2021-11-12 第206回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
○小里委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。 まず、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、派遣の目的、派遣委員、派遣期間、派遣地その他所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ
○小里委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。 まず、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、派遣の目的、派遣委員、派遣期間、派遣地その他所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ
○小里委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。 災害対策に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小里委員長 これより会議を開きます。 この際、御報告いたします。 今会期中、本委員会に参考のため送付されました意見書は、お手元に配付いたしておりますとおり、大雨等による災害対策の充実強化を求める意見書外三十四件であります。 ――――◇―――――
○小里委員長 この際、一言御挨拶を申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして、委員長の重責を担うことになりました小里泰弘でございます。 我が国は、その自然的条件から、地震、台風、火山などによる災害を受けやすい国土であります。 とりわけ、近年におきましては、去る七月から八月にかけ、西日本から東日本の広範囲にわたる大雨に見舞われるなど、豪雨災害が頻発しております。また、十月には千葉県を震源
○小里委員長 この際、一言御挨拶を申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして、委員長の重責を担うことになりました小里泰弘でございます。 我が国は、その自然的条件から、地震、台風、火山などによる災害を受けやすい国土であります。 とりわけ、昨年十二月から本年一月にかけましては、関越自動車道での車両の立ち往生などを招いた大雪が発生し、また、七月から八月にかけましては、静岡県熱海市での大規模
○小里委員 かなり厚みのある対応、最大の場合で九九・何%まで国が負担するという制度設計にはなっておるわけであります。そうなりますと、激甚災害指定あるいは特定非常災害指定というものをいかに迅速にやるかがまた大きな課題になるわけでありまして、政令の準備作業を始め、迅速な対応をいざというときには取っていただくように、よろしくお願いしたいと思います。 廃棄物の仮置場への搬入、搬出に関しまして、渋滞等が発生
○小里委員 東日本大震災から十年の大きな節目を迎えております。大震災の教訓を生かして、今後想定される大災害にどのように備えていくべきか、そういった観点から今日は伺ってまいりたいと思います。 東日本大震災が発災をしましたときに、私どもは野党でありましたが、ここは経験のある自民党がしっかりと対策案を示していこう、そういうことから震災対策プロジェクトチームを立ち上げまして、私はその座長として取りまとめに
○小里委員 おはようございます。自由民主党の小里泰弘でございます。 質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。 まず最初に、この度、災害対策基本法の一部を改正する法律案、この参考資料に誤りがあった件につきまして、二度とこういうことのないように反省を促しますとともに、今後の実効性ある再発防止策について、大臣のお考えをお伺いします。
○小里委員 おおむね五年から十年間で約四千二百億円の予算を計上したということであります。 令和元年度補正で、全体事業費の二割程度、六百二十億を積んだということでありますが、その後の予算確保が大きな課題となってまいります。令和二年度当初予算案では、災害復旧費として五百七十六億円が計上されておりますけれども、これは、過年災や当年度の災害分、あるいは各県における復旧事業費等も入っておりまして、これを勘案
○小里委員 説明をいただきましたように、治水施設の効果というものは明らかでありまして、事前防災の必要性を改めて実感するところであります。 私の地元の鹿児島県川内川におきましては、平成十八年に未曽有の大水害を受けました。これを受けて、再度災害防止のために、河川激特事業、あるいは激特後の事業、さらにはまたダムの再開発等々の抜本的な事業が施されました。これにより、一定の効果があったと認識をするところであります
○小里委員 自由民主党の小里泰弘でございます。 質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。 まずは、防災・減災対策についてお伺いをしてまいります。 昨年の台風十九号、これを振り返りますと、想定外の地域に想定外の雨量があって、想定外の被害が発生をいたしました。そこには多くの教訓があると思います。特に、備えが十分であった地域では被害が少なくて、備えが足りなかった地域で多くの被害が発生した、
○小里委員 いつの災害でも言われることでありますけれども、ぜひ、再度、災害防止、財政の効率性の観点からも、しっかり、思い切って進めていただきたいと思います。 今次災害におきましては、被害が甚大であった一方で、インフラ整備による防災・減災効果が顕著にあらわれました。 狩野川流域では、昭和三十三年に大災害をもたらしたあの狩野川台風を上回る大雨に見舞われましたが、その後整備された狩野川放水路が、今回、
○小里委員 人を出す側も本来人手不足でありますから、よっぽど工夫をして徹底をしていかないといけないと思います。よろしくお願いしたいと思います。 復旧事業、なるべく無駄のないように、効率的に行う必要があります。従来、災害時に言われることでありますが、原形復旧にとどまることなく、より強固に、より安全な構造にしてほしいといういわゆる改良復旧を望む声、切なるものがあります。壊れたところを直し、また壊れたところを
○小里委員 自由民主党の小里泰弘でございます。 質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。 まずは、本年夏から秋にかけて災害が相次ぎました。亡くなられた多くの方々にまずお悔やみを申し上げ、そして、被災された皆様にお見舞いを改めて申し上げたいと思います。 今次台風十九号災害におきまして、災害救助法の適用となる被災自治体数は、東日本大震災時の二百三十七自治体に対して、今次災害では三百九十一自治体
○小里副大臣 御指摘のとおりに、米の消費量が年間約十万トン減少をする中で、産地におきましては、家庭用のブランド米のみならず、中食、外食向けなど、多様な需要に応じた生産を進めることが重要であると考えております。 こうした中、青森県では、中食、外食等の需要に対応した収量性やブレンド特性にもすぐれているまっしぐらや、県を代表するブランド品種である、食味のよい青天の霹靂などの品種の普及を進めていると承知をしております
○小里副大臣 農産加工品の原料として国産農産物の利用を促すことは、地域農業の健全な発展を図る観点からも重要であると考えております。 本法に基づく計画の承認に当たりましては、地域の農産物の利用の促進又は地域の農産物の特色を生かした農産加工品の生産の促進に資するものであることを要件としております。 今回追加するパスタ製造業、菓子製造業及び砂糖製造業につきましても、本法に基づく金融、税制等の支援措置を
○小里副大臣 御指摘のような経緯によりまして対象業種に追加をされたところでありますが、まず、パスタ製造業及び菓子製造業につきましては、EU産の高い品質とブランド力を有する製品との競合にさらされ、事業者の事業活動に影響が及ぶおそれがあること、砂糖製造業につきましては、安価な加糖調製品の増加によりまして、国内産の砂糖の需要減少や価格低下、工場稼働率の低下など、事業者の事業活動に影響が及ぶおそれがあることから
○小里副大臣 国産加工用トマトの主要な加工品であるところのストレートジュースは、輸入品の濃縮還元ジュースと品質面での差別化が図られておりまして、近年は、消費者の健康志向とも相まって、需要が高まっているところであります。しかしながら、原料となる国産加工用トマトの生産が追いついていない、そういう、御指摘のような状況にあります。 この加工用トマトは、生食用と比べて単価が低いわけでありますから、その収益性
○小里副大臣 有機農業は、消費者の農産物需要が高度化し、多様化をする中にありまして、農業生産に伴う環境負荷を低減をすることで農産物の付加価値を高めて、有利販売につなげることができる取組と考えております。 また、欧米諸国では、お話をいただきましたとおり、近年、有機食品市場が急拡大をしておりまして、有機茶を始めとして我が国で生産された有機農産物やその加工品の輸出が期待できると考えているところであります
○小里副大臣 野生鳥獣による農作物被害は、御指摘のとおり、営農意欲の減退など、被害額として数字にあらわれる以上に深刻な影響を及ぼしているものと認識をしております。 鳥獣被害防止総合対策交付金によりまして、地域ぐるみで行う侵入防止柵の設置や捕獲活動等への支援を行うほか、被害が増加傾向にある市町村に対して、農林水産省の職員が直接訪問をいたしまして、被害対策のポイントに係る情報提供や地域における課題について
○小里副大臣 昨年四月に施行されました改正畜産経営安定法によりまして、加工原料乳生産者補給金制度に参加する交付対象事業者は拡大をしたところであります。 そういった中で、例えば、みずから生産した生乳をブランド化をして加工、販売する取組を行っている事業者は、制度への参加を契機として設備更新を検討するなどといった動き、そしてまた、生産者団体等は、生産者の選択に応えられるように、生乳の販売方針や乳価交渉の
○小里副大臣 委員の御意見、御提言をしっかり受けとめまして、また、被害者の方々の心情に思いをいたしながら、しっかりと対策を徹底をしてまいります。
○小里副大臣 出水市の事案につきましては、大変残念に思っております。 おっしゃるとおり、将来の伐採、また、将来の利用を楽しみにしておられたこの森林所有者の方の気持ちを思いますと、極めて深刻な問題であると考えております。 なお、無断伐採の未然防止に当たりましては、昨年四月に、都道府県に対して、伐採届出制度の運用の徹底などによりまして、無断伐採の対策を進めるよう指導してきたところであります。 しかしながら
○小里副大臣 林業の成長産業化を図って、また、所得の向上を図っていく、そのためには、林業の生産性の向上が極めて重要であると認識をしております。 御指摘のとおり、ICT等の先端技術を活用をし、また、高性能林業機械の開発等を進めることが求められております。このため、農水省としましては、航空レーザー等のリモートセンシング技術により得られた地形データを用いて路網を自動設計する先進的な地域に対する支援、急傾斜地
○小里副大臣 農福連携の取組を全国に定着、拡大させるために、全四十七都道府県が参画をした農福連携全国都道府県ネットワークが平成二十九年七月に設立をされておりまして、各都道府県の福祉部局若しくは農林部局の担当課に事務局が設置をされているところであります。 これらにおいては、関係者等への意識啓発や農福連携に係る人材育成等の活動を行うとともに、農福連携に係るさまざまな問題の相談窓口として機能しているところであります
○小里副大臣 御指摘ありがとうございます。 農水省が補助している農福連携対策では、これまでに、事業実績報告におきまして、お話のとおり、雇用人数や売上げ等につきましては報告を求めているところでありますけれども、事業収入によって利用者等へ賃金や工賃が支払われていることや、経常収支について等は報告を求めてこなかったところであります。 農福連携対策の事業実施主体が社会福祉法人の場合は、障害福祉サービス事業所
○小里副大臣 林業の成長産業化を実現をしていくためには、木材の伐採、搬出の低コスト化が極めて重要と認識をしております。 このため、高性能林業機械の導入と路網ネットワークの整備による効率的な作業システムの構築を進めるとともに、近年発展目覚ましいICT等の先端技術を活用しまして、伐木等作業の無人化に向けた林業機械の開発、リモートセンシング技術で得られたデータを活用した路網の自動設計等への支援も行っているところであります
○小里副大臣 御指摘ありがとうございます。 御案内のとおり、今回の事案の困難性というものは、野生のイノシシに感染をして、これが主な発生源となっているというところにあろうと思います。このため、より高度な飼養衛生管理が農家に求められるというところでありますけれども、御指摘のとおりに、なかなか飼養衛生管理基準が遵守されていない事例がありました。 このため、県の家畜防疫員に加えて、農林水産省及び養豚診療専門
○小里副大臣 事務方から答弁を申し上げましたとおり、現時点において我が国の豚肉価格が高騰している状況にはないと考えているところでありますが、今後とも、引き続き、豚肉の価格動向等について注視をしてまいりたいと思います。 また、国内外での伝染病の発生や国際情勢の変化にかかわらず、国内生産による豚肉の安定供給を確保することが重要でありまして、畜産クラスター事業等により、引き続き、国内の生産基盤の強化を図
○小里副大臣 我が国の主食用米の消費量は、毎年約十万トンが減少しているところであります。そういった状況の中で、令和元年産の作付の推進に当たりましては、主食用米の作付面積が大きい道県を中心にして、需要に応じた生産、販売を促し、米の需給及び価格の安定を図ることが重要であると認識をしているところであります。 農水省としましては、水田フル活用におきまして重要な役割を担う農業再生協議会に対し必要な支援を行うとともに
○小里副大臣 視覚障害者につきましては、検証委員会の報告書にもありましたとおり、身体障害者障害程度等級表の記載の確認が十分ではなくて、矯正視力ではなく裸眼で判断するとの運用が続いていたところでありますが、これは、例年どおりの作業を毎年同じように行ってきたものでありまして、意図的に不適切な対応を行ったものではないと考えております。 しかしながら、不適切な計上を行っていたことは事実でありまして、このことにつきましては
○小里副大臣 地域の話合いに基づく人・農地プラン、これは平成二十四年に開始をされまして、平成二十六年の機構法制定時に、農地バンク事業の円滑な推進を図るための手段として法的に位置づけられたところであります。 現在、九割以上の市町村、千五百八十七市町村において約一万五千のプランが作成されておりますが、プランの中には、農地の出し手が記載されていないものが半数を占めるなど、地域の話合いに基づくものとは言いがたいものもあると
○小里副大臣 地域の話合いを進めるに当たりましては、まずは地域内で担い手が見つからない場合、あるいは地域の外の農業者等の経営ノウハウを活用したい場合等におきましては、地域の合意のもとで外部の人材の活用も検討することが重要であります。 このため、従来から、農地バンクにおきまして、他の地域の農地の借受けも希望する担い手のリストを用意して、担い手が不足をしている地域からの照会に応じられるようにしているところであります
○小里副大臣 ため池の補強等を実施する農村地域防災減災事業は、都道府県及び市町村負担分に対して公共事業等債が適用されまして、充当率九〇%、交付税措置率二〇%の措置が講じられることとなっております。 また、防災・減災、国土強靱化のための三か年緊急対策に基づく事業の中で、当初予算における臨時特別措置分については、防災・減災・国土強靱化緊急対策事業債が適用されまして、充当率一〇〇%、交付税措置率五〇%の
○小里副大臣 先ほどから御指摘のとおりでありますが、和牛は、関係者が長い年月をかけて改良してきた、我が国固有の貴重な財産であります。そのため、和牛の、海外資源の、海外への流出には大変大きな危機感を持っているところであります。 農水省では、本件の再発防止に向けまして、全国の家畜人工授精所等に対して、和牛遺伝資源保護に関する理解の醸成や、精液等の適正な流通管理の徹底について改めて周知を行っておりますとともに
○小里副大臣 原発事故に伴いまして諸外国・地域において講じられている放射性物質関係の輸入規制に対しましては、さまざまな機会を捉えて撤廃、緩和を求めてまいりました。 その結果、何らかの規制を設けている国・地域の数は、事故後の五十三から二十四にまで減少をしております。最近では、シンガポールやロシアにおいて緩和が実施をされているところでございます。 一方で、今なお輸入規制を維持している国・地域の中には
○小里副大臣 御指摘ありがとうございます。 おっしゃるとおり、確かに、イノシシに対する経口ワクチンの投与、その効果に期待するが余りに危機管理意識が低下してしまうことがないように、更に緊張感を持って対応していく必要があろうなと思うところであります。 そもそも、豚コレラの発生を予防するためには、飼養衛生管理基準の遵守が最も重要でありまして、全都道府県の防疫レベルを高位平準化することが極めて重要であると
○小里副大臣 今るるお話をいただいたところでございますが、小笠原諸島におきましては、昭和四十三年の本土復帰時には、旧農地のほとんどが荒れ地状態でありました。そのため、すぐに農地法を適用すると、農地として受けられる権利保護が受けられなくなっておりました。すなわち、農地法は荒れ地には適用されないためにそのようなことが起きるわけであります。そこで、農地法の施行を暫定的に停止をして、かわりにかつて耕作を行っていた
○小里副大臣 お話しのとおり、豚コレラを始め、家畜伝染病の防疫を的確かつ迅速に行うためには、全都道府県の防疫レベルを高位平準化するということが極めて重要であると考えております。 鹿児島県におきましては、お話にありましたように、口蹄疫への対応あるいは豚コレラへの対応がありました。また、私の地元の出水市では、飛来してきた鶴、野生の鶴が鳥インフルエンザに感染して、感染して飛来をしてくるのかもしれませんが
○小里副大臣 御指摘のとおり、現場におきましては、養豚農家の方々が大変な緊張感の中にこの防疫措置を行っていただいているわけであります。そういった中から、何とかワクチンに頼りたいという声が出てきている、これは痛いほどわかります。ただ、これまでの経験上、ここは飼養衛生管理を徹底することで何とかしのいでいこうということで今やっているわけであります。 御案内のとおり、ワクチンを接種するとなると、飼っている
○小里副大臣 昨年発生しました猛烈な風を伴った台風第二十四号では、全国で農作物の塩害、ハウスの損壊、果樹の落果や枝折れなどの被害が発生し、議員の御地元であるところの愛知県でも、約二十五億円の被害が発生をしております。 お話にありましたとおり、愛知県には、大臣の御指示によりまして私が派遣されまして、被害の状況を調査するとともに、被害状況を踏まえまして、農水省としましては、被災農業者が速やかな営農再開