2003-07-24 第156回国会 衆議院 憲法調査会 第9号
○奥野委員 自由民主党の奥野誠亮であります。 先ほど、金子さんの発言の中で、外国が反対しているのに総理大臣が靖国神社に参拝する、創氏改名についていろいろな意見を言っているという発言がございましたので、私の考え方を一つ申し上げさせていただきたいと思います。 日本では、神道でも仏教でも、人が亡くなれば、肉体は滅びますけれども、その魂は永遠に生き続けているという考え方に立っていると思いますし、したがいまして
○奥野委員 自由民主党の奥野誠亮であります。 先ほど、金子さんの発言の中で、外国が反対しているのに総理大臣が靖国神社に参拝する、創氏改名についていろいろな意見を言っているという発言がございましたので、私の考え方を一つ申し上げさせていただきたいと思います。 日本では、神道でも仏教でも、人が亡くなれば、肉体は滅びますけれども、その魂は永遠に生き続けているという考え方に立っていると思いますし、したがいまして
○奥野委員 自由民主党の奥野誠亮であります。 いろいろ御意見を伺っておって、だんだんと改正という方向では一致してきたように思うわけでございますけれども、やはりこの憲法がどういう関係でできたかということについて、もう少しお互いに意見が同じようになればありがたいな、客観的なことでございますから、これはもう当然一つになるはずだと思うのであります。 日本の憲法は、マッカーサー元帥の三原則に基づいて占領軍
○奥野小委員 自由民主党の奥野誠亮でございます。 私は、仙谷さんには大変敬意を持っているものだから、その御発言はいつも注目して聞いております。きょう、憲法前文の一部を挙げて、いろいろな考え方が持たれているということで、詳しいお話はございませんでした。同時にまた、共産党の方からは、いろいろな面において、大変この憲法を評価する御発言もございました。 そんなことで、ちょっと私なりにこう思っているんですよということを
○奥野委員 今御議論を聞いていながら、今の憲法を基礎にして憲法裁判所を設けても私は片づかないと思うんです。むしろ、これだけ変化が激しい時代、環境が重視されて、経済的な利益よりもさらに進んで、今後は自然環境権までつくれというような議論が発展してきているわけでございます。 そのような中で、昭和三十年だったと思いますけれども、革新政党は一つになった、保守政党も一つになった、自社対決の政界が生まれまして、
○奥野委員 自由民主党の奥野誠亮であります。 今までの御報告や御意見を聞いておりまして、私は、国際協調主義、非常に大事なことだ、こう思っておりますし、また、国際社会に日本が貢献していくべきである、その姿勢も非常に重要なことだと思っておりますが、何でいつまで国連中心主義と言うんだろうか。私は、日本人は少し占領政策によって誤解させられている面が多分にあると思うんです。 第一次世界大戦の後で、国際連盟
○奥野委員 自由民主党の奥野誠亮でございます。 先ほど来お話を伺って、いささか感情が先に立っているなという思いをした御意見もございました。私は、我々の姿勢としては、過去を振り返る、将来を展望する、そしてあり方を考えていくことが大切だと、常日ごろ、我が身を振り返っておるわけでございます。 私は、今、世界も大きく変わろうとしているんじゃないかな、こう思っているわけであります。 第一次世界大戦の後で
○奥野小委員 私は、この憲法調査会にも二つの流れが、従来からどおりいまだに続いているんじゃないかな、それを乗り越えなければ憲法調査しても意味はないんじゃないかなという疑問を持つのです。 いつかも言うたことがあると思うのですけれども、私の体験ですけれども、もう二十年ぐらい前になりますけれども、法務大臣をしましたときに、社会党の方から、自民党は自主憲法の制定ということをうたっている、あなたはどう思うのかというお
○奥野委員 先ほどの報告を伺っていますと、道州制の問題とか小規模自治体の問題等々のことが議論になっているように伺ったわけであります。 そういうことを伺いますと、憲法に書いてあります「地方自治の本旨に基いて、」という言葉、これをどう理解するかによって変わってくると思うのであります。 私は、道州制をつくるのなら、府県制度は廃止しちゃって、すぐ市町村に結びつく、市町村を大きゅうしていかなきゃならない、
○奥野委員 先ほど、参考人は、天皇の国事行為、国民から委任されたものであるという説明があったお話がございました。また、今、元首という言葉を置くか置かぬかについて、反対論もございました。 この憲法は、アメリカが書いた、そのときには、天皇は元首とすると書いてあった。元首では明治憲法と同じようになるものだから、知恵を絞って、象徴という言葉を使うようになった。むしろ、これは日本の本来の姿であったんじゃないかな
○奥野委員 世界の中で、東北アジアが戦争や平和の問題にとって一番危険な地域だと見られていることは周知の事実でございます。その中に日本が位置しているわけでありますけれども、今度の問題につきましても、日本の安全保障のためにどうこうという意見が意外に少ない。 平和ぼけしているということがよく言われます。やはり国の安全を守っていくことが、国の一番大事な課題じゃないかと私は思うのでございますけれども、平和ぼけの
○奥野小委員 きょうの応答を見て、二つのことについて、私なりの意見といいますか希望といいますか、そういうことを申し上げさせていただきたいと思います。 参考人に対する質疑の中で、参考人が、象徴天皇制を中心とする現憲法の中心はどこにあったかというような意味合いのお尋ねだったんじゃないかなと思うんですけれども、国民主権、こうおっしゃいました。これは誤解を与えるんじゃないかなと思いますし、私の記憶があるいは
○奥野委員 奥野誠亮です。 今、岡村参考人の話が出ておりましたが、私もその小委員会に出ておりましたので一言言いたいと思ったんですけれども、差しかえの手続ができていないということで発言できなかったことでございます。 私が憲法の秘密委員会の議事録を読んでおりましたときに、こういう内容を発見いたしました。この秘密委員会の議事録の閲覧は、独立してからも、特定の政党の主張で長く許されないできたことでございました
○奥野委員 私は、今国際社会に大事なことは、テロ行為の起こらないような社会にしていく、大量破壊兵器が廃棄されるような社会にしていく、この二つが非常に重要なことだ、こう思っております。 日本における議論を見ていますと、国際連合が平和維持活動をやる、その平和維持活動に日本が参加する場合でも、武器の使用の状態が起こるようなことには参加したくないというような意見がしばしば見受けられておりますので、この議題
○奥野委員 元首を規定するか規定すべきでないかということについては、いろいろな意見が出ているようでございますから、この制定の経過について私の承知していることをまず最初に申し上げたいと思います。 マッカーサー元帥が三原則を示してスタッフに憲法原案を書かせた。そのときには、天皇は元首とすると書いてあったのであります。ところが、スタッフがいろいろ考えて、元首と書くと明治憲法と同じように誤解されるというようなことから
○奥野小委員 今、男系の男子が皇位を継承することの議論がございました。 私は、今この議論をするのはちょっと早いんじゃないかなというふうに考えている論者です。これは法律ですから、憲法の問題と離れて考えてもいいんじゃないかな。憲法には、男系という言葉は出ていませんね。ですから、まだこれからいろいろ、お子さんも生まれるでしょうし、とやかく言うのは早いんじゃないかな。 それともう一つは、女性が汚れたものという
○奥野小委員 途中で席を外したりせざるを得なかったものでございますので、全部を伺っておりませんでした。したがって、そういう議論があったかなかったかも知らないんですけれども、天皇は、第一条に「日本国民の総意に基く。」という言葉があるわけでありますけれども、元首はだれかとかいう議論が絶えずある。元首という言葉がいいか悪いかは別といたしまして、外国の大使、公使を接受するのも天皇でありますし、やはり国民を代表
○奥野小委員 今の議論を聞きながら、私も参考までに申し上げておきたいな、こう思います。 小泉さんが総理大臣になられましたときに、私は、首相公選制は少し言わない方がいいんじゃありませんかねと申し上げました。なぜ私はそういうことを申し上げたかといいますと、今は、国会が内閣総理大臣を指名する、国民が議員を選んでその議員が総理大臣を決めるわけであります。それを国民自身が決めるんだということを街頭演説でやっていけば
○奥野小委員 自由民主党の奥野誠亮でございます。 今までの論議を見ながら、私なりに考えていることをちょっとここでお話をさせていただくことが何かの参考にもなるんじゃないかな、こう思いついて申し上げるわけでございますので、至らないところはお許しをいただきたいと思います。 私は、明治憲法は、当時、脱亜入欧、アジアから離れてヨーロッパの文化を吸収する、それに直進していったんじゃないかなと思います。大変簡明
○奥野委員 十分でまとめにしたいけれども、十分ちょっとになってもお許しをいただきたいな、こう思います。 いろいろ話を伺いながら、ある程度客観的な事実ぐらいは共通認識に持っていないと議論が空回りするおそれがあるなという気持ちを持ちました。そういう意味合いで、皆さん方には大変失礼だと思うんですけれども、あえて私からお願いを申し上げたいと思います。 憲法を調査ということになりますと、今の憲法の反省の上
○奥野小委員 では、恐縮ですが、もう一つ。 私は、昭和二十年八月から昭和二十七年四月までは戦争状態が継続しておった、こう考えているわけであります。その中で極東国際軍事裁判などが行われたわけでございまして、同時に、サンフランシスコ講和条約が発効する際に、その講和条約の中で、日本が極東国際軍事裁判所の裁判を受諾する、英文ではジャッジメンツを受諾すると書いてあるわけであります。 裁判というのは、辞書を
○奥野小委員 私には往復で十分の時間を与えられているわけでございまして、なかなか上手に使えませんので、お尋ねしたい点、あるいは私なりの考え方、先に全部しゃべらせていただきまして、あとの時間で、大変無礼かもしれませんけれども、お話をいただくということにさせていただきたいと思います。 まず第一に、国柄に関する論議が憲法に関する論議でなければならないというお話、大変感銘深く聞かせていただきました。 日本国憲法
○奥野小委員 先ほど来の議論の中で、憲法九条をめぐってのお話もございました。同時にまた、日本の憲法が大変改正の難しい憲法になっているという話もございました。私はそういうことを聞いておって、難しくしているのは政治家じゃなかったかな、こう思っているわけでございます。当時から、あの憲法にいささかも手を触れさせないというグループがあった。こういういきさつを持った憲法だから、早く日本の憲法を自分たちでつくりたいという
○奥野小委員 自由民主党の奥野誠亮でございます。ただいまは、わざわざお出かけいただきまして、貴重な御意見を承りましたことを厚く御礼申し上げておきたいと思います。 今小委員長からお話ありましたように、私は、十分ということでございますので、むしろお尋ねしたい二点を先に申し上げまして、あと、お答えに時間を使っていただきたいなと思います。 一つは、今もおっしゃいましたように、両院制度をとっている以上は、
○奥野小委員 時間が余ったようですから、恐縮ですけれども一言。 きょうは選挙には触れなかったわけですけれども、衆議院と参議院との使命の分担、もっと明確にすべきだという御発言がありました。 今の憲法を見ていますと、衆議院の総選挙は内閣総理大臣を選ぶ選挙じゃないか、かねて私はそう言っているわけでございますし、衆議院の総選挙が終わったら内閣は総辞職をしなきゃならない、真っ先に内閣総理大臣を指名しなきゃならない
○奥野小委員 私は自由民主党の党員であります。小泉政権は自由民主党が擁立する政権であります。過ちなく立派に成果を上げてほしいな、こう願っています。 同時に、反対の意見は反対の意見として十分に伝えていかなきゃならないと思いますけれども、今のところ、若干の意見は送っていますけれども、あえて反対する、おっしゃったような抵抗勢力的な姿勢はとっておりません。
○奥野小委員 自由民主党の奥野誠亮であります。 大変よい話を聞かせていただきまして、ありがとうございました。 今、伊藤公介さんから首相公選制支持、山口さんと反対の意見を言われました。私は、小泉さんが総裁になりましたときに、あなたは首相公選制だけは言わぬ方がいいと思いますよ、こう申し上げたけれども、確固たる信念みたいになっているようでございます。私は反対でありますので、まず最初にこの問題、以下数点
○奥野小委員 今、中村さんがお話しされたことと違ったことを私は皆さんに一遍意見を聞いてみたいな、こう思っておったんですけれども、中村さんの御意見を基礎にして議論をしていった方がいいと考えておられるのか、それぞれがちょっと違った角度で物を言ってもいいのか。——いいでしょうね。
○奥野小委員 それでは、皆さんに迷惑をかけちゃいけませんので、これでとめておきたいと思います。 先生に十分な時間を残せませんでしたが、何かコメントでもございましたら、お教えをいただいておきたいなと思います。
○奥野小委員 自由民主党の奥野誠亮であります。 議院内閣制の運用のあり方についていろいろと御教示をいただいて、ありがとうございました。 長の選任の方法についてはお触れになりませんでしたけれども、やはり一番大きな、運用に影響を及ぼす課題じゃないかと思います。また、立法論にもなるわけでございますし、殊に首相公選制が今や一つの政治課題になったりしておりますので、私からは、国政が議院内閣制でありますし、
○奥野委員 おととい、きょうの自由討議に五分間しゃべらないかというお誘いを受けまして、けさになってやっと、私なりにこれから政治課題になると思われる二点について御報告をさせていただくことが、その責任を果たすことになるのかなと思いついたばかりでございます。 今の憲法、マッカーサー司令官の三つの原則に基づいてスタッフが素案を書いたわけでありますけれども、その一つに、日本はいかなる陸海空軍も許されないし、
○奥野委員 憲法調査会の進め方を議論したいというお話もございました。できれば、憲法調査会の進行において、時々、取りまとめたようなものを発表する、国民とともに憲法調査を進めていくんだという努力が必要じゃないかな。今までもそういうつもりでおやりになっているんだろうとは思いますけれども、取りまとめを我々にも見せていただいて、またそれについて意見を言う機会も与えていただくというような方向でやっていったらどうかな
○奥野委員 御異議なしと認めます。よって、中山太郎君が会長に御当選になりました。 〔拍手〕 会長中山太郎君に本席を譲ります。 〔中山会長、会長席に着く〕
○奥野委員 これより会議を開きます。 衆議院憲法調査会規程第五条第二項の規定により、会長が選任されるまで、私が会長の職務を行います。 これより会長の互選を行います。