2020-03-19 第201回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 食料・農業・農村基本計画における飼料用米の生産努力目標について御質問をいただきました。 先生御指摘のとおり、現行の基本計画におきます百十万トンという生産努力目標は、主食用米の需要が減っていく中で、その全てを飼料用米の作付で対応するというのが基本的な考え方であったというふうに考えております。 今回の生産努力目標の設定でございますけれども、主食用米の需要が毎年減少傾向
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 食料・農業・農村基本計画における飼料用米の生産努力目標について御質問をいただきました。 先生御指摘のとおり、現行の基本計画におきます百十万トンという生産努力目標は、主食用米の需要が減っていく中で、その全てを飼料用米の作付で対応するというのが基本的な考え方であったというふうに考えております。 今回の生産努力目標の設定でございますけれども、主食用米の需要が毎年減少傾向
○政府参考人(天羽隆君) お答え申し上げます。 委員御指摘の麦に係るゲタ対策についてでございます。 平成三十年産までは、委員御指摘のとおり、産地で設定がない品種、県で登録されている品種以外の品種につきましては、先生の御提出資料のAからDランクのうちDランクの交付単価を適用してきたところでございます。 しかしながら、近年、各産地で新しい品種への取組も見られることも踏まえまして、令和元年産の小麦から
○政府参考人(天羽隆君) 収穫後、保管をしていたお米が浸水した被害への対策について御質問をいただきました。 昨年十一月の対策パッケージのまずは周知の方法でございます。各地域のJAや市町村の役場から例えば回覧板を回していただくなどして周知、広報を図っております。また、農政局ごとに、県ごとに地方参事官がおりますけれども、説明会を開催しております。また、市町村や農政局と合同での説明会も開催をしておりまして
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 戦略作物の中で飼料用米につきましては、令和元年産七・三万ヘクタールということで、対前年実績との比較において〇・七万ヘクタールの減ということでございます。 その他、備蓄米につきましては、二・二万ヘクタールが三・三万ヘクタールということで、一・一万ヘクタール増ということになっております。 これらにつきましては、地域の水田協議会などで、その年の作付をどうしようかという
○天羽政府参考人 令和元年産の作付状況について御質問をいただきました。 令和元年産の主食用米の作付状況につきましては、全国ベースでは百三十七・九万ヘクタールということでございまして、これは、前年実績からは〇・七万ヘクタールの減少ということでございます。
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 委員御指摘のとおり、まずは営農再開に向けての取組に農林省として全力を尽くしておるところでございますが、水田の復旧が間に合わず、水稲の作付が困難な場合にありましては、委員御指摘の大豆、それからソバなど、水稲以外の作物を作付けることにより、水田活用の直接支払交付金等による支援が可能でございます。 農林水産省といたしましては、地方農政局等とも連携いたしまして、被災地域
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 今般の災害に対しましては、生活・生業支援パッケージということで取りまとめまして、農林省として公表しますとともに、各地で説明会を実施しておるところでございます。 今後も引き続きしっかり説明をしていって、生産者の方、地域の方への御理解を求めていきたいというふうに考えております。
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 先ほど御説明させていただきましたとおり、農産物規格・検査に関する懇談会におきましては、三月に、中間論点整理ということで、いわば両論併記の形で整理をさせていただいたということでございます。 その後、本年の五月には、先ほど、冒頭、先生からもありましたけれども、新しい器械の導入という観点から、穀粒判別器に関する検討チームを開催いたしまして、検査員の目視にかえて穀粒判別器
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 一等米と二等米の価格差についての御質問をいただきました。 一般論で申し上げますと、着色粒や精米時の破砕しやすさなどいわゆる整粒歩留りだけではなく、食味への影響、消費者からのクレーム等のリスクなど、さまざまな要素が反映されて、この一等米と二等米の価格差が形成されていると考えられます。 また、その価格差の水準につきましても、取引時のお米の需給状況のほか、産地
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 農産物検査規格でございます。お米などの大量流通また転々流通する農作物につきまして、その都度現物を確認することなく効率的な取引を可能とするために、国が生産者、流通業者等、関係者の意見を聞いて定めているものでございます。 このため、農産物規格、検査の見直しにつきましては、さまざまな立場の方からの御意見を踏まえて検討を進める必要があるというふうに考えておりまして
○政府参考人(天羽隆君) 収穫後、保管していたお米が水に流された若しくは水につかってぬれたという事例が今回の被災地で発生しておるのは承知をしておるところでございます。現在、農林省で各県、市町村に聞き取り調査をしておりますが、まだ正確な数字がつかめておりません。
○政府参考人(天羽隆君) 水田活用の直接支払交付金についての御質問をいただきました。 主食用米の需要が毎年減少する中におきまして、水田フル活用による食料自給率、自給力の向上を図るためには、水田活用の直接支払交付金による支援を安定的に実施していく必要があるというふうに考えております。 農林水産省といたしましては、今後とも、農業者の方々が飼料用米のほか、園芸作物、麦、大豆など主食用米以外の作物への生産
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 これまで、災害ごみや土砂の撤去につきまして、強い農業・担い手づくり総合支援交付金、これは国、地方公共団体合わせて補助率は十分の六以上ということでございます。また、災害復旧事業、これは、激甚災害指定による国庫補助率の近年実績は農地で九六%などをそれぞれ実施してきたところでございます。 さらに、先生御指摘のとおり、今般の稲わらの堆積に対応するため、環境省と連携
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 収穫後に農家の倉庫などで保管されていたお米、もみ、玄米の浸水被害につきましては、任意共済の特約、さらには民間の保険で対応することが基本ではございます。が、被災した方々の声、先生方の御指摘も踏まえながら、保管中のお米が被害に遭った農家の営農再開に向けてどのような支援が可能か、現在、省内、政府内で検討している最中でございます。 なお、収入保険に加入している方につきましては
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 被災した稲わらなどの処理の問題について御質問をいただきました。 この問題につきましては、農水省と環境省とが連携をとりまして、圃場から廃棄物処理まで切れ目のない支援スキームを構築したところでございます。 現在、このスキームの周知を図っておるところでございまして、しっかりと現場で稼働させるべく、各県、各市町村の環境部局と農林部局、またJA等の関係団体との連携
○政府参考人(天羽隆君) 稲、麦、大豆の種子について御質問をいただきました。 稲、麦、大豆の種子につきましては、戦後の食糧増産という国家的要請を背景に、全都道府県に一律に種子の生産、供給を義務付けてまいったわけでございますが、お米の供給不足の解消、それから消費者ニーズの変化などを踏まえまして、法律により都道府県に対する一律の義務付けという枠組みは廃止をしたところでございます。 こうした中で、都道府県
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 委員御指摘の戸別所得補償でございます。 お米につきましては、十分な国境措置がある中で交付金を交付するということにつきまして、他の農産物の生産者や他産業、納税者の理解を得がたいなどの課題があるということでございまして、平成三十年産からお米の直接支払交付金は廃止をしているところでございます。 一方、棚田を含む中山間地域における所得の向上を図っていくため、日本型直接支払
○天羽政府参考人 ビートの生産振興について御質問をいただきました。 先生御指摘のとおりでございまして、てん菜は、苗づくりや植付け、収穫などにおきまして、畑作四品目の中で労働時間が長いなどのことによりまして、近年、作付が敬遠されて、作付面積が減少傾向にあるというふうに認識をしております。 他方、技術の向上などで単収なり糖度は上がってきておりまして、産糖量で見ますと、昨年、一昨年と六十万トンを超える
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 小麦につきましては、畑作地帯にあっては輪作における基幹作物として、また、水田地帯にあっては水田を有効に活用できる作物として、食料自給率の向上を図る上で重要な作物でございます。 このため、農林水産省におきましては、小麦について、経営所得安定対策等を通じて生産農家の経営の安定を図りますとともに、収量性、加工適性にすぐれた新品種、省力作業機械の導入支援等により、
○天羽政府参考人 この懇談会でございますけれども、先ほど申し上げたとおり、農産物の規格、検査につきまして、農産物流通の変化、技術の進展なども考慮をしつつ、流通の合理化等の観点から課題を整理して、見直しの方向性の検討を行うということをやろうということで、私の主宰のもと開催したところでございます。 この後、例えば、農産物検査の規格を設定、変更、又は廃止しようとする場合には、農産物検査法に基づきまして、
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 ただいま先生が御指摘の資料の1、農産物規格・検査に関する懇談会における中間論点整理の左側、主な論点等というのがございます。これは、例えばということで申し上げますと、この(3)にあります着色粒の基準のところでございますが、一つ目の丸にございますとおり、生産者及び集荷業者、大型乾燥調製施設の約五割が着色粒の基準は現状のままでよいとの意見である一方、生産者の約三割
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 農産物規格・検査に関する懇談会でございます。これは、農業競争力強化支援法などにおきまして、「農産物流通等に係る規格について、農産物流通等の現状及び消費者の需要に即応して、農産物の公正かつ円滑な取引に資するため、国が定めた当該規格の見直しを行う」と規定されていることを踏まえまして、農産物規格、検査につきましては、農産物流通の変化や技術の進展等を考慮しつつ、流通
○政府参考人(天羽隆君) 生産コストの引下げについて御質問をいただきました。 先生御指摘のとおり、平成二十五年六月の日本再興戦略、これはそのまんまの目標が平成三十年十一月の農林水産業・地域の活力創造プランの中で引用されていると、掲げられているわけでございます。そこでコスト削減目標を掲げておりますが、その中で、労働費ですとか農機具費、肥料、農薬費といった経費をどれだけ削減するかという内訳は設定されておりません
○政府参考人(天羽隆君) ただいまの日本再興戦略における目標の記述ぶりでございますけれども、これは、この目標を最初に決定をしたこの日本再興戦略において、まさに今先生がお読みいただいたとおりなんですけれども、今後十年間で、資材、流通面での産業界の努力も反映して担い手の米の生産コストを二〇一一年全国平均比四割削減するという、まさに目標を決めたときからそういう記述になっておるということでございます。
○政府参考人(天羽隆君) 私の方から、お米の生産コストの低減について御説明をさせていただきます。 お米の生産コストの削減につきましては、今ほど先生から御指摘ございましたとおり、平成二十五年六月の日本再興戦略におきまして、担い手の米の生産コストを二〇二三年産までに二〇一一年産の全国平均から四割削減するというのが目標でございます。 二〇一七年産の担い手のお米の生産コストは、個別経営体で六十キログラム
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 小麦と米のそれぞれの国際流通量について御質問をいただきました。 農林水産省の海外食料需給レポート、二〇一九年の三月版によりますと、小麦の国際流通量、これは輸出量の合計で約一億八千万トン、お米の方は約五千万トンというふうに承知をしてございます。 続きまして、日本産米の輸出拡大に向けた課題と取組状況ということで御質問をいただきました。 先生御指摘のとおり、
○政府参考人(天羽隆君) お米、お米加工品の輸出目標について御質問をいただきました。 お米、お米加工品の輸出の金額目標六百億円は、平成二十五年に決定いたしております農林水産物・食品の国別・品目別輸出戦略において、農林水産物全体の目標一兆円の内数として、米菓、お米のお菓子でございますけれども、日本酒などの米加工品も含めて設定したものでございます。 実績でございますが、平成三十年は三百四億円と着実に
○政府参考人(天羽隆君) お米の消費量の見通しについて御質問をいただきました。 食生活の変化や高齢化などによりまして一人当たりの摂取熱量が減少傾向にあること、さらには人口が減少局面に入っていること、さらに加えてでございますけれども、単身の世帯や共働き世帯の増加など世帯構造の変化が進行しております。このような中で、食生活がより簡便化志向にある中で、お米を購入をして家庭で炊飯する割合も低下しているといった
○政府参考人(天羽隆君) 三十一年産の主食用米の需給につきまして御質問をいただきました。 昨年十一月に策定をいたしました米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針では、人口減少を踏まえて需要見通しを見直しております。これを踏まえまして、三十一年産の生産量、今ほど先生から御指摘のあったとおり、七百十八万トンから七百二十六万トンと見通したところでございます。 三十年産の生産量七百三十三万トンと比較いたしますと
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 主要農作物種子法の廃止につきましては、稲、麦類及び大豆の種子の生産、供給に関しまして、全ての都道府県に対して、これから申し上げます三つについて一律に義務づけるというやり方を廃止したというのがポイントでございます。一つには、県が奨励する品種を決定するための試験、二つには、原種及び原原種の生産、三つ目といたしましては、種子を生産する圃場の指定、さらには生産された
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 農林水産省におきましても、米飯学校給食の推進は、次世代の消費の担い手である児童に対しまして、お米に対する味覚を育み、お米を中心とした日本型食生活の普及、定着を図る上で極めて重要と考えております。 このため、米飯学校給食の推進に向けまして、各学校などが米飯給食の実施回数を前年度より増加させる場合の当該増加分につきまして、また、各学校等の学習教材や試食会においてお
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 国内の主食用米の消費の動向について御質問をいただきました。 お米の消費量につきましては、食生活の変化や高齢化などにより一人当たりの摂取熱量が減少傾向にあること、また、人口が減少に転じたことに加えまして、単身世帯や共働き世帯の増加など世帯構造の変化が進み、食生活がより簡便化志向にある中で、お米を購入して家庭で炊飯する割合が低下していることなどから、最近では、
○政府参考人(天羽隆君) ただいま御質問いただきました琉球泡盛海外輸出プロジェクトについてでございます。 この琉球泡盛海外輸出プロジェクトは、今お話がございましたとおり、従前タイ米を原料としていたところを国産米、国産長粒種をもって原料に変えるということを考えておるわけでございますが、私ども伺っているところでは、この琉球泡盛海外輸出プロジェクトの輸出目標、まずは二〇二〇年で七十キロリットル、二〇二二年
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 福島県産米の風評被害の現状などについての御質問をいただきました。 農林水産省におきましては、福島県や復興庁、経済産業省とも連携いたしまして、福島県産の農産物等につきまして、いわゆる風評被害などによる販売不振の実態を明らかにするための調査を行っております。 お米につきましては、調査の二十九年度報告書によりますと、全国平均との価格差につきましては縮小傾向にあるということでありますけれども
○政府参考人(天羽隆君) グルテンフリーの食品についてお尋ねをいただきました。 二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピック大会は、和食それから我が国の高品質な食材を提供し、世界にアピールする大変良い機会であるというふうに考えております。また、先生御指摘のグルテンフリー食品につきましては、近年、欧米等においてアレルギーやセリアック病などに対応する食品として需要が高まっているということでございますので
○政府参考人(天羽隆君) 三十一年産米の主食用米の作付けなどについての御質問をいただきました。 水田におきまして、平成三十一年産、どのように作付けをしていくかということにつきましては、現在、各産地で御検討いただいているところでございます。農林水産省といたしましては、これまでと同様でございますけれども、需要に応じた生産、販売を促して、お米の需給及び価格の安定を図ることが重要というふうに考えております
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 主要農作物種子法の廃止でございますけれども、この法律は、先生今御指摘のとおりでございまして、稲、麦、大豆の種子の生産、供給に対しまして、全ての都道府県に対して、一つには、県が奨励する品種を決定するための試験、二つには、原種及び原原種の生産、三つには、種子を生産する圃場の指定、それから、生産された種子の審査などを法律によって全都道府県に一律に義務づけるという法律
○天羽政府参考人 お答え申し上げます。 主要農作物種子法の廃止に関連いたしまして、これまで条例を制定した道県は七つ、七道県、条例の骨子を示すなど制定に向けて具体的な準備をしている県は三県というふうに承知をしております。 また、種子法に関連いたしまして、平成二十一年二月の末までに市町村から届いております農林水産大臣宛ての地方自治法第九十九条に基づく意見書は、百件というふうに承知をしております。