1958-04-09 第28回国会 参議院 商工委員会 第17号
○参考人(安原米四郎君) 銀行の貸し出しは御承知の通りに、ずっと前々からの残高を見ましても、いわゆる中小企業といいます資本金一千万円以下の会社等に対する貸し出しは三十数%ということで、大半はより大きいところに貸し出しが行われておりまして、これはまあ銀行の性質上、一面やむを得ない点が、やむを得ないといいますか、当然な点で、問題はむしろその比率が低下する、あるいは絶対額がどうなるかという点にあるということは
○参考人(安原米四郎君) 銀行の貸し出しは御承知の通りに、ずっと前々からの残高を見ましても、いわゆる中小企業といいます資本金一千万円以下の会社等に対する貸し出しは三十数%ということで、大半はより大きいところに貸し出しが行われておりまして、これはまあ銀行の性質上、一面やむを得ない点が、やむを得ないといいますか、当然な点で、問題はむしろその比率が低下する、あるいは絶対額がどうなるかという点にあるということは
○参考人(安原米四郎君) 今、豊田委員からお尋ねのございました銀行の貸し出しが大企業に集中しておるのではないかというお話でございますが、数字の絶対額を見ますと、確かにお話の通りでございます。先ほど、昨年の金融引き締め以後の実情につきまして若干説明さしていただこうと思っておりましたのですが、この機会にそれに関連いたしまして少し述べさしていただいてよろしゅうございましょうか。
○参考人(安原米四郎君) 私全国銀行協会連合会の事務局長をいたしております安原でございます。 今度の中小企業信用保険公庫法案につきまして、われわれ全国銀行協会連合会は、長いものですから通称略して全銀協と申しておりますので、あと全銀協と言わしていただきますが、全銀協の考え方は、先ほど川上長官がお話しのように、この法案は金融制度調査会の答申に基いて作られております。同調査会には全銀協の会長その他銀行の
○安原参考人 今お尋ねの情実融資というふうなことは、銀行としてやつていないだろうと私は思つております。まあ選別融資とか系列融資というのは、銀行の人としましては、そういうことを意識的にやつていないと思いますが、月間の融資残高を資料として整理した場合にそういうふうになつておるので、外部の方からいろいろそういう御批判があるようでございますが、私が聞きましたある銀行など、決してそういうことはやつていない、こういうふうに
○安原参考人 今お尋ねの件につきましては、実ははなはだおはずかしい次第でございますが、私の方では直接そういう実際の審査と申しますか、貸出しの方の関係をいたしておりませんし、またその点についての知識も私個人持つておりませんので、どの程度の比率かということは存じませんです。これは、一般的には御承知の通りでありまして、現在において相当マイナスになつていても、将来近いうちによくなるという見通しがつくものには
○安原参考人 私、安原でございます。本日は先ほど佐々木さんがお話になりましたように、指定預金の問題ということでございましたので、中小金融の問題についての資料を十分持つて参りませんでしたので、はなはだ不行届きかと思いますが、銀行の方での今の金融状況の見方と申しますか、そういうことを簡単に述べさせていただきます。 御承知の通り昨年十月から大蔵省、日本銀行の方で金融引締めの政策をとり始めましたのですが、