1982-04-28 第96回国会 衆議院 文教委員会 第13号
○小川国務大臣 この法案が成立いたしました後において、文部省におきましてさらに延長をするような提案をいたすつもりはございません。
○小川国務大臣 この法案が成立いたしました後において、文部省におきましてさらに延長をするような提案をいたすつもりはございません。
○小川国務大臣 現行法で「当分の間、」となっておるのだが、期限を切れという仰せかと存じます。それはそのときの実態と申しますか、現状では、なかなか何年後にという期限を付することは困難であろうかと思っております。
○小川国務大臣 文部省は今日まで、ただいま初中局長からお耳に入れましたように、通達において、できるだけ学校法人立とするようにしてほしい、あるいは原則として学校法人立とすべきである、かような指導をしてきたわけでございますが、これまた申し上げましたように、一面において幼稚園の普及を図っていかなければならないという要請があり、これに対応していく必要もあったと存じますので、必ずしも文部省が怠慢であったという
○国務大臣(小川平二君) ただいま御決議のございました東京芸術大学にかかわる事項につきましては、文部省といたしましては、厳正に対処するとともに、御指摘のありました問題について、大学における検討を踏まえつつ、今後再び国民の不信を招くことのないよう、一層の努力をいたす所存であります。
○国務大臣(小川平二君) 中国に残留した日本人孤児が、念願かなって帰国をしたけれども、言葉の壁に隔てられて円滑な生活適応ができない。非常にお気の毒なことであり、まことに遺憾なことだと存じております。引き揚げてこられた方に対する日本語の指導は、現在援護、ないし生活指導の一環として、厚生省を中心に各都道府県の援護課を窓口といたしまして、ボランティアの方々の献身的な御協力のもとに行われておるわけでございます
○国務大臣(小川平二君) 教育の振興を図りますことは国政の基本であります。過去一世紀余りにわたって、先人がかような信念に基づいて努力しました結果、今日のわが国の成長発展があり得たと信じておるのでございます。 教育は次の時代を担う人間性豊かで頼もしい国民を育成することを期しており、教育の振興はわが国の将来の発展の基盤をなすものであります。本岡議員仰せのとおり、文字どおり国家百年の計であると信じております
○国務大臣(小川平二君) 姫路市におきまして五十七年度の学校給食を実施する際に、一部の小学校の調理業務を民間業者に委託をしたということを聞いておるのでございますが、その詳細について承知いたしておりませんので、ただいま兵庫県教育委員会を通じて調べておるところでございます。
○小川国務大臣 幼稚園に要する経費の総額を的確に把握しておらないということについて御指摘をいただき、また、ただいま不勉強であるというおしかりもいただいて、恐縮に存じております。今後幼稚園行政を進める際に必要な基礎的な数値につきましては常時把握に努めまして、適切な行政の推進に努力をしてまいるつもりでございます。
○小川国務大臣 法案の御審議に際して用意しておくべき基礎的な数字についてただいま御質疑があったわけで、即座に明確な答弁を申し上げられなかったということは、まことに遺憾に存じております。恐縮に存じております。
○小川国務大臣 個人立、宗教法人立等の幼稚園の学校法人化につきましては、文部省といたしましては、法律の趣旨を踏まえまして学校法人認可基準の緩和について通知もいたしたわけでありまするし、機会あるごとに都道府県を指導いたしまして法人化の促進を図ってきたわけでございます。今日なお、五百に近い幼稚園が法人化しておらないという事実は、文部省としてもきわめて不本意に存じておりまするが、ただいま御審議がなされております
○国務大臣(小川平二君) いわゆるノイローゼにかかる、あるいは自殺を考えるというような心境に立ち至るということ、それぞれ原因があり背景があることでございましょうから、これは養護教員が相対でゆっくり事情を聞いてやり、原因となっている事柄を取り除くことによって解決できる問題もずいぶんあるに違いないと存じます。必ずしも精神構造そのものの異常に起因するものばかりとは存じませんけれども、そういう生徒もあるに違
○国務大臣(小川平二君) 確かに、仰せのとおり法律の趣旨が具現されておらない、そういう事態が存在をいたしておることで、このことはまことに残念なことでございますが、僻地等におきましては、実際問題として種々の困難が伴うこととは存じますが、今後は法律の趣旨が生かされますように、都道府県教育委員会等を通じて指導してまいるつもりでございます。
○国務大臣(小川平二君) 教職員が災害に遭いました場合、これが公務に起因するものかどうかという判定をする、私もとより素人でございますが、恐らく非常にこれはむずかしい問題であるに違いないと存じます。したがいまして、この問題につきましては、これから先も各種のデータを集める等のことをいたしまして、十分慎重に検討を加えて御趣旨に沿うべきことだと考えております。
○小川国務大臣 そのとおりでございます。
○小川国務大臣 先ほど来政府委員が答弁を申し上げておりますように、山原委員から一審、二審をあわせてその意味を問われたのに対しまして、一審、二審とも実質的には意味がないという答弁を申し上げたわけでございます。さらに、これに続いて山口委員から特に一審について御質問がありましたので、形式的にはなお存在しているが実質的には効力を失っておる、かような答弁をいたしたわけで、私自身もそのとおりだと考えておるわけでございます
○小川国務大臣 去る四月九日の衆議院文教委員会におきまして、教科書検定第二次訴訟の最高裁判決に対する政府委員の答弁に関し不十分な点がございましたので、この際、政府委員より補足、訂正をいたさせます。
○小川国務大臣 そのような御質疑があるということをただいま承りましたので、調査をさせておりますから、しばらく時間の御猶予をいただきたい。
○小川国務大臣 承知をいたしておりません。
○小川国務大臣 研究をいたしておりません。
○小川国務大臣 専修学校は、社会情勢の変化、経済情勢の変化あるいは学習者の適性、志望等に対しまして柔軟に対応することのできる教育の場でございます。あわせてまた、生涯教育という観点からも望ましい役割りを果たしていくに違いないと存じておりまするので、今日までも教職員の研修に対する助成あるいは施設設備の拡充に対する融資あるいはまた税制面の優遇措置の拡大というような努力をいたしてまいったわけでございますが、
○小川国務大臣 私学振興法の附則二条五項によりまする学校法人化の期限が到来した後の幼稚園の取り扱いにつきましては、本来、この法律が議員立法の形で立法されました経緯もございますから、立法府における御論議を踏まえつつ慎重に対処してまいりたいということを従来申し上げてまいったわけでございます。このたび自民党におきまして、幼稚園関係諸団体の意見をも十分聴取された上で、成案を得て提出された法律案と理解をいたしておりますので
○国務大臣(小川平二君) 栄養職員の勤務の実態を文部省において把握するということは非常に大事なことだと存じておりますので、しかるべき方法で調査をいたしまして、改めて御報告を申し上げます。
○国務大臣(小川平二君) お説も十分理解できるわけでございますが、いま法律の規定を見ますると、学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費云々は義務教育諸学校設置者の負担とする。それから、前項に規定する経費以外の学校給食に要する経費は学校給食を受ける児童または生徒の保護者の負担とする。法律の規定はこのようになっておるわけでございまして、これをすらっと解釈いたしますと、どうも白衣はその他の経費で保護者
○国務大臣(小川平二君) いま体育局長から答弁申し上げましたように、両様の考え方があり得ると思うわけでございまして、これを個人の所有としておく方が教育的効果という観点から望ましいという考え方も確かにうなずける一面があるわけでございまして、やはりこれは地域の実態に応じて決めていただく問題ではなかろうかという感じがいたしておるわけであります。
○国務大臣(小川平二君) 厚生省の考えておりますることについては私まだ聞き及んでおりませんが、これは厚生省が厚生省の行政として一般的に行おうとしておる方針でございましょう。文部省といたしましては、先ほど来答弁を申し上げておりまするように、学校給食用としては生乳を維持してまいりたいと、こう考えております。
○国務大臣(小川平二君) いろいろ指摘を受けておるような物資につきましては、これを高度の検査機能を持つ権威ある機関に文部省から委嘱をしてでも検査をしてもらうべしと、そのようなお言葉と理解をいたしております。心構えといたしましてはさような心構えで臨んでまいりたいと思います。
○国務大臣(小川平二君) ただいま学校給食会の当事者からお耳に入れましたように、健康会法の成立がおくれた等の事情もあって、御指摘を受けておる文書をあまねく配付することをやっておらなかったという事情のようでございます。仰せのように学校給食用物資、児童生徒の健康安全を支えるものでございまするから、検査の方法についてはもとより、仰せの文書等の配付につきましても、今後十分留意をいたしまして遺憾なきを期するように
○小川国務大臣 今回の判決につきましては、私どもは、訴訟を提起する利益なしというかねてからの文部省の主張が原則的に認められたものと理解をいたしております。私も最高裁の判決を論評する自由を持っておりますから、この判決を妥当な判決であると申し上げておるわけでございますが、勝ったとか万々歳というようなことは一言半句も申しておりませんから、この点誤解なきようにお願いを申し上げます。 それから、教科書の問題
○小川国務大臣 文部省はかねてから、学習指導要領の改訂によりまして旧学習指導要領による改訂検定の余地は全くなくなっておる、したがって、訴えの利益はすでに失われているのだという主張をいたしておったわけでございますが、今回の判決は文部省の主張を原則的に認めて原判決を破棄したものでございますから、きわめて妥当な判決だと考えておるわけでございます。
○小川国務大臣 児童生徒の健康の維持増進という観点からいろいろの御質疑があり、また御意見の開陳をいただいた間、傾聴いたしておったわけでございます。 学校医は児童生徒の健康の維持増進という立場で、それぞれ専門的な立場から健康診断等の保健活動を行っており、あわせて教職員の行っておりまする保健指導に対して指導助言もいたしておる非常に大事な役割りを担っておるものと心得ております。配置の状況あるいは報酬等については
○小川国務大臣 お言葉の中に、管理体制を強化するあるいは押しつけを行うというお言葉がございました。文部省といたしましては、さようなことをやっておるつもりはないわけでございます。 ただいま局長から答弁を申し上げたことに尽きると存じますが、やはり校内暴力等に対処いたしまする際には、校長を中心として教職員が一致して、一体となってこれに当たっていく体制というものがぜひとも必要だと考えておるわけでございます
○小川国務大臣 申し上げるまでもなく、健やかな体、同時にまた豊かな心を培うということが学校教育の重要な目標でございますから、保健体育教育を充実させる、あるいはまた学校給食を拡充するという努力も今日までやっておるわけでございます。 特に保健管理の面でございますが、ただいまお言葉にもございましたように、保健室へ行って、養護教諭は大多数が女性でございますし、養護のおばさんと話をする、それだけで非常な心の
○国務大臣(小川平二君) ますます緊密化の度合いを増してきておりまする今日の世界の現状というものを十分認識いたしまして、外国の人たちからも尊敬され、信頼されるような人間を育てていかなければならない。その際、申すまでもなく、語学を十分習得し、これに習熟させることが必要だと考えております。
○国務大臣(小川平二君) 申すまでもなく、これからの日本を担っていくための頼もしい日本人を育てるということが主眼でございます。同時にあわせて国際性を培う、これも大切な目的の一つと心得ております。
○国務大臣(小川平二君) 日本人学校あるいは補習授業校は、日本の国内とは異なる生活環境あるいは教育環境のもとに置かれておりまする日本人の子女に対しまして、日本人にふさわしい教育の機会を提供し、維持していこうと、こういう目的で設置されておるわけでございますが、ただいま仰せのように、一口に申しますれば国際性を身につけると申しますか、これから先ますます大切な問題になってくる、こう考えますので、海外に在住していたという
○国務大臣(小川平二君) 財政の状況はますます厳しいものになっていくであろうという見通しを持たざるを得ない状況だと存じておりますが、さような環境下におきましても教育は国政の基本であるという認識に立ちまして全力を傾注する決心でございます。
○国務大臣(小川平二君) 私立大学等の経常費補助金は、改めて申し上げるまでもなく、私立大学がわが国高等教育振興の上に果たしてきた、また今後も果たすであろう役割りの重要性にがんがみて創設されたものでございますので、この制度本来の趣旨に従って、かような厳しい財政状況のもとにおいてでございますが、私といたしましては及ばずながら努力を傾注いたした次第でございます。しかるところ、歳出抑制という非常に厳しい財政状況
○国務大臣(小川平二君) 昭和五十七年度文部省所管予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 昭和五十七年度の文部省所管予算につきましては、いわゆるゼロシーリングのもとに、臨時行政調査会の第一次答申を尊重しつつ編成いたしたところでありますが、文教は国政の基本であるとの認識に立ち、教育、学術、文化の諸施策について予算の確保に努めたところであります。文部省所管の一般会計予算額は、四兆五千八百四十八億三千四百万円
○国務大臣(小川平二君) 義務教育教科書無償給与の制度につきましての私の考え方はただいま申し上げたとおりでございますが、現在中教審に対しまして教科書のあり方、検定、採択、給与を含めまして無条件で諮問を申し上げておるわけでございますから、この際私があらかじめ結論を拘束するような発言をいたすということは差し控えるべきものかと存じております。しかし、中教審におかれては必ず世論の動向をも踏まえられて、良識に
○国務大臣(小川平二君) 義務教育教科書無償給与の制度は長い間にわたって定着をいたしておる制度でございまするし、広範な国民的支持をも受けている制度でございます。改めて申すまでもなく、憲法の定めておりまする義務教育無償の精神をより幅広く実施しようとする制度でございますので、私といたしましてはこれをあくまで堅持してまいりたいと、こう考えております。
○国務大臣(小川平二君) このたび政府から提出いたしました国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、昭和五十七年度における国立大学の大学院の設置、大学附置研究所の改組等について規定しているものであります。 まず第一は、島根医科大学の大学院の設置についてであります。 これは、昭和五十一年度から学部に学生を受け入れ、昭和五十六年度
○国務大臣(小川平二君) 学習指導要領の改定でございますが、その趣旨は、従来の詰め込み主義に陥りがちな傾向を改めて、児童生徒が知、徳、体、調和のとれた人間として伸びていくように、かような趣旨で学校の創意工夫によってゆとりのある学校教育を実現しよう。そこで、ひとり社会科だけではございません。各教科の目標、内容を、いずれも大筋と申しますか、大綱的な記載にとどめておる次第でございます。御指摘の点につきましても
○国務大臣(小川平二君) 仰せのように、中教審からは四十一年、四十六年、二回にわたりまして制度の面、内容の面で答申をちょうだいいたしております。文部省といたしましては、答申の趣旨を順次実現いたしまするために、たとえば学級編制あるいは教職員の配置基準を改める、教員の給与も改善をする、入学試験の改善に努める、あるいは幼稚園教育の拡充というような施策を現に実行してきておるところでございます。また、教育の内容
○国務大臣(小川平二君) 青少年の非行あるいは校内暴力、事例が非常にふえてきておりまして、戦後第三のピークだと言われておる状況につきましては、私もまことに心を痛めておる次第でございます。 これは第一に、経済的な環境がますます豊かなものになっていく反面、心が置き去りにされておるという。昨今の風潮がございましょう。第二に、家族構成がいわゆる核家族化するというようなことに伴って、人間形成の上で非常に大事
○小川国務大臣 繰り返しになりますが、本来わが国の教育は憲法並びに教育基本法の基本理念でございます平和の尊重、平和維持に協力すべきことを旨として行っておるわけでございますから、特にそのことに言及をいたしておらないわけでございます。
○小川国務大臣 これもまた改めて申し上げるまでもないことでございますが、今日わが国の教育は、教育基本法第一条が掲げておりますように、平和な国家、社会の形成者として必要な資質を培う、これを目的として行われておるわけでございます。児童生徒の発達段階に応じまして平和の尊重すべきことを教えておるわけでございまして、たとえば中学校の学習指導要領では、「各国民の相互理解と協力が平和の維持と人類の福祉の増進にとって