1957-09-10 第26回国会 参議院 決算委員会 閉会後第9号
○説明員(尾崎重毅君) 今度の調査につきましての具体的な要望を受けておるかということでございますが、それは、文書としては私ども受け取ってはございません。実は、昨日、日本患者同盟の方が二十人ほど私の所に見えまして、三時間ほどお話し合いをいたしました、その際に、いろいろ御要望は承わっております。その御要望の内容が、今御質問の調査の目的に関連いたしますので御説明申し上げますが、被保護者の生活の実態を正しくつかむということは
○説明員(尾崎重毅君) 今度の調査につきましての具体的な要望を受けておるかということでございますが、それは、文書としては私ども受け取ってはございません。実は、昨日、日本患者同盟の方が二十人ほど私の所に見えまして、三時間ほどお話し合いをいたしました、その際に、いろいろ御要望は承わっております。その御要望の内容が、今御質問の調査の目的に関連いたしますので御説明申し上げますが、被保護者の生活の実態を正しくつかむということは
○説明員(尾崎重毅君) 実は厚生省といたしましては、毎年一回全国の被保護者を一斉に調査するという措置を行なっております。それで特に毎年行なっておる中で、実は問題になる点は、特別重点的にその年のつどきめることにいたしております。医療単給の扶助の問題につきましては、実はここ二、三年来非常に問題化し、表面化して参りましたので、昨年からこの一斉調査を取り上げまして、本年度もやはりその中に識り込むことにいたしております
○説明員(尾崎重毅君) 実はこの前の決算委員会でも、その問題が問題になりまして、私からも御説明申し上げました。事務的な問題にわたりますので、私からお答え申し上げたいと思います。 実は事務的な立場から申し上げますと、現在高等学校以上の学校に進学する場合に、その子弟を擁する世帯をくるめて被保護世帯として保護の対象にするかどうかという問題でございます。それで、私どもとしましては、確かに今御指摘のように、
○尾崎説明員 今度の十四次基準改訂にからみまして通牒を出しましたが、おそらくそのことじゃないかと思います。この通知は決して今のお話の医療扶助を受けておる患者を締めるといいますか、医療扶助を受けにくくさすといいますか、そういうことを強化した意味の通牒ではございません。取扱い方の基本方針は前からきまっておりまして、それを本省としてその都度指摘しておりましたことを通牒の中に盛り込んだという程度でございます
○尾崎説明員 さっきも申し上げましたが、医療扶助の様式につきましては、診療報酬の請求の点についてはまさに今御指摘の通りでございます。それ以外につきましては、医療扶助独自の立場からする初診券制度あるいは結核の入院についての審議会活用のための入院要否判定書と申しますか、これの制度であるとか、そういうものが若干ございます。従いまして保険局と大体同様な診療報酬の請求の審査という面につきましては、支払い残金と
○尾崎説明員 今のお話は請求事務がどういうふうに簡素化されたかという御質問ですが、一応医療扶助に関連しまして、医者の取り扱う事務がどういうふうに簡素化されたかという全般のお話にからみますので、全般的な問題を取り上げて御説明したいと思います。 実はわれわれの方の関係の医療扶助の様式は、昭和二十四、五年からそのまま据え置きになっておりまして、もちろんその間若干の追加変更はしておりますが、初診券、医療券
○尾崎説明員 私どもの精神は御質問があればお答えしてもよろしゅうございますが、生活保護の具体的な事務執行は、この医療扶助の問題だけでなしに、いろいろむずかしい点がございまして、往々にして私どもの精神通りにやってくれないものも例外的にあることは否定し得ないところでございます。しかし概してはよく私どもの精神を体してやってくれているというふうに了解しております。
○尾崎説明員 各府県の実情は私つまびらかには承知しておりませんが、大体本省の指示が口頭で行われましたので、それを受けまして、あるいは文書で出したところもありましょうし、あるいは口頭で連絡したところもありましょう。いずれにしても末端の福祉事務所には連絡しておると思います。
○尾崎説明員 その通牒は実は私も見たことはございますが、大体同年の六月に、全国の生活保護担当の課長、それから医療関係の技官を集めて、生活保護に関するいろいろな方針について説明を行いました。特に医療扶助につきましては、その技官に対しましても特別に通達をいたしました。この通達は詳細にわたっておりますが、それを東京都が受けまして、今お話しのような通牒を出したというふうに了解しております。
○説明員(尾崎重毅君) 実は二十九年度……ちょっと最初、失礼でございますが、二十九年度当時とただいまとはちょっと事情が違っておりまして、三十年度に至りますまでは、毎年度予算が、当初予算の見積りが不足しておりまして、二十九年度は年度途中において七十億円の補正をしておるわけであります。それから三十年度は二十三億五千万円補正をしております。本年度は当初予算は十分足りて、むしろ若干余るくらいである、そういう
○説明員(尾崎重毅君) 大体、保護基準は、私が今申し上げましたように、東京都で八千二百三十三円というものを分解いたしまして、それで一級地で年令別に一人当りどれくらい、それから今度は世帯の人員にしてどれくらい、世帯何人当りについては幾らぐらいという、そういう人員別のものと、世帯別のものを組み合せまして基準ができております。それは全部、保護の実施をいたします社会福祉主事は十分承知しております。それで民生委員
○説明員(尾崎重毅君) ただいまお尋ねの件でございますが、生活保護法におきましては、保護基準というのがきめられておりまして、それで、現在東京都を標準にいたしますと、大体老人とそれから未亡人、それから子供ですね、こういう五人世帯、これを標準にいたしまして、現在では大体八千二百三十三円というべースになっております。それで、これは御承知のように、来年度予算ではべース・アップがあることになっております。それで
○尾崎説明員 今お仰せの点はまことにごもっともだと思います。ただ私ども生活保護法の運営に当りますときに、それは一般的に気をつけなければならない点として、ただいまの御意見は十分拝聴しなければならないことと思いますが、たとえば生活に困窮した際に、わずかばかりの田畑がある、あるいは小さいながらも自分の家がある、あるいはミシンがあるというような場合に、一応保護法の条文からいたしますと、その所有する資産あるいはその
○尾崎説明員 先般もそういう御質問がございましたのですが、そのとき私は、天災あるいは災害による生活の困窮というものに対しては、生活保護法の一般原則で律するというのが生活保護法の建前でございますし、その生活保護法以外に新たなる法令をつくるという考えはないというふうにお答え申し上げました。なおその運用については、いわゆる特別の事態であるので、いろいろ手抜かりのないように、その手抜かりのないようなことについて
○尾崎説明員 御要望の趣旨は、帰りまして社会局長にも申し上げまして、なるべくその趣旨に沿うように努力していきたいと思います。
○尾崎説明員 たしかに御指摘のように、実際問題としまして、現地におきまして保護法の適用をする、保護にかけるという場合には、災害時以外においても実はいろいろ問題があるわけであります。それが特にこういう突発的な天災によりまして、いろいろ困窮する家庭がたくさん出てくるという場合におきます保護法の運用というものも、法律の問題ではなしに、法律運営の問題としまして、御指摘のような不十分な、あるいは妥当でない運営
○尾崎説明員 お答え申し上げます。災害に当りまして、私どもが対処する措置といたしましては、まず第一は、これは災害の規模にもよりますが、災害救助法を発動いたしましてそれで必要な措置をとる。この中にはたしか生業資金の貸付等の措置も含まれておったというように記憶しております。その措置をとりまして、なおかつ生活に困る、救助法の発動は大体一時的のものでございまして、それ以外に本格的な困った方の生活に対する措置
○尾崎説明員 厚生省関係についてお答え申し上げます。生活保護法は、法の建前からして大体日本国民に適用されることになっております。ただ人道上の問題と申しますか、そういうようなことから、現在相当多数の外国人、特に朝鮮人関係の方が適用になっております。今度の大牟田の場合も、大牟田に集結しまして早々に、生活に因るということで保護を適用している状態でありまして、御指摘の五十円の食費でやっていけるかという点につきましては
○尾崎説明員 法律二百四十四号の二十二条では、薬剤師でない者は、販売または授与の目的で調剤してはならぬ、そうありまして、そのただし書に、医師、歯科医師が調剤できる場合は左に掲げる場合だ、それから獣医師は自己の処方せんによりみずから調剤できる、こういう趣旨のことを文章でうたっておるわけであります。従いまして、もし御質問の趣旨が、獣医師の調剤も左に掲げる各号の場合に限られるというふうに御了解になっているとすれば
○尾崎説明員 御質問の趣旨は、富山等に行われております配置販売業、あるいは一般の薬店で売っております本舗の売薬と申しますか、そういうものについての取扱い、あるいはそういう制度に対する上取扱いを、政府としてはどういうふうに考えておるかということだと思います。これはこの委員会の席上におきましても、別の機会におきまして薬務局長から、たしか御説明があったと思いますが、現在の薬事制度の建前は、この関係の専門の
○尾崎説明員 私もはっきりした数字は記憶しておりませんが、昨年度の行政処分——免許取り消しというのは、いわば行政処分としては死刑になりますが、免許取り消しはほとんどございませんで、若干の期間の免許の停止でございます。これがたしか二十件以下、あるいは十件前後だったか、その辺がはっきりいたしませんが、たしか二十件は超過しておりません。
○説明員(尾崎重毅君) 私ども考えておりますのは、調剤に当りまして新医療費体系においてはいかなる原価がかかるか、調剤におきます技術料をどういうふうに決定すべきか。従つてその実情はどうであるかという点の調査が必要であろうと思います。そこで今お話の、今度分業になつた場合に、具体的に薬局が一般の医薬品の販売あるいは化粧品の販売と並行して調剤もやるようになる、そういう場合にどういうことになるかという点につきましては
○説明員(尾崎重毅君) 先ほど私御説明が若干不十分でございましたが、新医療費体系の作成に当りまして、結局今お話の点で問題になりましたのは、調剤の実態ということだろうと思うのであります。それで薬局におきまして相当現状が調剤を盛んにやつておるということでありますならば、御指摘のように薬局における調剤の実情調査、その経営の分析というようなものを必要な調査としてやらなければならんというふうに考えられるわけであります
○説明員(尾崎重毅君) 局長が病気でございますので、私からお答え申し上げます。今度の新医療費体系の関係の調査に関連しまして別に薬局だけの調査というものはやつておりません。
○尾崎説明員 私申し上げましたのはいささか言葉が足りなかつたかもしれませんが、一応薬事法上で問題になりますのは、薬そのものを販売または授与する場合、それが注射薬であります場合には、注射薬をお医者さんがもしお売りになるというような場合には、これはやはり薬剤を売ることになるのですが、確かに今お話の点は、そういう一種または数種の注射薬を混合して患者に注射をなさる場合であろうと思いますので、そういう場合は、
○尾崎説明員 実は調剤ということが現在法律上問題になりますのは、薬事法に基きます問題でございまして薬事法ではその二十二条に、販売または授与の目的で薬剤師でない者は調剤をしてはならないというふうになつております。従いまして今お話の点は、いわゆる販売または授与のための調剤という現行法上の問題にはならないと思います。
○尾崎説明員 薬務局長が病気で、ございますので、私から一応お答え申し上げます。ただいまも久下局長から御説明がありました通り、確かに御指摘の点は問題がありますので、国会でもその当時問題になつたことだというふうに承知いたしております。ただ私どもといたしましては、一応あの二十六年に成立いたしました法律は、いわゆる明以治来の医療の建前、医者は診察、治療をし、薬剤師は薬に関する部門を受持つという建前が七十年来
○尾崎説明員 お話のようにこの附表の一におきましては薬局に支払つた分が百八十八億ということになつております。それでなおその次のその他というところに四十億くらいの患者が支払つた金がございますが、この中にも一応薬代として払つた分があるように承つております。従いまして病院、診療所で使つた分と、それから患者がそういう関係で支払つた分と合せまして最低四百億にあるじやないか、この四百億は最低でございまして、それ
○尾崎説明員 さようでございます。
○尾崎説明員 二十七年度におきましては大体三月調査によりまして、私どもの方で全国的に推計いたしたのであります。大体その推計によりますと、最低二百億は下らざる数字というふうになつております。それで全国に延ばしますいろいろな統計的な点はまだ詳細に確かめておりませんが、まず二百億は上まわるものと考えております。二十八年度はまだ調べておりません。
○説明員(尾崎重毅君) 私医務局の管理課長でございます。代つて御説明を申上げます。長壽園の今お話にありましたいろいろな問題につきましては、医務局としてもよく承知しております。この場所は御承知と思いますが、群馬県の澁川かち又支線で入りまして、原町の駅から又自動車で三十分くらい入るという非常な山奥でございまして、恐らく国立結核療養所の中でも最も辺鄙な所に介在する療養所だと思います。いろいろ問題が起りましたのでありますが
○尾崎説明員 今度所管がえをいたす所存でございます施設につきましては、ここにございますように国有財産関係でございまして、つまり土地及び立木、建物、それからこれに付属する工作物、そういう点でございます。大体私の方の国有財産台帳で計算いたしましたところによりますと、病院から療養所に転換する分につきましては二百五十万、それから療養所から病院に転換する予定のものが百四十万でございます。これは国有財産の台帳価格
○尾崎説明員 実はその大きな医療政策と申しますか、国民の保健を確保するという政策につきましては、これは一医務局ないしは私どもの管理課だけの問題ではございませんで、厚生省全体の問題として今これに取組んでいるわけでございます。それで、御承知と思いますが、昨年の十二月に社会保障制度審議会というものが設けられまして、現在清々と社会保險、それから国民の医療の確保、医療保障というものを主たるテーマとして取上げて
○尾崎説明員 私きようはそういう病院、療養所関係の詳細な御説明の資料を持ち合せておりませんが、大体厚生省といたしましては、今お話になりました結核対策につきましては、大臣以下万全の策を立てられるごとく努力せられておりまして、二十五年年度におきましても正確な数字は忘れましたが、概略五千床ないし六千床くらいの増床計画を立てております。それに関連するのでありますが、今度の療養所を病院にし、病院を療養所にする