1978-05-10 第84回国会 衆議院 逓信委員会 第17号
○宮参考人 ただいまの海事衛星通信の状況は、米国の海岸局がございまして、これを経由しまして日本に通信が流れてくるという状況でございますので、利用する側からも余りにこれは有効な手段とは言えないわけでございますが、現在、山口の衛星通信所にインド洋衛星に接続できる海岸地球局を建設中でございまして、これができますと非常に利用が便利になりますし、特に重要なインド洋海域を控えております日本の船舶業界としては非常
○宮参考人 ただいまの海事衛星通信の状況は、米国の海岸局がございまして、これを経由しまして日本に通信が流れてくるという状況でございますので、利用する側からも余りにこれは有効な手段とは言えないわけでございますが、現在、山口の衛星通信所にインド洋衛星に接続できる海岸地球局を建設中でございまして、これができますと非常に利用が便利になりますし、特に重要なインド洋海域を控えております日本の船舶業界としては非常
○宮参考人 本年の四月の初めの資料によりますと、海事衛星通信用の施設を備えております船舶の総数は世界で百七隻ほどございますが、この中で日本の国籍を持っている船は五隻でございます。 それで、その利用状況でございますが、初期のころはかなり需要が低迷しておりまして、月々の変動もございましたけれども、最近になりまして急速にこれが伸びてまいりまして、ごく最近の一カ月の状況を見ますと、テレックス、電話ともに一
○宮参考人 ただいまの御質問、前半のマリサットとインマルサットの関係の分について、とりあえず私からお答え申し上げます。 御承知のとおり、ただいまの船舶通信は短波でもって行われておりまして、電波伝播上の問題とか回線が非常に混雑しているとかいう不満がいろいろあるわけでございまして、こういう利用者の御要望に一刻も早くこたえたい、そして安定、良質なるサービスを早く提供したいというのが私どもの念願でございまして
○宮参考人 お答え申し上げます。 KDDの大手町ビルからKDDビルの方への移設につきましては、第一陣としまして、昭和五十年の十一月にまず国際オートメックス業務が移行をいたしまして、以来、システムの増設はございましたけれども、非常に順調に進んでおります。それから、五十一年になりまして電話またはテレックスの電子交換装置が完成して、その後移行業務が非常に急速に本格化してまいりました。まず五十一年の八月に
○宮参考人 お答え申し上げます。 マリサットシステムが一般公衆通信のために提供されるわけですが、何しろこれは初めての経験でございますので、私どもは、昨年七月から八月にかけましてコンテナ船の鞍馬丸を使いまして、それからまたもう一つはケーブル船のKDD丸に施設を置きまして九月から十月にわたって二回の船上実験を実験局の免許をいただきまして行いました。 それからまた先般五月十二日にこのマリサットシステム
○参考人(宮憲一君) それでは、最初、実験結果につきまして簡単に御報告いたします。 実は、郵政省の御指導をいただきまして、コンテナ船の鞍馬丸とそれからケーブル船のKDD丸の二つのものを使いまして運用評価実験を実施いたしました。それで鞍馬丸の方は七月から八月にかけまして、それからKDD丸の方は九月から十月の初めにかけまして実験いたしました。 それで、まず、そのうちの電話の方につきましては、これは予想
○参考人(宮憲一君) ただいまの御質問に対しまして、現在のKDDが行っております海事通信の電話業務について意見を申し上げる必要があると思います。 現在、電話の短波による通信で、遠く航海しております船と通信をやる場合が一番問題になっておるわけでございます。それは何分電離層を使った通信でございますので不安定であるということと、また混信があるということは避けられません。それから呼び出し時間というものが設
○宮参考人 最初はかなり早い機会に打ち上げる計画でございましたが、いろいろな事情でおくれておるようでございまして、現在伝えられておるところでは大西洋には多分九月ごろ、太平洋には十月ごろでなかろうかと伝えられております。
○宮参考人 お答えいたします。 アメリカの計画しておりますマリサットシステムは、ことしの九月以降におきまして大西洋及び太平洋に各一発の衛星を打ち上げるようになっております。そして、その衛星の容量の一部が公衆通信に、世界の海事衛星通信のために提供されますので、KDDといたしましてもこれを利用しまして昭和五十一年度以降に利用を図るべく、とりあえずはテレックス通信または電話通信などを提供するように準備を
○参考人(宮憲一君) これは国際電電といたしましても、データ通信業務はまだ歴史が浅いわけでございまして、新しい業務でございます。それでなかなか的確なる将来の需要をつかむことがむずかしいのでございますが、この点についていろいろ検討いたしました結果、とりあえず、先ほどお話のありました電電公社のコンピューターの実力を使わしていただきまして、GE・電通のものが情報輸入型というふうに考えますならば、情報輸出型
○参考人(宮憲一君) お答え申し上げます。 国際オートメックス業務は三月十九日で正式の業務を始めるようになりました。それで現在利用しておる加入はわずか一社でございます。それで一部の能力だけが利用されているのでございますけれども、なお数社の申し込みの打診がございまして、いずれはそういうものを収容していく予定に考えております。それからなお、この装置ができましたために国際航空データ業務というようなものもその
○宮参考人 テレスターの軌道は楕円軌道でございまして、低い高度は千キロメートルちょっと、それから高い方の軌道が五千五百キロメートルくらいであります。それで、そういう軌道でございますから、世界中を大体一様に回ります。それで、日本の上に高い軌道が来た場合には、十分通信ができるはずでございます。
○宮参考人 情報でございますけれども、イギリスはリザード岬の西南端の一番端の方に近いところでございます。そこでやるようでございます。それからフランスはブルターニュ半島のラニオンというところでやるようでございます。それからドイツはミュンヘンの近くのライスティングでやるようであります。そのほかのことは確かなことはわかりません。