1981-05-29 第94回国会 参議院 エネルギー対策特別委員会 第7号
○参考人(天野恕君) お説のとおり、絶対安全ということは原子力の世界においても残念ながらございませんが、リスク、ベネフィットその他を参考といたしまして、安全慎重に一つ一つのステップを確実に行うということで、さらに多重的にいろいろな防護措置を講ずるということで、実際人間生活の中で考え得る限りの最高の安全性を保つようにしているし、現に実行されていると、そのように考えております。
○参考人(天野恕君) お説のとおり、絶対安全ということは原子力の世界においても残念ながらございませんが、リスク、ベネフィットその他を参考といたしまして、安全慎重に一つ一つのステップを確実に行うということで、さらに多重的にいろいろな防護措置を講ずるということで、実際人間生活の中で考え得る限りの最高の安全性を保つようにしているし、現に実行されていると、そのように考えております。
○参考人(天野恕君) 御質問にお答えいたします。 直接比較することは大変むずかしいわけでございます。と申しますのは、私の意見の中でも申し上げましたように、原子炉、原子力発電所の設置に当たりましては、原子炉等規制法と電気事業法二つを軸といたしまして、系統的に工程の順を追って規制がなされております。 最初に、許可については総理大臣に設置の許可を求め、それを得ることが不可欠となされておりますし、それから
○参考人(天野恕君) 天野でございます。 本日は、原子力の安全性につきまして四つのポイントに話をしぼって、その特徴と申しますか、他種産業との違いという点についてお話を申し上げたいと存じます。 まず第一に申し上げたい点は、原子力はその開発の当初から、非常に厳重な審査並びに検査の行政体制がつくられているという点でございまして、この点は他の産業と比べましてきわめて特殊な点でございます。この点は原子力発電所