1988-05-10 第112回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
○参考人(宮原九一君) 系統の運動でございますので、多くを官に頼るということは私どもとしては本当は言っちゃいけないんだと思いますけれども、残念ながら自分の力の限界というものも承知いたしております。しかしながら、あくまでも運動だということで、全漁連では三年に一回ずつ全国漁協大会というのを開催しまして自主的な運動目標というのをいろいろ策定しながら運動を展開し、それから中間年においてはその実施を反省しながら
○参考人(宮原九一君) 系統の運動でございますので、多くを官に頼るということは私どもとしては本当は言っちゃいけないんだと思いますけれども、残念ながら自分の力の限界というものも承知いたしております。しかしながら、あくまでも運動だということで、全漁連では三年に一回ずつ全国漁協大会というのを開催しまして自主的な運動目標というのをいろいろ策定しながら運動を展開し、それから中間年においてはその実施を反省しながら
○参考人(宮原九一君) 私に対する御質問は、系統運動として今後これをどうとらえながらやっていく決意なのかということだったと存じますけれども、まず第一番に系統各段階における漁済推進のための体制整備ということを今進めておるわけでございまして、全漁連は全漁連で、また各県連におきましてはそれぞれ関係する信用漁連あるいは共済組合、さらにまた、基金協会等各種関連する団体との間に共済推進の指導体制を整備した上で浜
○参考人(宮原九一君) 全漁連会長の宮原でございます。 まず最初に、本日参考人として意見を申し述べる機会をいただきましたことに対し感謝申し上げますとともに、諸先生方には平素から水産業の振興のため特段の御理解、御尽力を賜っておりますことに対しまして厚く御礼を申し上げる次第でございます。 今国会では、既に漁協合併助成法、漁港法、水産加工施設資金法等の改正法案を可決していただきまして、これまた厚く御礼
○宮原参考人 先生の今おっしゃられたこと、非常に重要な問題でございますので、全漁連といたしましては、三年に一回全国漁協大会を開催いたしまして、特に将来の漁村のあり方を分析しながら、新しい三年間にどういう問題に取り組むのかという決議をし、その中間点においてその実行の状態を検証しながらまた新しい策を講ずるというようなことで指導体制の強化、整備というものを進めておるわけでございますけれども、最近水産庁の肝
○宮原参考人 従来、漁災法が数次にわたって改正をされてきておりますけれども、その改正の主眼点はやはり加入の普遍、拡大ということにあったと思うわけでございますが、今回は漁協の契約という形で、加入拡大の最後のとりでではないのかというように私は理解をいたしておるわけでございまして、それだけに漁協に課せられた使命というものは極めて大きいというようなことでございます。 私は三重県の漁連も会長をしておりますけれども
○宮原参考人 全漁連の会長の宮原でございます。 まず最初に、本日参考人としてお招きをいただき、漁業災害補償法の改正について意見を申し述べる機会をいただきましたことに対し、深く御礼申し上げますとともに、平素から諸先生方には水産業の振興のために特段の御理解と御尽力を賜っていることに対しまして、この機会に厚く御礼申し上げます。 今国会では既に漁協合併助成法、漁港法、水産加工施設資金法等の改正法案を可決
○参考人(宮原九一君) 特にカツオ、マグロの問題で御質問がございましたので、私はその点について考えを申し上げてみたいと思います。 率直に言いまして、カツオ、マグロの業界というのは経営者でございまするので、きわめて明確に漁獲金額とそれから可能な共済金額というものを計算ができる立場にございます。したがいまして、その計算上共済加入が有利か否かという判断が先に働くという問題も一つございまして、普遍的加入を
○参考人(宮原九一君) 実は先ほどの陳述でも申し上げたわけですけれども、私どもといたしましては、いわゆる漁業における経営の安定をいろいろな形で国からも援助をいただいておりますけれども、端的に言って、この漁災制度が果たす役割りというものが非常に多いのではないかという想定のもとで、きわめて活発な意見を展開しながらやってまいりましたけれども、結局それが漁業者の願望と現実には大きな乖離がございまして、たとえば
○参考人(宮原九一君) 全漁連の会長の宮原でございます。 まず最初に、本日参考人としてお招きをいただき、漁業災害補償法の改正法案について意見を申し述べる機会をいただきましたことに対して深く御礼申し上げますとともに、漁業共済制度の改善はもちろん、水産全般につきまして平素から諸先生の特段の御理解と御尽力を賜っていることに対しまして、この機会に厚くお礼を申し上げる次第でございます。 さて、私は全漁運の
○宮原参考人 ただいま計数として正確にお答えする用意はございませんけれども、従来、マグロは大丈夫だということで自由化されて、いまきわめて厳しい影響を受けておるわけでありますので、現在の生産量との比較においての影響とこれが将来にわたる影響とはとても予測しがたいというようなことでございまして、残存輸入品目の輸入自由化については、影響の問題は別として私どもとしては反対を唱えておるところでございますので、御理解
○宮原参考人 大企業を除く石油の消費量は大体四百五十万から五百万トン、全漁連がそのうちの百万トンでございますけれども、全漁連の輸入等による多国間輸入という方向に持っていきまして、そして、その系統利用率を上げることによって燃油価格の上昇に及ぼす漁業影響というものを少しでも少なくしていきたいという努力をしていきたいと思っております。
○宮原参考人 ただいま御紹介いただきました全漁連の宮原でございます。 まず最初に、本日参考人として現下の漁業の実態とそれに対する意見陳述の機会をいただきましたことについて厚く御礼を申し上げる次第でございます。 また、本日のテーマでございます漁特法の改正につきましては、省エネルギーの推進が強く求められております折から、時宜を得たものとして私どもとしては賛意を表明するものでございます。 二百海里時代
○宮原参考人 北海道漁連の問題につきましては、冒頭にも申し上げましたように、大変遺憾でございまして、この問題が全国の漁連に及ぼす影響もきわめて重大でございます。いま北海道漁連といたしましては再建方策を検討中でございまして、再建ということになれば、当然だれが考えてみましても、経営の合理化あるいは冗費の節約といった問題も出てまいりましょうし、さらには、執行体制の整備、収入増加方策等諸般の問題が出てまいるわけでございますけれども
○宮原参考人 事業を経営していく場合に、監査機能をいかに強化しましても、われわれとして特に注意するのは、帳面が十分できておるやつはかえって注意した方がいいということを言っておるわけでございまして、監査機能をいかに充実しても、担当する職員のモラルなりあるいは協同組合精神というものが欠けておりますと、そういった非違行為を未然に防止することが絶無とは言い切れぬということは当然あると思います。しかし、私どもの
○宮原参考人 本日、農林水産業の振興に関しまして、特に私ども漁協系統組織の抱えております問題等に対して、私、全漁連の副会長という立場で意見の開陳を申し上げる機会をいただきましたことは大変幸いでございますけれども、私、三重県の漁連会長もやっておりますので、そういう立場も踏まえながら、少し申し上げさせていただきたいと思います。 まず第一に、合併助成法の関係でございますけれども、私ども漁協の関係では、昭和四十二年
○宮原参考人 手ぬるいと考えておりますが、多くを望んですべてが延びることについて危惧がございます。 第二番目は、大型タンカーの規制につきましては漁業者の悲願でございます。ただし東京湾、伊勢湾に同じ影響がございますので、海上交通安全法の中で私どもは強くその点を主張いたしております。
○宮原参考人 まず最初の点でございますが、私どもといたしましては、なるべく早い時期に、瀬戸内に限らず、全国を対象といたしまして、沿岸漁場の整備、開発に関する組織をつくって強力にこの問題を推し進めてまいりたい。そのためには、人づくり、場づくり、金づくりという三つの要素をかみ合わせていく必要がございますので、そのそれぞれについて基本的に方向を打ち出しながら、水産庁当局にも意見を具申してそういう体制を固めてまいりたい
○宮原参考人 ただいま御紹介をいただきました宮原でございます。 私、全漁連の副会長でございますとともに三重県漁連の会長でもございまして、瀬戸内海と同じような閉鎖性水域ということで問題を起こしております伊勢湾の現状をつぶさに見ながら生活をしておるものでございます。また、瀬戸内海の環境保全審議会の委員といたしましても、瀬戸内海の環境保全に関していろいろ意見を申し述べてきたものでございますが、本日、本院
○参考人(宮原九一君) 輸入の問題につきましては、やはり高級魚が中心になりますので、国民の食生活の安定、あるいは価格供給の安定を図っていくという面からまいりますと、やはり多獲性魚の活用という問題を中心に考えるべきである。そのためには流通の合理化、特に容器の問題等を含めた流通改善と、それからマンション等ですぐに食べられるような加工技術をもう少し開発しなければならぬ、その辺を含めてわれわれ協同組合が中心
○参考人(宮原九一君) 先ほど私が申し上げましたのは、たとえば北海道沖における韓国船の締め出しが尾を引いて、西の方に韓国の方の強硬な意見が出てきた場合に、北と南の漁業者の間で問題が起きるというようなことに対して政府としては適切な措置を事前にとっていただきたい、こういうことでございますので、法制上の問題御質問がありましたけれども、やはりUターン現象等も考えますと、十二海里はもちろん、二百海里海域における
○参考人(宮原九一君) 御紹介をいただきました全漁連の副会長をしております宮原でございます。 本日は、本院に参考人として意見の開陳の機会をいただきましたことを厚く御礼申し上げる次第でございますが、ただいま衆参両院で御審議をいただいております領海法案並びに漁業水域に関する暫定措置法案の御審議につきましては、私ども全国の漁業関係者の立場から、これらの二法案が一日も早く成立、発効を心から期待しておる、と
○宮原参考人 今回の事故について集約して一言だけ申し上げれば、伊良湖付近の海底の状態が油汚染によってどうなっておるかということの解明を急いでいただきたい。その結果、必要な対策をすみやかに講じて、再び魚類生息地として生き返るような検討をお願い申し上げたいということでございます。
○宮原参考人 全漁連を通じて成田健治さんという弁護士を正式に依頼をいたしまして、各県漁連並びに漁協あるいは漁業者に至るまでの委任状をとって、一切の権限を代理人におまかせする、こういうことでやっておりますが、着手料あるいは成功報酬が非常に、話の過程では多額になってきておりますので、最終的には、西独の船でございますので、和解ができるのではないかという期待はしておりますものの、諸般の事例からして裁判まで持
○宮原参考人 三重県漁連の宮原でございます。 去る五月の十五日に、政務御多端のおりから、現地の視察をいただけるということで待機をいたしましたが、国政の関係で非常に残念でございます。しかしながら、本日こういう機会をお与えいただきましたことにつきまして、厚く御礼を申し上げる次第でございます。 〔委員長退席、山崎(平)委員長代理着席〕 なお、三重県の対策本部と呼応しながら私ども漁業団体がとってまいりました
○参考人(宮原九一君) 現場におる者といたしまして、二番目の、将来にわたって海上交通の安全確保と漁業操業との調和がとり得るのかどうかという問題につきまして、ちょっと私見を申し上げたいと思いますが、たくさんの海域でございまして、その海域ごとに依存する漁業実態というものが違っておりますので、全国漁民の統一的な意見という形にはなりにくいわけでございまするし、今回の問題につきましても、海域によっては賛成をしているところも
○参考人(宮原九一君) 最初の巨大船の内海航行の制限トン数をどの程度に考えておるかという御質問でございますが、漁業関係者としてもまとまったトン数の相談をしたことはございませんが、通念的に現状を見て五万トン以上の船は内海、内湾には入ることを制限してほしいという程度のことでございます。
○参考人(宮原九一君) 私は、先般の衆議院におきます公聴会でも、今回の海上交通安全法案に対しまして、法案並びにその法案を取り巻く諸般の背景を含めまして関係地域の漁民を代表する立場で反対の意思を表明させていただいたわけでございまして、すでにそれらの内容につきましては衆議院の議事録にもありますので重複は避けねばならぬと思いますが、二、三の問題について整理をいたしてみたいと思います。 まず第一に、この法案
○宮原参考人 お答えいたします。 先生のおっしゃられる点につきましては、漁業者としても十分踏まえながら現在問題を詰めてきておることも事実でございますし、その点について保安庁の担当の皆さま方とも長い間にわたって意見の交換をしておることも事実でございます。したがって、漁業者といたしましては、忍べる範囲のものは忍んででも海上の交通安全に寄与していこうという気持ちは持っておりますけれども、ただ、あげましたいろいろな
○宮原参考人 伊良湖水道につきましては従来から特水令ございませんので、新しい規制が始まるという点でございます。しかし、十一の海域の中で全国の漁民の反応はそれぞれに違っておることも事実でございます。したがって、私どもとしては、基本的には反対の姿勢をとりながらも、漁民の考えている要望がどこまで認めていただけるかということでこの問題に対応したいという基本姿勢を持っておるようなわけでございますが、ただ、伊良湖水道
○宮原参考人 私は、伊良湖水道の実情を中心としながら、関係地域における漁民全体の総意といたしまして、今回の海上交通安全法案並びにこの法案をめぐります各種の背景に対して、反対の意思を表明するものでございます。 頻発する海難事故によって、海上における交通安全の確保は、いまや国家的な緊急事である、しかるにかかわらず、片や漁民の独善的な反対によってこの法案の成立が妨げられているといったような一方的な考え方
○参考人(宮原九一君) 私は三重県漁連の宮原でございます。只今は本席におきまして、私たちの陳情につき発言を許可されましたことを厚く御礼申上げます。実は七月二十日に三重県全漁民の参集を得まして、漁民大会を開催いたしましたのでありますが、その際、私たち漁民としてどういうようにして生活をして行かなければいかんか、漁業の向上を如何にして期して行くかという問題につきましての自主的な決議は、その大会においていたしたのでありますが