1966-04-06 第51回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第10号
○小宮参考人 伊東さんと重複しない範囲で二、三申し上げますと、需要拡大をしたときに、これが大企業に非常に有利になるのではないかという点は、そういう面もあると思います。しかしそういう面については、これは物価問題というよりもむしろ税制であるとか、あるいは金融市場の構造であるとか、そういう個々の分野で検討すべき問題であって、現在の段階で不況をどうする、あるいは物価安定ということで経済政策全体としてどういうように
○小宮参考人 伊東さんと重複しない範囲で二、三申し上げますと、需要拡大をしたときに、これが大企業に非常に有利になるのではないかという点は、そういう面もあると思います。しかしそういう面については、これは物価問題というよりもむしろ税制であるとか、あるいは金融市場の構造であるとか、そういう個々の分野で検討すべき問題であって、現在の段階で不況をどうする、あるいは物価安定ということで経済政策全体としてどういうように
○小宮参考人 まず第一の点でありますけれども、労働組合等の賃金引き上げの要求を抑制すべきであるというのは、私の説明が不十分だったのですが、対策のところの小さい3にございますように、いわゆる所得政策として、全国的な規模で賃金引き上げに対して抑制をするというふうな政策は、これは賃金、給与所得者にとって不利な政策となる可能性が大きいから反対であるというふうに私は考えておるわけでありまして、ここで賃上げ抑制
○小宮参考人 東京大学の小宮であります。私、委員会に出席して意見を述べろということで、どういうことを申し上げてよいかよくわかりませんのですが、さしあたり、お手元にあるかと思いますけれども、簡単なメモをつくりましたので、それに従って意見を申し上げさしていただこうと思います。 消費者物価の問題についていろいろなことが言われておりまして、皆さますでに御承知の点が多いと思いますので、私は、世間一般に言われている