2017-02-22 第193回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第3号
○参考人(大西健丞君) 実は、二〇〇〇年のタリバーンとの交渉も、麻薬を生産することを政策として推さなければアメリカ国務省が別のインセンティブを示すと言っていたので、実はアメリカ国務省とタリバーンとの間の仲介をトライしておりました。残念ながら九・一一で全て崩壊しました。 さらに、先ほどイラクの大統領と申しましたが、彼が、タラバーニーという人間ですけれども、彼が大統領になる前に、イラクの中の党派抗争というのも
○参考人(大西健丞君) 実は、二〇〇〇年のタリバーンとの交渉も、麻薬を生産することを政策として推さなければアメリカ国務省が別のインセンティブを示すと言っていたので、実はアメリカ国務省とタリバーンとの間の仲介をトライしておりました。残念ながら九・一一で全て崩壊しました。 さらに、先ほどイラクの大統領と申しましたが、彼が、タラバーニーという人間ですけれども、彼が大統領になる前に、イラクの中の党派抗争というのも
○参考人(大西健丞君) 御指摘の点なんですが、ちょうど二〇〇〇年ぐらいからのアルカイダの登場によって、我々人道援助関係者若しくは国連関係者のセキュリティーに関する状況が変わったと思います。というのは、今までは偶発的に巻き込まれるということはあったとしても、意図して人道援助団体等を柔らかな外郭、ソフトシェルといいますけれども、として意図的に狙ってくるということはなかったんですが、イラク戦争中からその様子
○参考人(大西健丞君) では、時間も押していますので、早速始めたいと思いますが、大西健丞と申します。 今日いただきましたタイトルで考えますと、多分、それぞれの社会の領域において、その領域を超えまして、お互いに協力してこういったグローバルな公益活動や国内の公益活動にどう当たれるのか、どういう仕組みをつくれるのかということだと思いましたので、卑近ではございますが、二十二、三年前に私がこの小さな業界に入
○参考人(大西健丞君) 横文字なのでちょっと混同されるときがあるんですが、基本的にピースウィンズというのは一NGOであります。ジャパン・プラットフォームというのはNGOではなくシステムであって、これは政府も含めた上で、外務省ですが、政府も含めた上で連携を持ちまして、プラットフォームというのは元々土台という意味ですけれども、そこにみんな乗って、破綻国家の問題とか緊急人道支援とか復興とか、その先行くぐらいまでを
○参考人(大西健丞君) お答えします。 先ほど申しましたように、そういった国が壊れている地域を破綻国家と申しますが、我々はそれをパッケージとして考えております。緊急から入って、その後復興に移るわけなんですけれども、その間に切れ目があってはならないので、全体、国が壊れている破綻国家の現状を全部認識した上でパッケージとして扱っておりますので、アフガンでも当然復興支援まで含むというふうに考えております。
○参考人(大西健丞君) ピースウィンズ並びにジャパン・プラットフォームの大西健丞と申します。本日はよろしくお願いいたします。 今日は、短い時間の中、簡単に皆様には二点ほど述べさせていただきたいと思います。現場の視点から見たNGOの感覚をお話ししたいと思います。 一つが、何ゆえ私がそのNGOとかかわり出したか、どうしてピースウィンズ・ジャパンを皆様の、いろんな方の協力を得て作らしていただいたか。二点目