2015-06-16 第189回国会 参議院 環境委員会 第8号
○政府参考人(塚本瑞天君) お答え申し上げます。 イノシシですとかニホンジカは全国で分布を広げておりまして、急速に生息数が増加しております。先生御地元の栃木県では近年、御指摘がありましたとおり、イノシシの農業被害が非常に多くなりまして、生息数も大変増加しているというふうに聞いております。 こうした全国の鳥獣被害の深刻化を踏まえまして、平成二十五年十二月、環境省は農林水産省と共同でイノシシとニホンジカ
○政府参考人(塚本瑞天君) お答え申し上げます。 イノシシですとかニホンジカは全国で分布を広げておりまして、急速に生息数が増加しております。先生御地元の栃木県では近年、御指摘がありましたとおり、イノシシの農業被害が非常に多くなりまして、生息数も大変増加しているというふうに聞いております。 こうした全国の鳥獣被害の深刻化を踏まえまして、平成二十五年十二月、環境省は農林水産省と共同でイノシシとニホンジカ
○政府参考人(塚本瑞天君) お答え申し上げます。 沖縄県がそれに対応して土砂の搬入を止めるためにいろいろな工夫をされているということは新聞では承知しておりますけれども、現時点ではなかなか……(発言する者あり)
○政府参考人(塚本瑞天君) お答え申し上げます。 環境基本法の第七条は、一般的に地方公共団体における責務を示しているものでございまして、同条に照らしてどのような施策が求められるのか、また適切であるかについては、具体的な状況ですとか必要性、内容などを勘案しながら決めていくものだというふうに承知しております。
○政府参考人(塚本瑞天君) 技術的なことですので、私の方からお答え申し上げます。 平成二十七年三月三十一日に、南三陸金華山国定公園の区域を三陸復興国立公園に指定いたしました。 我が国の国立公園は、様々な土地利用形態の土地に開発規制を掛ける公園でございます。このため、自然公園法で、国土の開発その他の公益との調整に留意しなければならないと規定されており、今回の指定に当たっても、住民の方の生活や様々な
○政府参考人(塚本瑞天君) 名古屋議定書の締結に向けては、我が国において利用される遺伝資源について、その資源提供国の法令に従って取得されることとなるよう国内措置を講じることが求められています。 遺伝資源の利用は様々な学術研究や産業に深く関係しておりまして、これらの利用実態に即した実効的な国内措置とするためには、丁寧な検討が必要と考えております。このため、現在、産業界を始めとする国内関係者の要望を聴取
○政府参考人(塚本瑞天君) 自然公園法、同じ法律ですけれども、第四条におきまして、この法律の適用に当たっては、国土の開発その他の公益との調整に留意しなければならないと規定されております。 御指摘のありました国立公園内の防潮堤につきましては、自然公園法の趣旨であります景観の保護と防潮堤の公益性との調整が重要であると考えております。
○政府参考人(塚本瑞天君) 国立公園の定義は、自然公園法第二条におきまして、我が国の風景を代表するに足りる傑出した自然の風景地として規定されております。
○塚本政府参考人 お答え申し上げます。 先生御指摘のとおり、絶滅危惧種の保全を進める上では、人工的な飼育繁殖なども重要であるというふうに考えております。 このため、先ほど御紹介になりましたけれども、ツシマヤマネコなどの飼育繁殖については、これまでも日本動物園水族館協会の加盟館の協力を得て取り組んでまいりました。 このような協力関係をさらに進めるため、昨年五月に、日本動物園水族館協会と、生物多様性保全
○塚本政府参考人 国連環境計画アジア太平洋事務所から環境省に対して、今のところ何も御連絡をいただいておりませんので、大変申しわけございませんが、仮定のお話に答えることは難しいと思います。申しわけございません。
○塚本政府参考人 環境省といたしましても、建設残土の管理に関しましては、国土交通省から検討会に関するより具体的な御提案があれば、連携を十分図ってまいりたいというふうに存じております。
○塚本政府参考人 お答え申し上げます。 大浦湾、辺野古地区における自然環境の保全は重要と認識しております。工事の実施に際しての環境配慮については、環境影響評価の結果なども踏まえて、事業者である防衛省において適切に行われるべきものと認識しております。
○政府参考人(塚本瑞天君) ジュゴンについては、昨年度は生息状況を把握するための海草のはみ跡調査、定置網に絡まった際にリリースするための漁業関係者への研修、地域住民の理解を得るための普及啓発などに約一千万円を事業費で実施したところでございます。 今年度も同様の事業内容を実施すべく、予算を計上いたしました。
○政府参考人(塚本瑞天君) 申し訳ございません。 環境省のレッドリストでは絶滅危惧のⅠのAというふうに分類されております。
○塚本政府参考人 お答え申し上げます。 生物多様性の保全上重要度の高い海域につきましては、平成二十三年度に専門家による検討会を設置し、平成二十五年度までの三カ年をかけて、生物多様性の観点から重要海域の抽出作業を行っていたところです。 現在は、抽出いたしました海域に附属する情報について、公表によって希少種や水産資源の密漁を誘引する内容がないか、専門家や関係する都道府県に照会するなど、公表に向け慎重
○塚本政府参考人 お答え申し上げます。 沖縄島北部は、豊かな生物多様性を有する地域であり、環境省では、奄美大島、徳之島、西表島とともに、奄美・琉球として世界自然遺産登録を目指した取り組みを進めている地域でございます。 具体的には、世界自然遺産の登録に必要な、国が責任を持って管理することのできる国立公園等の保護地域の指定あるいは拡張、ヤンバルクイナなどの希少種の保護増殖、マングースなどの外来種対策
○塚本政府参考人 お答え申し上げます。 環境省では、絶滅のおそれの度合いに応じまして、野生生物のカテゴリーを決めてレッドリストとして公表しております。平成二十四年度の公表、先生御指摘のレッドリストでは、三千五百九十七種を絶滅危惧種としております。 これらの絶滅危惧種の保全に向けまして、生物多様性国家戦略二〇一二—二〇二〇などに基づき、昨年の四月に、絶滅のおそれのある野生生物種の保全戦略を策定いたしました
○政府参考人(塚本瑞天君) お答えをいたします。 環境省設置法の第四条の第二号におきましては、環境保全に関する関係行政機関の施策にそごが生じないように整合性を図るための調整事務をするという規定があります。個別具体の事業における環境保全の取組については、それぞれの関係法令に基づいて調整が行われるものと認識しております。 同法の第十六号の野生生物の種の保存、野生鳥獣の保護及び狩猟の適正化その他生物の
○政府参考人(塚本瑞天君) 繰り返して恐縮ですけれども、海洋野生生物を含む概念でございまして、環境省は、海洋の生物、種の保存の観点から、あるいは生物多様性の観点からこれを所管しているということでございます。(発言する者あり) サンゴもこの中に入っております。
○塚本政府参考人 お答え申し上げます。 先生御指摘のとおり、ゼニガタアザラシは絶滅危惧種ですけれども、その個体数が近年非常に増加しております。特に、一部の地域では深刻な漁業被害を及ぼしているため、環境省では、現在、暫定的に計画を策定して、漁業被害防止対策とゼニガタアザラシの存続可能性の評価のための調査を行っているところです。 さらに、五月に施行される改正鳥獣法に基づきまして、環境省が特定希少鳥獣管理計画
○塚本政府参考人 お答え申し上げます。 今回の軽減措置を講ずることによりまして、減免措置の対象者が大きく拡大することになると思います。これらの措置を受けまして、捕獲の担い手であります狩猟者の確保を図り、あわせて、総合的な鳥獣被害の対策を進めてまいりたいと存じます。
○塚本政府参考人 お答え申し上げます。 先生御指摘の国定公園そして国立公園は、我が国を代表するすぐれた自然の風景地でございまして、重要な観光資源だというふうに認識しております。 御指摘のとおり、国立公園などの自然観光資源を生かした外客誘致というものも非常に重要な課題だというふうに考えております。 国立公園への外国人観光客をふやすために、環境省では、国立公園のすばらしさを実感できる多言語でのウエブサイト
○塚本政府参考人 お答え申し上げます。 愛護動物の虐待や遺棄の防止のための取り組みとして、環境省は、普及啓発活動を行うとともに、虐待や遺棄についての事例集をつくっております。それを自治体の業務の参考として情報提供しております。 それから、個々の動物の虐待などの問題の対応につきましては、これまでも自治体の動物愛護担当部局と警察が連携して対処されているというふうに承知しております。 環境省といたしましても
○塚本政府参考人 お答え申し上げます。 飼い主、ボランティア団体、事業者など関係する各主体の取り組みを推進するため、環境省では、関係自治体と連携してモデル事業を実施することとしています。その成果は全国へ展開してまいりたいと存じます。 先生御指摘のとおり、今年度は七カ所の自治体で、マイクロチップを用いた所有明示の推進などを中心としたモデル事業を展開したところでございます。 来年度につきましては、
○政府参考人(塚本瑞天君) 大規模な太陽光発電施設を始め大規模な開発行為については、生物多様性に十分配慮することが重要と考えています。 大規模な太陽光発電施設を建設する場合、国立公園や国定公園内では自然公園法による開発規制があります。また、自治体によっては条例等による対応を進めているところもございます。 国立公園あるいは国定公園内に関しましては、大規模太陽光発電施設に関する検討委員会を開催いたしまして
○塚本政府参考人 お答え申し上げます。 ラムサール条約事務局からの文書、いただいております。その文書には、名護市大浦湾の辺野古地区における埋立事業について、環境影響評価の実施状況とその結果、さらに影響の緩和措置などについて情報提供を求めるものでございました。 本件につきましては、先日、環境省の担当官がラムサール条約の事務局員に会う機会がございましたので、その際に、環境影響評価の手続は既に終了していること
○塚本政府参考人 お答え申し上げます。 まず、動物取扱業者に対する動物愛護管理法の規制内容でございますが、動物愛護管理法におきましては、ペットショップやブリーダーを業として営む場合には、事業所の所在地を所管する都道府県知事等に、第一種動物取扱業の登録を受けなければならないとされております。 この登録を受ける場合には、まず申請書に、動物取扱責任者の氏名、主に取り扱う動物の種類とその数、飼養または保管
○塚本政府参考人 お答えいたします。 実験動物に係る動物愛護管理法の制度について御説明申し上げます。 生命科学の進展や医療技術等の開発等のため、実験動物を利用することは必要不可欠となっています。動物を科学上の利用に供する場合には、動物愛護管理法におきまして、科学上の利用の目的を達成することができる範囲で、できる限り動物を供する方法にかわり得るものを利用すること、できる限り利用に供される動物の数を
○塚本政府参考人 お答えいたします。 委員御指摘の福岡県内での引き取り件数につきましては、平成二十四年度で、犬が二千九百六十頭、猫が五千五百十六頭、合わせて八千四百七十六頭となっております。 それから、福岡市におけるモデル事業につきましては、今年度から、福岡市、福岡市獣医師会、ボランティア団体、地域住民及び環境省などが連携いたしまして、所有者不明の猫対策を推進することとしております。
○政府参考人(塚本瑞天君) お答え申し上げます。 事業の実施に際しての自然環境の保全は重要だと認識しております。 御指摘の台風によるサンゴ礁の損傷につきましては、事業者である防衛省において調査を実施すると承知しております。その調査結果に基づき、事業者において適切な環境保全措置が講じられるべきものと考えております。
○政府参考人(塚本瑞天君) お答え申し上げます。 今年の五月二十三日に鳥獣保護法の一部を改正する法律が成立いたしました。五月三十日にこの法律を公布いたしました。改正法の公布から一年以内の施行に向けて、現在、基本指針の見直しや政省令の改正等に関する検討を鋭意進めているところでございます。あわせまして、中央環境審議会に、鳥獣の保護及び管理を図るための事業を実施するための基本的な指針について、これを諮問