1963-03-15 第43回国会 衆議院 商工委員会金属鉱山に関する小委員会 第1号
○大木説明員 おっしゃる通り、この埋蔵鉱量は非常に小さいのでございます。その理由は、現存稼行しております鉱山のものだけを集計してございます。鉱区が設定されておりましても、未稼行のものあるいは鉱区を設定しておらないものはここに加算しておりません。そのためにここに非常に小さな数字が出ております。
○大木説明員 おっしゃる通り、この埋蔵鉱量は非常に小さいのでございます。その理由は、現存稼行しております鉱山のものだけを集計してございます。鉱区が設定されておりましても、未稼行のものあるいは鉱区を設定しておらないものはここに加算しておりません。そのためにここに非常に小さな数字が出ております。
○大木説明員 この精鉱換算は品位別に埋蔵鉱量の計算をしておりますが、特に釜石のような品位の低い鉄鉱石の場合は、精鉱に換算いたしまして普通販売いたしております。五三%に換算した精鉱の埋蔵鉱量を出しております。
○大木説明員 この表に載っております鉄鉱石と砂鉄の価格差は、砂鉄の方に焼却費が入っていないということがございますので……。焼却いたします費用が入っていないために、これだけの格差があるのだろうと思います。鉄鉱石の方は、普通塊鉱でもって販売しております。 それから、先ほど御質問がございました硫化鉱のパイライト・シンダーの問題でございますが、年間相当のパイライト・シンダーが生産されておりまして、現在の価格
○説明員(大木恒君) 鉛、亜鉛は、日本の鉛、亜鉛の元鉱品位の合計は約六%でございます。これは掘ります場合は鉛も亜鉛も一緒に出て参ります。大体価格が同じでございますので、鉛、亜鉛を合計の品位でもって評価しております。大体日本の鉛、亜鉛の元鉱品位は六でございます。それに対しまして外国は大体一〇%、高いところにおきまして一五、六というのを採掘しております。特にオーストラリア、カナダの鉛、亜鉛企業というのは
○説明員(大木恒君) 鉱山企業は、もちろん機械化によりまする合理化を進めておりますが、外国の鉱山企業と比較いたしまして日本の企業は相当格差がある。その一番大きな原困はどこにあるかと申しますると、やはり企業の規模が違うということが大きなハンディ・キャップになっていると考えております。 それから、もう一つの大きな問題は、所持いたします鉱石の品位が日本と外国と非常に違うということでございまして、たとえて
○説明員(大木恒君) 金属鉱物並びに地金の自由化は、金属鉱山にとりまして非常に問題があるということは、すでに御承知のとおりでございまして、先般の国会におきまして、これに関しまして、金属鉱山の危機打開に関する決議が術議院の本会議でなされたのでございます。その後、通産省といたしましては、この自由化を迎えまして、鉱業審議会を通産省内部に設置いたしまして、これが対策について鋭意検討を加えて参っております。この
○説明員(大木恒君) 硫化鉱の運賃割引に際しまして、消費者側の硫酸メーカー、特に肥料メーカーでございますが、そのほうに対しまして運賃の値上げのうちの一部をコストの中に入れてもらうようにということで、昨年の運賃値上げの際に、業界に対しまして通産省内部で、軽工業局を通じましてお願いをいたしました。これについてはちょっとパーセンテージは忘れましたが、一部原価の中に織り込んでいただいたわけでございます。それでなお
○大木説明員 現行制度におきましては、先ほど鉱山課長が道庁と協議すると申しましたのは、これは国立公園の関係でございまして、道庁と協議いたしておりましたが、火山爆発の関係で気象庁関係と協議はいたしておりません。
○大木説明員 詳細ちょっと存じませんが、大体噴気して参ります噴火口を中心にしまして鉱区が設定されておると存じております。
○大木説明員 十勝鉱山は、大正八年に東京硫黄株式会社が操業を始めました。これは粗糖精白用として硫黄の生産を開始いたしましたが、大正十五年に大爆発によりまして百六十数名の犠牲者を出しまして、一時中断いたしたわけでございますが、昭和二十九年に、これは早稲田大学の先生方の調査に基づきまして現鉱業権者の磯部硫黄が生産を再開して今日に至っております。元山採鉱場と、さらにそれから下手に製練所を設けております。その
○大木説明員 北海道における金属鉱山並びに非金属鉱山の現況について申し上げますと、これは石炭を含めてでございますが、鉱区の面積を本土と比較いたしてみますと、日本の国土の二二・二%が現在鉱区として設定されておりますが、そのうち北海道は、全体の北海道の面積のうちの二七・九%が鉱区面積でございます。本土は二〇・六%で、鉱区の面積からいきますと、本土の方が鉱区面積の比率が低いわけでございます。しかし、今度鉱区
○大木説明員 私の所管しておりまする金属、非金属鉱山の今後の見通しにつきまして簡単に御説明申し上げますると、今お話のございましたような自由化対策を盛んに現在練っておりますが、自由化対策の基本はやはり現在の金属と非金属鉱山の体質の改善かます第一歩であろうと存じます。体質の改善の方法としてはいろいろございますが、特に今日問題になっておりまする探鉱にしぼって考えてみますると、現在まで日本の金属鉱床あるいは
○大木説明員 自由化後におきます体質改善のために六社が必要といたします探鉱費、これを大体どのくらいに見積もるかということでございますが、自由化された暁の所要探鉱費というものを六社から聞いてみたわけでございます。そういたしますと、大体六十二、三億の金が年間に要る。これは探鉱費だけでございますが、それだけの金が要る。ところが、現在まで六社は大体三十三億程度の金を自己の負担でもって探鉱費につき込んでおったわけでございます
○大木説明員 現在の鉱山の収益状況でございますが、これは三十五年度の実績をとりますと六十六億二千万というふうな数字が計上されております。これは課税、配当、差引前の金額でございます。これが自由化した場合の想定損益ということに相なるわけでございますが、自由化した場合の海外相場によっていろいろ計算できるわけでございますが、かりに三十五年度の世界の市況をとりまして計算いたしてみますると、先ほどの六十六億が三十億六千万円
○大木説明員 その辺の比較は実はなかなかむずかしいのでありますが、国内の平均の電気銅換算によります仕上がり原価を計算してみますと、国内鉱は先ほどお話がありましたように二十八万円程度が仕上がり原価ではないか。これは多少の利益は含まれると思います。それに対して輸入鉱だけを処理した場合の仕上がり原価を考えてみますと、もちろん鉱石代金が安いためにそれだけ安くなるわけでございますが、それが先ほど申し上げました
○大木説明員 御質問の趣旨を取り違えて大へん失礼いたしましたが、銅鉱の買鉱条件ということになるわけであります。銅の輸入鉱石の買鉱条件につきましては、銅の地金の価格が、世界的に大体統一された水準のものが発表されております。これと同様に鉱石の価格も大体発表されております。これは専門的に申しますと、EMJキスポート・リファイナリー・プライスというものがありまして、その値段に大体合ったものを買って参ります。
○大木説明員 現在海外から輸入しておりまする銅鉱石は、選鉱いたしました精鉱を輸入いたしております。品位はおおむね二〇%とか二五%というようなものが、鉱石の形で入ってきております。これは無税でございます。それを製錬所でもって製錬をいたしまして、外国鉱だけの仕上がり原価というものを想定いたしますと、先ほど鉱山局長が御説明のような二十五、六万であろうというような想定ができるわけであります。国内鉱は、お話のありましたように
○大木説明員 それでは私の方から、ただいまお配りしてございます「鉱産物(石油及び可燃性天然ガスを除く。)に関する対策」として表にまとめたものがございますので、これについて御説明申し上げます。 横の方に、国内資源開発、海外資源確保、生産の合理化、中小企業対策、関税対策その他、また、その他、というふうに項目別に分けて、現在実施しておりまする法制、財政、税制、金融、その他を書き並べてみたのでございますが
○大木説明員 海外鉱物資源開発株式会社の案でありますが、現在民間資本五〇%、それから経済協力基金からの出資五〇%という線で業界の方で、話を進めておりますが、民間資本の五〇%につきましては、おおむね鉱山会社が主体になっております。先ほどの大鉱山と中小鉱山との問題でありますが、政務次官が前の商工委員会で御答弁になりましたときには、中小鉱山の経験と技術を大会社でもって大いにいかして、海外の資源の開発に寄与
○大木説明員 探鉱に要する政府補助の問題は、業界の希望がございました探鉱事業団と、それから今回実現いたしました新鉱床探査費の大幅増額、この二つの問題にしぼりまして通産省内部で検討いたしました。この問題についてはいろいろ議論がありまして、特に事業団の設立について、相当制限すべきであるというような意見が出ましたことと、それから新鉱床探査費は、過去において十何年の実績もございますし、また最近逐次補助金が増加
○説明員(大木恒君) わが国のすずの生産は、現在稼働しておりますのが数鉱山ございますが、大体銅、鉛、亜鉛という、ほかの金属と随伴して生産しております。その一番大きいのは、兵庫県にございます三菱金属鉱山がやっております生野、明延鉱山、すずだけでやっておりますのは、大分県にございます見立鉱山、この三つが一番大きな鉱山でございまして、年間千百トンほどの地金としての生産をあげております。
○説明員(大木恒君) すずの輸入実績を申し上げます。 昭和三十三年七千四百八十八トン、昭和三十四年九千八百六十二トン、昭和三十五年一万一千九百十トン、これが地金の輸入実績になっております。
○説明員(大木恒君) すずの価格がなぜ相当フラクチュエートするかという御質問でございますが、御説明いたしますと、すずは、非鉄金属として非常に歴史も古く、また基礎資材といたしまして、銅、鉛、亜鉛に次ぐ重要なものでございますが、ただ、この資源が海外におきましては相当偏在して存在しているということでございます。非常に生産の多い所は、マラヤ、インドネシア、中国本土、ボリビアあるいはコンゴーというふうに、偏在
○大木説明員 通産省の鉱山の保安を担当しておりますので、鉱山の保安関係につきまして御説明申し上げます。 ただいまお話のございました鉱山保安法第四条に関連いたしまして、金属鉱山等保安規則におきましては、第十一章に鉱害の防止という項目がございまして、これにつきましては鉱煙、坑廃水によりまする鉱害防止のこまかい規定が載っておるのでございます。それで、この法律ないし規則が適用されたかいなかということにつきまして