1984-07-17 第101回国会 衆議院 科学技術委員会 第20号
○天野参考人 お答え申し上げます。 まず、私ども原研は本来研究を任務とする機関でございまして、過去におきましても、ちょうど今の「むつ」の原子炉と同規模の軽水炉JPDRを建設、運転した経験を持っております。また、最近十五年間は、最重点課題としまして軽水炉の安全性研究に取り組んでおります。これらの軽水炉についての技術的基盤を持っておりますので、その上で、これから将来に向けての舶用炉の研究開発を我々に任務
○天野参考人 お答え申し上げます。 まず、私ども原研は本来研究を任務とする機関でございまして、過去におきましても、ちょうど今の「むつ」の原子炉と同規模の軽水炉JPDRを建設、運転した経験を持っております。また、最近十五年間は、最重点課題としまして軽水炉の安全性研究に取り組んでおります。これらの軽水炉についての技術的基盤を持っておりますので、その上で、これから将来に向けての舶用炉の研究開発を我々に任務
○天野参考人 お答え申し上げます。 ただいまの燃料試験室でございますが、これは外部の要求でつくられたものではございませんで、私どもかねてこのような燃料の試験施設が欲しいと思っておりましたが、予算の枠の制約がございましてそれまで実現しておりませんでしたが、第一次のオイルショックの後で安全性研究の重要性が認識されまして原子力予算が増枠されましたときにつけていただいたものでございまして、かねて私どもが欲
○参考人(天野昇君) いまの遮蔽実験の件でございますが、まあこれは世界的にみなスイミングプールと申します、プールの中に遮蔽体を沈めて実験をしております。まあこれは日本だけではございませんで、諸外国でもみな遮蔽のモックアップ実験はプールの中でやっているわけでございます。したがって、完全に実物の原子炉と同じような周囲条件ではございませんので、したがってそこでいろいろ計測いたしました量をもとにいたしまして
○参考人(天野昇君) 原研の天野でございますが、ただいまの先生の御質問で陸上——ただいま堀理事が御説明になりましたような実験だけでなくて、さらに実物に近い炉をつくったほうがいいかどうかというような御質問だったかと思いますが、これはそういう炉をつくるに越したことはないと思いますが、今回の「むつ」に載せました原子炉の場合は御承知のとおり軽水炉でございまして、これは発電用としても同型の炉が開発されているものでございます