1975-09-10 第75回国会 衆議院 農林水産委員会 第35号
○大工原説明員 河川局の傾斜地保全課長でございますが、先生の御質問の国道の問題につきましては、国道一課長がいま見えておりますので、国道に関連いたしましては国道一課長の方から答弁していただきたいと思います。
○大工原説明員 河川局の傾斜地保全課長でございますが、先生の御質問の国道の問題につきましては、国道一課長がいま見えておりますので、国道に関連いたしましては国道一課長の方から答弁していただきたいと思います。
○大工原説明員 お答え申し上げます。 熊本市周辺におきまして、先生御指摘のように非常に急傾斜の災害が多発したわけでございます。すでに一部につきまして、いま御指摘がございました壷川地区等につきましては、バスをとめておるというふうな実態も報告を聞いております。まだ詳細な設計等の打ち合わせが済んでおりませんので、そういった問題につきましては、今後県当局の調査を待ちまして、緊急急傾斜対策事業というふうなことで
○大工原説明員 今回、特に九州地区につきましては、災害でがけ崩れが非常に多かったわけでございます。先生御指摘のように、特に熊本市を中心にいたしまして、かなりの被害が報告されております。いま御指摘のございました急傾斜の法律によります指定区域、あるいは指定区域外両方につきまして、緊急急傾斜地崩壊対策事業という一つの採択基準がございますけれども、その枠の中で緊急を要するものから順次対策事業を実施してまいるつもりで
○説明員(大工原潮君) ただいまの御質問は、急傾斜地崩壊対策事業の直轄あるいは補助という区分けの採択基準というふうに伺ったわけでございますが、現在急傾斜地崩壊危険区域につきます対策事業につきましては補助事業だけしか実施いたしておりません。といいますのは、法律の十二条によりまして県が実施する場合に国がその二分の一を補助するということでございまして、いわゆる砂防あるいは地すべり等と同じような国の委任事務
○説明員(大工原潮君) 現在工事が実施されていない個所は、ただいま申し上げました指定個所の四千五百五十カ所のうち、約全国で申し上げますと千八百カ所程度に手をつけております。で、現在予算規模で申し上げますと、補助対象になり得る事業につきましては、五十年度百十二億という事業費をもちまして積極的に事業を実施する計画を持っておるわけでございます。現在のような非常に総需要抑制の時期ではございますが、対前年比といたしまして
○説明員(大工原潮君) 先生最初の御質問の、法の施行に基づく指定地になってない個所が非常に多い、まずその理由でございますが、先生御指摘のように崩壊危険個所につきましては、全国で約六万カ所の危険個所が建設省調査で判明いたしております。これは指定地になり得る程度の人家五所以上ということで傾斜角度が三十度以上、高さ、五メーター以上という条件でもって調査した個所でございます。そのうち、現在、五十年三月末までに
○大工原説明員 いま御指摘ございました十九戸未満の個所数が約八〇%ということでございますが、正確に言いますと大体七八%くらいになろうかと思います。実は、その個所に存在する人家戸数でございますけれども、逆に二十戸以上の人家戸数が六万個所の中で何%占めるかということで試算しておりますが、約六万個所の中に存在する人家戸数が約百万戸ございます。その中の約五九%が二十戸以上に張りついているということでございます
○大工原説明員 現在補助対象といたしておりますいわゆる補助事業としての採択基準でございますが、人家が二十戸以上存する個所につきまして防災事業を実施する。危険度におきましては、危険度の高いものから実施するという方針を立てております。ただ、大蔵当局等とも折衝いたしまして、災害があった場合には指定基準に合うところまでおろしましょうということで、本年から緊急急傾斜事業として採択するような当該年度の災害に対しましては
○大工原説明員 お答え申し上げます。 人身事故が非常に多いというのは、先生御指摘のとおりでございまして、先ほどお話がございました水害死者数に占めます、いわゆるがけ崩れ的なものの率といいますのが非常に多いわけでございます。したがって、われわれ人身事故を避けるというふうな意味では、常にそういった努力をしておるわけでございますが、いま御指摘ございました総点検は四十七年にやったので、その後昨年の災害等でもふえておるのではないかというふうなお
○大工原説明員 失礼申し上げました。 地すべりにつきましては、建設省所管分の五千二百二カ所に対しまして、指定済みが二千二百八十五でございます。
○大工原説明員 四十七年の調査の方法をまずちょっと御説明申し上げたいと思います。 がけくずれ関係の危険個所につきましては、一応物理的に三十度以上という傾斜を持った裏山を持ち、しかも五メートル以上というふうながけの高さでございますが、さらに人家が五戸以上あるという条件でもって調査した個所でございます。いま先生御指摘のように、特に四十九年の災害におきまして各所に災害が発生いたしておりますけれども、そういった
○大工原説明員 先生御指摘のように、非常に災害個所が多いわけでございますが、四十七年の災害を契機といたしまして、全国的な災害だったものですから、総点検を実施したわけでございます。 その総点検の結果を申し上げますと、いま御指摘のがけくずれの危険個所、約六万でございます。正確に申し上げますと六万七百五十六カ所ということでございますし、それから地すべりということでございますが、地すべりは先生御指摘のように
○大工原説明員 先生のお話のように、警戒、避難ということにつきましては万全の措置はとらなければならないと思っておりますし、避難場所等につきましても、避難地が被災するというようなことがないように、県当局並びに町当局を十分指導しておる状況でございます。
○大工原説明員 クラックの発生が起こりますと、そこに雨水が入りまして、地すべりあるいは崩壊を助長するというふうなことに当然なるわけでございます。したがって、局部的にはクラックのひどいところにはビニールシートをかぶせる等の措置は現在行なっておるはずでございます。やはり降雨に対しましては、その心配がございますので、移動を常に、特に降雨時には詳細に観測いたしまして、警戒、避難という方向につなげておるわけでございます
○大工原説明員 お答え申し上げます。 先日十六日から三日間、建設省の調査団といたしまして、土木研究所の砂防研究室その他各研究室で調査をいたしたわけでございます。さらに、いま先生御指摘の、落居それから伊浜部落等のクラックの発生状況が部落に対する影響が非常に大きいのではないかというふうな県当局からの御指示もございまして、さらにその部分につきましては東京大学の福岡教授に現地を特に御視察いただいたわけでございます
○大工原説明員 六万カ所のうち、静岡県全体で千四百五十九カ所でございます。さらに、内訳といたしまして、南伊豆町におきましては、三十三カ所というのを危険個所としてリストアップいたしております。 さらに先日の斜面でございますが、あの斜面の反対側の斜面は、人家に直接ひっついたがけでございまして、その斜面は一応危険個所、それからさらにあの地域に入ります手前の斜面でございまして、人家の裏でございますが、その
○大工原説明員 お答え申し上げます。 先ほども申し上げたのでございますが、全国の四十七年度、危険個所の調査の結果で申し上げますと、六万七百五十六カ所が危険個所ということで、ある一定条件の範囲の危険個所でございます。一定条件と申し上げますのは、一応人家戸数が五戸以上ございまして、裏がけが三十度以上というふうなもので、高さが五メートル以上というふうながけにつきまして調査をした結果でございます。
○大工原説明員 お答え申し上げます。 いま御指摘の急傾斜地の危険個所は、四十七年の大災害を契機といたしまして四十七年の七月、直ちに総点検を実施したわけでございます。全国で六万七百五十六カ所という個所が、調査対象個所として報告されております。 いま御指摘ございましたのは、そういった危険個所につきまして、さらに法律に基づきます指定というふうなことを、順次緊急度に応じまして、指定をしておるわけでございますが
○大工原説明員 先生の御質問、一応具体的な対策ということで御説明申し上げたいと思います。 実は地すべり等の被害におきましては、動きが非常に緩慢な場合にはまず亀裂が発生する、あるいは地表面におけるそういった土塊の移動の挙動がまずあらわれるというふうな場合には、われわれといたしましてもそういった危険個所の住民に対します周知徹底をはかって、そういったものの通報をしてもらう。現にそういった被害が出そうになった
○大工原説明員 一般的な融雪災害の危険個所あるいは一般的な災害の危険個所に対します通達ということでございまして、先ほど林野からも御説明がございましたが、私どもの調査の危険個所の中に先日の災害個所が一応危険地として入っていなかったということでございます。
○大工原説明員 建設省所管の災害危険個所といたしまして、林野庁のほうと同時でございますが、昭和四十七年の災害を契機といたしまして、がけくずれあるいは地すべり等の危険個所につきまして全国的な総点検を実施したわけでございます。特に山形県につきましては、がけくずれによります危険個所が五百二カ所でございます。地すべりによります危険個所が百八十五という数字が出ております。これらの危険個所につきましては、建設省
○説明員(大工原潮君) お答え申し上げます。 先生お話がございました新潟県新井市の地すべりの災害状況からちょっと触れてみたいと思います。 先生いまのお話のように、災害原因といたしましては、やはり豪雪という、残雪量が例年に比べて現在の時点で多いというふうなこと、それからさらに四月時点におきまして数日高温が続いておったというふうなことから、さらにその上にわずかではございますが降雨があったというふうな
○説明員(大工原潮君) 先ほど局長が申し上げましたように、一応応急対策をやります考え方は、現地にいますぐ入った場合、せっかく住民等避難させまして、人身事故が現在ないわけです。で、作業中の事故等を判断いたしました場合には、やはり応急対策をとりまして現在の移動量をやはり押えなければならない。で、私どものほうでは、降雨のないときには十一ミリ程度と日量の動きを聞いておりますが、それをできるだけミリ単位まで下
○説明員(大工原潮君) 現在の現地の様子を報告から想像いたしますと、一部クラックのところ、あるいは過去にボーリングをしたところにおきます地下水位は非常に高いというように報告を聞いております。したがって、そういった高さになった原因が、たとえばいまお話がございましたように、一部地下水がとまったとかいうふうなことが、何らかの現象によりまして、一部の動きによりまして、その流れがとまって地下水の異常な上昇を見
○説明員(大工原潮君) 現地を視察いたしましたのは、土木研究所の地すべり研究室長でございまして、私、河川局の対策室長でございます。 いま局長が申し上げましたように、現地へ参りました研究室長から簡単に、その日、ちょっと概略を聞きました範囲で御説明申し上げます。 いま局長が申し上げましたように、もともと素因といたしましては、そういった地質的には凝灰岩質の砂岩であり、あるいは泥岩であるというふうなことから