1960-05-18 第34回国会 衆議院 文教委員会 第16号
○小牧委員 今回のこの考えの中に、今もお話に出ましたラジオ、テレビを利用する、こういう新しい教育手段を考えておるという構想であるようでありますが、その場合に現在は都道府県を単位として通信制の教育が実施されておるが、こうなると相当広範囲にわたることになるので、全国または数府県を実施単位として、広域の通信制の課程を設けたい。これはラジオ、テレビを利用する限りにおいては無理からぬことだと思うのであります。
○小牧委員 今回のこの考えの中に、今もお話に出ましたラジオ、テレビを利用する、こういう新しい教育手段を考えておるという構想であるようでありますが、その場合に現在は都道府県を単位として通信制の教育が実施されておるが、こうなると相当広範囲にわたることになるので、全国または数府県を実施単位として、広域の通信制の課程を設けたい。これはラジオ、テレビを利用する限りにおいては無理からぬことだと思うのであります。
○小牧委員 現在の通信教員は、私は詳しいことはよくわからないのですが、高等学校の全日制または定時制の中で行なわれておるけれども、それは一定の今言われたような科目についてのみ行なわれておって、今回新たに考えておられる独立の通信制の高等学校、これとの関連と申しますか、それは一体どういうふうになるのか。たとえば独立をした場合には、これは必要な科目は全部通信教育でやれるようになるのか。こういう点について御説明
○小牧委員 ただいま議題となりました学校教育法の一部改正の中で、高等学校の通信教育について若干お伺いしてみたいと思います。私は通信教育ということについて実情をよくわかっていないのでありますが、大臣の出された提案理由の中に、高等学校の通信教育はいろいろ発達をして、利用する生徒数も相当ふえてきた、そういうことから独立の通信制の課程も設けたい、こういうふうになっておりますが、その辺の事情を、一つ簡単に理由
○小牧委員 私はそっちの方のことはあまり知らないので、これは大へんやぶへびみたいなことですから、これははっきり取り消しておきますが、要するに私が言わんとするところは、今長谷川委員や西村委員からいろいろ質問がありました中に、警棒をもって無抵抗の――無抵抗とまでは言えないかもしれませんが、何も持っていない学生諸君の面を割り、あるいは目と鼻の間を突いて負傷さしたり、さらには警棒をもってみぞおちを突くとか、
○小牧委員 ちょっと関連して……。ちょっと警察局長にお伺いしたいのですが、先ほど来いろいろと炎谷川委員その他からお話がありましたが、これは警察側の今回のやり方には非常に行き過ぎがあるのじゃないかと私は思う。私自身は現場を見たわけではありませんが、とにかく聞いてみると、こん棒その他で頭をたたき割って、これはまことに悲惨な状況を呈したと聞いておるわけですが、こういう、秩序を守るためには何をやってもよろしいというような
○小牧委員 これは先般の委員会でも私は申し上げたのでありますが、原稿を出されて検定をする際に、調査官の方でいろいろ口頭で指示をされる、あるいは場合によってはメモで指示をされるというようなことで、ここで取り上げて一々申し上げるような具体的な資料になるようなものがない、こういうことで私もはっきりしたものをつかんで申し上げておるのではありませんが、何といっても検定の問題については、各新聞あるいは週刊誌等を
○小牧委員 いろいろ御答弁がありましたが、なるほど私も誤記、誤植を訂正することだけが調査官の仕事だとは考えておりません。しかしどうも答弁から受ける印象は、誤記、誤植、誤字の訂正に力を入れ過ぎて、そちらの方に労力をさかれて、そちらの方が今の調査官の仕事の大部分であるというような印象を受ける。そうなると、従来いろいろ検定について問題があるのは、次第に思想統制を加えて、国家統制の方向へ持っていきつつあるのではないか
○小牧委員 先般私が教科書の問題、特に検定の問題についてお伺いいたしましたが、その際の内藤初中局長の答弁の中に、教科書の検定にあたっては非常に誤記や誤植が多い、従って調査官としては、特にこの問題に力を入れて、あたかも校正係のような努力をしておる、またそういうことで、調査官の検定にあたっての主観が介入するようなことはないようなことを言っておられたようであります。私は時間のために一応検定の問題はあれで終
○小牧委員 午前中同僚臼井委員の方から教科書の問題についていろいろ御質問がございましたが、私もこの教科書の問題について、大臣その他関係の方に若干の質問をいたしたいと考えます。 先ほども臼井委員のいろいろな御質問の中にございました通り、教科書の問題については教育課程の改定に伴いまして小学校の教科書は明三十六年度から、中学校は三十七年、高等学校については三十八年度から新しい検定による教科書にかわるということになっておるわけでありますが
○小牧委員 何も質問の順位の問題で臼井委員と言い争いをしようとか、そういうけちな考えはちっとも持っておりません。ただしかし先ほどの運営については、それは私も一応意見がございましたが、委員長の良識において判断されるであろう、こう考えた。というのは、大臣が二回も出てこれない、その前のことを考えてみますと、私が大事な質問に入る前にいろいろな関係で中止せざるを得なかったことが二回続いてあったわけであります。
○小牧委員 私はまず冒頭に委員会の運営について委員長に注意を喚起したい、同時にまた御要望をしたいと思います。というのは、従来のわが文教委員会の運営に、私も理事の一人として関係をして、つくづく思うのでありますが、すでに文教委員会が開かれることがあらかじめわかっておるにもかかわらず、大臣が所用のために欠席をいたしまして、やむなく文教委員会が開かれないという事態が二回もあったわけであります。一回は関西の野球
○小牧委員長代理 本日はこの程度として、次会は来たる二十五日午後一時より開会いたします。 これにて散会いたします。 午後零時四十六分散会
○小牧委員 ただいま長谷川委員からいろいろ御意見の開陳がありましたが、今回の定時制及び通信教育振興法の一部改正法案は、長谷川委員も申されました通り、現状を改正して前進するという意味において私も心からその趣旨に賛意を表するものであります。 しかし、内容を見ますとまだまだこれでは不十分な点が多々あると考えるわけでありまして、これらの点につきましては、これまでの委員会等におきまして、いろいろ当局にも御質問申
○小牧委員 もう予鈴が鳴っておりますのでこの程度でやめますが、もちろんただ一回の会合で終わりとも考えませんし、さらにまたおそらく文部大臣におかれましてもねばり強くというこの間御答弁がありました通り、引き続き日教組の幹部との会合を続けられて、問題解決へ努力されるであろうと私どもは強く期待をいたしておるわけでありますが、この次の会合等について何らか話し合いがあったのか、またこれについての大臣の今の御心境
○小牧委員 この前の委員会のときの私のお尋ねに対しても、裸になって誠意を持って話し合いを進めたい、こういう御答弁がございましたし、また今そういう気持で十六日の会合には臨んだというような御答弁でございまして、私も、行きがかりを捨てて両方が問題の解決に取り組むという態度が解決への大きな第一歩であるというふうに考えまして、一昨日もそのようなことを申し上げたわけであります。一昨日の会合においては大した話し合
○小牧委員 間もなく本会議が始まるようでございますので、いろいろたくさん聞きたいことがあるわけでありますが、残念ながらできません。簡単に一つ文部大臣にお伺いをいたしたいと思います。 それは先ほども同僚金丸委員からも御質問がありましたし、一昨日の文教委員会において私が少し触れました、十六日の文部大臣と日教組の幹部との会見の問題であります。今日わが国の教育問題については、いろいろな問題が山積をいたしております
○小牧委員 まだほかにもたくさん質問される方があるようでありますから、これは深くは追及いたしません。いずれ事務職員の身分の問題なり、あるいは学校教育法の改正の問題については、あらためてまた法案その他を検討して、局長にいろいろ御質問したいと思っておりますので、この問題はこれで一応打ち切ります。 もう一つお伺いしたいのは、この法案の第五条に、「政令で定める実習助手に限る。」こうなっておりますが、これはいかなるわけですか
○小牧委員 なるほど局長のおっしゃるのは一理あると思います。いろいろほかの面にも波及するからこの際ここで一線を引いておかなければいけないというあなたのこの思想、この考え方は、先ほど私が申し上げた教育公務員特例法の問題とか、あるいは学校教育法の一部改正の問題とか、これらを通じて一貫したものだと私は思う。これをまず改める必要が私はあると思う。たとえば事務職員の教育公務員特例法の適用の問題にいたしましても
○小牧委員 初中局長に、高等学校の定時制教育及び通信教育振興法の一部改正案について若干お伺いします。 この法案の中に対象として事務職員が除外されておるという点については、臼井委員からも今御質問がありました。また西村委員からも御質問がございましたが、どうも私は臼井委員の質問に対するあなたの答弁がよくわからない。一般の職員は非常に職務が複雑だということを説明されましたが、ただそれだけでは明確な理由にならないのじゃないかと
○小牧委員 私もただいまの附帯決議に対しましては、山崎委員が申されたような理由によりまして全面的に賛成でございます。 ただここで申し上げたいのは、先ほど臼井委員からもお話がありましたが、文部省の方によく聞いておいてもらわなければいかぬと思うのですが、十九国会においてほとんどこれと同じような附帯決議案が通っておる。それ以来相当な年数を経過いたしておるわけでありますが、この法案の審議にあたっての内藤局長
○小牧委員 一部、二部、三部、特に二部、三部の方に増員の要求があったというような御答弁が今ありましたが、それもさることながら、私が相馬君からいろいろ承るところによりますと、第一部の中においても部の中にいろいろな分科があって、これが不均衡であるからこれを是正してもらいたい、あるいはまたそれができなければ、全体として何らかもう少し公平な割当ができるような増員ができないかどうかというような希望が相当あったように
○小牧委員 高橋先生は経済学のみならず美術関係にも非常に造詣が深い方であります。今お聞きいたしました通り、昭和二十三年ごろから院長の職にあられて、十年以上この職におられるわけでありますが、そういう経験から、今の総会の議決による会員の各部あるいは各科の数、こういう点について、今第一部の美術家偏重の傾向のようなお話がございましたが、何か御所見をお持ちになってはおられないのでありますか。それをまずお伺いしたい
○小牧委員 私は日本芸術院の問題について高橋院長、それから社会教育局長、それから文部大臣に若干の質問をいたしたいと思います。 もちろん私は日本芸術院の問題についてお伺いをするにあたりましても、芸術については門外漢でございまして、全くのしろうとであるわけでございます。従いまして特殊な芸術界——こういう芸術の問題についてはその自主性を尊重しなければならないということはもとより当然のことと承知いたしておるわけでございまして
○小牧委員 相当低いというのは、大体どのくらいの開きがあるのですか。
○小牧委員 関連して。長谷川委員の質問の中に、私学、特に大学の寄付金とか、あるいは授業料、入学金、こういう問題で質問がありました。大学学術局長にちょっとお伺いしたいと思いますけれども、昨年よりもまたうんとことしは上がっているように新聞でも見ております。その理由として、私立大学の教授の給与ベースが国立大学よりも低いから、主としてその方面に充てるのだ、こういう理由を新聞にも書いてありますが、一体どこまで
○小牧委員 先般当委員会より伊勢湾台風の被害調査のため、三重、奈良、和歌山の三県に派遣されました委員を代表いたしまして視察報告を申し上げます。 派遣されました委員は私と簡牛凡夫委員の両名でございまして他の運輸、社会労働、農林水産、建設委員会より派遣された諸君とともに十月八日東京を出発、三県の災害地を前後五日間にわたって視察し、十二日夜帰京いたしました。時間の関係上、簡単におもなる視察個所を行程に従
○小牧委員 その点は先ほどからいろいろあなたのお話もありますし、また他の参考人からもいろいろ話がありまして、今ここでにわかにどっちがどうということを断定はできないかもわかりませんが、少なくとも私どもがここでたくさんの参考人の方々の御意見を聞いておりますが、中には私立大学協会の会長さんとか、これは権威のある地位の方だと思っております。そういう権威ある地位におられる方が、この公開の席上で、そう軽々しく意見
○小牧委員 ちょっと田中参考人にお伺いしますが、先ほどのお話では、理事長はやめた、まだ登記がなされておらないようだが、しかし理事ではある、理事には残るという意味でしょうか。こういうお話を承ったわけでありますが、理事長をやめて、ほかの方に経営をやっていただくために、大野さんですか、そういう方にお願いをした。しかし理事になるということは、これはやはりまぎれもなく経営者の一人である。こういう点を考えてみた
○小牧次生君 ただいま議題になりました市町村立学校職員給与負担法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明いたします。 この法律案は二つの法律を改正するものでございまして、第一は市町村立学校職員給与負担法の一部を改正するものであり、第二は地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正するものでございます。 市町村立学校職員給与負担法の改正は、同法二条の次に一カ条
○小牧委員 監理局長にお伺いしますが、そのほか災害を受けた学校で、いろいろ取り片づけをしなければならないし、あるいはまた応急の仮校舎を建ててやらなければならないし、その建築費等が応急対策費としてとられるわけですが、これを災害復旧の補助の対象とする、こういう方針が必要であろうと思うのですが、これについてどうお考えですか。
○小牧委員 あらましの考えを大臣からお聞きいたしたわけでありますが、私はさらに現地の要望等を中心といたしまして、政府の方針をきめる場合の私どもの考え方をまた述べまして、これに対する大臣の現段階におけるお考えをお伺いしたいと思います。 今回の災害を受けました地方は、大部分が二十八年に大災害を受けております。その跡始末もまだ十分には完了していない、こういう実情でございまして、そういう意味からも急速な復旧措置
○小牧委員 ただいま監理局長から十五号台風の災害の概況その他これに対する措置について承わったわけでありますが、私ども文教委員会といたしましても、この災害の調査のために、他の関係委員会の諸君とともに去る八日の夜東京を出発いたしまして、名古屋、三重、奈良、和歌山県等の災害の実情を調査視察するために参りまして、本委員会からは私と簡牛委員の両名が参ったわけでございます。現地に行ってみまして、今回の災害が私どもの
○小牧委員 なるほどそういう御見解もあるかもしれませんが、しかしペンネームの方がわかりがいい、あるいは向うの方のいろいろな答えを引き出しやすいとか、会いやすいとか、いろいろな御見解があるかもしれませんが、もしそういう意味のペンネームであるならば、本名よりもペンネームの方がはるかに有名でなければならぬ。相手の方が、本名よりもペンネームの方を聞いた場合に、非常に気やすくなって、ああ、あの人かということでなければ
○小牧委員 ちょっと関連してお伺いしますが、先ほど御答弁の中に場合によってはペンネームを使うこともある、たしかこういう御答弁であったように思うのですが、身分証明書の氏名を表示する個所にもう一ヵ所ペンネームが書いてあるのかどうか、それは一体どういうふうになっておりますか。
○小牧委員 御陳情ですか、その御希望はよくわかると思うのですが、私が先ほど申し上げたのは、現行法は必要な援助を予算の定めるところによって行う、そうなっておるのが、今度は予算の範囲内で経費の一部を補助することができる、こうなって大きく後退しておっても、あなたはこれに納得されるわけですかどうですかということをお伺いしておるわけです。
○小牧委員 お互いにいろいろ考えがあるわけですから、ここであなたと議論をするわけじゃございませんが、文部省のいろいろなやり方を見ますと、初めはそうでもなかったんだが、だんだん何でもかんでも基準々々をずっと作って、結局文部省の考える国家基準というものでずつて押えていこうとする傾向が、ただ単に社会教育の面だけでなくて、一般の学校教育の面においても、最近非常に顕著に現われて参っておる。これは私どもは民主化
○小牧委員 丸山参考人にお伺いいたしますが、私は、社会教育法というものは御承知の通りわれわれ人間の自主的精神と思しますか、また自発的精神を養成するということで、自己教育、相互教育ということが本来の精神だと思います。そういう点から考えまして、今回文部省が提案をいたしております第二十三条の二を新しく追加いたしまして、「公民館の基準」という題目で新設されたもので、文部大臣は「公館民の設置及び運営上必要な基準
○小牧委員 まだわかりません。
○小牧委員 それはどういうわけで私に回ったかわかりませんが、確かにわが党の通告の予定者はあなたのところに提示しました。ただし、それは順序はまだ未定だとそこに必ず書いてあるはずである。従いまして、まだ野口君のあとに、わが党においてはだれが第二に立つか相談しておりません。もうしばらく御猶予を願います。
○小牧委員 議事進行について。ただいま社会教育法案について質疑が行われておるわけでありますが、われわれ文教委員会の運営については、できるだけ定足数を満たして、そうして熱心に審議をしなければならないということをたびたび要求をして参りました。与野党ともに相当数の議員が出席されて審議を進めて参ったわけでありますが、ただいまの与党の方の出席の状態を見ますと、わずかに五、六名しか出席しておられない、まことに遺憾
○衆議院議員(小牧次生君) ただいま議題となりました台風常襲地帯における災害の防除に関する特別措置法を改正する法律案につきまして、御説明申上げます。 この特別措置法は台風常襲地帯多伸の悲願を超党派で受け入れ、年次計画によって防災施設上特別の措置を講じ、災害を未然に防止して、民生の安定と国土の保全をはかるため、昨年四月全会一致成立したものであります。 ところがこの特別措置法の眼目というべき国の負担率引上
○小牧次生君 ただいま議題となりました台風常襲地帯における災望の防除に関する特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、御説明申し上げます。 この特別措置法は、台風常襲地帯多年の悲願を超党派で受け入れ、年次計画によって防災施設上特別の措置を講じ、災害を未然に防止して、民生の安定と国土の保全をはかるため、昨年四月全会一致成立したものであります。ところが、この特別措置法の眼目というべき国の負担率引き
○小牧次生君 ただいま議題になりました市町村立学校職員給与負担法等の 一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明いたします。 この法律案は二つの法律を改正するものでございまして、第一は市町村立学校職員給与負担法の一部を改正するものであり、第二は地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正するものでございます。 市町村立学校職員給与負担法の改正は、同法二条の次に一