1998-03-26 第142回国会 参議院 予算委員会 第11号
○政府委員(小野俊行君) 東海地域の状況でございますけれども、東海地域及びその周辺におきましては、一九九〇年代に入りまして以降、陸側のプレートとそれに向かいまして潜り込んでまいりますフィリピン海プレートの間の固着域と言っておりますが、これは東海地震が発生した場合に地震波の大きなエネルギーが放出されると推定される領域でございますけれども、この固着域を取り囲むようにマグニチュード四以上の地震が十九個発生
○政府委員(小野俊行君) 東海地域の状況でございますけれども、東海地域及びその周辺におきましては、一九九〇年代に入りまして以降、陸側のプレートとそれに向かいまして潜り込んでまいりますフィリピン海プレートの間の固着域と言っておりますが、これは東海地震が発生した場合に地震波の大きなエネルギーが放出されると推定される領域でございますけれども、この固着域を取り囲むようにマグニチュード四以上の地震が十九個発生
○小野(俊)政府委員 海底部分に水圧計を設置いたしまして津波計として活用しようという試みが、現在、東海沖それから房総沖、三陸沖等で行われております。これらは、先生御指摘のように、沖合におきまして津波による波高の変化を水圧の変化として観測することによりまして、その海域での津波の波高を把握いたしまして、さらに、沿岸に到達いたしました時点での津波の高さや到達時刻を、より精度よく予想するという目的のものでございまして
○小野(俊)政府委員 津波災害の防止の対策といたしましては、国といたしまして、津波警報の発表と伝達、それに伴う避難、海岸堤防の整備あるいは日ごろの津波に関しましての知識の普及啓蒙とかいろいろございますけれども、気象庁の主な役割は、津波防災の基本的な部分でございます津波警報の迅速な発表、伝達でございます。このための観測システムの整備等を行っております。 津波は海の下で発生いたしました地震によって引き
○小野(俊)政府委員 お答え申し上げます。 気象庁は、最新の科学技術の成果を活用いたしまして、常に業務の近代化に努めてまいっております。例えば、気象衛星「ひまわり」、気象レーダー観測網、それからアメダス、これは約千三百点の自動観測所から構成されております。それから津波地震早期検知網、計測震度計、これは約六百点でございます。こういったものの整備強化を図ってまいっておりまして、近年、気象や地震の監視能力
○小野説明員 企画課長でございます。 名瀬の測候所は現在指定地区予報区担当官署という形で奄美諸島の予報警報業務を担当しております。注意報、警報といった災害防止に非常に直結する重要な情報を出しております。同測候所はこれらの業務を行うに当たりまして、鹿児島県全域を管轄いたしております鹿児島地方気象台の基本的な支援を受け、さらに気象レーダーでございますとかあるいは先生先ほどからおっしゃっておりますアメダス
○小野説明員 お答え申し上げます。 気象庁は、この温暖化問題につきまして、大きく分けまして三つの点を中心に対策を進めており ます、一つはモニタリング、観測でございますけれども、観測を強化する。二番目は温暖化の予測を含めまして研究体制を拡充する。三番目は情報提供でございます。 それで、一番目の観測及びモニタリングの整備につきましては、元来、気象庁は過去百年以上にわたりまして通常の気象観測を重ねまして