1947-11-26 第1回国会 衆議院 農林委員会 第52号
○寺島委員 二十圓ではないのであります。大きいかきは一箇四十圓、小さいのは三十圓であります。そうするとかき二箇の値段で一箇年一段歩の土地の所有權に對する報酬がなされることになるが、ただいま堀川委員の言われたような意味における生活費の問題は別として、これが社會通念として妥當であるとお考えになるかどうかを伺いたい。
○寺島委員 二十圓ではないのであります。大きいかきは一箇四十圓、小さいのは三十圓であります。そうするとかき二箇の値段で一箇年一段歩の土地の所有權に對する報酬がなされることになるが、ただいま堀川委員の言われたような意味における生活費の問題は別として、これが社會通念として妥當であるとお考えになるかどうかを伺いたい。
○寺島委員 しからばお伺いいたしますが、食後に水菓子をあなたは召しあがつておられるだろうと思います。この水菓子は食糧管理規則にどうも抵觸いたしておらない、いわゆる合法的な値段をもつて食堂の水菓子が販賣せられておるのでありますが、一箇のかきが一體いくらいたしておりますか、あなたは御存じでありますか、お尋ねいたしたいのであります。
○寺島委員 井上次官にお尋ねいたします。私は堀川委員の質問に關連にいたしまして私の所論を展開いたしますが、第一點は、社會通念の問題についてあなたとお話をいたしたいのであります。第二は昨年私が農地調整法の質疑において、時のあなた方の党派の代表者の展開せられておる所論を明らかに今日思い起すのであります。それと、これに答えられたる和田農林大臣と兩者の言葉を引用して、お話をいたしたいと思うのであります。事を
○寺島隆太郎君 本請願の趣旨は請願文書表に書いてありますが、千葉縣海上郡飯岡町は九十九里濱の東端に位し、舊幕府時代以來同地方漁場の基地として往時繁榮を極めましたが、その後適當なる船溜なきため漸次衰退に向い、天惠の漁場を控えながら、開發の成果を收むることなく今日に及びました。しかして九十九里濱に適當たる船溜を待望する衷情は、沿岸漁民の熾烈なる欲求であります。しかるところ最近飯岡町東端地先が、自然の波動浸蝕
○寺島委員 米價の公正妥當なる決定は、ただにわが國經濟再建に至大な影響をもたらすのみならず、眞に農民の納得するに足る米價を作定することによりまして、現下緊喫の問題であります供出を完遂させ、やみを撲滅し、流通秩序の確立を期することができるのであります。よつて本農林委員會におきましては本問題が全耕作農民注視の的であり、かつごときわめて緊急を要する重大性に鑑みまして、先般來屡屡その審議を重ねて來つたのでありますが
○寺島委員長代理 小委員會の希望意見は、農林委員會全般の贊同を得てさよう決定いたしたいと思うのでありまして、小委員ならざる一般委員よりさような申入れが出たことにつきましては、林業小委員の方においてもこの點を勘案せられ、さらに御檢討を願いたいと考えます。
○寺島委員長代理 ただいま大島委員から四點にわたる附帶決議を附して本案を可決せられたいという發議があつたのでありますが、これに對しまして的場委員より、大島委員の提議せられましたる四點の中最後の中間搾取に關する規定をより明瞭に成文化いたしてこれを附帶決議にいたしたいという申し入れがあつたのでありますが、的場委員の動議に基いてこれを成文化いたし、都合大島委員の提議せられましたる四箇の提案と併せ、これを同様四箇
○寺島委員 私はすでに一昨日の經濟閣僚懇談會の席上において、米價問題がきわめて眞撃活溌に論議せられており、農林大臣と安本本部長官との間に非常な論戰の應酬があつて、すでにこれは二十日の閣議で決定するということは、西尾官房長官が言つておる。かような事きわめてさし迫つておる段階に際會いたしまして、すでに國民協同黨におきましては米價二千五百圓以上を主張いたし、農民黨においては三千圓以上を主張いたし、さらにまた
○寺島委員 本案は賛否兩論について、委員會がかくのごとくわかれておりまする以上においては、採擇に決しますことも、不採擇に決しますことも私はよろしくないと思う。よつて参考送付という取扱いをもつて、何とぞ善處せられんことを望みます。
○寺島委員 ただいまの農林政務次官のるるたる御説明によつて、その推進的ないわば形式的とも言うべき一面はここに了得できるのでありますが、いわゆる日本農業の構造について冷徹なるメスを入れ、しこうして何のゆえをもつて日本の農村が矛盾した構造に組み立てられなければならなかつたかということに触れてくると、農相竝びに次官の御所論は、私の了解する限りにおいては、いわゆる土地制度の徹底的改革と、しこうしていま一つはその
○寺島委員 本法案中について、先般農林大臣に質疑をいたしましたことに繼續いたしまして、お伺いいたしたいのであります。私思いますのに、この農業協同組合法案を拝見いたしましてつぶさに感じますことは、この農業協同組合法の貫く根本理念いかんという問題に關するのであります。それはわが國の從来の農業經營は、言うまでもなく封建的遺制としての、現物形態の高額小作科による桎梏が第一點でり、次にはあまりにも過小農制あつたという
○寺島委員 大體了承いたしました。
○寺島委員 私の質問は約十六箇條ほどあるのでありますが、主として農林大臣の農政上の所見について、協同組合法に關して伺いたいのでありますので、大臣のお見えのときまで質疑を留保さしていただきたいと思います。
○寺島委員 しからば前二項目に關します質疑はその程度にいたしまして、いま一點私は本法案を他日克明詳細に取扱う基底として伺いたいのでございまするが、このたび平野農政は協同組合法案と關連して生産調整法を議會にお出しになつておられるのでございまするが、これと關連いたして農地改革をさらに鋭く推進せられんと考えておるのでございまするが、その際平野農相の所見として、日本農業の將來をいかように大體大づかみにお考えになつておられるか
○寺島委員 その問題に關します大臣の見解に對する質疑は、別途に本議會に農地調整法に關する改正法律案の審議いたされまするときにいたすといたしまして、この際もう一點だけ農業協同組合法に審議にあたりまして伺つておきたいのは、いわゆる農業の協同組合と農民組合との關係に關する政府としての御所見でございます。私どもの考えによりますれば、すでに農民組合がわが國耕作農民解放のために、血のにじむような努力の沸われましたるいわゆる
○寺島委員 私は大臣にお尋ねいたしたいのであります。系統的に日本農政の全般を分類して、その中において本法案の占める地位竝びに本法案の中に檢討せらるべき多くの問題につきましては、別個の機會に讓るといたしまして、この際、ただいま大臣は、日本農村民主化の上において不可分の關係をもつと言われておるいわゆる土地改革の問題につきまして、就任早々にして第三次農地改革を斷行いたし、その内容は在村地主の一町歩の土地保有
○寺島委員長代理 委員各位に申し上げますが、安定本部長官は、餘儀ない所用のために十一時までしかここにおられませんので、安定本部長官に對する留保せられたる質疑の方のみの御發言を許します。清澤俊英君。
○寺島隆太郎君(続) 以上五箇の点について、私は率直なる当局の御意見を承ることとした次第でございます。(拍手) 〔國務大臣和田博雄君登壇〕
○寺島隆太郎君 経済報告書に綴られた四万語は、祖國再建がいかに至難であるかを端的に示しておる点、白書の名に反し経済黒書、すなわちブラック・ペーパーであるといわなければならない。このブラック・ペーパーをホワイト・ペーパーたらしむるものは、苦難は、結局國民の耐乏によつて救われるという急所を、明示しなければならないはずであります。すなわち、急所とは何か。ポツダム宣言であります。ポツダム宣言は、全世界の大衆