1947-12-11 第2回国会 衆議院 予算委員会 第1号
○小峯委員 非常に苦しい財源の中からやりくりをして、また非常にせつぱ詰まつた勤労者の生活のために、一時手当を出すことになりました政府の労に対しましては、われわれは大いに多とするものでございます。しかしこの案を見ますと、いかにも間に合わせのような感じがしてならないのであります。この点先ほど來各委員の御質問がありましたが、たとえばこの歳出、歳入について見ましても、三十四億拂う中から、所得税の増収と配給タバコ
○小峯委員 非常に苦しい財源の中からやりくりをして、また非常にせつぱ詰まつた勤労者の生活のために、一時手当を出すことになりました政府の労に対しましては、われわれは大いに多とするものでございます。しかしこの案を見ますと、いかにも間に合わせのような感じがしてならないのであります。この点先ほど來各委員の御質問がありましたが、たとえばこの歳出、歳入について見ましても、三十四億拂う中から、所得税の増収と配給タバコ
○小峯委員 お立場上、なかなかめんどうな御答辯になるかと思いますが、私どもは全般から見まして、經營の合理化の面でなかなかやりにくいと思います。結局、やはり獨立採算制を堅持なさるとすれば、相當思い切つて運賃を上げていかなければならぬと思つておりますが、これ以上質問しますと、ますますお答えがしにくくなるかと思いますから、これで打切ります。 そこで經營の合理化でありますが、これを積極的に新規の路線の方の
○小峯委員 お話だと大分貨物運賃などの引上げの幅も、小さくないように考えるのであります。新聞で、旅客運賃の方は七割五分を上げるのだという記事が、これはもちろん正確な報道ではないと思いますが、あつたように思います。大體兩方比べて、今の運賃の二倍程度で收まるくらいに、大臣はお考えになつておられますか、あるいはもつと引上げなければならぬとお考えになつておりますか。
○小峯委員 今度の追加豫算全般に對する態度をきめます重要な點は、特別會計の獨立採算制の運輸省の關係は、非常に大きい問題でありますから、この獨立採算制に關する問題を、重ねて大臣に伺いたいのであります。先ほど島田委員からのいろいろな質疑に答えられたので、大體のみこめたのでありますが、すでに來年度の豫算編成期が接近しているのでありまして、その來年度の豫算を均衡がとれる自信があるか。そういう點では大臣も、動搖經濟
○小峯委員 今の御答辯の中に、通貨の信用の保持の問題がございましたが、なるほど通貨の信用保持をいたしますために、この均衡豫算をお考えになつておられるのでありましようが、しかし通貨の信用というものは根本的にやはり物の裏づけが要りますから、あまり均衡々々といいまして、生産を刺戟するような點に手ぬかりがありますと、かえつてねらつたことが事志と違うようなことにもなりかねないと存じます。 なお通貨の問題に關連
○小峯委員 健全財政と健全金融と竝行したいという御希望は承つたのでありますが、やはり心配は殘るような氣がいたします。大臣のお考えから行きますと、貯蓄の増強が大きな問題になるのでありますが、この貯蓄増強に關しまして何か特段の方策をお考えになつておられますか。これは前の大藏大臣のときも、また今度になりましても、いろいろ趣向をかえてやつているようでありますが、これはなかなか大きな問題だと思います。效果のありそうな
○小峯委員 昨日の大藏大臣の御答辯その他主税局長からの御答辯によりまして、租税の徴收の成績がどうやら私どもが懸念したものよりは、いくらかよくなるような見當がつきました。しかし何と言いましても實際に擔税力をもつておる人たちは、やみ營業する人たちが多く、眞面目に仕事をしている人たちには、ほとんど擔税力がない現在であります。しかもいわゆる健全金融という名前で、産業金融などが非常に梗塞されておるのであります
○小峯委員 大臣及び主税局長の説明で、待遇の問題はもう一つというところがありますが、大體了解できるのであります。關連しまして、地方の税務署長の立場でありますが、比較的給料その他地位の點も高くないように思いますが、何と言いましても、この税務署長といいますのは、直接私ども日常生活に最も關係深いものでありますので、民主主義ということを盛んに言われるとき、どうか地方にあります税務署長に見識の高く、人格のすぐれた
○小峯委員 税務官吏の待遇改善に關する御答辯を承りましたが、政府もせつかく努力をしておられるようで、私ども一應了承いたします。ただ最近中央の税務署で比較的上級の官吏を募集したことがあるそうでありますが、なかなか定員に滿たなかつた。その根本理由は何でも税務署の待遇がよそより低いからだということを、税務署では言つておられるのでありますが、そういう意味からでも、よほど待遇改善を、もちろんほかの振合いもありましようが
○小峯委員 本補正豫算に對する政府の基礎的な態度についての、總理大臣に對する質疑を保留いたしまして、大藏大臣からお伺いすることにいたします、大藏大臣は五日の豫算演説で、現在の經濟が排常な難局にあること、しかし國際經濟に連繋することによつて、新しい經濟を再建する途が開かれておる。この新日本經濟を再建することが、平和的な新日本を子孫に遺すために、われわれ國民がなし遂げなければならない忍苦に滿ちた、しかし
○小峯委員 東京都の件に關する御答辯はわかりましたが、私どもの考え方からいいますと、こういうような水害の對策に對して、いわば戰災の埋合わせのようなものが多少乘りかつておるような感じがするのであります。もちろん戰災の住宅が戰災都市に遲れておることはよく承知しております。しかし、こういうふうな、一つの對策がはつきりしておりますときに盛りこみますと、いろいろな點で、豫算など審議いたします場合など、どうもはつきりしない
○小峯委員 今の補助の問題でありますが、九千萬圓というのは補助の費用でありますか、それとも、建物の價格で、そのうち四分の三に當るものを補助できるというふうにお考えになつておりますか。
○小峯委員 國庫補助の住宅の問題で二、三伺いたいのでありますが、先ほど淺利委員からもいろいろ御質問がありましたが、東京の問題でありますが、倒壞家屋が少くて割當の腹案が非常に多くなつておりますが、災害對策としての國庫補助住宅であるとすると、その腹案をおつくりになられた場合に何ほかの條件をお加えになつておるというふうに伺つたが、少しそれを具體的に承りたいと思います。 もう一つは、大體九千萬圓の豫算の關係
○小峯柳多君 企業整備の名において、のれんをはずされ、設備の供出までさせられた小賣商や製造販賣業者は、終戰後またかつての営業を再開する日をもたらすであろうことを、希望をもつて待ち望んでおると考えます。協力工場の名のもとにおいて、親工場や統制組合から金縛りにされた中小の工場は、終戰後またかつての独立の企業に還つて、活発にその営業の計画を進めていると考えます。財閥は解体されつつありますし、独占は禁止されたのでありますから
○小峯委員 私はきまつた豫算の中でやりくりして殖やすことを懸念しておるのでなく、行政のやり方がどうもそういう傾向にあるから、豫算に盛つたものでもよほど變つておる。どうか實員について、これは委員長から、正確な數字をお調べ願つて報告していただくように、お取次ぎ願いたいと思います。
○小峯委員 先ほど川島委員から、でこぼこ調整の對象の實人員の質問がありまして、それにお答えがあつたのでありますが、私ども最近の行政のやり方を見ておりますと、非常に官廳職員が殖えるんじやないかと思います。殊に計畫經濟、統制經濟の強化に伴いまして、この點が非常に懸念されるのでありますが、當初豫算を組んだ時分の官廳人員と、この對象になる官廳職員の人員と、先ほど答辯のあつたもの、それからごく最近判明しておるその
○小峯委員 大藏大臣にひとつお伺いしたいのであります。それは昨日の新聞だつたと思いますが、大藏省の廳舍の新館が燒失した問題が出ておりました。私どもは終戰後の困難な事情の中からできました新廳舍が烏有に歸したことに對しまして、非常に遺憾に思うのであります。そういう感情の問題は拔きにいたしまして、あの廳舍の燒失によりまして、大藏省の事務の遂行上差支えがないかどうか、實際上に燒失した重要書類、燒失しなかつた
○小峯柳多君(続) 鉄道運賃に関する問題、あるいは料理飲食店に関する措置、また予算支出を伴うところのいろいろの新物價体系を、次々に議会に諮らず発表いたしております。またいろいろの会合で閣僚たちがおそろいで西下いたしましたり、また各團体や組合との應接に日もなお足りないような勉強ぶりでございます。もちろん、これは不必要だと言うのではありませんが、國民の代表である議会を十分に御活用になつてしかるべきだと考
○小峯柳多君 歴史的な第一回國会の会期が、すでに半ばを過ぎておるのでありますが、その遅々たる議案の提出ぶり、從つて議事の進行がまことに緩漫でありますことに対し、政府は今嚴粛に反省をする必要があると痛感いたします。(拍手) 政府は、今が日本経済再建の最後の機会だと言われております。また民族興亡の関頭だとも言つておられます。そうして現在の事態が超非常時であるということを繰返し言つておられます。そうしてまた