○大瀧参考人 入手の径路につきましては、これはもうすでに公表されていることでございまして、新聞記者団に対する発表があり、新聞にも一部載りました。それに対しまして、今工藤参考人から言われたと同趣旨から、白山丸の日赤の代表が、事実と相違するということで、この声明の取消し及び新しい声明を出すというような問題が出たことは、これは新聞にも出ておりますので、御存じのことと思います。いずれにいたしましても、これは
大瀧克巳
○大瀧参考人 お尋ねでございまするので、多少私どもの所見も述べてみたいと思います。今、局内の秩序につきましては長官がみずから述べられましたように、実際現状としては、舞鶴援護局自体が何ら手を触れることができない。要するに、暴力がとにかく通るというのが現状であろうと思います。その端的な例といたしましては各新聞社の記者諸君が、舞鶴中共租界という言葉であそこを呼んでおることから見ましても明らかでございます。
大瀧克巳
○大瀧参考人 それでは、私から、舞鶴援護局内の状況について多少御報告をいたします。今度の第四次帰国船の入りました当時は、当委員会の先生方が国会代表としてお迎えにおいでになつておられましたので、その間の事情は、私から申し上げるまでもなく、明らかなことでございますし、また時間等の関係もございますので、特に私ども終戦後引揚げ促進及び援護に挺身しておる者並びに肉親の帰りを一日千秋の思いで待ちこがれておる留守家族
大瀧克巳