1984-05-17 第101回国会 参議院 逓信委員会 第8号
○参考人(山内正男君) この中継器はアメリカのGE社の製品でございまして、その中に使われております進行波管という部分がございますけれども、この進行波管というのは一種の真空管で、電波の増幅を行う部分でございますけれども、これはフランスのトムソン社の製品でございます。
○参考人(山内正男君) この中継器はアメリカのGE社の製品でございまして、その中に使われております進行波管という部分がございますけれども、この進行波管というのは一種の真空管で、電波の増幅を行う部分でございますけれども、これはフランスのトムソン社の製品でございます。
○参考人(山内正男君) この原因究明の状況をまず御説明申し上げたいと思います。 異常が発生いたしました後、直ちに担当技術者による検討態勢を設けまして、通信・放送衛星機構、それからNHKの協力を得まして現象の解明、原因究明、そして機能の回復、それからBS2bへの対策の検討に全力を挙げておる次第でございます。 この検討を行いますまず内容といたしまして、第一は、BS2aから電波で送られてまいりました中継器
○参考人(山内正男君) 宇宙開発事業団理事長の山内でございます。 ただいまの御質問にお答えいたします前に、このBS2aの事故につきまして、このBS2aには三系統の中継器が搭載してございまして、そのうち二系統にふぐあいを生じました結果、一チャンネルの放送しかできないような事態になった次第でございます。この衛星の開発を担当いたしました宇宙開発事業団といたしましてはまことに申しわけないと思っておりまして
○山内参考人 はい。
○山内参考人 お答え申し上げます。 今、御指摘のように、A系統、R系統の二つの系統が異常を呈しておりまして、皆様方に大変御迷惑をおかけして、この開発を担当いたしました事業団といたしましてもまことに遺憾に存じておりますが、このA系統につきましては、三月二十三日にふぐあいが発生をいたしました。そこで、これにつきまして、たまたまBS2aの開発を行っております途中の段階で、エンジニアリングモデルというのを
○山内参考人 御質問にお答えいたします前に、このBS2aの開発に関連しまして、三系統の中継器のうち二系統にふぐあいを生じ、国民の皆様方に大変御迷惑をおかけしたことにつきまして、これの開発を担当いたしました宇宙開発事業団としてまことに遺憾に存じております。 御質問の、GEにおいて製作されたものについての検査、これは宇宙開発事業団で実施しております。
○山内参考人 お答えいたします。 ただいまの御質問の内容は、ロケットの点ともう一つは衛星についておりますアポジモーター、その両方になっておるのではないかと存じます。 それで、まずロケットの方につきまして、NのII型ロケット、これによって三百五十キログラム級の静止衛星をわが国で打ち上げられるようにいたしますために、NIIロケットの開発を進めてまいりまして、昨年の夏にはそれの地上試験機によりまして性能
○山内参考人 お答えいたします。 現在「ひまわり」の画像が若干欠けておる理由はスピン軸が若干傾いたせいでございます。それで、「ひまわり」の後継機として打ち上げを予定しております静止気象衛星二号につきましては、設計においてこういうことの改良を試みておりますので、その点は改善されるものと考えております。
○山内参考人 お答えいたします。 現在運用されております「ひまわり」の寿命は当初少なくとも三年として計画をした衛星でございます。衛星の寿命を判定します要素といいますと、これは衛星の姿勢及び軌道を制御するための燃料の量(鈴木(強一委員「寿命がいつまでもつんですか、それだけちょっと」と呼ぶ)寿命に関連しております。それで、これの燃料の量と、もう一つは衛星の劣化の程度、この両者から判定するものでございます
○山内説明員 これは両方ございます。それで、委託研究という場合と設備貸し付けという場合は、どういうような使い分けをしておりますかといいますと、YX協会の方におきましてある形を決めて、これの風洞試験を行いたいという場合につきましては、これは受託試験研究という形で風洞試験を行っておるわけでございます。 それから、われわれの方でまだ具体的な翼型というような形が決まっていないで、何種類かの翼型のうちで、どういうものがいいであろうかというような
○山内説明員 お答えいたします。 YXに関連いたしまして、ただいま研究調整局長から御説明がありましたとおり、民間輸送機開発協会からの委託に応じまして、主として空気力学的の性能をはっきりさせていこう、よりよい空気力学的性能を出す航空機の形状、主として主翼の問題でございますけれども、それの方の研究を推進しております。 それで、これは必ずしもYX直接の関連ではございませんで、今後わが国でつくり出されていきます
○山内説明員 ただいまの問題でございますけれども、世界的に航空機の騒音の問題というのが提起されましたのは、昭和三十年代になってからでございます。それでジェット機が航空輸送に使われる、そういうようになりましてから、航空機の騒音問題というものが非常に問題になってきたわけでございますけれども、これが世界的に申しましても、騒音の測定方法の問題であるとかあるいは騒音の評価法、そういうものが確立しないままにそれぞれの
○山内説明員 お答えいたします。航空に関連いたしましては、現在われわれの研究所で重点研究目標というのを三つ掲げております。 それの一つが、VSTOL機でございます。第二が遷音速機あるいは超音速機であります。それから第三が航空機の安全性でございます。ただいま申し上げました三つの重点研究目標の中に、エンジンの低騒音化というものは、これは遷超音速機の問題としても取り上げられますし、それからまたVSTOL
○山内説明員 ただいまの御質問にお答えいたします。 航空宇宙技術研究所におきましては、いまお話ございましたように航空機及び宇宙技術に関する研究を行なっております。そうしてそれの規模は、たとえて申しますと、昭和四十六年の計画におきましては、大体航空機関係の予算と、それから宇宙技術関係の予算との割り振りで申しますと、大体は半々程度になっております。やや航空機関係のほうが多いという状況でございます。
○参考人(山内正男君) お答えいたします。 ただいまの御質問にお答えするのは、実はたいへんにむずかしいことではないかと考えます。と申しますのは、両方とも輸入部品でありまして、もちろん、その受け入れの際のいろいろの検査というものは行なわれたとは思いますけれども、製造過程において欠陥があったのかどうか、そういうものは、購入の際のチェックで当然わかるはずてあろうかと考えます。それからまた、それでは取り扱
○参考人(山内正男君) お答えいたします。 ただいまの御質問で失敗に終わったというM4S1号機、それからJCRの4号機、それにつきましてのふぐあいの点の検討をいたしました。まず、M4S1号機についてでございますけれども、これは第四段の——これは四段の固体ロケットで人工衛星を打ち上げるというものでございましたけれども、その第四段の点火がうまくまいりませんでした。したがいまして、衛星を軌道に乗せることができなかったわけでございます