1973-06-06 第71回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第24号
○山口参考人 この問題に関しましては、去年の九月にアメリカのノースカロライナのチャペルヒルというところで、ICES招待シンポジウムがございました。ICESというのは大学環境問題研究委員会というものでありますが、私そこへ出席いたしましたが、そのときにアメリカのFDA、食品薬務局でございますとかそれからEPA、環境庁、こういう方の集まりで、魚の水銀の評価のしかたの討論会がございました。そのとき問題になったのは
○山口参考人 この問題に関しましては、去年の九月にアメリカのノースカロライナのチャペルヒルというところで、ICES招待シンポジウムがございました。ICESというのは大学環境問題研究委員会というものでありますが、私そこへ出席いたしましたが、そのときにアメリカのFDA、食品薬務局でございますとかそれからEPA、環境庁、こういう方の集まりで、魚の水銀の評価のしかたの討論会がございました。そのとき問題になったのは
○山口参考人 中毒学の立場から言いますと、急性中毒と慢性中毒とまたその中間に亜急性中毒というのがございます。それからまた水銀化合物にしても、有機と無機、有機の中にもアリル水銀とアルキル水銀とございまして、それぞれ三者全く毒性が異なると言ってもよろしいわけでございます。したがって、今回メチル水銀というものを取り扱う場合に、許容量を決定するという場合に、一体それを摂取をするのが有機なのか無機なのかということからまず
○山口参考人 私は久留米大学の医学部の山口と申します。 私の専門は公衆衛生学及び労働衛生学の中で特に中毒学が専門でございます。現在私がやっておりますことは、いろんな職場環境、それから一般環境、その中の有害物質がどういうふうな生体に影響を及ぼすか、そういうことの研究を主としてやっておるわけでございます。現在WHOの中に有害物質によるところの職場環境、一般環境の健康破壊に関する早期発見専門委員会というのがございますが