1985-05-21 第102回国会 参議院 内閣委員会 第11号
○小野明君 官房長官の今の御答弁をお聞きいたしますと、その辺までしか言えないのかなという感じがするわけでございます。この国会の見通しというようなものにつきましても金丸幹事長は既に見当をつけられておる、その上でこの発言になった。その上で官房長官もまた、十分重い受けとめ方をしなければならない、こういうふうに御発言があったと私は理解するわけでございます。 政局の見通しというのはなかなか難しい問題でもあろうかと
○小野明君 官房長官の今の御答弁をお聞きいたしますと、その辺までしか言えないのかなという感じがするわけでございます。この国会の見通しというようなものにつきましても金丸幹事長は既に見当をつけられておる、その上でこの発言になった。その上で官房長官もまた、十分重い受けとめ方をしなければならない、こういうふうに御発言があったと私は理解するわけでございます。 政局の見通しというのはなかなか難しい問題でもあろうかと
○小野明君 官房長官は時間がおありになるようでございますので、先に若干の質問を申し上げたいと思います。 新聞報道によりますと、金丸幹事長が、この秋の臨時国会は見送る、そうして今国会と同様に本年十二月の早期に通常国会を召集する、こういうふうに発言されておるところでございます。官房長官もこれを受けられまして、これは与党の幹事長の発言だから十分重い受けとめ方をしなければならないと、こういう御見解を表明されたようでございます
○小野明君 初めに総務庁長官にお尋ねいたします。 御承知のように、恩給は人事院勧告による公務員給与の改善を基礎といましまして増額が図られてまいってきておるところであります。本年も既に五月の上旬から人事院が民間給与の実態調査に入っておられるところでございまして、六月の中旬にはこの実態調査が終わりまして、例年のように八月の上旬から中旬にかけまして人事院の勧告が行われるかと思います。 当委員会でも、既
○小野明君 私が考えますのに、この制度見直しの中で、給与体系というものが非常に重要でありますことは御存じのとおりだと思います。この俸給表の中心になる行政職俸給表の(一)、この等級構成を八等級から十一等級制にする、このように漏れ聞いておるのであります。かねてから人事院は十ないし十一等級制にしたい、こういうふうに言われていたと思うのでありますが、等級構成はどのように決めたのか、また十一等級に決めているとしたならばなぜそのように
○小野明君 あらかた御説明があったわけですが、今の御説明の中で、いわゆる公務員制度見直しの施策、この中には給与体系の再編の問題、また今御説明がありませんでしたが、休暇制度の問題が含まれていると思います。これらの施策の実施の時期は、六十年の四月ということに相なっていると思うのでありますが、御説明がありましたように、今大体採用試験の再編という程度のものがなされただけであります。施策の見直しにつきまして、
○小野明君 まず、人事院に人事行政制度の問題についてお尋ねいたしたいと思います。 六十年度の人事院の予算の中に、人事行政制度の長期的な施策策定のための総合的調査研究に必要な経費九百七十一万一千円が計上されておりますが、この経費はどのように使われるのか御説明をいただきたいと思います。
○小野明君 私は、日本社会党を代表し、中曽根総理大臣の施政方針に対し、若干の質問を行うものであります。 質問に先立ちまして、昨日起こりました長野県の悲惨なバス事故により亡くなられました二十五名の皆様の御冥福と、御遺族に対しまして心からの弔意を表したいと思うのであります。 同時に、政府は、この事故原因の徹底的究明、さらに再発防止策な早急に本国会に報告されることを要求いたすものであります。 さて、
○小野明君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました臨時教育審議会設置法案に対し、反対の討論を行うものであります。 反対の第一の理由は、臨時教育審議会が真に国民のための教育改革を審議する審議会にはなっていないからであります。 教育改革を推進するに当たっては、教育の政治的中立を確保するという大原則に基づいて、あらゆる権力の不当な支配や介入を排除し、慎重にして、かつ民主的に審議を行う機関
○小野明君 そこで、非常に今回の臨教審というのは、中曽根総理に言わせますと、従来文部省がやってきた中教審というのは戦後教育をちょこちょこちょこちょこ手直しするだけで、これではだめなんだ、もっと内閣直属でスケールの大きい教育改革をやるんだ、こういったところが中曽根総理の発想のもとにあるようでございます。そこで中曽根総理は今回の教育費削減という行革審の答申も尊重する。そうするとこれはもう教育費を削減されつつあるわけですね
○小野明君 先生、国民の合意の問題ですね、あるいは国民参加の問題で、この問題で政府が出している臨教審法案、そしてまた私どもが対案として出しております国教審法案、これとの対比でもう少し詳しくお述べいただけませんか。
○小野明君 四万の御意見をお聞きをいたしますと、教育改革の各論においてはそう開きがないように私はお聞きをいたしました。ただ一番原則的なところで意見が分かれているように思われるわけでございます。 そこで私は永井参考人にお尋ねをいたします。 ほかの参考人の御意見にもございましたが、戦前の教育に対する反省が必要である、私はその点については政治が教育を支配してはいけない、これを再び繰り返さしてはいけないという
○小野明君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案、趣旨説明が行われました臨時教育審議会設置法案並びに対案として提案されました国民教育審議会設置法案に対し、中曽根総理並びに森文部大臣、また久保亘議員に質問を行います。 中曽根総理肝いりの総理直属の臨教審構想が発表されて以来、多くの国民がその成り行きを不安と危惧の念を持って見守っておるのであります。さきに行財政改革に名をかりまして、国民生活
○小野明君 長官、舶用炉の開発あるいは平和利用という観点でおっしゃるわけですが、結局それは、舶用炉という以上は現在「むつ」というものによって開発をされるわけですね。ところが、「むつ」の存廃という問題は、長官のお話によりますと決まっているような決まっていないような御答弁で非常にあいまいなんです。存廃は決まっていない、こういうふうに御答弁くださればわかるんですが、一体どうなんですか。存廃は決まっていないんでしょう
○小野明君 大臣、私がお尋ねしておりますのは、「むつ」を廃止するか存続するかということはまだ決まっていないんですね。いかがですか。
○小野明君 この法律案の提案理由のところを見ますと、「原子力船の開発のために必要な研究は、「むつ」の取り扱いに関する検討結果の如何にかかわらず、どのような方法にせよ進めていく必要があると考えており、いずれにいたしましても、日本原子力船研究開発事業団を日本原子力研究所と統合することが適当であると判断いたしております。」と、こういうふうに書かれているわけであります。 そこで、「どのような方法にせよ進めていく
○小野明君 私は、ただいま可決されました昭和四十二年度以後における国家公務員等共済組合等からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び参議院の会の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 昭和四十二年度以後における国家公務員等共済組合等からの年金の額の改定に関する法律等の一部
○小野明君 私は、本案に対し、修正の動議を提出いたします。 その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これより、その趣旨について御説明申し上げます。 本法律案は、恩給法等の改正内容を参酌して、共済年金の額の引き上げ等を行おうとするものでありますが、その引き上げ率は平均二%という低率でありまして、老後の生活のすべてを年金に託している共済年金受給者の処遇改善という点において
○小野明君 三条に近い八条委員会なんというのは法律的に存在するかどうか、私もちょっと理解に苦しむわけですが、なるべく独立性を持たせたいという意味に理解をします。 そこで今日、ヨーロッパではイギリスと西ドイツ、フランス、ここで鉄道が国有化されて運営されていると思います。大臣は、先ほど企業性と公共性両方云々、こう言われましたが、この三国における損益の収支、それから国がどれほどの援助をしているか、これをひとつお
○小野明君 第二臨調も御存じのような結論を出しております。そして、監理委員会も設けられておるわけです。しかし、大臣としてはやはり監理委員会に責任を負わせるのでなくて、政府全体でこの一番根幹である長期債務の問題を処理するという決断を持たなければ国鉄の再建はでき得ない、こう思いますが、よろしいですか。
○小野明君 私は、地方交通線の問題について国鉄にお尋ねいたしたいと思います。 地方交通線の問題についてお尋ねをするということになりますと、どうしても国鉄の再建という根本的な問題に突き当たらざるを得ない。午前中も若干質問がございましたが、その際に出ましたいわゆる長期債務の問題です。五十九年の国鉄の損益を見てみますと、繰越欠損金で十二兆三千六百七十四億、長期債務で二十二兆七百四十七億、こういう数字が見
○小野明君 そういうふうに同和問題に対する研修あるいは指導というのは結構でありますが、計画をお立てになるのも結構でありますけれども、その後の点検、どういった効果を上げているのか、いまだ足らざるところはどういう点なのか、そういう実施状況の効果の判定を十分ひとつしていただくように要請をいたしておきたいと思います。何か見解ございますか。なければ時間がないから次にいこうと思いますが……。 そこで、総理府の
○小野明君 私が今さら政府高官の差別発言をここで改めて申し上げる必要もないかと思いますが、念のために申し上げておきたいと思います。 七八年の二月二十七日に当時の稻村総務長官が部落差別の問題を「そのような人種差別は、なくさなければならない」と、大変な誤った見解を言われたことがございます。 さらに、七九年の一月二十九日でございますが、水道産業新聞、これに、元厚生省水道課長、当時は水資源開発公団の監事
○小野明君 私は、国内の人権問題といたしましては一番大きい問題と考えられます部落差別の問題について質問をいたしたいと思います。 我が国の政治は、内政、外交ともに私は非常に人権問題というものに対する取り組みが弱いように感じられます。その一つは、あらゆる形態の人種差別撤廃条約、これがまだ批准をされていない。いま一つは、総理も明年は批准をすると言われておりますが、婦人差別の撤廃条約の問題について国内法で
○小野明君 私は、日本社会党を代表し、ただいま議題となりました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 私は、本法律案が今日の政治状況の中で提案され、採決されようといたしておりますことに大きな危惧を覚えるのであります。すなわち、一つには、平和憲法に立脚するわが国が軍拡に対する重要な歯どめとしてまいりました幾つかの原則が、いまや崩壊の危機に直面しているからであります
○小野明君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となっております給与関係三法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 公務員の給与は、民間の給与と均衡させることを基本といたしております。しかも、公務員の労働基本権はこれが制約されていることから、人事院勧告は完全実施さるべきものであることは論を要しないところであります。 人事院は、去る八月五日、昭和五十八年四月から平均六・四七%の給与改定を
○小野明君 私は、日本社会党を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 討論を行う前に一言申し上げておきますが、この重要法案が質疑打ち切りの強行によって運営されることに対し、強く反対の意を表明いたしておきたいと思います。 私は、本法律案が今日の状況の中で提案され、採決されようといたしておりますことに大きな危惧を覚えております。すなわち、平和憲法
○小野明君 次に、大蔵大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 この統合法案の作成が非常に難航いたしましたのは、まず国鉄並びに国の具体的な責任を明らかにせよという強い主張に対する政府の態度、第二には安易に統合しようとしている政府の態度に抵抗があったからではないのか。したがいまして、統合を行うのは相当の無理や犠牲が伴うものだけに、国鉄以外の各共済組合の意見を最大限に取り入れる態度が必要ではないのか。今回
○小野明君 次に、われわれは、昭和四十年代から国鉄の再建方途につきまして、また国鉄の共済組合の改善につきましても毎国会で指摘をしてまいったところでございます。その責任をどう感じておられるのか、今回の統合法案の準備に当たりましてその責任をどのように果たしてこようとされたのか、努力の結果を、これまた運輸、大蔵両大臣に明らかにしていただきたいのであります。
○小野明君 私は、この法案が持っております重要な課題につきまして指摘をいたしますとともに、この際、若干の問題につきましてそれぞれ確認をいたしたいと思います。 第一に、今回提出されました統合法案の直接のきっかけは、国鉄共済組合の異常に高い成熟度並びに共済組合財政の危機にあると思います。成熟度八九・六%、六十年末には積立金の取り崩し不能という状態はまことに残念であります。しかし、ここに至りました原因がそれぞれあるわけであります
○小野明君 そういたしますと、文部大臣と憲法調査会の会長という役両方をこなすことはできない、多忙であるからおやめになったと、こういうことでございましょうか。
○小野明君 文部大臣に就任をなさって、自民党の憲法調査会の会長をおやめになった。おやめになった理由というのは、いかがなものでございましょうか。
○小野明君 先般行われました大臣の所信の表明に対しまして、若干の質問を行いたいと思います。 まず、大臣の政治姿勢の問願でありますが、文部大臣に就任される前は、大臣は自由民主党の憲法調査会の会長をなさっておられたわけでございますね。現在はその職はどういうふうになっておられますか。
○小野明君 まさに文部大臣、松野国務大臣等御発言があるということは、国民に閣内不統一という印象を与えたことは否めないこれは事実ですね。そのことについてひとつ大臣の御見解を承りたいわけです。
○小野明君 この法案の質問に入ります前に、教科書の検定問題につきまして、若干の情勢の変化もあるようでございますから、二、三文部大臣に御質問を申し上げたいと思います。 その一つは、鈴木総理が長崎に行かれまして、この教科書問題につきましては少なくとも総理が訪中をされる前に解決をいたしたいと、こういう記者会見がなされたところであります。官房長官はこれを、総理の決意表明、このように発表をされておるようであります
○小野明君 私は、ただいま可決されました私立学校興振助成法の一部を改正する法律案に対し、日本社会党、公明党・国民会議及び民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 まず、案文を朗読いたします。 私立学校振興助成法の一部を改正する法 律案に対する附帯決議(案) 一、私立学校振興助成法附則第二条第五項の 期限の延長は今回限りの措置とし、再延長は 行わないこと
○小野明君 各国とも大体この訂正方を申し入れた場合にこれを友好的に受け入れている、このように判断をしてよろしいかどうか。
○小野明君 さらに、北方四島をソ連領としておる外国の地図、これらにつきまして政府として在外公館を通じて訂正申し入れを行っておることが、昨年六月の小沢貞孝衆議院議員の質問主意書に対します政府の答弁書で明らかにされておるところであります。 この政府の方針に基づいて外務省からの訓令によって在カイロ日本大使館がエジプト政府教育省に北方四島に関する教科書の記載を訂正するよう申し入れたところ、エジプト側がこれを
○小野明君 私は教科書検定をめぐります問題につきまして質問を申し上げたいと思います。 中国や韓国の新聞論調による批判あるいは中国政府の公式の抗議があったわけでありますが、これを受けて閣議でもいろんな議論が噴出をしたように承っているわけであります。これらがいずれもこの問題に火に油を注ぐというような結果になったことは否めない事実でありますが、特に松野国土庁長官などは内政干渉、こういった反発、発言があったと
○小野明君 私は、ただいま可決されました昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党及び民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の
○小野明君 私は、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党及び民社党・国民連合を代表して、本法律案に対し修正の動議を提出いたします。 これより、その趣旨について御説明申し上げます。 まず、修正案の内容については、お手元に配付されております案文のとおり、年金額改定の実施時期について、原案の五月を一カ月繰り上げ、例年どおり四月から実施しようとするものであります。 次にその理由について以下申し述べます
○小野明君 局長、いま私が申し上げた数字と局長の答えられた数字と若干異なるようですね。私は小学校で九三・四、中学校では六八・一と、こういうふうに五十六年の五月一日でトータルを申し上げたわけですが、局長の数字はちょっと違うようですが、これいつのですか。
○小野明君 まず初めに給食の関係について質問を申し上げたいと思います。なるべく重複を避けて質問をいたしたいと思いますけれども、若干重複をする部分があるかもしれません。 第一に、小学校の完全給食の実施率が公立の小学校数で九三・四%であると思います。公立の中学校数では六八・二%になっていると思います。これは昭和五十六年五月一日の数字であります。これは間違っていれば御訂正いただきたいと思いますが、各地域
○小野明君 それでは次に竹井紀代参考人にお尋ねをいたします。 工業高校の定時制という大変厳しい現場でがんばっておられますことに本当に御苦労だと思います。 そこで第一問ですが、働く青少年が対象の職場なんで、実際事故があれば生活にも響くという御主張でした。そこで安全会の取り扱い、たとえば給付額あるいは不適用というようなことで、保護者とか本人からの不服などが多く出ておるのではないか、それに直接あなたがぶつかるということが
○小野明君 非常に的確な御指摘で、私ども学校に参りましても、いまお話しのように、スリッパ履いてつるっとすべってこけるんじゃないか、これはあぶないなあということを感じますことが非常に多うございます。的確な御指摘だと思います。 次に、第二問なんですが、中神さんは学校災害補償法の制定をぜひという御要望がございました。現在改められた新しい給付ができておるわけですが、現在の災害給付ではやはり不足なんでしょうか
○小野明君 まず、中神暉子参考人にお尋ねをいたしたいと思います。 中神参考人が実際に学校現場で安全会事務というものを担当されて、御苦労されていることがよくわかったのでありますが、そこで第一の質問でございますが、学校保健法あるいは施行規則等で書かれておりますが、安全点検ということが大変強調をされているわけでございます。 そこで、もし危険な部分あるいは改修してほしいと思う場所を発見をした、その際に、