1973-03-30 第71回国会 参議院 大蔵委員会 第10号
○説明員(寺田恵一君) 輸入課長がおりませんのでかわって答えさしていただきますが、自由化の問題は、これは、むしろ長期的に世界の自由貿易を維持するために、一そう推進していかなければならない問題であろうと思っております。したがいまして、基本的に自由化を進めていくという方向につきましては、通産省は全くこの方向で進みたいと思っております。 ただ、いかなる時期に、いかなる品目について自由化するかという問題につきましては
○説明員(寺田恵一君) 輸入課長がおりませんのでかわって答えさしていただきますが、自由化の問題は、これは、むしろ長期的に世界の自由貿易を維持するために、一そう推進していかなければならない問題であろうと思っております。したがいまして、基本的に自由化を進めていくという方向につきましては、通産省は全くこの方向で進みたいと思っております。 ただ、いかなる時期に、いかなる品目について自由化するかという問題につきましては
○説明員(寺田恵一君) ただいまの問題は、通産省全体として考えなければならない問題でございまして、通商局の関税課長といたしまして、その問題にお答えすることはむずかしいと存じます。ただ、もしもそういう問題を通産省として取り組まなければならないとする場合には、たぶん産業構造審議会という場がございますので、この場で取り組んでいくことになるのではないかと思います。ただ、これは私の所管外のことでございますので
○説明員(寺田恵一君) ただいまの質問にお答えいたします。 通産省といたしましては、昨年の秋に関税の一律二〇%引き下げということを実施いたしました。これは新国際ラウンドに臨みますところのわがほうの積極的な姿勢を内外に表明するというのが、その意味でございましたわけでございますが、さらに長期的には、先生が御指摘されましたように、わが国の産業を関税によって保護するという従来の方針から、国際的に太刀打ちできるような
○寺田説明員 通商関税課長でございます。 そのときにわれわれが主張しましたことは、現在のアメリカのアンチダンピングの規制のやり方は、国際コードの精神から見ますと、だいぶ恣意的にやっておる点が多々あるわけでございまして、これらの点につきましてアメリカはもっと公正な判断に基づいてアンチダンピング規則の運用をするようにという申し入れをしたわけでございます。これに対しましてアメリカ側は財務省としてはできるだけ
○寺田説明員 現在問題になっております商品といたしまして、アメリカ側のダンピング裁定のおりましたものとして板ガラス。これは正確に申し上げますと、普通板ガラス、みがき板ガラス、強化板ガラスというふうに分かれておりますが、板ガラス。それからその前には電子部品、それから現在調査中のものといたしましては漁網、大型変圧器、それからステンレス鋼板、毛及びポリエステルの混紡等々、相当多数の品目がございます。
○寺田説明員 ダンピングにつきましては、最近の一番大きな例は、日本の白黒並びにカラーのテレビでございます。これは別にアメリカ側が恣意的にこの問題を取り扱ったということを断定することはできません。ただ、法律の内容それからその法律の運用のしかたにおいて、日本側の実情の理解不足から、アメリカ側が一方的にその価格差につきましてダンピングであるというふうに判定したということは言えると思います。特に具体的に申し
○寺田説明員 通産省の通商関税課長でございますが、お答えさしていただきます。 ただいまの御質問のアンチダンピングの問題でございますが、この定義といたしましては、国際的にアンチダンピングのコードがございます。これに掲げられてございますことは、要件が二つございます。一つは輸出する国と輸入する国とにおける価格差でございます。ダンピングはこれは定義といたしましては、輸出する国のほうが輸入する国におけるよりも