2005-02-25 第162回国会 衆議院 財務金融委員会 第6号
○宮下委員 景気対策ではなくて、抜本的な消費喚起のあり方を見直すための制度設計だというふうにおっしゃったんですけれども、定率減税を廃止しちゃいかぬということであれば、やはり足元の景気も大切だと私は思います。 景気対策という意味で、もう一つこのローン減税には大きな問題があると思います。 現状のような低金利下では、年間の支払い利子金額が少ないために、利子を所得から引くという仕組みでつくられているわけですけれども
○宮下委員 景気対策ではなくて、抜本的な消費喚起のあり方を見直すための制度設計だというふうにおっしゃったんですけれども、定率減税を廃止しちゃいかぬということであれば、やはり足元の景気も大切だと私は思います。 景気対策という意味で、もう一つこのローン減税には大きな問題があると思います。 現状のような低金利下では、年間の支払い利子金額が少ないために、利子を所得から引くという仕組みでつくられているわけですけれども
○宮下委員 今、公明党さんの主張を口写しという話でありましたけれども、これは平成十六年度の税制改正大綱でも与党がしっかりと議論した上で書き込んでいるわけでございますし、これは与党としての正式な方針だと私は思います。 次に、ローン控除制度についてお伺いをしたいと思います。 今回の民主党さんの案では、現行の住宅ローン減税を廃止しまして、平成十八年度からはすべてのローンを対象にした制度にする、その上で
○宮下委員 自由民主党の宮下一郎でございます。本日は、民主党提出の所得税法の一部を改正する法律案に対する修正案、これを中心に何点か質問をさせていただきたいと思っております。 まず第一に、定率減税縮減規定の削除についてでございますけれども、民主党の皆様は、景気の底割れを防ぐためにも定率減税をこのまま継続すべきであるという主張をされているわけでございますけれども、まず、与党としては、定率減税縮小の見合
○宮下分科員 次に、身体障害者の皆様を取り巻く施設整備とかサポートする体制についてお伺いしたいと思います。 今、特に身体障害者の皆様なんですけれども、介護する方が高齢になって、場合によっては介護している方が亡くなられてしまったり、障害者自身で何とか生き抜いていかなければいけない、そういった状況もふえてきております。 ところが、身体障害者のグループホームというのは現在認められておりません。これはやはり
○宮下分科員 きょうは国土交通省の皆様にもおいでをいただいていると思います。次に、障害者の公共交通に係る料金割引制度についてお伺いをしたいと思います。まず適用範囲から、それから次に運用の面で、改善の余地があるのではないかという御意見が多く寄せられております。 まず、適用範囲についてですけれども、例えば有料道路でありますとかJR、ともに、精神障害者の皆さんや軽度の知的障害者の皆さんは料金の割引が受けられないという
○宮下分科員 自由民主党の宮下一郎でございます。 きょうは、大臣、よろしくお願いいたします。 先般、二月五日になりますが、地元で、午前と午後、二会場にわたりまして、私、障害者団体の皆様と御懇談させていただき、さまざまな御要望を聞く機会がありました。 また、このバッジはそのバッジなんですけれども、いよいよ、あしたから八日間、私の地元長野県でスペシャルオリンピックスがスタートいたします。そういうこともありますので
○宮下委員 これまで日本は、特に国連におきまして、人間の安全保障でありますとか平和の定着というコンセプトを掲げて活動に取り組んできております。中でも、一九九八年に当時の小渕総理が設立を発表いたしました人間の安全保障基金は、毎年の拠出を経まして、二〇〇三年には累計二百五十九億円の大きな基金になっておりまして、国連に設置された信託基金の中では最大のものということになっております。 この基金は、国際社会
○宮下委員 次に、国連改革について何点かお伺いしたいと思います。 国連は、来年発足六十周年を迎えるわけでございますけれども、現在もイラクにおける復興支援が国連決議に基づいて行われているということを見ても明らかでありますように、国連の役割そして存在感は、国際社会の中で、以前にも増して大きなものとなっております。 しかしながら、例えば、安全保障理事会の状況を見ますと、冷戦の終えんによって拒否権の発動
○宮下委員 おはようございます。自由民主党の宮下一郎でございます。 本日は、国連改革を中心として質問させていただきたいと考えておりますが、その前に、北朝鮮問題について二点ほどお伺いしたいと思います。 一昨日、脱北者の方が持っていた写真が川口市で失踪した藤田進さんと同一人物ではないかという報道がなされるなど、拉致問題はいまだ全容がわからない状況にございます。 そんな中で、五月二十二日の日朝首脳会談
○宮下委員 次に、油汚染損害補償国際基金設立条約二〇〇三年議定書についてお伺いをいたします。 サウジアラビアにおけるテロを初めとします中東情勢の悪化に伴いまして、このところ原油価格が急騰しておりまして、先般のOPEC総会におきまして二百万バレルの生産枠拡大が決定されたものの、余り価格引き下げの効果がなく、経済に与える影響も懸念されている状況にございます。 こうしたことがありますと、改めて、我が国
○宮下委員 現在、世界的に見ますと、主要マグロ類の漁獲量は、これ以上とると資源量が減ってしまうという、いわばぎりぎりの水準にあると言われております。したがいまして、地域漁業管理機関によるマグロの資源管理は必要不可欠と言わざるを得ません。その中で、世界のマグロ、カツオの約半分に当たります年間約百五十万トンが漁獲される中西部太平洋地域におきましては、これまで漁業管理機構が存在いたしませんでしたけれども、
○宮下委員 自由民主党の宮下一郎です。 本日は、議題となっております三つの条約につきまして、それぞれ質問させていただきたいと存じます。 まず、地中海漁業一般協定の改正についてお伺いいたします。 言うまでもなく、周囲を海に囲まれた我が国におきましては、漁業が重要な産業として位置づけられてまいりました。かつて一九七〇年代半ばには、我が国は、金額で世界一、量では世界第四位の水産物輸出国でございましたけれども
○宮下小委員 両先生、きょうは貴重なお時間、お話をありがとうございます。 私は、主に小此木参考人にお聞きをしたいわけですけれども、今、荒木参考人の方から、相手の政権自体がこの拉致という問題を起こした、そこにこの問題の難しさがあるというお話がございましたけれども、私も、いろいろなお話を聞く中で、十人の方の安否、また特定失踪者の方々の安否を知るかぎはその政権のありようにあるのではないかという思いが強くしております
○宮下一郎君 自由民主党の宮下一郎です。 自由民主党、公明党を代表し、ただいま議題となっております公益通報者保護法案につきまして質問をさせていただきます。(拍手) 近年、自動車のリコール隠し、食品の偽装表示、原子炉のひび割れ隠しの例に見られますように、企業による不祥事が内部関係者からと見られる通報によって明らかになるという事態が相次いでいます。最近においても、鳥インフルエンザ感染による鶏の大量死
○宮下委員 ありがとうございます。 次に、今回の金融機能強化法案に関連してお伺いしたいと思います。 今回の法案は、地域における金融機能の発揮という前向きな努力を行う金融機関が、必要な場合には組織再編をしたり、また、その際に国の資本参加が受けられるというような仕組みだと思います。 昨日、当委員会におきましては、各金融機関のトップの方々に参考人としておいでいただきましてさまざまな御意見を賜ったわけでございますけれども
○宮下委員 ありがとうございます。 おっしゃるように、全体的に元気が出てきた、数字も好転してきたというところでございますが、その内容を見ますと、輸出産業中心、またデジタル家電等の新しい設備投資をしている企業中心にこの景気回復を引っ張っているというような構造がございまして、日本全体を見ますとまだまだ厳しい、地方でありますとか中小企業で厳しいところ、そういう意味では、まだ回復もまだら模様なのかなというふうな
○宮下委員 自由民主党の宮下一郎でございます。 本日は、総理をお迎えして、総理に直接質問をさせていただく機会をお与えいただきまして本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。 本日は、財政金融政策全般につきまして、また、今回提出されております金融機能強化法案について、総理に対しまして御質問をさせていただきたいと考えております。 構造改革なくして景気回復なしというメッセージのもと誕生いたしました
○宮下委員 今回の日米新租税条約は、三十年ぶりに内容を大きく改定し、積極的に投資交流の促進を図るための、二重課税の回避でありますとか投資所得に対する源泉地国における税率の引き下げ、子会社と親会社の間の配当や金融機関が受け取る利子に対する免税、また日米の企業間等でやりとりされます使用料について免税措置を設定するなど、さまざまな施策を盛り込んだものとなっております。したがいまして、さきに質問させていただきました
○宮下委員 次に、対日直接投資のあり方について御質問をさせていただきたいと存じます。 外国企業が日本国内に投資を行います対日直接投資は、新しい技術や経営ノウハウを日本国内にもたらす点、またさまざまなサービスの供給を通じて新たな雇用を創出する点、さらに、市場に刺激を与え、健全な競争を通じて構造改革推進の原動力となる点など、日本経済の活性化を図るためにさまざまな利点を持つものでございますけれども、残念
○宮下委員 自由民主党の宮下一郎でございます。 本日は、質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。 このたびの、約三十年ぶりに大幅に内容を改定した上で署名されました日米の新租税条約につきまして、本日は、その経済的な効果を中心に質問をさせていただきたいと考えております。 我が国の経済発展にとって、貿易を中心とする通商政策が大変重要であるということは、言うまでもございません。内閣府が
○宮下小委員 自由民主党の宮下一郎と申します。本日は、さまざまな貴重なお話をお聞かせいただき、本当にありがとうございます。 李参考人にお伺いしたいと思います。 先ほど来より、さまざまな方々のお話の中で、食糧支援をしても一般の市民の方々には渡らずに軍部に渡るだけだというお話がたびたびございました。今回、六カ国協議等々で北朝鮮側は、核の凍結、廃棄等の条件が折り合えばエネルギー支援をしてほしいというような
○宮下分科員 大臣から特に通所授産施設につきまして大変温かい御答弁をいただきまして、本当にありがとうございます。私も、特に通所授産施設の役割がこれからもっと大きくなってくるのではないかなと思っております。 それに関連して、一つ御質問させていただきますが、今、全国的にも大規模な知的障害者の入所施設から地域へ移行していこうという動きがいろいろございます。私の地元にも西駒郷という名前の大規模な入所施設がございまして
○宮下分科員 次に、小規模授産施設や小規模共同作業所、また精神障害者の社会復帰施設などの施設を通じた支援施策についてお伺いしたいと存じます。 在宅の障害者の皆様方が通いながら作業を行います授産施設や共同作業所は、これからのノーマライゼーションを考える上で、大変重要なのではないかと考えております。 障害のある方々には必要な給付をお上げすればいいというのでは、それぞれの方々が生きがいを持って毎日を過
○宮下分科員 自由民主党の宮下一郎でございます。 本日は質問の機会を与えていただきまして、まことにありがとうございます。何とぞよろしくお願い申し上げます。 長野におきましては、二月の二十七日から昨日まで、知的障害者のスポーツ大会であります第三回スペシャルオリンピックス日本冬季ナショナルゲーム・長野が開催され、きのう閉幕したところでございまして、これは来年開かれる世界大会のプレ大会ということでございますけれども
○宮下委員 そうした相談体制、発見体制を組んだ上で、やはり最終的な子供のケア、家族のケアというのが非常に大事かと思っておりますが、きょう松原先生、最後にフローチャートをおつけいただいておりまして、これからのセンターのあり方、センターを一極集中するのではなくて、小規模ホームを組み合わせたようなシステム等々の絵をいただいておるわけですけれども、一方で、今現実には、一時保護をされている子供たち、また養護施設
○宮下委員 ありがとうございます。 そういった予防措置をとった上で、できるだけこういった事態を少しでも減らしていく、しかしながら、やはり起こってしまったものについては対応していくという二段構えになろうかと思いますけれども、やはり私も、この前、岸和田のケースについて大阪においてヒアリングをさせていただいたときに実感いたしましたのは、先生方もおっしゃるように、児童相談所の体制が数十万人に一人とか二人とか
○宮下委員 自由民主党の宮下一郎でございます。 先生方、きょうは、貴重な時間を割いての御出席、ありがとうございます。 この児童虐待防止法、三年前に制定されてから今日に至るまでさまざまな取り組みがなされる中で、やはり先生方がおっしゃるように、まだまだ問題が多いということだと思います。特に、相談処理件数が、かつて千件台だったものが十一年には一万一千件を超え、十四年度にはさらにその二倍、二万三千件を上回
○宮下小委員 自由民主党の宮下一郎でございます。 本日は、参考人の皆様方、本当に御苦労さまでございます。 私は、今回の六カ国協議が、この拉致問題解決に少しでも前進になるということを非常に心から願っているところでございますけれども、先ほど来、アメリカや中国のサポートは得て、何とか前向きにというお話でございましたけれども、もう一つ気になるのは、韓国の対応なんではないかなという思いがいたしております。
○宮下委員 特に十六年度予算におきましては、効率化の観点から、予算執行の調査を行うとか、特別会計を見直すとか、コスト縮減に取り組まれたと伺っております。何かと、民間は非常にリストラとか効率化を図っているのに国の予算はまだまだむだが多いんじゃないか、そういった御批判もあるわけですけれども、単なる縮小均衡に陥るんじゃなくて、少ない予算で多くの事業をやろうと思えば、やはりコスト縮減とか効率化を図っていくという
○宮下委員 そこで、先ほど申し上げましたように、財政構造改革が成功するためには、官から民へでありますとか中央から地方へという改革を本当に実のあるものにして、そうした厳しいかじ取りの中でも経済を活性化していく、そして税収を増加させていくというのがやはり根本だというふうに考えております。 十六年度予算もそうした視点で編成された予算というふうに考えますけれども、具体的にどういう考え方で、経済活性化の面、
○宮下委員 自由民主党の宮下一郎でございます。 このたび、当選以来初めての、初質問の時間をいただきましたので、きょうは、両大臣から昨日お聞きいたしました所信表明演説に対しまして、できるだけ大局的な見地から質問をさせていただきたいと存じます。 まず、財務大臣に、財政構造改革の考え方についてお伺いをさせていただきます。 我が国の財政の状況を改めて見ますと、一九九〇年代を通じて、バブル崩壊への対応でありますとか