1989-12-13 第116回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
○政府委員(小野寺龍二君) ことしの防衛白書は、大体六月の末ぐらいまでの一年間の動きについて分析して叙述したものでございます。したがって、最近の東欧における劇的な動きというものは必ずしも反映していない。政治的な状況というのは防衛白書を書いた時点からさらに進展しているということは事実かと存じます。ただし、軍事情勢につきましては、この間に変化があったということは私どもは考えておりません。確かに、ゴルバチョフ
○政府委員(小野寺龍二君) ことしの防衛白書は、大体六月の末ぐらいまでの一年間の動きについて分析して叙述したものでございます。したがって、最近の東欧における劇的な動きというものは必ずしも反映していない。政治的な状況というのは防衛白書を書いた時点からさらに進展しているということは事実かと存じます。ただし、軍事情勢につきましては、この間に変化があったということは私どもは考えておりません。確かに、ゴルバチョフ
○政府委員(小野寺龍二君) ソ連は、水中発射弾道ミサイルを搭載いたしました原子力潜水艦をオホーツク海を中心とした海域に配備していると推定されます。このオホーツク海というのは、自国の航空戦力、それから海上戦力で比較的守りやすい位置にございまして、かつ最近の非常に発達したミサイルではオホーツク海からアメリカ本土を全部カバーできる、そういう状況になっております。 そういうことで、北方領土というのはたまたまその
○小野寺政府委員 ただいま委員御指摘のとおり、防衛白書が編集されましたのは大体六月終わりの時点でございまして、特に、最近の東欧における急激な情勢の変化については防衛白書においては反映されておりません。そういった意味では、政治的な状況については防衛白書が必ずしも最新の状況を示しているということにならないと存じます。 ただし、軍事情勢につきましては、六月の状況から現在の状況にかけて、私は変化はないのではないかと
○小野寺政府委員 米国の削減につきましては、ただいま申し上げましたとおりその内容については現在報道にとどまっているわけでございます。例えば数としては、九一年度に百ないし百六十億ドル削減する、九二年ないし九四年度までに千八百億ドル削減するというような、そういう数字も挙がっておりますし、それから内容につきましても、これも全く報道ベースでございますけれども、陸軍十三・五万人削減、海軍六十二隻、空軍の航空団五個
○小野寺政府委員 ゴルバチョフ書記長が発表いたしました兵力削減提案につきましては、昨年の国連演説において五十万人の削減を行うということを発表いたしております。それと同時に、ワルシャワ条約、東欧諸国に駐留しております師団のうち戦車師団六個、そのほか渡河強襲部隊等も撤退させるということを発表しているわけでございます。その後、極東に関連する部分として、中曽根元総理等三極委員会に対する言明として、五十万人のうち
○小野寺政府委員 委員ただいま御指摘のとおり、INF条約が締結され、現在それが実施に移されているわけでございますけれども、それに続く軍縮交渉といたしましては、まず戦略核削減交渉、START交渉があるわけでございます。これについてはおおむねその五〇%の削減を行うという点が合意されております。また、核運搬手段についての内訳というような点についても、今までにかなりの進展が見られてきたわけでございます。まだ
○政府委員(小野寺龍二君) 非常に難しい御質問で、私も検証、軍備管理の専門家ではございませんで、そういうチェックの方法というのは必ずしも存じませんのですけれども、恐らくやはりその工場における生産、工場の出口における何らかのチェックというものは、いずれにいたしましても必要なのではないかと思います。 かつ、先ほど先生がおっしゃったような第三世界等における新しい武器の流れというのはやはり非常に大きな問題
○政府委員(小野寺龍二君) ただいま先生の査察・検証の難しさについて御質問になった点について、私の見解を述べさせていただきます。 INF条約は実に非常に徹底した検証・査察のレジームができ上がったことによって成功したわけでございます。これはほかの軍縮・軍備管理のための一つの前例をつくるという意味で非常に大きな意味があったのではないかと存じます。 ただ、INFにつきましては兵器が比較的単純で、SS20
○政府委員(小野寺龍二君) 最近の国際軍事情勢について報告させていただきます。 ちょっとお断りしなければなりませんけれども、現在、非常に変化の激しい不透明な時期にございまして、私の報告、余り練れていない面があるかと存じますが、その点、御容赦いただきたいと思います。できるだけ率直に私の所感を述べさせていただきたいと思います。そういう関係もございまして、お配りいたしました要旨に必ずしも沿わないで報告させていただくことになるかと
○小野寺政府委員 ただいま防衛局長が申しました攻撃的な兵器というのは、必ずしも核兵器に限ったことではございませんで、ただいまヨーロッパにおいて進められております通常兵器削減交渉、これは通常兵器でございます。それにいたしましても、ヨーロッパで現在行われておりますのは、ワルシャワ条約、ソ連側が非常に強い侵攻能力、奇襲攻撃能力、つまり攻撃能力を非常に余分に持っているという部分をまず削ろうということに重点が
○小野寺政府委員 一方的削減というのは、今ゴルバチョフのイニシアチブによる一方的削減が非常に注目されておりますけれども、ほかの国におきましても一方的削減というのは実際には行われる場合がございます。アメリカにつきましても、最近国防予算が伸び悩んでいるというか実質的にはマイナス成長をいたしております。その過程におきまして、例えばアメリカが目標としておりました六百隻艦隊というものが実施できず、昨年度においては
○小野寺政府委員 委員御指摘のとおり、ゴルバチョフ書記長は、本年五月、北京において、極東方面から兵力十二万人、陸上師団で十二個師団、航空連隊十一個、艦艇十六隻の一方的戦力削減及びモンゴルに駐留いたしますソ連軍四個師団のうち三個師団の撤退を発表いたしております。その一部については既に実施に移されている模様でございます。例えば、モンゴルについては、その三個師団撤退すると発表しております兵力のうちの一個師団
○政府委員(小野寺龍二君) 白書の方は一定の基準でやっているつもりでございます。我々としては戦力として評価し得るものをその軍事力の構成要素として、そういう基準に基づいて見ているわけでございます。ほかの出版物についてはその基準の変更というのはそれぞれの時点においていろいろなことが行われておりますけれども、例えば艦艇でありますと主要水上艦艇、それから大型主要水上艦艇というふうにいろいろな定義の仕方が変わっておりますし
○政府委員(小野寺龍二君) 基準についてはいろいろな基準が、いろんな要素がございまして一概にちょっと申し上げるわけにはまいりませんけれども、ミリタリー・バランスとかジェーンとか、そういうほかの刊行物はその基準を変えているわけでございます。それに比べて白書は基準を一定にして、それで比較していると、そういうことでございます。
○政府委員(小野寺龍二君) 白書の数値につきましては、各種の情報に基づいて確認した事実を客観的に分析して、その結果を一定の基準に基づいて取りまとめて公表しているものでございます。一方、ただいま委員御指摘の「ソ連の軍事力」、ミリタリー・バランス、ジェーン海軍年鑑、これらの刊行物はそれぞれ独自の基準、手法、算定時点に基づいて軍事力を算定しており、また過去において基準の変更が行われたこともありまして、これらの
○政府委員(小野寺龍二君) これはアメリカ軍に限らずNATO軍についても、それから我が自衛隊についても同じかと存じますけれども、陸上戦闘が行われる場合におきましては、例えば対戦車攻撃とか、それからもちろん橋梁等をそういった車両なんかが通過しているところを攻撃するために、やはり低空からミサイル攻撃なり爆弾攻撃なり機銃掃射をしなければならないというようなそういう事情がございますので、どこの国の空軍においても
○政府委員(小野寺龍二君) ソ連は、一九六〇年代中期以降、極東地域において一貫して質量両面における軍事力の増強を続けてまいりました。その結果、核戦力においても通常戦力においても四分の一ないし三分の一、ソ連軍全体のうちのその戦力をこの地域に保有いたしております。その蓄積は非常に膨大なものがございます。ゴルバチョフ書記長になりましてから、御承知のとおりのいろいろな提案が行われております。それで、一方的な
○政府委員(小野寺龍二君) 兵器に関することでございますので、防衛庁の方から答えさせていただきます。 コストにつきまして、一隻ごとで八億五千万ドル、それでプログラム全体として二百四十一億ドルかかるということが書いてございます。今までに三百十五億ドルかかっている。これにかわるシステムとしては在来型のレーダー、それから指揮命令系統を使うことができるということ。それからコメントといたしまして、イージスの
○政府委員(小野寺龍二君) 防衛白書の国際軍事情勢についてまとめた責任者といたしまして、私の方から答弁させていただきたいと存じます。 委員御指摘のとおり、防衛白書におきましては軍事能力という点に重点を置いて書いておりまして、必ずしも東西の政治的な動きというものを重点に置いてないというところから、印象としては違うというふうに見られても仕方がないような面もあるかと存じますけれども、我々としては政治的な
○小野寺政府委員 本年の三月末現在で五万人足らずでございます。
○小野寺政府委員 委員御指摘のとおり、世界にございます中立国、いずれもその非武装という中立の体制をとっておる国はございません。中立の概念といたしまして、その中立を侵されないというためにいずれの国も非常に大きな努力をせざるを得ないということから、委員御指摘のとおり、例えばスイス、それからスウェーデン、ユーゴスラビアについても同盟を結んでいる国以上に大きな軍備努力を行っているという例も幾つもあるわけでございます
○政府委員(小野寺龍二君) ソ連のヤゾフ国防相が初めて極東ソ連軍の勢力について公表いたしましたこと、これもまた我々としてはそれなりに評価いたしております。従来、このような数字の発表はございませんでした。日本側から外務大臣等がソ連に対して数字の発表を求めていたのに対して、これまた応じたものであるというふうに見ております。しかしながら、数字の内容につきましては、当庁の把握している数字と一部を除き食い違いがございます
○政府委員(小野寺龍二君) ただいま委員御指摘のとおり、一九八九年の軍事費として発表されておりましたのは二百二億ルーブル。これに対しまして、ゴルバチョフ書記長が今回発表いたしましたのは七百七十三億ルーブルでございます。これは従来の公表ベースに比べまして約三・八倍の数字になるわけでございます。 このように、ソ連がその軍事費について、グラスノスチに基づきより正確な数字を発表するに至ったこと自体、これは
○政府委員(小野寺龍二君) ただいま委員御指摘のとおり、中国軍は陸海空ともに数の上では非常に膨大なものでございます。しかし、その中国軍が保有いたしております兵器というものに着目いたしますと、このような兵器というものは、例えば我が国に対して侵略するという性質のものではないというふうに我々は見ております。また、軍がとっております態勢につきましても、中国軍の態勢というのはそういう態勢になっていないというふうに
○政府委員(小野寺龍二君) A4攻撃機は、公表のいろいろなジェーン年鑑等によりますと、機関砲、それから通常爆弾、核爆弾、それから空対地ロケット、空対空ロケット、魚雷等を積載できるような能力を持っているようでございます。
○政府委員(小野寺龍二君) 米空母タイコンデロガは、大体六十機ないし七十機の航空機を積んでおりました。ただ、そのときそのときによりまして、ミッションによりまして航空機を積んでいる種類が非常に違っておりまして、その当時どういう飛行機を大体何機積んでいたかということは、必ずしも詳細に我々としても把握いたしておりません。いろいろ公表の資料によりますと、時によって十機とかそういうようなことが書いてございますけれども
○小野寺政府委員 米ソ、ヨーロッパ各国ともに何らかの形での支援戦闘機というものは保有いたしております。例えばアメリカでございますと、F16のような飛行機が現在の支援戦闘機としての役割を果たしておりますし、さらにはA10という、これは支援専門の戦闘機でございます。ヨーロッパでございますと、トルネードの支援型というのがございます。といったように、支援戦闘機というのは各国とも保有いたしております。
○小野寺政府委員 先生、ただいま答弁いたしましたのは防衛庁でございまして、外務省ではございませんで、ウラジオストクと申し上げましたのは防衛庁でございます。 先生御指摘のとおり、カムチャッカのペトロパブロフスクには非常に重要な基地がございますけれども、これは主といたしまして潜水艦の基地でございます。ウラジオストクには依然として水上艦を中心とした一番大きな基地があるというふうに我々は承知いたしております
○小野寺政府委員 先ほど申し上げましたとおり、フィリピンとアメリカとの基地交渉自体、その基地交渉の結果として合意されました基地使用料ないしその援助については、あくまでその二国の、両当事国の問題でございまして、我々としてとやかく言い得る立場にございません。 それから、私が先ほど申し上げましたのは、一般的にアメリカの東南アジア方面、インド洋をにらんでの前方展開の戦力というものが我々の安全保障の上でも意味
○小野寺政府委員 もとよりフィリピンとアメリカとの基地交渉、これはフィリピンと米国の問題でございますので、我々として直接コメントする立場にはございません。ただ、一般的に申しまして、アメリカは、ハワイを司令部といたします太平洋軍のもとで、海空軍部隊を主といたしまして西太平洋、インド洋に向けて前方展開をいたしているわけでございます。この前方展開部隊は、日本を含めたアジアの同盟各国の安全保障の上から見ても
○政府委員(小野寺龍二君) ただいま防衛局長から一般論として御説明申し上げました攻撃型空母でない空母の例といたしまして、例えば現在イタリアが保有いたしておりますジュセッペ・ガリバルディという空母がございます。これは排水トン数が基準で一万トンと比較的小さなものでございます。シーキングヘリコプターを十六機搭載いたしております。ですから、これは専ら対潜水艦の哨戒を目的とするものでございます。 似たようなものといたしましては
○政府委員(小野寺龍二君) 先ほど大臣から答弁ございましたとおり、INFの合意ができたということは非常に我々としても歓迎しているわけでございます。歴史的な協定であるという点、これは我々もそのとおりと考えているわけでございます。それからさらには、その戦略核の交渉が現在行われていること、これはいろいろまだ難しい問題があるかと思いますけれども、時間をかければあるいはその成果が得られるものかと思いますけれども
○政府委員(小野寺龍二君) ただいま委員御指摘の防衛白書における抑止と均衡の考え方に変わりはないという点、御指摘ございましたですけれども、現在進んでおります軍縮・軍備管理のいろいろな交渉、これはINFが既に成功したわけでございます。 戦略核それから通常兵器、間もなくヨーロッパで交渉がスタートするかと思いますけれども、これは決して抑止と均衡の考え方を否定するものではなくて、むしろより低いレベルにおいてその
○政府委員(小野寺龍二君) ただいま大臣からの御答弁の補足をさせていただきます。 クラスノヤルスク演説につきましては後ほど外務省関係者の出席した折にまたさらに御質問もあるかと存じますけれども、クラスノヤルスク演説自身は非常に幅の広い演説でございまして、その中に日本に対して注目している点、それから中国、韓国に対して呼びかけている点、いろいろ注目すべき点があるかと存じます。 その中の、七つの安全保障
○政府委員(小野寺龍二君) 米国の艦船につきまして、外から見て実際にいかなるミサイルを中に積んでいるかということは確認することはできません。
○政府委員(小野寺龍二君) 委員御承知のとおり、最近におきましても極東アジアにおけるソ連軍の増強というのは続いております。それから、活動も依然として活発でございます。そういう状況のもとで、米国としては、抑止力を強化するという立場から第七艦隊の艦船を近代的なものに置きかえているということとその一環といたしましてバンカーヒル、ファイフというような新鋭艦をこの第七艦隊、極東に配備したということと見ております
○政府委員(小野寺龍二君) 私は防衛庁でございまして、いろいろなところで米国と協議する機会がございまして、そういう協議の場においてこういうことも話題になっております。そういうところで我々としてもそのアメリカの意図というものを確認するということはいたしております。
○政府委員(小野寺龍二君) ただいま申し上げましたとおり、アメリカのねらっておりますところは世界的な規模において戦争を抑止するということでございまして、この点は我々としても異議を挟むべき性質のものではないと思います。アメリカのこういう叙述につきましては、我々もアメリカと協議を通じましていろいろどういうことを意図しているかということを聞いております。そういう過程において、アメリカ側ははっきりとアメリカ
○政府委員(小野寺龍二君) 米国の基本的な戦略は抑止戦略でございまして、この点は委員御指摘の国防報告その他アメリカの各報告書に詳しく説明してございます。その関連で米国といたしましては、ソ連が自己に有利な地点それから時期において戦争を遂行するということを防ぐこと、それがその抑止の非常に重要な部分であるというふうに考えている次第でございます。そういう思想に基づいてただいまの御指摘の部分が叙述されているというふうに
○小野寺政府委員 通常兵力の分野におきましても、当然その軍縮についての努力が将来行われていかなければならないことは、そのとおりでございます。 ただし、実際問題といたしまして、残念なことに、我が国周辺の軍事情勢というのは、政治的には米ソの二超大国の非常に単純な対立ということではなくて、中国の存在等ヨーロッパ正面よりもはるかに複雑な状況にございます。それに加えまして、現在ヨーロッパにおいてようやく通常兵力
○小野寺政府委員 ソ連のアジア部には百六十二基のSS20が今まで配備されておるわけでございますけれども、このSS20は弾頭が三つついていて、それで五千五百キロぐらいの射程を持って、日本、中国、それからアジア、東南アジアの諸国の大部分をその射程内におさめているという非常に強力な核兵器でございます。この兵器がいわゆるグローバル解決というようなことによって撤去されることによって、少なくともこのSS20による
○小野寺政府委員 委員御承知のとおり、最近アメリカにおきましては、いわゆるバードンシェアリングという議論が盛んに行われております。その中で一部アメリカ議会の中では、かなり激しく日本の防衛分担というのは極めて少なくてもっと劇的にふやさなければいけないという意見も当然述べられております。それに対しましてアメリカの現在の政府の立場というのは、日本が今行っている防衛努力というものを評価しつつ、かつアメリカが
○小野寺政府委員 ただいま申し上げましたノルウェーの場合は、平時において外国軍隊の駐留がございませんで、有事のときにアメリカ海兵一個旅団、それからそのほかに、前はカナダからの増援等が合意されていたのですけれども、最近カナダはそのコミットメントを引っ込めてしまいまして、ほかの国が来援することになっておりますが、平時におりませんので、そういうふうに有事のときに来援した外国軍隊に対する支援という問題が出てきておるわけですけれども
○小野寺政府委員 NATO正面におきましては、戦後非常に長い歴史の中でいろいろな議論が行われながらHNSの体制ができ上がってきたということでございまして、非常にわかりやすくどういうプロセスを経てできてきたということは必ずしも言いにくいという感じがいたします。特に、ドイツが正面になるわけでございますが、ドイツの場合は、もともとおりました米軍が一部引き揚げたもの、これを危機時にまた再びドイツに戻すというのが
○小野寺政府委員 ただいま外務省の方からも答弁がございましたとおり、中ソ関係につきましては経済、文化等実務面における改善が見られておりますし、それから、さらに両国関係が正常化していく可能性というのはかなりあるというふうに我々も見ております。このような改善というものが、先生ただいまおっしゃいましたソ連に対する包囲網の一翼を担う中国というものを変えさせるという意味で我々が心配しているということはございません