○山下義信君 関連質問。外務大臣は、非常に慎重な答弁をしておられるのでありますが、具体的にはっきりとしたお答えを、身のある御答弁を願うことは、ただいまの段階では、あるいはわれわれが無理をしいるのであるかもわからぬと思うのでありますが、しかし、せっかく御出席下すったのですから、少しばかり身を入れてお答え願ったらどうかと思うのであります。おそらく外務大臣としては、言うまでもなく、この問題については労働大臣
○山下義信君 身体障害者に出す手当と一般の者に出す手当との性格が違うならば、身体障害者の手当にプラスが、一般の者の受けるべき手当よりも、やはり身体障害者にAプラスBが与えられなければ合理的でない。それで、身体障害者に与える手当の性質と一般の者に与える性格が、支給する手当を何に使うかということでなくて、手当というものの性格が何であるかということを明確にしておく必要が私はあると思うのです。その金の使途ではない
○山下義信君 関連して。今の、東南アジアのことじゃないのですが、先ほどから田中君の質問の中で、まだ明快な御答弁がなかったように思うのです。私も実は、伺っておきたいと思ったところだものですから。今、ちょうど衆議院の方からも見えております。衆議院の修正の点ですが、例の訓練を受けるものの身体障害者の手当の修正があったのですね。身体障害者が訓練を受ける場合に手当を支給するというのはわかるのです。これを、一般
○山下義信君 全く御懇切な答弁をいただきまして、今おっしゃったように、私どもも保育所の現状の弊害は、これは自他周知のごとくわかっている。これは運営なり、措置費の出し方なりがいろいろ複雑化している、非常に千差万別になっているという状態をできるだけ画一的にするということは、もうこれはどうしても断行せねばならぬ。それがために、極端なことをいえば、少々不利になるところもあろうと、私どもは僣越でありますが、国会
○山下義信君 私は二点ほど伺いたいのであります。 その前に、大臣が見えておりますので、私どもの審議の方針をこの際お耳に入れておきたいと思うのでありますが、われわれの社労委員会としましては、実は、国会が児童の問題をできるだけ重大に、機会があったら取り扱うということを、従来この委員会が皆さんとともに強く念願しておりまして、児童の問題を重大に取り扱う国家こそ文化国家であるという考えのもとに、実は吉田内閣
○山下義信君 議事進行についてでありますが、先ほど藤田委員の保健所に関する質問に対しての、公衆衛生局長の答弁をさきに済ませて下さい。
○山下義信君 重要な御質疑がだんだん同僚委員諸君からありましたので、私は、補足的に一、二の点を伺っておきたいと思うのですが、児童局長に伺いますが、先ほどから、るる大臣からお話があったのですが、母子相談員というものに対する考え方というものを、私は厚生省は一つしっかりと持っていただきとたい思う。先ほどから、各委員の強い、運営の機構についての、あるいは運営の強化について要望があったのですが、何もかもが、みんなが
○山下義信君 私は要望しておきますが、結局この三カ年間の過去の実績は、何か、深くは存じませんが、耳にするところによりますと、この暫定措置によって、電気光熱の物療を業とする人があんま、はり等の免許を受けて、免許を受けておるけれども、あんま、はり師の仕事をしておるのではなくして、そして法律の方で許しておるのですから、実際は物療の仕事をする、こういう状態を続けておる、看板と仕事が異なっておるようなことを続
○山下義信君 この法案は、今、同僚諸君から御質疑がありましたが、政府の今の答弁では、明快でないのでありまして、もう少し念を入れて、この際将来の方針をはっきりしておくのがいいのじゃないかと思う。今はっきりさせることができなければ、いつはっきりさせるかということもきめておいてもいいのです。これは、前回三カ年延長したときに、実はその点も念が入れてなかったということもわれわれは反省します。しかしながら、三カ
○山下義信君 議事進行について。 本日総理並びに外務大臣の出席につきましては、前回の理事会で出席を要望することが決定されております。われわれ理事も努力し、ことに与党の理事諸君も努力していただいたのでありますが、今、委員長の御報告になりましたように、本日その出席を見ることができなかったことは、非常に遺憾とするところでありまして、従いまして、今後の処遇につきましては、委員長理事会におきましてこの善後措置
○山下義信君 ただいま議事進行について、三城さんからお話が出たのですが、一々これらの項目について順次御発言を願わなくても、何か全般のこの問題につきましての御所感があり、あるいはことにこの項目の中で、三城さんが御承知あるいは御関係、また御意見のありますような点につきましては、特にまた一つお述べ願いましたらけっこうと存じます。
○山下義信君 これは、そういう政府当局の、御提案者を含めての御意思はわかりましたから、一応了承しますが、私は、やはり本法を運用した後に、適当なときに、法文の不備な点は場合によっては改正することもやぶさかでないという意思を御表明しておかれることが妥当である。少し無理な解釈をしていかなければなりませんから、あとで何か付帯決議があるにいたしましても、適当なときに法文の不備なところはまた後日改正するにやぶさかでない
○山下義信君 ちょっと私、先ほど勝俣委員の御質疑に関連して伺って一応わかったようでしたけれども、またわからなくなったので、もう一度願いたい。業としてということですね。これは、法律の用語としましては、言うまでもなく、営利を目的として、先ほど医務局長の言われたように、その行為を反復してそれを業とする者ですね。あるいは通念としてそうですね。それで、第七条の「業として」のこの規定は、一般に営利を目的としてこの
○山下義信君 関連して。勝俣委員への答弁のあります前に、関連して私も伺いますが、一括して御答弁願いたい。これは、「業として」という場合における厚生省令はどう考えているかという質問なんですが、私は関連して、業というものが成り立たないという意味の御答弁も今ありましたが、業としてでない場合ですね。業としてない場合で、死体の眼球の提供のあっせんをするという場合には、厚生省はどうきめるか。この厚生省令に考え方
○山下義信君 私が社会福祉主事のことを第一番に伺いますのは、これは、指導員の充足率が悪いのですけれども、現業員が八七%という程度でありますから、欠員が、一割余りでありますから、さほど心配することはありませんが、この定員の充足率が一時途中において悪いような状態がございましたから、どうなっておったかと、最近の様子を聞いたのですけれども、この程度な心配いたすことはありませんが、私が心配いたしますのは、近ごろの
○山下義信君 指導員というのは、何をしているのでありましょうか、それから、現業員というのは、この今の市部、郡部の一定の定員の基準は、これは現業員についてでありますか、指導員の充足状況が、現業員と比較いたしますと、二〇%くらい悪いのでありますが、ともかくも、いずれにいたしましても、定員に満ちておりませんので、こういう欠員を生じております理由はどういうわけでございましょうか。
○山下義信君 この社会福祉事業法の一部を改正する法律案は、政府におかれましては、一昨年以来懸案としておられたところでありまして、当時若干の御意見を申し上げた経緯もありまして、今回の改正案を見ますと、政府でも再検討をされまして、大体におきまして、私どもといたしましても、反対しなければならぬという点も少いように思うのでありますが、一、二伺いたいと思いますのは、今回の改正点が数点ございますが、その中の一つで
○山下義信君 私は日本社会党を代表いたしまして本案に対し質疑をいたしたいと存じます。 政府は、口を開けば国民皆保険ということを申されますが、両三年この方、何ら進展を見ていないのであります。さきの国保普及四カ年計画もついに失敗に帰しまして、五人未満の吸収もそのままと相なっているのであります。当時、国民皆保険の地ならしだなどと称しまして、岸幹事長みずから陣頭に立って、健康保険の改悪を強行したというだけであります
○山下義信君 済みませんがね。私、これは報告書か資料かということをお聞きして、大臣は報告書だとおっしゃったわけですが、それからまた、資料だというお話もあったんですが、報告書か資料かということは、はっきりしておく必要があると思うのですがね。
○山下義信君 ちょっと関連して……。私は、専門でないから、従来この種の問題に任意を払ったことはないのでありますが、私の記憶によりますと、従来国会に報告されたものは、その条約の写しそのままが、先ほど労働大臣べいわれたように、文書箱に入っておっただけであって、今回のように、こういう形式をとられたのは実は初めてです。今官房長が、このたびはこういうふうな初めて新しい形式をとったと、こう言われた、これは、先ほど
○山下義信君 これは結局、政府の意見を付して提出されたということになれば、これは審議の対象になりはしませんか。報告というものはやはりそのままでは、そう言うと藤田君と矛盾しますが、そのままの報告であって、いやしくも政府の意見がそれに添えられてありましたら、国会は、それをそのまま認めるというわけにいきませんので、やはりこれは、審議の対象にしなければならぬということになると思いますが。
○山下義信君 方針はわかりました。重大な点が二つある。一つには、非常に厳正にやる方針だということ、それから一つには、処罰された場合にはということを言う。これは重大だ。あとで刑事部長の所見を承わっておかにゃならぬ。本法案は、こういうことは書いてない。この旅館業法の改正の第八条には、そういうことは書いてない。処罰された場合に行政処分をするということになれば、処罰は、立ちどころにされる場合もあるし、係争すれば
○山下義信君 わかりました。それで、今のお答えで、私は、次に三つのことを言わなければなりません。 一つには、あなたの答弁の中にもあるように、人員はこれでわかるが、それでは、各旅館業関係者の件数はわからないということですが、どうしてわからないのですか。 それから二つには、今の警察庁関係者と緊密な連絡をして通牒を出したと言われた。それは、今回この改正をした旅館業法の運営についていろいろ心がまえの通牒
○山下義信君 本改正案は、現行法の規定が変りましたので、当然新たな条文を差し入れるということで、改正案の趣旨はきわめて簡単明瞭で、問題はありませんが、しかし、私として伺っておかなければならぬ重大な点は、従来ただ二カ条の規定でありました勅令九号を、内容で申しますと、困惑等によりまする売春、売春をさせる契約をした者を主といたしました勅令の九号を、今回、売春防止法の中の第二章の刑事処分の各条の条項を広範にわたって
○山下義信君 具体的に理解ある御答弁をいただきまして、多といたしますが、なお、いま一点、追加して伺いたいと思いますのは、これらの年少労働者に対しまする退職金制度というものをよく雇い主が言うのでありますが、実は、これは非常に注意して検討いたしませんというと、たとえば、今大臣がおあげになりました、世田ケ谷の池尻の商店連合組合で言っておりますことは、たとえば、中学校の新卒の初任給を六千二百円にする、これは
○山下義信君 私は、本年新たに中学校及び高等学校を卒業いたしましたいわゆる新卒の少年等が、もとより少女も含めますが、今やあたたかい父母のひざ元を離れまして、けなげにも就職戦線につこうといたしておりまするこの際、これらの少年たちの就職の問題、雇用関係等の諸問題につきまして、労働大臣の御所信を承わりたいと思うのであります。 本年の中学の新事業生は、全国的にはおよそ百八十九万人の卒業生があるといわれておりまして
○山下義信君 これはね、本末転倒でね。十億に近い金を投じて一つのものを作るのに、だれが経営するのか、経営主体をきめずにそういう金を使うということは、金の使い方が放漫です。計画が粗雑です。だれが経営するかということは重大です。私はそう思う。ですから、そういうことに金を使って、建設費がかかって、まだその一番肝心の、だれが経営するかということがきまっていないということは、私はこれはいかんと思うのです。それで
○山下義信君 それで、その法規に基いて厚生年金の金を使って、こういう建物を作ってもよろしいと、こう言っている。これは一つの施設ですね。これがどの程度被保険者の福利厚生施設になるのか。会館の設計、内容、運営、いろいろなことを聞かなければわからぬですけれども、まあこれも一つの問題ですが、そういう会館を建ててだれが経営するのか、これを。
○山下義信君 前回この国民年金の問題に関連しまして、私の質疑の最終段階に、厚生年金会館の敷地の買入れの件につきまして、厚生省の報告を求めておきましたんですが、本日資料が配付せられたようでございますので、実はお願いがあるのでありますが、このことにつきましていろいろ承わりたいと思うのでありますが、これは一つ、次の機会にやらしていただきたいと思う。 その前に、実はちょうど高田保険局長が出席でありますので
○山下義信君 私は、きょうは少し興奮しまして、質問の仕方がしどろもどろで、意を尽しかねますが、腹が立ってしようがない。むかむかしてしょうがないんです。それで、もう幾らこれはですね。あなたにやかましく言うてみてもしようがない。そういうのでありますが、しかし、事態を明白にしなければなりませんから、御質問をして、事態を明確にしておくのと、農林共済の問題についての御態度は、もう今質疑いたしまして、あなたの御方針
○山下義信君 よくわかりました、あなたのお考えは。あなたのお考えはもう終始一貫是認しておられる、今の御答弁では。反対じゃない。その理由とするところは二点ある。今あなたのおっしゃった御答弁の、終始是認をせられた理由を二つお示しなさった。一つは、自分たちの負担が重くなってもよりよき給付をするような年金法案を作るのならば、阻止する必要がないということが一つなんです。いま一つは、自分の方で案を持っていないのだから
○山下義信君 本日は、国民年金に関する問題を議題としていただきまして、厚生大臣の御所信を承わりたいと思うのであります。 第一点に、今回農林共済の問題に関連しまして、厚生大臣のおとりになりました態度につきまして、まことに私どもとして納得しがたいものがある。これは、これから御所信を承わってみなければわかりませんが、私どもの印象としましては、また、承知いたしておるところによりますと、この農林共済年金の問題
○山下義信君 お考えは、なかなかいいようでありますが、けっこうなことでありますが、中小企業の密集地帯といいますと、ずいぶんあるわけでありまして、これが設置個所が一カ所というのはどういうわけでありますか。それから、まだ予定地がきまらないというのは、一体どういうことなんですか。それから、府県にまかせるということは、一体どういうことですか。元来こういう施設は、ほんとうを言いますというと、事業主が当然義務的
○山下義信君 私は、婦人少年局関係の予算について、一、二伺いたいと思います。 まず、予算説明の資料の中につきまして、十五ページでありますが、婦人労働者福祉施設費二百八十万円と計上されてありますが、働く婦人の家を設置するための経費といたしまして、そこに概要の御説明がある。これは新設の御予定のようでありますが、これは、どこに御設置になる御予定でありますか。またその目的、運営等はどういう気持でおやりになる
○山下義信君 資料をただいま拝見いたしましたので、この資料に対する検討をさせていただきまして、私の要求いたしました失業問題の資料等につきましては、また別の機会にお尋ねすることにいたしたいと思います。
○山下義信君 大体の御報告は承わりました。今回の比島における遺骨収集に対しましては、フィリピン政府側が非常に好意的な協力をしてもらったことは、われわれの多とするところでありますが、むしろ一部におきましては、比島駐在の日本の大使館がかえって非協力であって、冷々淡々たるようなきらいがあったということが伝えられております。私どもは、非常に遺憾とするのであります。昨年われわれが比島に参りましたときに、比島駐在
○山下義信君 まず私は、銀河丸の遺骨収集に関しまして、厚生大臣にお尋ねいたしたいと思うのであります。 海外戦没者の遺骨の収集につきましては、去る昭和二十七年七月十一日、当参議院の本会議の決議に基きまして、政府の手によってこの作業が行なわれることになったのでございます。この機会に厚生大臣から、銀河丸の今日までの遺骨収集の状況につきまして大要の報告をわずらわしたいのであります。なお、すでに銀河丸の今日
○山下義信君 質疑に入ります前に、委員長にお願いがございます。銀河丸は、去る一月二十日芝浦を出港いたしまして以来、フィリピンの島々に寄港しまして、従来に比しまして最も困難な状態のもとに、遺骨収集の作業に懸命な努力を払いつつあるのであります。フィリピンにおける現地の空気等にかんがみまして、団員の労苦も一しおであろうと思うのであります。この際、遺骨収集団並びに銀河丸乗船員一同に対しまして、その労苦を多とする
○山下義信君 大体わかりましたが、そうしますと、何ですね。ボスの大きな弊害というものが比較的なくて、労務者の方が非常に便利がよくて、しかも賃金が高いのだからといって、喜んで行くというような状況ならば、当局はまあ大目に見ていくという方針ですか。もしさもなけらねば、その実情に沿うように、これを安定所の方に、正規のルートに乗せるというならば、一つこの実情に沿うような、それを包容していくような一つの方策の改善
○山下義信君 ちょうどたとえて申しますと、米の値段のように、公定米価もあり、やみの値段もある。この節は、やみの方がむしろ安い。実際の米価は、消費米価は幾らかということは、なかなか米の値段が高くなったりしたときには問題がありまして、同様に日雇い賃金というものも、実際の市場賃金、市場価格というものは、労働省かどう見ておられるかということですね。実は今、正規の日雇い賃金は、藤田委員も今指摘して、これから問題
○山下義信君 専門的な同僚議員の御質疑の前に、二つばかり実は伺いたいと思っておるのですが、一つは、石田さんに教えていただきたい。一つは御相談申し上げたい。きのうも衆議院の予算委員会の方で御検討があったようでありますが、私、傍聴の機会を持ちませんでしたので、新聞で見ましたので、よくわかりませんけれども、いずれにいたしましても、本年の問題として、国の大きな重点の一つとしては、失業の問題があります。この際
○理事(山下義信君) これより社会労働委員会を開会いたします。 労働情勢に関する調査の一環として、昭和三十三年度労働省関係予算に関する件を議題といたします。まず、労働大臣から、大綱について御説明を願います。