1995-04-14 第132回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第10号
○大澤説明員 御説明いたします。 先生に申し上げるまでもなく、地方公共団体の指定しました文化財というのは、当該地域におきます歴史なり文化を象徴する大変貴重な文化遺産であるというふうに認識をしているところでございます。今回、不幸にして被災をした御指摘の文化財があるわけでございますけれども、そういった文化財の復旧に関します特に技術面における支援等につきまして、文化庁としましても、新潟県からの具体的な御要望等
○大澤説明員 御説明いたします。 先生に申し上げるまでもなく、地方公共団体の指定しました文化財というのは、当該地域におきます歴史なり文化を象徴する大変貴重な文化遺産であるというふうに認識をしているところでございます。今回、不幸にして被災をした御指摘の文化財があるわけでございますけれども、そういった文化財の復旧に関します特に技術面における支援等につきまして、文化庁としましても、新潟県からの具体的な御要望等
○説明員(大澤幸夫君) 先生お話しのとおり、沖縄の組踊りにつきましては地理的な遠隔性というような事情も多々ございますので、沖縄県以外での公演の機会というのは大変少ないのが現状でございます。 そこで文化庁といたしましては、まさに現在御審議をいただいておりますこの平成七年度の予算案におきまして、組踊りについてもっと広く一般への公開を図りますとともに、その保存、伝承に資するために、組踊り保存会が日本各地
○説明員(大澤幸夫君) 御説明を申し上げます。 先生の方から、組踊りのいわば芸術的な価値等についてどのように評価をしておるか、こういうお尋ねでございます。 組踊りは、御承知かと思いますけれども、十八世紀の初めに中国からの使節を歓待するためにつくられたいわゆる琉球王朝時代の宮廷芸能でありまして、芸術的に見ましても高度に洗練された古典的な演劇の一つであるというふうに承知をいたしてございます。 組踊
○説明員(大澤幸夫君) 先生も十分御承知と思いますけれども、学校施設の整備に当たりまして、とりわけ戦後の大ざっぱな流れを申し上げますと、やはり防火といいますか防災といいますか、そういった安全面の関係、あるいはまた建築基準法とかそういった法令の関係、あるいはまた将来にわたってできるだけ融通性のある空間構成をした方がいいというようなことから、どちらかというと戦後の流れは鉄筋コンクリートを中心とした学校施設
○説明員(大澤幸夫君) お話がございましたように、時代の変化に伴いまして、特に近年でございますと先生がおっしゃったようにコンピューター教室、いわゆる情報化に対応する施設の確保等ももちろん問題になってくるわけでございますが、基本的には学校施設の構造なりあるいは仕上げなり、あるいは備えるべき施設の種類、そういった点について調査研究を深めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。
○説明員(大澤幸夫君) 側説明申し上げます。 今、先生お話がございましたように、文部省としましても、学校施設をめぐります今日の社会経済情勢の変化などに的確に対応していくために、国の補助単価の算定の基礎となってございます標準設計の見直しを行うことが必要と考えておるところでございまして、具体的に申し上げますと、平成四年度から二年間かけまして、学識経験者等の御協力も賜りながら、今日における学校施設の適切
○大澤説明員 御説明を申し上げます。 ただいま先生御指摘ございましたように、今回の一連の台風によりまして公立学校施設につきましても各地で被害が発生しているわけでございまして、とりわけお話しの台風十九号、大変広い範囲にわたって被害をもたらしておるところでございます。申し上げるまでもなく、被害のあった学校につきましては、現在第二学期の授業が実施されているということもございますので、私どもといたしましては
○説明員(大澤幸夫君) 御説明を申し上げます。 公立学校の施設がこのたびのように噴火等により被害を受けた場合につきましては、公立学校施設災害復旧費国庫負担法等の関係の法令に基づきまして、復旧に要する経費について通常の場合におきます校舎等の新築事業にかかわる国の負担割合よりかなり高率の割合で国が援助する、こういう制度が設けられているわけでございます。今先生からお話ございましたように、補助の割合が三分
○説明員(大澤幸夫君) 御説明をいたします。 今先生お尋ねのプールの上屋等につきましても、先ほども御説明いたしましたけれども、活動火山対策特別措置法に基づきます降灰防除地域の指定がなされたところにつきましては、国庫補助の対象となっておるということでございます。
○説明員(大澤幸夫君) 御説明いたします。 先生御指摘のように、雲仙岳の噴火等により学校の休業が長期化した場合に、避難地域での授業の中断を避けるために仮設校舎を設置するという事態も考えられるところでございます。このような場合の仮設校舎の設置について現行では国庫補助の対象として想定されていないところでございますけれども、御指摘のような今回の事態の重大性にかんがみまして、文部省としましても、児童生徒の
○説明員(大澤幸夫君) 御説明いたします。 お尋ねの公立の小中学校の冷房施設の件でございますけれども、いわゆる活動火山対策特別措置法に基づきまして、降灰防除地域に指定された地域におきます学校については、その整備に必要な経費を国庫補助の対象としているところでございますが、雲仙岳周辺地域につきましては、現在のところは法律に基づく降灰防除地域の指定を受けていないため、国庫補助の対象とされていないところでございます
○大澤説明員 御説明いたします。 先生お話ございましたように、空気調和設備に関してでございますが、これまでに鹿児島市及び桜島町のいわゆる桜島地区につきましては既に国庫補助を行いまして、その整備がなされておるところでございますが、そのほかの地区につきましては、お話ございましたようにまだ整備を見てない状況にあるというふうに聞き及んでございます。
○大澤説明員 御説明いたします。 お話ございましたように、降灰防除施設の中心的なものは窓枠等の整備あるいはまた空調設備、こういうことになっているわけでございますけれども、この補助事業は昭和五十三年度から発足を見ておるところでございまして、平成元年度までの間で見ますと、関係する地域の学校に関しまして、学校の数では百三十余り、その間の累計の国庫補助金額といたしましては三十九億余りの補助実績を見ておるところでございます
○大澤説明員 御説明いたします。 桜島の降灰対策に関してのお尋ねでございますけれども、公立学校に関しますいわゆる降灰防除施設の整備につきましては、お話のございましたように、従前から活動火山対策特別措置法等の関係の法令に基づきまして、降灰防除地域におきます防じん用の窓枠等の施設の整備に要する経費に対しまして国庫の補助を行っておるところでございます。この施策によりまして、これまで関係する地域のかなりのところで
○大澤説明員 御説明をいたします。 先ほどの先生のお尋ねでも申し上げたとおり、学校につきましてもかなりの被害が出ておるわけでございます。今先生お話しのように、教育活動への支障という問題が出てまいりますから、私どもといたしましてはまず教育活動への支障を最小限に食いとめるように応急的な工事等の措置を講ずるよう指導しているところでございますが、特に今後こういった学校の施設の被害につきまして、復旧に要するもろもろの
○大澤説明員 御説明をいたします。 このたびのいわゆる梅雨前線豪雨によりまして生じました公立学校施設の被害の状況でございますけれども、目下関係の教育委員会によりまして詳細を調査中でございますが、昨日段階で関係県の教育委員会から出されておりますいわば速報的な報告によりますと、九州県下あるいは山口地方を通じまして何らかの被害を受けた公立の学校の数は、県立学校、市町村立学校合わせまして百八校というふうに
○大澤説明員 御説明をいたします。 一般に、お話のございましたいわゆる歴史的な遺物でございます史跡等の現状を変えようとする場合には、法律の定めるところによりまして一定の制限が生ずることになっているところでございます。このことは史跡等を守っていくというためにある程度やむを得ないということは御理解いただけるかと思いますが、一方、確かに先生今お話がございましたように、土地等の利用の規制を内容とすることになるわけでございますから
○大澤説明員 御説明をいたします。 この遺跡につきましては、昭和五十三年の春でございますけれども、遺構が所在いたしております地域約十三ヘクタール余りにつきまして国の史跡として指定をいたして保存を図る、こういうことで対応をいたしておるところでございます。
○大澤説明員 御説明をいたします。 お尋ねのございましたフルスト原遺跡でございますけれども、御案内のとおり、石垣島の南部の台地の上に築かれておる十五世紀代のぐすく状の遺跡でございます。(岩垂委員「いや、簡単でいいですから。石垣島がどんな保存計画を持って臨んでいるか。」と呼ぶ)これに関しましては、これまで土地の公有化等に努めてございまして、現在既に九割以上の部分につきまして公有地と相なっているわけでございますけれども
○大澤説明員 御説明申し上げます。 先ほどお話を申し上げましたように、全国十四カ所ばかりを保護地域設定ということで作業を進めてきたわけでございますが、十二カ所まで終了いたしまして、あと二カ所ですべて終わるという段階に至ってございます。したがいまして、私ども、残りの地区におきます保護地域の早期設定に向けて最善の努力をしてまいりまして、今先生のお話のございました、できる限り速やかに三庁合意によります考
○大澤説明員 御説明いたします。 お尋ねのございました三庁合意によりますところの保護地域の設定の状況でございますけれども、全国十四カ所程度の保護地域の設定を予定いたしてございますが、現在までに既に十二カ所につきまして設定の仕事を終了いたしておる状況でございます。
○大澤説明員 先生お尋ねございました文化財保護法上の文化財といいますか、史跡とのかかわりという観点から御説明を申し上げます。 御案内と思いますけれども、文化財保護法によります国の史跡の指定は、例えば古墳とか寺だとかお城跡とかそういった遺跡で我が国にとって歴史上あるいは学術上価値の高いものについて行うことができるとされているわけでございますが、近現代史に属する遺跡に関しましては、余りに時代が接近しているということから
○説明員(大澤幸夫君) 先生お話ございました文化財関係の補助金といいますか補助事業の件でございますけれども、埋蔵文化財の調査あるいは史跡等の整備に要する経費ということでかなり国庫補助をしてきているわけでございますが、実はこの事業の関係は、今お話がございました地元の県なり村なりがやる事業に対する国庫補助金という形の御援助と、それから国みずからが直接事業を行う関係の経費と大きく二本立てになってございます
○説明員(大澤幸夫君) 御説明いたします。 ただいま先生からお話ございましたように、明日香村は先ほども出ておりましたように我が国の律令国家形成期の歴史を解明する上で大変重要な数多くの遺跡が分布いたしておるところでございます。こうした遺跡の保存ということで、かねて国とそれから地元の奈良県と明日香村、この三者が協力して当たっているところでございます。特にお尋ねのございました埋蔵文化財に関する発掘調査でございますけれども
○大澤説明員 御説明いたします。 先生御指摘のカモシカの個体数調整に関する手続でございますけれども、先ほど来御論議ございますように、私ども文化財保護サイドとそれから環境庁さんの方の鳥獣保護サイド、両面の手続があるわけでございますけれども、文化財保護サイドについて御説明いたしますと、文化財保護法の規定によりまして、この個体数調整を実施いたします市町村が都道府県を経由して行った申請に対しまして、文化庁
○説明員(大澤幸夫君) 御説明を申し上げます。 先生ただいま御指摘のとおり、ことしの初めに佐賀県において吉野ケ里遺跡が発見されたわけでございますけれども、吉野ケ里遺跡からは弥生時代の大変大規模な、環濠集落と言われてございますけれども、大変大規模な環濠集落あるいはまた墳丘墓、当時の基制、お基のあり方を示す墳丘墓、そういった遺構とか、あるいはまた、報道もされてございましたが有柄の銅剣を初めといたしまして
○大澤説明員 ただいま先生お話しございましたいわゆる史跡等の公有化を中心とした補助の実情、実績等は、先生お話しございましたような実情にあるわけでございますけれども、お尋ねの吉野ケ里遺跡の予算面につきましての国としての対応の問題でございますけれども、これはいずれにいたしましても共本的には明年度以降の課題というふうに具体的になるわけでございまして、今後の概算要求等の中で私どもとしてはこういう状況を十分認識
○大澤説明員 御説明を申し上げます。 御指摘の、このたび佐賀県において発見されましたいわゆる吉野ケ里遺跡でございますが、大変貴重な遺跡であると認識しておるわけでございますけれども、この吉野ケ里遺跡の中でとりわけ重要な要素となっておりますのがいわゆる弥生時代の環濠集落の部分でございます。これにつきましては、目下佐賀県の教育委員会の方におきましてその全体像を明らかにするために、かねて開発が予定されております
○説明員(大澤幸夫君) 神奈川県教育委員会からの報告によりますと、試掘調査は本年度いっぱいを目途に進めていきたい、こういう予定であるというふうに聞き及んでございます。
○説明員(大澤幸夫君) 御説明いたします。 御案内のとおり、昨年の暮れから本年の春にかけまして神奈川県教育委員会によりまして埋蔵文化財の分布調査が行われ、またその結果、埋蔵文化財が包蔵されている可能性が高いと想定されております区域につきまして、今年度に入りまして、具体的には神奈川県の埋蔵文化財センターによりまして試掘調査が実施されておるところでございます。 神奈川県からの報告によりますと、現在までに
○説明員(大澤幸夫君) 御説明をいたします。 ただいま先生御指摘のとおり、池子の米軍住宅建設予定地につきましては、本年四月からこの地域のいわゆる埋蔵文化財に関します試掘の調査を実施しておるところでございますけれども、ただいまお尋ねのございましたいわゆる米軍住宅の建設予定地外の地域につきましては、これまでの経緯等もございまして現時点では神奈川県教育委員会としては直ちに調査を行う計画は有していないというふうに
○大澤説明員 まず、先生お尋ねのように自然を対象といたします文化財というものは、御指摘の国立公園なりあるいは国定公園というものとのかかわりが大変深いわけでございまして、現在の文化財保護法といいますか、法制度の上におきましても、お話しの環境庁との連携を十分保つように、こういう制度的な担保措置もございまして、そういう趣旨を踏まえて臨んでおるところでございますけれども、今後とも一層御指摘の精神を踏まえて努力
○大澤説明員 御説明を申し上げます。 北方領土に関しましては、文部省といたしましてはこれが我が国の固有の領土であるという基本的な立場に立ちまして、小中学校のいわゆる社会科におきまして、我が国の領土を正しく理解をさせるという観点からこれまで指導を行ってきておるところでございます。 具体的に申し上げますと、まず小学校でございますけれども、小学校の社会科の第五学年で国土の所在する位置を取り上げておるわけでございますが
○説明員(大澤幸夫君) 各都道府県におきましては、申し上げましたような文部省の指導の趣旨を踏まえまして、転入学試験の実施の回数をできるだけふやす、つまり各学期ごと三回は少なくてもやるようにということで、転入学試験の実施の回数をできるだけふやすとか、あるいはまた受験に関しての手続でございますけれども、三月の時期の転勤が非常に多いわけでございますけれども、一般の受験の場合の手続よりもできるだけ柔軟に弾力的
○説明員(大澤幸夫君) ただいま申し上げました五十九年度におきます指導の際に、高等学校は御案内のとおり学期が三学期制ということでございますので、少なくとも年に三回程度は転入学試験を行うようにという考えのもとでの指導をいたしておるところでございます。
○説明員(大澤幸夫君) 先生御指摘のとおり、保護者の転勤に伴います高等学校生徒の転入学の問題は、かねて一つの大きな社会問題として指摘がなされておるところでございまして、文部省といたしましては、昭和五十九年からもろもろの指導を重ねているところでございまして、特に昭和五十九年に各都道府県の教育委員会に対しまして、例えばできるだけ転入学試験の実施の個数をふやしていただきたい、あるいはまた、受験に伴いますところのもろもろの