1979-05-26 第87回国会 参議院 内閣委員会 第11号
○参考人(小野祖教君) 神社新報というのは神社本庁の機関紙ということになっておりますけれども、神社本庁と関係なく独立にやっておるわけですね。それから私は神社本庁講師という名前で出ておりますけど、それはそういう関係を持っているということでございまして、神社本庁なり神社新報なりというものにそういう意味でのかかわりを持っておりませんので、意見としては独立の意見を申しました。 で、その関係さえ申し上げれば
○参考人(小野祖教君) 神社新報というのは神社本庁の機関紙ということになっておりますけれども、神社本庁と関係なく独立にやっておるわけですね。それから私は神社本庁講師という名前で出ておりますけど、それはそういう関係を持っているということでございまして、神社本庁なり神社新報なりというものにそういう意味でのかかわりを持っておりませんので、意見としては独立の意見を申しました。 で、その関係さえ申し上げれば
○参考人(小野祖教君) 私への御質問は、元号を使うのは便利か不便かということであったように承りましたが、ただ一番しまいに、何でこんな不便なものをわざわざつくるのかというような意味のお言葉でございましたが、別にいままで何にもなかったものをわざわざつくるというそういう法律じゃないと思っておるんでございまして、私はその点は全く関係のないことだと思っております。私の述べましたのは、現に元号というものは日本では
○参考人(小野祖教君) 私の意見を申さしていただきます前に、私がここに参考人として御推薦いただきましたのは、私が神道を専攻し宗教の諸問題についての研究をしているということで、この問題に、信教の自由とか政教分離とかいうような問題が絡むであろうと、そういう方面のことについての賛成者としての意見を言うようにというような御期待があるかと思うのでございますが、私はこの問題につきましては、そういう問題に触れる必要
○小野公述人 今度の戦争が終ってから、紀元節をやらせなくなったアメリカの責任の衝にあられたのがバンス博士でありますが、ハンスが日本にああいうような態度をとりました根底には、アメリカが二百年に満たない歴史しか持たない新しい国である、その国に育った東洋史の研究家としての感覚があると思うのであります。その感覚というものをそのまま日本人の頭に当てはめるわけにはいかない。日本人の頭には、もっともっと古い国である
○小野公述人 国家の特異性と普遍性とをどういうふうに考えていったらよいかということでございますが、私はすべて先ほど申し上げましたように、人間が一つの人間として存在するためには、自分の人格というものを確立していかなければ主体的な行動というものはできない、ここに責任を持つという立場ができてくるので、これがつまりその国の特殊の立場というものを考える根拠であると思います。この特殊の立場を持つということは、おのずから
○小野公述人 私は日本の思想というようなものを研究しておりますので、この問題についてできるだけ広い考え方で申し上げてみたいと思います。問題が歴史に関係いたしますので、歴史の論に傾きやすいのでありまして、またそういうところから考えていく傾向を持っておりますが、私は、この問題は国の初めの記念日を設けるという問題であって、日本の紀元を定めるという問題ではない、そこのところに一つはっきりしたポイントを置いて