宜正君) その二名につきまして行なったかどうか、私、県から通知を受けておりませんが、県が目下計画中でございまして、近日中に私どもと一斉検診についての打ち合わせをいたしまして、それに基づきまして、先ほど局長からお答えしましたような国からの援助も考えてみたいと、こう思っているわけでございます。その中で、そういった患者さんの検診までも行なわれるよう助言をしてまいりたいと、そのように考えております
○説明員(山本宜正君) ただいま申し上げましたように、先生方がおきめになりまして、狭いということと、それから自分たちの自由な討議をしたいからということでございまして、ただし、そのかわり両日とも会の終了後にそれぞれ座長なり、会長から討議をなされたことが記者発表される、こういうことを聞いています。かつまたその討議の内容につきましては、後日、各演者が論文にいたしまして、それを印刷発行すると、こういうぐあいに
○説明員(山本宜正君) カドミウムの研究につきましては、厚生省当時から、各種の研究班に研究費を出しておるわけでございますが、たしか二年ほど前に、総合的にシンポジウムのような研究集会を開いたわけでございまして、それの二年後ということで、今回は公衆衛生院の重松疫学部長を会長といたしまして、数人の先生方によりまして、全国的にカドミウムの研究をしている方々を招待をいたしまして、その研究発表会を行なう、こういうことでございます
○説明員(山本宜正君) 審査会が認定される場合に、当然臨床的な所見とあわせましていろいろな条件を多角的に判断して審査されるものと存じております。毛髪中の水銀量につきまして、私が記憶しておりますのは、阿賀野川の水銀中毒のケースにおきましても、毛髪の長さを何区画かに分けまして、それの中の水銀量をはかりまして、過去におけるその人の体内の保有量を推定するというようなことをやったケースがあるように聞いておりますけれども
○説明員(山本宜正君) 私、ただいま正確なところを記憶しておりませんので、つぶさにお答えできなくてまことに恐縮でございますけれども、毛髪中の水銀量と申しますのは、水銀の体内の濃度が高まりました場合に、それが毛髪中に排泄するという形で出てくるということでございます。それで、過去の数字におきまして、現在の患者のそれよりもたいへん高いというケースがあったことは聞いております。正確な数字は実はいま記憶しておりませんので
○説明員(山本宜正君) 私ども要観察地域に指定するしないにかかわらず、県の態度といたしましてこの問題を考えた場合には、要するに、いまの政務次官からお答え申し上げましたように、職場の中で汚染を受けた人の排せつ量が非常に多いわけでございますし、それの外の人におきまして非常に低いというようなことでございますので、これはむしろ労働衛生の問題かと思いますけれども、県の態度といたしましては、その地域の人でもありますので
○説明員(山本宜正君) お答えいたします。鑑別診断研究班の考え方の中で、従来とも三〇マイクログラムをこえるものについては、さらに所要の精密検診をするべきだと、こういう考え方がございます。そのほか労働衛生の数値等はいま先生のおっしゃるとおりのものでございますが、カドミウム研究班の中で一〇マイクログラムという数字を一つの基準にしておりますのは、それは研究的態度で、少し検査態力のあるところにおきましては多数
○説明員(山本宜正君) 私のほうの、厚生省のほうのサイドとしてものを考えた場合には、その土壌の含有量の高いものから流れ出て、それによって飲料水、あるいは河川あるいはかんがい用水がよごれるというところが問題点でございます。それにつきましては、それぞれの利水の状況に従った調査をしてその汚染の度合いをはかる、こういうことになるわけでございます。
○説明員(山本宜正君) 私の説明が若干足りなかったかと思いますが、確かに屎尿の中に出るということ自身、食生活の食物の中、あるいは飲料水の中にカドミウムがあったということでございます。おっしゃるとおり、食生活についての改善を指導していかなければならぬと思います。その主眼となりますところがいままでの要観察地域についての指導の要点でございまして、その自家保有米を食べるという場合には、その自家保有米の中のカドミウム
○説明員(山本宜正君) お答えいたします。カドミウムの毒性の問題を考える場合には、人体に吸収されることが一番問題点だといわれております。しかし、その吸収率につきましては、いま学説的に二、三の説がございますが、便槽中に多いということは、おそらく、その地域の人が食べているものに汚染が高いということは考えられる。それが消化管を素通りいたしまして便槽中に入るということだと思います。屎尿の中に入るのだと思います
○説明員(山本宜正君) 一九六五年に印刷されたものでございまして、アメリカのヘルス・フィジクスという本でございます。その中にテネシー大学の内科のティプトンという先生方が発表しております。非常にボリュームが多いものでございますが、内容といたしましては、近東の人、それからアメリカの人、それから極東の人、それらのいろいろなサンプルを集めまして、からだのなかの脳であるとか、肝臓であるとか、じん臓であるとか、
○説明員(山本宜正君) 職場でカドミウムによる問題でございますので、私のほうからお答えするのに若干問題があろうかと思いますが、たとえば一つ痛いという症状だけをとりまして、それが長年カドミウムの汚染を受ける職場環境で働いておったということとを直ちに結びつけるところには、若干医学的な判断として問題があろうかと私は存じております。したがいまして、そういったところを究明するのが現在非常にカドミウムの中毒症として
○説明員(山本宜正君) カドミウムの中毒症をどのように判定していくかということについて、たいへんむずかしいとされておりまして、イタイイタイ病のように骨変化までくるような著しいものではたいへんなことになりますので、現在私どものカドミウムの鑑別診断班で研究しております一つのねらいは、じん臓の変化がまいりまして、尿中にたん白が出るというような一つの現象もございまして、それを一つの手立てに判断しているわけでございますが
○説明員(山本宜正君) 一酸化炭素につきましての都内の四十四年度の不適合状況でございますが、一平均が一〇PPMをこえましたのが霞が関で七回、板橋で十七回、大原の交差点で約七十日程度となっております。ちょっと詳細な数字は後ほど出させていただきます。
○説明員(山本宜正君) いま一酸化炭素で申し上げました四PPMという数字は、年間値の平均で考えた――先ほどの硫黄酸化物と同様に、過去におきまして日本の大気汚染のデータから見てまいりますと、絶えず同じ数値でございませんで、一つの波を打った数値になっておるわけでございます。したがいまして、その波の形によりまして、発生する頻度を頻度別に分布をつくりまして、その結果といたしまして年平均では幾ら、一日八時間では
○説明員(山本宜正君) 私のほうでやっておりますのは、国民栄養調査というのを各地域。ことにサンプリングでやっておりまして、先生お読みでございますので大体おわかりと思いますが、それを一つのその地域における食品摂取のパターンと考えまして、その食品摂取のパータンの中で、米以外のものにつきましては他の資料から得られました含有量のマキシマムの数字をとっております。そういたしまして逆算をいたしまして〇・三ミリグラム
○山本説明員 そういうことも考えられるわけでございます。
○山本説明員 お答えいたします。 現時点で差がついているような形になっておるかと思いますが、私どものほうといたしましては、要観察地域に指定する場合には、米の中の含有量のほかに、地域の健康調査等もあわせ含めまして判断いたしますということでございまして、小名浜のほうのデータが若干おくれているということでございます。
○山本説明員 健康調査の実施の方法につきましては、実施の線を厚生省のほうで指示いたしまして、それに基づきまして県がやっておるわけでございまして、いま先生が御指摘のような点につきまして、私ども県から伺っておりませんが、一応対象住民を一次検診いたしまして、その上さらに二次検診、精密検診、こういう三段階でやっておるわけでございまして、もし御指摘のような点がございますようならば、強く県にもその点を指摘して、
○説明員(山本宜正君) 私のほうで詳細な被害における数等の調査をまだしておらないようであります。この水浴等の所管につきましては環境衛生局の環境衛生課でございますので、若干所管違いでございまして、私、詳細な御回答ができないことを御了察いただきたいと思います。油等が皮膚につきまして、人によりましては皮膚炎等を起こすというような可能性もあろうと思います。そういう意味で、被害の実態を調べてみたい、かように思
○説明員(山本宜正君) この件に関しましては、一昨夜十一時ごろ新聞から電話で問い合わせがございまして、その電話の内容で聞きましたことでは、判断が私としてはできませんので、「判断ができません」こういうお答えをしたわけでございます。と申しますのは、工場のフロー・シート、それから排水中の検出量等を私存じませんでしたので、判断ができない、こういう答えをしたわけでございます。
○説明員(山本宜正君) 安中地域の小麦につきましても、四十四年度に測定をしております。濃度の範囲が一・〇六PPMから三・五六PPMということでございます。なお、これに対する食べてよろしいか悪いかということにつきましては、その地域の食生活の状況を勘案いたしまして、それで、その限界を考えていこう。こういうことで作業を進めているというわけでございます。
○説明員(山本宜正君) 部長がお答えいたしましたのに若干補足させていただきます。 昨年からイタイイタイ病及びカドミウム中毒症の鑑別診断ということで、萩野博士も含めまして全国のこれらの病気の診断に関する専門家を集めて、それぞれの個々のケースにつきまして従来のもの、それから、これからのものにつきましても鑑別診断を行なうという体制をとっております。これにつきましては、それぞれの地域に出向いて行って調査をするという
○説明員(山本宜正君) 私、八月一日付で公害課長を拝命いたしましたので、前の課長からの申し継ぎという形でお答えさしていただきます。 この尿の検査の方法につきましてもそれを酢酸酸性にする、あるいはそのほかの酸によって酸性にするということについては、一応この研究班の中でも金沢大学にクロスチェックの意味でサンプルを二分いたしまして送付して、その結果として有意差がないという検討を加えているというぐあいに聞