1950-11-13 第8回国会 衆議院 文部委員会 第10号
○寺中説明員 どちらかということになれば、財源がないということを申し上げるよりほかにないと思うのでありまして、出すべき筋合いの点から言いますれば、これはできれば出さなければならないものだと思いますが、財源の点でどうしても方法がつかない事情でございます。
○寺中説明員 どちらかということになれば、財源がないということを申し上げるよりほかにないと思うのでありまして、出すべき筋合いの点から言いますれば、これはできれば出さなければならないものだと思いますが、財源の点でどうしても方法がつかない事情でございます。
○寺中説明員 教職員に関する年末手当の問題に関しましては、私ども実は非常に悩んでおるという状況でございます。と申しますのは、一月以降のべース・アツプの関係につきましては、辛うじて現在の財政状況から手当をし得たという状況でありますが、年末手当に関しましては、これについて適当なる措置をとり得なかつたのであります。今説明をしました文部省関係の経費、補正予算のほかに、全体の国家公務員の年末手当に関しましては
○寺中説明員 本年度の補正予算といたしまして、まだ関係方面の了解を得ておりませんが、閣議決定として決定いたしておるところの状況につきまして、御説明申し上げたいと思います。 文部省関係の補正予算としましては、十三億七千四百七十九万円が計上されておる次第でございます。そのおもな項目を事項的に申し上げますと、事務的な経費といたしまして、国家公務員共済組合交付金が増額になりました。これは職員の掛金のパーセンテージ
○説明員(寺中作雄君) 今年度の実施計画、来年度の実施計画、昭和二十七年度までに亘ります全体の講習実施計画を立てまして、その中で今年度分に当る計画に必要な研修旅費、その八割を認めたわけであります。
○説明員(寺中作雄君) 最近の案は大体文部省の考えとほぼ同じでありまして、一致に近くなつておりますので、両方お話合いすればうまく行くのではないかと思つております。
○説明員(寺中作雄君) 御指摘のありました産休教員の補充につきましては、これが平衡交付金の基礎に算定されていないじやないかという御質問でありましたが、これは算定されていないのでございます。結核教員については基準の経費の平衡交付金の中に算定いたしておりましたが、産休教員は決められておりませんでしたが、ただ平衡交付金の総金額並びにまあ地方税による財源それを合したものと、それから地方の経費を、いわゆる行政基準経費
○寺中政府委員 社会教育のやり方といたしましては、御注意のありましたように、單なる観念的な民主主義の徹底というふうな段階は過ぎまして、きわめて具体的な方法によつて、その精神を徹底するというような方向に進みつつあるのでありますが、社会教育の経費の内容といたしましては、やはりいろいろ講習会、研究大会あるいは資料の作成、あるいはいわゆるスクール・エクステンシヨンという形におきまして、学校が課外的に一般の社会人
○寺中政府委員 ただいま大臣からお話がありましたように、大学の教育学部及び学芸学部の学生に対しましては、大体五〇%のものに育英資金を貸しつけるという方針にいたしておるのであります。その返済の関係でございますが、これはまだ実ははつきりきまつたというところまでは行つておりません、大蔵当局とも協議を進めておりまして、大体これは卒業しまして義務教育を三年以上やつたものは、返済しないでいい措置を講ずべく、ただいま
○寺中政府委員 ただいま研修費についてのお話がございましたが、研修費につきましては、国として研修のためにやります施設としましては、各大学に現職教員講座というものを開きまして、これは八十一の大学に六十日間ずつ、経費としましては二千四百万円ほど計上してございます。そのほかに通信教育による現職教育費としましてやはり二千百万円ぐらいの経費がありまして、これで大体五万人ぐらいの養成をするという計画になつておるわけであります
○寺中政府委員 その点は重複するのでありまして、科学研究費も、当然大学の研究室に、そのほとんど大部分というわけでもありませんが、約七割は大学の研究室の方へ参ります。民間の方へ参りますのが約三割ぐらいになつておると思います。ですから、研究費といたしましては経済的な研究費のほかに、特殊な研究に対しまして、申請によつて科学研究費をとつて研究するという形になつております。
○寺中政府委員 大学の研究費と申しますのは、これは一定の基準がありまして、一講座に対して幾らというようになつております。その一講座というのは、大体教授一名、助教授一名、助手二名というのが標準の形になつております。でありますから一講座に対しては、どれだけという額が計上されるわけであります。その使い方は、研究のための経費でありますので、いろいろ研究器材を買うとか、あるいは研究の報告書を出すとか、あるいは
○寺中政府委員 ただいまから昭和二十五年度の文部省所管の予算につきまして、ごく簡單に御説明申し上げたいと存じます。 昭和二十五年度の文部省所管の予算は、総額にいたしまして百四十六億五百三十九万円でございます。昨年度の三百五十六億六千七百照十九万二千円に比べまして二百十億余り減つておるのでありますがこれは従来文部省所管に計上されておりました義務教育国庫負担壷その他の、相当多額の政府の補助金負担金が、
○政府委員(寺中作雄君) 只今御指摘のように、政府職員殊に学校教官等で、宿舎がないために校舎に寝泊りをしておるという例が事実相当あるのでありまして、私共といたしましても、非常に責任を痛感しておる次第でございます。これにつきましては第一の方法といたしましては、これは文部省限りの問題ではなくして、各省全体の国家公務員のための有料宿舎、或いは無料宿舎という形で、大蔵省予算におきまして、本毎度は十一億、来年度
○政府委員(寺中作雄君) 只今東京学芸大学の分校になつております、元豊島師範の附属中学の校舎敷地に関する問題を御質問になりましたが、その問題につきましては私共も十分承知いたしておるのでありまして、これは実に非常に紛糾をしまして、又相当古くから、終戰直後からの問題になつておる事件でございます。事案はいろいろ複雑なことがございますが、とにかく校地であつた所を附近のものが建物を建てて、そうしてまあいろいろ
○政府委員(寺中作雄君) 平衡資金の中で約二百六十二億が文部省関係と申上げたのでありますが、その内訳は項目にいたしまして五六項目ございますが、第一が公立学校共済組合需用費の補助金六億七千六百四十二万三千円であります。これは小学校、中学校教員の長期給付、短期給付の経費でございます。小学校の教育の国庫負担金は百五十三億八千九百四十二万一千円でありまして、これは多少計数的に申上げますと、兒童数千百五万六千人
○政府委員(寺中作雄君) 只今文部省の昭和二十五年度の予算の簡單に集計をいたしました概計表のような表をお配りしたと思うのでありますが、それによりまして大体の文部省予算の概要を申上げたいと存じます。 最初に第一表にありますように、来年度の文部省予算の総額は百四十六億五百三十九万円であります。これは昨年度三百五十六億六千七百万円に比しまして二百十億余り減つておるのでありますが、これは御承知のように従来義務教育負担金
○寺中説明員 石炭購入費を運搬費、人夫賃のほかにいろいろこまごました経費に流用をしておるのでありましてこれは学校がたくさんございますので、いろいろの事例があるのでありますが、実は石炭とあまり関係のない一般の学校の経費にも——たとえば事務冊品とか、掃除用品とかいうふうな学校の通常的な校費にも使つておりますが、これは実は同じ消耗品の関係者でありますので、関係者が法規のこまかいところに対してあまり理解がなくて
○寺中説明員 昭和二十二年度の文部省所管経費の決算の大要を申し上げます。 昭和二十二年度文部省所管部款項目別経費の歳出予算現額に行政部費二千二百七十四万五千円、教育文化費六十八億八千八百九万三千円、保健衛生費千百三十三万五千円、公共事業費十一億三千百五十八万五千三百二十余円、物資及び物価調整事務取扱費千二百九万六百五十余円、行政共通費十八億六千百五十四万四千円、計九十九億二千七百三十九万二千九百七十余円
○説明員(寺中作雄君) 前渡金というようなものは渡さずにやつておりまして、当時学校の事情を汲んで特に工事をやつて呉れたというような関係になつておると思います。
○説明員(寺中作雄君) その場合としましては、やはり正式に予算をとつて、緊急に補正予算なり追加予算なりをとりましてやるということが、正しい方法であることは当然なのでございますが、何しろ当時終戰直後でもありまして、それらの措置も順調に進みませんで、非常に関係者といたしましては事態に困窮した次第であります。正当な方法といたしましてはその方法より以外にないと思います。
○説明員(寺中作雄君) 御説明申上げます。二百五十号の東北大学医学部附属医院鳴子分院診療室新営工事の問題でございますが、契約当時は非常に積雪量が少くて工事は順調に進んでおつたのでありますが、そうして年度内に竣工するという見込があつたのでありますが、その後急に降雪量が増して参りまして、現場の除雪等臨機の処置を講じて極力竣工を督励いたしましたが、本年度は例年に比して非常に温かかつたために雪が融けるのが早
○説明員(寺中作雄君) この指定統計で問題にしておりますものは兒童数でございます。教員の現実にありますものの数というものは、これは各府縣の事情でいろいろ違つて來ますし、又異動もあることと思うのでありますが、建前は兒童数に対する一・三五というような関係でありまして、兒童数の実態というものはこれはやはり指定統計というものが結局基礎になるのでありまして、教育委員会でやります調査というものの方法は統計課でやります
○説明員(寺中作雄君) 教員数の計算につきましていろいろの方法があるのでありますが、指定統計というものが一番基礎になつて來るわけであります。その他に教育委員会の方から報告を受ける数字というものもございますが、教育委員会の方の数字はどうしても指定統計よりも上廻るように関係にあるのでありますが、政府として予算関係を取扱う場合に指定統計というものを基礎にせざるを得ない。指定統計というものは縣におきましては
○説明員(寺中作雄君) 來年度の予算に関する大藏省の査定方針と申しますか、そういうふうがものり内定した模様でありまして、私共も概算の数字を受けておるのでありますが、大体のことを申上げますと、今年度は財政状態その他からいたしまして非常な緊縮と言いますか節約した数字を内示されておるわけであります。殊にいわゆる人間の増員というようなことは猫一匹も認めないというような形でありまして、そういう意味から事業を拡張
○説明員(寺中作雄君) 私立学校の貸付金に対する御質問でございまするが、その内訳は経営費の貸付金が十三億六千七百万円ばかりでございます。それから災害復旧の貸付金が十億九百万円余りということになつております。経営費の貸付の方は要するに私立学校の教授、職員の俸給額と一般の公務員の給與との差額を貸付ける、それによつて私立学校の経営が公立学校並に行きますようにするという意味の計算を出しておる次第であります。
○説明員(寺中作雄君) この教員数の定数の計算につきましては、昭和二十三年度の内閣の集計統計によりますところの生徒数というものを基礎にいたしまして、それに対する生徒の増加率というものを掛けて、いわば科学的な計算をいたしておるわけでありまして、それ以外に方法がない、いわば最も権威のある数字を基礎にして、そうして現実の増加率によつて生み出した数字なんでございまするが、ただこの増加率が本年度におきまして、
○説明員(寺中作雄君) 今年度提出いたします補正予算の概要について御説明申上げるのでありますが、補正予算の要求につきましては、大藏省は非常に愼重な態度を取つておりまして、先ず昭和二十五年度の一般予算を十分審議いたしまして、それによつてそれと睨み合せの上で本年度の補正予算を考えたいというような氣持を持つておりますので、提出時期は大体昭和二十五年度の予算と同時に審議するというように形になると思います。できるだけその
○寺中説明員 ただいまデー・ライトを活用するということ、それから物を粗末にしないという點、また増産のために氣違いになるほどしつかりやれというようなこと、あるいは禁酒、禁煙というような問題がありましたが、いわゆる新日本國民建設運動におきまして、そのような點を最も重要視しておるような次第であります。ただいま申し上げました七つの目標のうちの第五に、「合理的、民主的な生活慣習の確立」ということがありまして、
○寺中説明員 新日本建設國民運動というのは、ただいま申したように國民の主動的な運動であります。たとえば農民の層において供出の促進の運動を行うとか、青年層において青年の勤勞意欲の高揚の運動を行うとか、婦人層において合理的な生活慣習の確立を行うとかというような意味の民衆運動であつて、必ずしもこの名稱によつて統一的に、總合的に行われるわけではないわけであります。他の方面で、たとえばただいまお話のあつたような
○寺中説明員 新日本建設國民運動につきまして、去る六月二十日に閣議決定がございまして、この經濟危機と對處しまして、七つの目標としまして、勤勞意欲の高揚、友愛協力の發揮、自律精神の養成、社會正義の實現、合理的、民主的な生活慣習の確立、藝術、宗教、スポーツ及び平和運動の推進、この七つの目標に向つて國民が耐乏生活に耐えて、生産を増強し、文化的な生活を送つていくべきであるという聲明があつたわけであります。その
○寺中説明員 本請願の趣旨者、大善寺中門を重要美術品として御指定を願いたいということでありますが、大善寺は新編武蔵風土記等にも所載せられておりまする相当由緒のある寺院であるということも存じておるのであります。ただ重要美術品として指定いたしますには、歴史上あるいは美術上、特に価値のあるものについて指定をいた すことになつておりまするので、私どもとしましては、十分にその實地の調査をいたしまして、はたして