2006-05-11 第164回国会 衆議院 農林水産委員会公聴会 第1号
○山下公述人 私の意見のときも申しましたけれども、やはり農業というのは地形によって規定されるわけですよね。だから、そこに合った農業をやっていくしかないわけでありまして、唐津の実態からいうと、担い手に政策を集中するという政策は全く合わない。だから、それに取り組めないんですよね、取り組まないんじゃなくて取り組めないんだから、そのことについて、構造改革に熱心でないとか、抵抗勢力であるとかというレッテルを張
○山下公述人 私の意見のときも申しましたけれども、やはり農業というのは地形によって規定されるわけですよね。だから、そこに合った農業をやっていくしかないわけでありまして、唐津の実態からいうと、担い手に政策を集中するという政策は全く合わない。だから、それに取り組めないんですよね、取り組まないんじゃなくて取り組めないんだから、そのことについて、構造改革に熱心でないとか、抵抗勢力であるとかというレッテルを張
○山下公述人 私は、この十五年ぐらいで世界の四十カ国ぐらいの農業、農村を見て歩きまして、言えることは、数を減らして面積をふやしたぐらいではコスト競争には勝てないということです。労賃でも勝てません。北海道はちょっと事情が違うんですが、唯一我々が残れる道は、結局、生産地のすぐそばにたくさんの消費者がいるという世界で特殊な例でありまして、生産者と消費者が混住混在しているということです。 これは農林業センサス
○山下公述人 山下でございます。 私は、農業の構造改革の方向がこれでいいのかどうかということに疑問を持っている立場から、その一点について意見を申し上げたいと思っています。 自己紹介しますと、私は、佐賀県の唐津といいまして、一番北の、町の端っこの方で百姓をやっていまして、二番目に意見を言われました吉野さんの壱岐の島とは目と鼻の先でありまして、大地の上から壱岐の島を眺めながら農業をやっています。