1954-07-01 第19回国会 衆議院 農林委員会 第60号
○大後説明員 どうも責任のあるお答えをしなければならないのでちよつと困るのですが、要するに先ほど伊藤さんがお話になりましたように、七月の下旬から八月の上旬にかけての温度が低い、それから八月下旬ごろから九月にかけては温度が低くなるということ、この二つはどちらも稲にとつては非常にぐあいの悪いことなので、これは程度が軽ければ大したことはないと思いますけれども、程度がひどければ相当な被害を受けることになるので
○大後説明員 どうも責任のあるお答えをしなければならないのでちよつと困るのですが、要するに先ほど伊藤さんがお話になりましたように、七月の下旬から八月の上旬にかけての温度が低い、それから八月下旬ごろから九月にかけては温度が低くなるということ、この二つはどちらも稲にとつては非常にぐあいの悪いことなので、これは程度が軽ければ大したことはないと思いますけれども、程度がひどければ相当な被害を受けることになるので
○大後説明員 今私の御説明申し上げましたのは、もちろん稲だけについてでございます。それから今お話の六月の低温、これは九日、十日にかけてだと思いますが、これは非常に低温でして、特に平年との差で見ますと、岩手県を中心にして、岩手県がいつもの年よりも九日は十度ぐらい低く、それから十日は六度ぐらい低い。そうしてこの低い範囲は大体岩手県、青森県が特にひどいのですが、北海道も相当低くなつております。そうしてそのときの
○大後説明員 本日私突然お話を伺いましたものでございますから、資料その他用意ができませんので、十分なお話はできませんが、大体私の考えをお話申し上げたいと思います。 先ほど今までの天候の経過は予報部長の方からあり、また今後の予報については伊藤さんからありましたが、私の専門としては、それをさらに農作物と関係づけてのそういつた問題について現在考えていることを簡単にお話しようと思います。 これは東北地方
○大後参考人 ただいま荒川さんからお話がありましたように、簡単に申し上げますと、長期予報に対して自信がないわけであります。気象台の方としましても、技術者としてのほんとうの自信がないために、非常に積極的にその自信を持つて交渉するというふうな行き方はしていないわけであります。しかし学問的な基礎に立つ自信がなくても、これが百パーセント当るならばよいわけなのですが、現状としては、必ずしも全部が全部当るというわけには
○大後参考人 私中央気象台の大後でございます。私は、大体ことしの冷害と今までの冷害との比較をまず最初に簡単に申し上げようと思います。 皆さんのお手元に刷りものを差上げてありますけれども、それを一応ごらん願います。まず最初の札幌ですが、札幌を見ますとこのジグザグに高くなつたり低くなつたりしている、これが温度の変化を示しているわけであります。それから割に平滑な曲線で示されているものは平年の値を示しております