1949-07-20 第5回国会 衆議院 商工委員会 第26号
○小金委員 石炭の生産に関連してお聞きしたいのでありますが、炭鉱の坑夫、鉱山労働者の賃金及びいわゆる炭住の実情はどういうふうになつておりますか。全國的なごく大ざつぱなところでよろしゆうございますが、聞かしていただきたいと思います。
○小金委員 石炭の生産に関連してお聞きしたいのでありますが、炭鉱の坑夫、鉱山労働者の賃金及びいわゆる炭住の実情はどういうふうになつておりますか。全國的なごく大ざつぱなところでよろしゆうございますが、聞かしていただきたいと思います。
○小金委員 ラウンド・ナンバーでよろしゆうございますから、四月以降の毎月の石炭の出炭高、及び四千カロリ以下の炭の占める。パーセンテージ、並びにもし五千カロリー以下の石炭の数字がわかりましたら、そのラウンド・ナンバーと割合でけつこうですからお示しを願いたいと思います。
○小金委員 石炭の生産及び需要の、バランスといいますか、その関係と申しますか、その点が第五國会が終つてから相当変化があつたように、私ども承知いたしておるのであります。経済九原則を実行し、今までの構想とまつたく違つた新しい均衝予算を立てたところの二十四年度の予算を実行して、今日まで参りましたその経過において、各産業界にいろいろな影響を及ぼしておることと了承するのであります。そのうちで特に石炭は四千二百万
○小金委員 そういたしますと、私は今の硫化鉱の價格とか、肥料の價格とのにらみ合せにおいて、今の硫化鉱のパーセント当りの價格が必ずしも当を得ていないように思いますが、大臣の御所見はいかがでありましようか。
○小金委員 いろいろ御研究になり、また関係方面との御折衝もあり、ただ方針としては、私どもが考えておることを是としておられます点は了といたします。しかしながら、つなぎとして万やむを得ない場合に、肥料の生産とか、あるいは化学用の硫酸の製造のために輸入される場合は、これは別でありますが、どうもその点が私どもに納得が行かないのは、今まで價格政策による操作とか、あるいはまたそのほかいろいろな肥料工業との間の調整
○小金委員 まず商工大臣にお尋ねいたしますが、日本の地下資源、ことに石炭、亞炭を除いた他の鉱山の開発に関連いたしまして、重要な問題がここに起つております。それは價格政策の方面と労働政策、さらに産業政策の見地から、あるいはまた貿易政策の立場から、十分ここで檢討を加えて、至急何分の対策をとつていただかないと、わが國の経済産業の復興はおそらく画餅に帰してしまう、こういう状態に立ち至つておるのであります。
○小金委員 今の御説明、いろいろ御苦心の点はよくわかりますが、よほどよく考えていただかなければならぬのは、地下費源の開発と工場生産とは根本的に違う。工場生産は集中生産とか、大量生産によつてコストが下るのです。ところが地下資源の場合は、石炭も同様でありますが、一定の限度がある。石炭なら切羽を伸ばして鉱脈の賦存状態いかんによつて、能率がずつと上つて参りますればコストが下るが、日本のような鉱物資源のあり方
○小金委員 今御岡君の御説明の中にもありましたが、海外から相当な價格で——四千円以上ですか、補給金も出さなければいかぬというようなものを輸入する。しかも海外から輸入することになると、船賃その他全部こちらから持ち出さなければならないというような事態がある。ひるがえつてわが國の資源状態を見ますと、橢原にしても、松尾にしても、價格政策だけの面から見ましても相当まだここに増産の余地がある。こういうようなときに
○小金委員 わが國の鉱山資源の開発について、重大な問題が今提供されておるのでありますが、硫化鉄は御承知の通り肥料の原料として非常に大事であります。かつて日本ではやはり銅と関連しまして、南米のボリビアから相当輸入しておつたことがあると記憶いたしておりますが、今度硫化鉱を輸入する計画があるとすれば、どこから輸入される見込みでありましようか。
○小金委員 青木國務大臣がお見えになりましたので。いろいろ御質問したいことがありますけれども、お急ぎのようでありますから一つ二つ具体的の例について、通商産業委員会として非常に関心持つておる問題について、お答えあるいは御所見の披瀝をしていただきたいと思うのであります。その一つは、まだ確固たる情報は出ておりませんが、よりより先般來漁網の問題につきまして、それは生産から配給まで農林省の所管にすべきだというような
○小金委員 政務次官がお見えになつておりますから、お答え願いたいと思うのでありますが、伺うところによりますと、漁網の問題については、生産も農林省の所管に移すという運動が猛烈に行われておるという話でありまして、これにつきまして通商産業省の政務次官から御意見が承れれば幸いだと思います。
○小金委員 硫化鉱の問題は今御説明がありましたけれども、われわれにもどうも納得が行かない。五億円も輸入するというのですか、それだけの計画があるならば、何故に價格の調整をして早くこの問題を解決しないか。ストライキは何故に今起らんとしておるかということは、きようは大臣がおられませんけれども、資源廳の長官もお見えになつておりますから、至急省議なりお開きになりまして、政府としての態度をすみやかに決定しなければ
○小金委員 綿機とか第二次製品についてまで、そういう十分な考慮を拂われるということでありますから、私の質問及び要望はこれで終ります。
○小金委員 目下檢討中ならば、この事実を十分認識して善処していただきたい。大体輸入の数量がきまりますので、それをコストの引下げその他の観点からこれを業者に配給して行きますと、大体四千錘と申しますか、そのぐらいで事足りる。予備数を大きく考えても大体七千錘ぐらいでよろしい。あとのものは整理してしまうのだ。これはうわさでありますが、そういうことが巷間に傳えられておるのであります。しかしながらこの紡毛機といいますか
○小金委員 毛織物の問題について二、三の御質問を申し上げますが、今紡毛機と申しますか、そういうようなものは何台ぐらい復旧しておりますか。私のほのかに聞いておりますところによりますと、大体一万一千ないし二千錘だということを聞いております。ところが集中生産と申しますか、企業の合理化と言いますか、輸出採算を基準にして國内産業の態勢を整えるということになると、そこに非常な整理を行わなければならぬというようなことを
○小金委員 私も実は純然たる農村に生れて育つた者でありますが、商工省に二十年ばかりおりまして、その間産業組合運動のため、商権擁護のために相当奮闘して來た者であります。苫米地政務次官、有田政務次官の御苦心のほどもお察しできるのであります。ただいま私は村の農業協同組合長をいたしておりまして、また縣の連合会の役員もいたしておりますが、先ほど苫米地次官の言われたように、両方の言分にそれぞれもつともなところがある
○小金委員 私は民主自由党を代表いたしまして、原案並びに修正案に賛成の意を表するものであります。 御案内の通り、石炭は鉄とともに最も基本的なものでありまして、この石炭の採掘並びにこの配給いかんによつて、わが國の産業に重大な影響を及ぼすものであります。配炭公團という公團形式の配炭法がいいか悪いか、これについてはいろいろ議論がありますが、まず公團方式を順次改善して、終局においては配炭公團というようなものをなくして
○小金委員 現下の情勢にかんがみまして、製鉄事業は非常に大切なるものである。しかもこのくず鉄がわが國の製鉄原料としていかに重要なものであるかは、説明を要しないところであります。政府は海外から鉄鋼資源を輸入するという方針を立てざるを得ない日本の立場でありまするけれども、國内の鉄鋼石資源を十分に開発して國内資源を生かすとともに、この國内の方々に散在しておりますところの製鉄原料となるべき性質の鉄くずを、たくみにすみやかに
○小金委員 先般お手元まで配付いたしました臨時鉄くず資源回收法案に対する私の修正案の御説明を簡單に申し上げます。すでに質問に際して十分その意を盡しておりますので、簡單にその要点だけを申し上げます。すなわち第三條の中に妙な字があります。「以下同じ。」というのがあるのであります。これは法案整理の手落ちであつたということでありますから、これを削除いたします。それからまた第二條第三項以下に「商工大臣」という
○小金委員 それじやこの工業標準調査会官制に基いて任命された標準調査会の委員と申しますか、その方々は大体前の日本工業標準規格調査会ですか、十何年前にあつたもの、あれとちようど同じような構成メンバーが委員会を組織しておるのですか。その点をお伺いいたします。
○小金委員 この工業標準化がきわめて大切であるということに、御説明をまつまでもなく、おそらく工業に関心を持つ者みな承知しておるところでありまして、ただこれをどう実施するかが、メーカーについても需要者の方から言つても、非常に大事な問題であつて、この適用いかんが非常に関心を持たれる点だと思うのであります。そこで一つお伺いいたしますが、この工業標準化法の附則の第三項に、工業標準調査会官制に廃止するということがありまして
○小金委員 これは四千カロリーで一應全部を打切つてありますが、配炭公團で取扱つた今までのいろいろな統計表、規格とか指数とか價格の表を見ますと、大体甲号炭は四千二百カロリーくらいを標準にし、乙号炭すなわちこれは常磐炭だろうと思うのですが、これが三千五百から九百の間に境をしておる。あるいは内号炭、これは宇部炭のことだろうと思うのでありますが、これは三千三百から三千六百カロリー辺の間に筋を引いて、等級炭と
○小金委員 ただいま議題になりました配炭公團法の一部を改正する法律案について、私は大体大臣に対する質問をあとまわしにしまして、主として事務的な観点からお尋ねをいたします。この改正法律案の提案理由を伺つてみますと、大体公團廃止への第一歩を相当強く踏み出した形をとつておる。すなわち発熱量を標準として、あるいはまた品種を限つて公團の取扱いから除外し、從つて配炭局の廃止が目前に迫つておる、こういうことははつきりしております
○小金委員 ただいま議題となりました請願につきまして、その日程第一及び第七はいろいろ問題があると認められまするから、その可否に後日に決することといたしまして、その他の各請願についてはいずれもその趣旨は妥当と認められますから、この際採決の上内閣に送付すべく、ここで議決せられんことを希望いたします。
○小金義照君 私は、民主自由党を代表いたしまして、ただいま議題となりました議案のうち鉱山保安法について賛成するものであります。 この法律は、その第一條に明記しておりまする通り、鉱山労働者に対する危害を防止し、鉱物資源の合理的開発をはかることを目的とするものでありまするから、まず労働保護に関する特別法であると同時に特別警察法でもあり、また特殊な産業立法でもありまして、右の三つの性質を総合的に一体としたものを
○小金委員 現行の諸般では不十分であるから総合的な普遍的な中小企業等に関する協同組合法をつくるのだという趣旨でありますが、この法律の第一掲げてありますように「中小規模の商業、工業、鉱業、運送業、サービス業その他の事業を行う者、勤労者その他の者が相互扶助の精神に基き協同して事業を行うために必要な組織について定め、こう言つておりますが、これは業態から見ましても、工業とか鉱山業というものとサービス業というようなものを
○小金委員 ただいま議題となりました中小企業等協同組合法案及び同法施行法案を見ますると、非常に雄大な法律案でありまして、しかも提案者の提案の理由を伺つてみますと、わが國経済の再建上中小企業の維持育成が不可欠の要諦であることはもちろんであります。このためには、まずもつて中小企業の組織化をはかり、その水準の向上と競争力の強化をねらつて行くことがぜひとも必要である。このことを前提として、その上に諸般の中小企業振興策
○小金義照君 通商産業省設置法案をこの間内閣委員会と商工委員会と合同の審査をいたしました際に、いろいろ研究して御質問申し上げたのであります。そうすると、政府当局においてもその意見はきわめてもつともなことであるから、もし國会が修正するならば、政府はこれを受入れるということを言明されたのであります。そこで昨日商工委員会において、さらに通商産業省設置法案について意見をまとめまして、お手元にただいま配付いたしましたような
○小金委員 昨年度は百二十万トンの生産をオーバーした、すなわち計画よりもよけい増産できたという説明でまりましたが、製鉄の原料である鉄鉱石、この鉄鉱石の國内産額と輸入鉱石との比率はどうなつておりますか。
○小金委員 鉄くずが製鉄業を行う上において最も大切なものであることは、申すまでもないことであります。産業の復興とか経済の復興とか言いますが、石炭とか鉄の生産を増強しなくては、この問題は解決しないのであります。いわゆる鉄鋼業は一國産業のキー・インダストリーであると言われるのも、もつとも次第であります。私はまずわが國の昨年度の鉄鋼生産の実情及び昭和二十四年度の計画の大要を伺いたいのであります。
○小金委員 私は民主自由党を代表いたしまして、本案に賛成するものであります。この鉱山保安法案は、第一條に明記しておりまする通り、まず第一に「鉱山労働者に対する危害を防止し、鉱物資源の合理的開発を図る」ということを目的とするものでありますから、まず労働保護に関する特別立法であると同時に特別警察法でもあり、また特殊な産業立法でもあります。右の三つの性質を総合的に一体としたものを内容とするきわめて重要な特別法
○小金委員 お手元に配付いたしました通商産業省設置法案に対する修正意見を、先般來まとめてみたのであります。たきさんの項目が並んでおりまするが、実はこの中には立法技術上のあやまちと申しますか、錯誤というようなものもありますし、また政府当局の手落ちというようなものが一部ありました。そこでわれわれは、内閣委員会との連合審査会においてこれを指摘いたしまして、政府はこういうような修正があるならば、また國会の意見
○小金委員 そうしますと労働法規に関しては、これは特別法という性質のものになることははつきりいたしたのであります。また産業法規としてはもちろんでありまするが、警察法規としては一般警察から離れた特別警察法規、すなわち鉱山に関する限りは、この鉱山保安法がまだ第一に警察法規として適用されるというふうな見解をとつてよろしいのでありますか。
○小金委員 私が尋ねておりますのは産業法規と労働法規と特別警察法規を、総合的に組み合せたものである意味であるかどうか、ということを聞いておるのであります。
○小金委員 鉱山の保安に関して、今まで鉱業法から委任された省令その他の規則によつて、鉱山の保安を維持または改善するという方法をとつておられましたが、今回これを單独の鉱山保安法という法律によつていろいろ規制を行つて行く。まことにけつこうなことであると思うのでありますが、これは鉱業を経営して行く上におきまして、経営者側がいろいろな施設をする。その施設によつて経営を合理化し、稼行を続けて行くということのほかに
○小金委員 ただいまのお答えでよくわかりましたが、調査官とか通信員とかいうものばかりでなしに、民間の人もできるだけ出すようにしていただきたい。これを御考慮煩わしたいと思います。 その次に、今大臣のお言葉にありましたが、工業技術廳及び特許廳、こういうようなものは一般並の行政整理はやらないというお話でありまして、まことにけつこうと存じます。むしろこれは、かつてわが國の工業が第一次欧州大戰後非常な発達をしたその
○小金委員 大臣のお答えによつてわかりましたが、通商々々と申しましても、一体わが國の生産技術がどうなつておるか、技術の改善進歩がどういうふうに進められて行くかということは、非常に重大な問題でありまして、この点を閑却して通商はあり得ないのであります。大臣も先ほど來資源の開発等について非常に力説されておりまして、その点は実行していただけると思いますけれども、特に電源の開発等につきましては、はなはだ氣がかりの
○小金委員 通商産業省の設置法案につきまして、二つの方面からお尋ねをいたします。まず第一に総論的に商工大臣にお尋ねいたしますが、ただいま提案の理由として御説明になりました中に、まず國際通商中心主義にのつとつて商工省及びその外局を廃して、新たに通商産業省を設置するのだと言われた。これはごもつともでありますが、あたかも本省におきまして、通商関係のものだけを——通商偏重主義というような感覚を内外に與えやしないか
○小金委員 紹介議員の内海安吉君がおられませんので、私がかわつて、この東北地方の大口産業用電力料金低減に関する請願の趣旨を、御説明申し上げます。 本請願の要旨は、東北地方は大口電力料金について関東、関西、中部と同列のB級に編入されているのでありますが、需要地の遠隔、輸送の不便、補助関連工業の未発達、民度の低劣等の制約を受けているから、電力の低料金によつて補わなければ東北地方の化学工業の経営は成り立
○小金委員 ただいま議題になりました電力事情改善に関する請願の趣旨を御説明申し上げます。本請願の要旨は、北海道渡島半島地方は電力に乏しく、産業、文化方面に多大な支障を來しているが、政府は北海道における電力開発計画としてわずかに十勝然別湖一箇所が開発されるばかりと聞くが、これでは北海道の電力事情が全面的に緩和されないから、石崎川の水力を開発し、並びに既存諸設備を改善して供給力を的確に維持し、また電圧の
○小金委員 炭鉱向資材の賣掛金処置に関する請願でありますが、各炭鉱の関連産業に対する賣掛代金が非常にたくさんにかさまつておるのでありまして、この炭鉱が関連産業に支払いを行わないために、関連産業が非常に苦しんでおりますることは、すでに天下公知の事実でありましで、この問題はすでに各方面にいろいろな波紋を投じまして、今日関連産業及び中小商工業者が非常に窮境に立たせられておることも、すでに皆さん御承知の通りであります
○小金義照君 わが國の地下資源の一番大きなものは石炭でありまして、この石炭が産業上また國民生活の上にいかに重要であるかということは、説明を要しないところでありますが、その賦存状態から見まして、わが國の石炭はおおむね九州と北海道に偏在いたしております。ところがさいわいなことには、本州には至る所、ほとんどと申していいほどたくさん亞炭が埋藏せられておるのであります。この亞炭に目をつけましたのは、支那事変勃発以後