1949-12-22 第7回国会 参議院 大蔵・人事連合委員会 第2号
○小川友三君 それから特に長官にお伺いしますのは、全国の百七十八万余の国家公務員はこのペースが変らないというので非常に苦心しておりまして、大体一世帶三千円程度の借金があると思います。質屋に、友達に、親戚に、或いは懇意な人にというわけで大体三千円程度の借金がある筈ですが、これは合計すると五十億を突破するのであります、これがこの年末に当りまして、この百七十八万余の勤労大衆は合計五十億円以上の借金を背負いまして
○小川友三君 それから特に長官にお伺いしますのは、全国の百七十八万余の国家公務員はこのペースが変らないというので非常に苦心しておりまして、大体一世帶三千円程度の借金があると思います。質屋に、友達に、親戚に、或いは懇意な人にというわけで大体三千円程度の借金がある筈ですが、これは合計すると五十億を突破するのであります、これがこの年末に当りまして、この百七十八万余の勤労大衆は合計五十億円以上の借金を背負いまして
○小川友三君 官房長官もお忙がしいと思いますが……。今の賃金のベースを上げないということは、大分政府はがつとりと決めておるようでございますから、上げないならば勤労所得税をもつとぐつと下げて貰いたい、こう思うのですが、結局勤労所得税を下げるのに、今一千二百億の勤労所得税を課けておりますが、政府は自然増收で三百六十億も儲かるのでありますから、この面において取敢ず税收入を自然増收の面から、三百六十億の増收
○小川友三君 今日の連合委員会でどうも主計局長さんだけでは甚だ物足りないのですが、午後の連合委員会に労働大臣と大蔵大臣と運輸大臣、郵便大臣の四大臣の出席を求めまして、是非お伺いしたいことがありますので、時間も大体こんな程度ですから休憩の動議を提出いたしますが、一つお諮り願います。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○小川友三君 そこで今日岡元委員長さんにこちらにおいでを願つたということでもありますが、委員長さんの方では、これは第三條の末項によるところの二千円の支出であれば、すでに給與法は出来ておりまして、主計局長さんの説明では、これは出せるというような説明がございましたのですが、そこでそれじや別に決議案を出さなくても政府は出すということになつてしまいますれば、決議案の効力というものは、出ればよろしいわけであります
○小川友三君 特別委員会の委員長さんに御説明を伺いまして大体話は呑み込めたのでありますが、この決議案は先程波多野先生油井先生とも話合つたのであります、懇談会で……。特別に二千円を一世帯当り、いわゆる未復員者給與法の第三條の末頃の規定ではなく、別に一世帯二千円出すというような決議案でないように思われますが、これは未復員者給與法の第三條の末項における規定で二千円出させるというような感じがするのですが、その
○小川友三君 本議員は、この法律案に対しまして賛成をするものであります。その賛成の理由を少し申上げます。 今回のこの金額の中には、生産者に拂う金が二十数億円すでに拂わなくちやならいものがあるのでありまして、これを拂わなければ製炭業者というものはこの年末は送れない、親子心中する人を作るかも知れないというような政治性を持ち、生活擁護の立場から、本案はどうしても通して、そうして製炭業者並びにこれを……現在昭和十五年
○小川友三君 本案は前国会において審議討議は完了しておりますので、この際本員は審議及び討議を省略いたしまして採決のできますような動議をお諮り申上げます。
○小川友三君 本議員は、特に国会に衆議院議員の経歴を持つており、又参議院で而も年長者であるところの小串先生をこの際委員長といたしまして、選挙法改正を促進いたしたい、かように思いますので小串先生を推薦いたします。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○小川友三君 この食糧管理特別会計法案は、今大蔵大臣来られましたので少し御伺いしますが、あと二百億出さなくてはやりくりがつかんというので、この一千七百億でございますのはあと二百億増加しなくては支拂いがつかんという結論のように思われますが、午前中の委員会でも、政府委員の方は、マル公が上つたから買入れ値段からそれだけ余分の金額が要るのだということを御答弁があつたわけなんでありますが、買入金が上つても回收
○小川友三君 それはちよつと本末顛倒のように感じますが、政府ではいも類の統制を廃止してしまつて、自由販売にするのだ、それで澱粉はうんと余つておるのだ、そして買うものは国内農民の生産費よりも二倍以上に支出して、国民の負担を重くしておる。併し価格差補給金も、実際配給は安いけれども、実際の国の負担というものは国民全体の負担というものに対しては、やはり二倍近い支拂をしておるというのが実態なんですね。そうすると
○小川友三君 この食糧管理特別会計法ですね、これは輸入食糧は内地米よりも米にして約二倍近く高いですが、これをもつと安く買うような方法を立てれば、こうした金は要らないと思いますが、輸入食糧はどうして内地の農民から買上げる価格よりも二倍近い支出をしておりますか。この点についてお伺いいたします。
○小川友三君 それから福島県でも二千万円程度という今の御発表でございますが、空供出の一番大きいのは二百六十万円が最高であるというお言葉でありまして、その後で又福島県の方では二千万円の空供出というものがあるというお話でございますが、福島県は二千万円というのは正しいと思いますが宮城県ではどのくらいになつておりますか。
○小川友三君 それに関連して岩手県の例を取上げてちよつと伺いますが、岩手県では三千万円程度が、農林省駐在木炭検査員と業者が結託して、そうして空供出の金を三千万円取つてしまつたということになつておりますが、この点につきまして三千万円が正しいのか、或いはそれ以上でありますか。ちよつと御報告願いたいのでありますが。
○小川友三君 薪炭問題ですが、現物に不足のあるもの、十億二千七百万円というものの内容につきまして……。去る十一月の二十五日に、毎日新聞に、「僞証書や幽霊供出各地で続々発かる」という題、「木炭十億円の不足」という題で報道されておりますので、政府の方に特にお伺い申上げたいのですが、岩手県の例が出ておりますが、それから福島県の例と宮城県の例と靜岡県の例と新潟県、埼玉県、長野県とございます。これは政府でも御承知
○小川友三君 本案の己類第七十一は、全国の千数百万の同胞が病気で用いているところの滋養剤に課税するものでありまして、悪法の甚だしきものであると私は信ずるのであります。凡そ丈夫なる我々同胞が弱いものを救つて行くというのが、この立法の建前であると私は信じております。今栄養失調に陷つておるところの赤ちやんが幾百万、これらの方が用いているところの錠剤にまで課税してやつて行くということは極めて悪法であると思いまして
○小川友三君 如何ですか、この辺で一旦休憩しますか。それとも続行しておやりになりますか。
○小川友三君 議題になつております予算案につきまして、本議員は男らしく堂々と満腔の敬意を表しながら賛成の討議をいたします。(拍手、笑声) 現下の日本の置かれておるという状態は、敗戰四年有半、世界の国々で一番貧乏な国であるという事実をはつきりと国民も、私も、政府も、認識しておる筈であります。親が貧乏で子供達に金が出せない、無いものは出せないからというので、子供も親の意見に従つているというのが私の家庭
○小川友三君 本議員はこの予算案に対しましては満腔の敬意を表して賛成をするものであります。 賛成する理由を申上げますが、現在の吉田内閣は島国根性的な鎖国政策を一擲しまして、開国、国際的な政策を採入れまして、そうして近い将来において移民問題その他あらゆる問題の解決をここに見出だそうとしまして吉田総理が非常な苦心をせられておると同時に、又池田蔵相もアメリカ側の案、連合国側の意見を採入れて諸般の調整を編
○小川友三君 分るように申上げます。十二月は一〇%というのは、四〇%業者は拂う義務を押しつけられておりますから、一ケ月を四分の一に割るわけです。そうすると一〇%ですから十二月の七日から廃止するのが正しいのじやないか。一〇%にしようという案が政府にあつたのだから、一週間で一〇%の税金が上つてしまうのだから。バランスが合う、そういう計算でありますが、そういうふうな方針に変えて貰いたいと思いますけれども、
○小川友三君 そうしますと話が非常に分つて来たのでありますが十二月一杯四割の税金をとるのだから、これを一ケ月を四分の一に割るわけですね、割りますと十二月七日から廃止して参りますと税率がぴしやつと十二月一杯は十%、一月一日から廃止するということになりますれば……、十二月の七日に廃止しますとシャウプ勧告案にぴしやつと合うことになりますので、十二月の七日から廃止して頂くのがシャウプ勧告に対して、政府が最も
○小川友三君 織物消費税の問題ですが、これはシャウプ勧告によりまして、当然十二月一日から廃止しなければならない運命にあつたのでありまして、これは政府の怠慢と申しますか、忙しくて手が廻らなかつたと思いますが、一月の一日からこれを廃止しようという、こうした法案を提出しておるのでございます。それでこの織物消費税は当然十二月一日からこれを廃止すべきものであります。政府におかれましては今後一億か五千万か、はした
○小川友三君 吉田総理大臣は内外の新聞記者団の皆さんと今後活溌に会つて大いに話をするというような機会を是非、今までもそうやつていらつしやるように見ておりますが、内外の新聞記者団が総理大臣とたびたび会つて、そうして講和條約を結ばれる前に或いは日本の内政においてもいろいろ話をしたい、かように空気が動いております。そこで今後活溌に内外記者団と会つて頂いて、そうしてどしどし所見を述べられまして八千二百万の同胞
○小川友三君 それから今日の新聞を見ましても、日本の講和條約の結ばれる性格が、日本を反共の基地とするような性格が織込まれた條約案が進みつつあるように報道されておりますが、我が民自党の吉田内閣は、(笑声)容共でなくて反共の性格でございますから、この点につきまして吉田総理大臣は反共の基地的性格を盛り込まれた條約が出ましても席を立つようなことは万一あるまいと思いますが、こうした性格のものであつても喜んで講和
○小川友三君 対日講和條約に関する問題で総理大臣にお伺いを申上げます。吉田総理大臣は日本の近代の総理大臣では大宰相の方に入る優秀な大臣であつて、而も外務大臣を兼ねていらつしやるのであります。たまたまこのときに講和條約が結ばれようとしておるのでありますから世界の目は吉田総理大臣の顔に集まつておるということは間違いなく言い得るのでありましてこの際総理大臣は御多忙でありますけれども米英諸国に條約が結ばれる
○小川友三君 本案は五億円の増資の法案でありますが、政府におかれましては、現下の置かれたるところの国民大衆の生活状況の困難ということから見まして、もつと多く十億乃至十五億増加した方がこの国民金融公庫の名にふさわしく、又現下の国民の窮状を救うために非常にいいと思いますけれども、僅かに五億程度の増資でありまするが、これにつきまして銀行局長さんの御意見をお伺い申上げます。
○小川友三君 本案につきましては、国会に提案されて、又国民の相当数を代表したところの法律案でありますので、本員は本案に賛成するものであります。
○小川友三君 只今波多野先生から、質問を打切つても差支えないという御意見がございましたのですが、この案に対しましては、法制局長さんから、ESSが注意されたということは、どういうふうに解決されておりますか、三ヶ所ありましたが、それに対する御説明を願いたい。
○小川友三君 それから貨物運賃を上げるよりも客の運賃を上げた方が、大衆の影響は少いのですよ。旅客運賃を上げた方が、貨物運賃を上げると全体の物価が騰つてしまう。それであなたの方針は客の方を上げるがよいかどうか、貨物が上ると物価で一齊に騰つてしまう。これはいつも言うことでございますが、実際片山内閣もやつて来たし、吉田内閣もやつた。社会党内閣もやつて来た。貨物を上げちやいけないという方針でやつて来た。逆に
○小川友三君 星加さんに、お伺いしますが、今度の予算の中で、国有鉄道の方に三十二億幾らかの金を廻すことになつておりますが、
○小川友三君 過般米国の薬剤師協会から、日本の薬業の視察に或いは医業の視察に参られたのであります。薬業視察団におかれましては、マツカーサー司令部を通じまして、厚生当局に対し医薬分業の大方針を示されたのでありますが、厚生大臣におかれましては如何なる御政策をお立てになりましたか。先ずこれについてお伺いをいたしたいのであります。総理大臣は、十一月の二十一日の衆議院におけるところの外務委員会におきまして、日本
○小川友三君 本員は、早期供出米報奬金制度、米国薬業視察団の勧告案に対する対策、ヒロポン問題並びに外債償還対策、中小企業貿易に関する緊急質問の動議を提出いたします。(「聞えない」と呼ぶ者あり)
○小川友三君 それから民営になつた場合に、五軒か十軒くらいの法人組織、株式会社か何かにしまして経営をやつて行くという民営の委員会の報告を承つたのでありますが、五軒か十軒と言いますから、その点は結構ですが、一千二百億円の專売益金の問題でありますが、この税收入の問題は、政府の取り方さえうまければ千二百億以上、千五百億か、二千億も上るという見通しが本議員にはあるのでありますが、それは民営にした上において大蔵当局
○小川友三君 そこで民営になつた場合に、この葉煙草製造業者が、葉煙草を製造する農家の方々が、葉煙草が自然外国からいいものが入つて来るというようなことになりまして、葉煙草の生産は年々減つて行くということを、葉煙草の民営協議会と申しますか、黒田先生が会長をやつておられますところの協議会の方々の御説明を聞きますると、自然に葉煙草の生産が少々でも減つて行くという見通しであるという結論を示されたのでございますが
○小川友三君 本案につきまして大蔵大臣の御所見をお伺い申上げたいのでございますが、実はこの法案は民営問題を控えておりまして、審議が並行されておりますが、大蔵大臣の御所見は、民営問題に対しまして、葉煙草を売る場合は二・三〇%の税金を取つて民営になつた場合に売つて行くという方針でございますか、それとも或いはできている品物に印紙税によつて課税をする方針ですか、徴税方法につきまして、民営になつた場合のお考をお
○小川友三君 今油井先生からの質問と大体内容は同じようですが、奥さんの方では一〇%にして呉れという案が出ており、又その主張を本日の公聽会でやられておるというそのお気持は、資料は油井先生のおつしやつた資料ですが、九十二億の大体ストツクがある。それに対する一割の税金にすれば約四億五千万拂えばいいのだということになりますが、その数字の点はともかくといたしまして、今の業者の皆樣の立場は、消費者大衆に織物を如何
○小川友三君 今の奥さんの御説明はよく分りましたが、この十二月の荷物の動きというものは非常に多いように承わりましたのですが、十二月に織物業者から販売店に行く動きというものは、十二月はどのくらい昨年は動いたでしようか。又今年の十二月はどのくらい動きましようか。大体見通しをお教え願いたいと思います。
○小川友三君 大分具体的な御説明を賜わりまして有難うございます。そこで今度の補正予算の中から都道府県に渡すところのいわゆる治山治水費の助成金はどのくらい見てございますか、それを一つと、荒川を十大河川並に取扱つて頂きたいのでございますが、それに対するお答えがございませんでしたが、荒川をぜひ十大河川並にお取扱い願いたい。これに対する御所見をお願い申上げます。
○小川友三君 建設大臣におかれましては、利根川、荒川は今度のキテイ颱風の水害によるところの改修費として大体二億万円見ておられますが、二億万円あればこのキテイ颱風の損害は十分とは申しませんが、八割くらいはできると思いますので、満腔の敬意を表しまして、是非出して頂きたいということをお願いする次第であります。 この災害復旧費というものが先程申上げました十億万円前後でありまして、利根川は御承知の通り昭和二十二年九月十五日
○小川友三君 建設大臣にお伺い申上げますが、治水治山事業の中で、八十五億の予算が補正予算に見込まれておりますが、その中で利根川の治水事業にどのくらい見積られておりますか。大体七億円程度、関東地方の利根川の治水関係の方は要求していることと思うのでありますが、建設大臣はどのくらいをもつておられますか、先ず第一番にそれをお伺い申上げます。 その次もう一つは、隅田川上流であるところの荒川の治水費でございますが
○小川友三君 もう一つお伺い申上げますが米国の対日援助見返資金の中から中小企業者に五百億円程度の融資を賜わりたい、かように思うのであります。実は貿易の不振は中小企業者の金融難によりまして生産が閉塞いたしておるというのか貿易不振の実体でございます。日本の事業の八〇%以上が中小企業によつて賄われ、貿易も亦八〇%以上が中小企業生産によつて貿易の核心を掌つておるのでございまして、特に大蔵大臣におかれましては
○小川友三君 只今の大蔵大臣の御答弁に対しまして極めて厚くお礼を申上げまして、是非この計上額だけの予算が出し得られますように御盡力を賜わりたいのであります。 それからもう一つ法務府所管の予算の問題ですが、検察庁特に大郷会の検察庁は事件が非常に多うございまして、晩の七時八時になつても検事、副検事、事務官が残つて、いわゆる被疑者を調べておるというような状態でありまして、非常に超過勤務が多いのでございます
○小川友三君 大蔵大臣もいらつしやいますから、大臣に治水、治山という点につきましてお尋ねを申上げます。この補正予算では八十五億万円の復旧災害費というものが計上せられておりますので、その点につきまして、極めて敬意を表するものでありますが、国土につきまして少し大臣にお伺い申し上げまして御協力を賜わりたいと考えるのであります。それは関東地方を流れている坂東太郎であるところの利根川ですが、これは関東各府県に
○小川友三君 ちよつとお伺いいたします。公団の資産が私の想像の通り六百十九億二千三百万円という尨大な数字であります。私も数百億円に達するものであるという想像をしましたが、想像通り六百十九億二千三百万円というこうした財産がありますので、それを只今提出されたところの法案によりまして、而も売るのに無利息担保、こういうような状態で売つてしまわれますと非常に国民に被害がありますので、これに対しましては政府におかれましては
○小川友三君 七つ程の公団になりますが、その資産の御発表を願いましたが、引受けたという引受け放しで後が不渡では困りますから……。
○小川友三君 今の法案の国の所有に属するものの資料を要求してございますが、この公団の問題、七公団で数百億あると思います。その物品に対する評委方法の資料を出して貰いたいと思いますが、資料をお出し賜わつたでしようか。