1967-06-30 第55回国会 衆議院 大蔵委員会 第27号
○堀込説明員 この影響は、ただいま御指摘のとおり、本年の四−六月では六千八百万ドルというふうにかなり大きい金額にのぼっております。しかし、一面同期間におきまして約同額の流出がございまして、純増ではほとんど横ばいのような形でございます。 年間のこういった形が今後どういうふうに推移するかということは、流入がどういうふうに推移するかということでございますが、これは御承知のとおり、最近におきましてアメリカ
○堀込説明員 この影響は、ただいま御指摘のとおり、本年の四−六月では六千八百万ドルというふうにかなり大きい金額にのぼっております。しかし、一面同期間におきまして約同額の流出がございまして、純増ではほとんど横ばいのような形でございます。 年間のこういった形が今後どういうふうに推移するかということは、流入がどういうふうに推移するかということでございますが、これは御承知のとおり、最近におきましてアメリカ
○堀込説明員 補足して御説明申し上げます。 ただいまの外審からの答申のことでございますが、これは答申にも書いてございますが、OECDコードにつきまして、自由化をしようとしますのは金融機関相互のローンでございまして、一般的にこういった企業のあれは自由化の範囲外になっておるわけであります。今回のこの答申に言っております趣旨は、こういったものがいわゆる経営支配のためのものであるかどうかということはなかなか
○堀込説明員 当初のウジミナスを出発いたしましたときの思想は四割ということを予想しまして考えたわけでありますけれども、その後の増資の機会にいろいろその点を考えてみまして、必ずしも増資を四割のシェアにおいて継続しなくても、経営その他に関していろいろ支障はないだろうというふうな議論がありまして、現在のような二〇%にしたということになっております。
○堀込説明員 私ども大蔵省の国際金融局でございまして、移民の経済実態等については、あまり詳しくないのでございますけれども、私どもリファイナンスの資金をそういった方面に活用してはどうかという一般論として問題を考えてみますと、やはり、このリファイナンスは御承知のようにそれまでわが国がアルゼンチンに対して各種のプラントを中心とします輸出の延べ払いをやりました債権が、アルゼンチンの国際収支の事情によりましてそれが
○堀込説明員 このリファイナンスの残高は、リファイナンスをやりましたときの契約条件に従いまして、順次償還されております。特に滞りはございません。
○堀込説明員 お答えいたします。 御質問は、アルゼンチンに対する滞り債権の残高だと思うのですが、これは、現在リファイナンスという形をとりまして、日本輸出入銀行がアルゼンチン政府に対して資金を貸すという形で整理されております。その残高は一千二十二万ドルでございます。
○堀込説明員 いままでの国際金融機関の貸し出しの運用の実態を見ますと、そういった貸し倒れが出ないような非常な健全な運営をやっているのが実情のように考えます。したがいまして、実際の事態として、私企業に対する貸し倒れというようなものが起きる場合は万々ないかと思いますけれども、銀行は貸し出しを開始するまでに定款の実際を運用します細則をつくりまして、そういった点は当然議題となって詰めていかれる問題であると考
○堀込説明員 政府貸し付けをする場合の借り入れ人の居留します国の政府の債務保証を取るかどうかは、条文上は任意の規定になっておりまして、必ず取るというふうな規定にはなっておりません。十五条で任意的に取れるということになっておりまして、これは実際の発足後の今後における運用で検討されるべき重要な問題の一つになろうかと思います。
○堀込説明員 特定の国に対します貸し出しの限度額は条文上はございませんが、抽象的な規定といたしまして、特定の国に資金の運用は片寄らないようにするということがありまして、それがおのずから一つの合理的な基準というものになって実際は運用されていくのであろうというように考えます。それから担保の問題でございますが、これは借り入れのほうの主体によりまして、いろいろ異なると思います。国が借り入れの主体でありますような
○堀込説明員 一昨年の専門家委員会の段階からいろいろ議論がございましたが、私ども聞いている範囲におきましては、そういった問題を当銀行の融資対象にしようという具体的な提案が、いずれの国からも出たというふうには聞いておりません。そういったいわゆる輸出金融、輸出延べ払い金融といったような性格のものは、後進国の輸出産業の振興上必要であるということはお説のとおりでございますけれども、一般的に後進国の開発資金というものに
○堀込説明員 このアジア開銀の協定によります特定の事業計画といいますのは、従来のこういった条文の解釈といたしましては、特定の開発事業という性格を通常常識的にいっておりますので、低開発国の資本財輸出のための輸出資金の供給というふうな貸し付け事業は、通常の概念では入らないのではないかというふうに考えます。
○堀込説明員 アジア開銀の協定上は、銀行の融資は特定の事業計画に対してやるというふうな表現がございまして、主として特定の開発事業というものが貸し付けの対象になると考えますので、そういう特定の開発事業を主体としたものに金を貸すという形になろうかと思います。
○堀込説明員 アジア開発銀行がある事業に融資をいたします場合に、事業の立場からいけば、できる限り金利の低い、償還年限の長い、いわゆるソフトな条件の資金が望ましいわけでございます。 〔委員長退席、三原委員長代理着席〕 そういうふうな各国がやりたい事業がいろいろある。そういうものに対してやはり資金が要るのではないか。たとえば世界銀行が通常の貸し付けをやりますけれども、そのほかにIDAと申します長期の
○堀込説明員 その点につきましては、世銀におきます先例その他がいろいろの参考になろうかと思うのでございますが、現在までのところ、どの主体に重点を置いて貸し付けを行なうというふうな考え方は、日本の政府内ではまだきめておりません。今後の各種の状況を見まして、総務会、理事会等で検討していくべきものだというふうに考えます。
○堀込説明員 大蔵省からお答えいたします。 これは協定の十一条にございますが、受益人は国から私企業まで全部一応並列的に書いてございまして、それをどういうふうに運用するかはやはり今後の総務会、理事会等で逐次決定されていくべきものであるというふうに考えます。
○堀込説明員 先生のおっしゃる通りでございます。
○堀込説明員 かわりましてお答えします。 国立病院に対する運用部からの貸付は、予算の説明にございますが、財政投融資計画のところに特別会計に対する運用がございます。この中の四番目に国立病院特別会計というのがございますが、この欄に十億を計上してございます。このうちかぎカッコして五億と書いてございますが、これが国民年金還元融資の数字でございます。従いまして、年金福祉事業団から出るわけでございません。年金福祉事業団
○堀込説明員 一七%になります。
○堀込説明員 これは三十五年度に国民年金がきまりますときに、いろいろ議論のありました問題でありまして、国民年金が資金運用部に積み立てられて、それが国民の福祉に還元するようにということはいろいろ議論されたわけでありますが、当時の結論といたしまして、特別勘定をつくるというふうな議論があったわけでありますが、結果として政府内でまとめました考え方は、資金運用部に国民年取等の積立金は預託をする、しかしその使途
○堀込説明員 財政投融資の使途別分類表という表ができておりますが、それによりますと、資金運用部資金を一応年金資金等と郵便貯金等というふうに二つの大きなグループに分類をしております。その郵貯資金等の分に属する資金が中小企業に対して運用されている金額は六百九十一億ということになっております。
○堀込説明員 来年の財政投融資資金計画によりますと、郵便貯金の方から資金運用部に預託する見込みは千九百億という予定になっております。それが資金運用部に入りまして、そのほかの厚生年金その他のいろいろの預託金がございますが、そういうものと合わせまして、また先ほどから出ております簡易保険の資金、そのほか産投会計の出資、いろいろございまして、全部で一兆一千九十七億という財政投融資計画が形成されておるわけであります
○堀込説明員 いろいろわれわれとして問題にしている点は、たくさんあるわけでございますけれども、根本に持っております考え方といたしましては、やはり郵便貯金は貯金をお預かりする機関である。そうしてそれを国民大衆に還元するものとしては、それぞれの政府の金一利の体系におきまして、中小企業公庫でありますとか国民公庫とか、そういったようないろいろな機関がございますので、そういう方面を通して必要不可欠な部面に資金
○掘込説明員 ちょっとこまかい数字ですから、私から申し上げます。 前回も御説明をいたしましたが、非鉄金属の自由化に伴いまして、現在の金属鉱物の品位であっては国際競争力等が十分でないということで、非鉄金属の品位の優秀な鉱山をより多く探鉱しなければならぬということが、この探鉱融資事業団ができましたそもそもの趣旨でございます。現在はまだ法律案をお願いしておる段階でございまして、こまかい事業計画は進めておりませんけれども
○堀込説明員 ただいまの構造改善事業等は、将来も事業量がふえるというふうに先行きなっておるようでございます。そういうものに伴いまして資金量として出資額もあるいはふえてくるというようなこともあろうかと思いますが、農林公庫全体の貸付ワクの問題は別にあるわけでありまして、それとのかね合いで、私どもも将来とも農林公庫の出資は相当多額に必要だということは当然考えておりますが、具体的にどういうふうにふえるのだとか
○堀込説明員 経済局長が申されましたことと私が申し上げましたことと、別に違わないのでございまして、政府として長期の計画の立っております構造改善事業につきます資金につきましては、政府として、補助事業としてあるいは融資事業として、将来も計画的に財政投融資に盛り込んで見ていかなければならぬというふうに考えております。ただ、経済局長が申されましたように、土地取得資金でございますとかその他の一般的な資金等は、
○堀込説明員 ただいま経済局長がお答えになりましたが、根本の問題として、今後農林漁業金融公庫の融資貸付ワクそのものがどういう方向にいくのか、そういったような点、いろいろ見方もございますけれども、大蔵省としましては、まだ具体的に三十九年度以降はどうであるというふうな試算をやっておりません。ただ一般的に言いまして、過去の農林漁業金融公庫の貸付ワクは全体の財政投融資の中におきまして、かなりの高い伸び率を持
○説明員(堀込聡夫君) 先ほど申し上げましたように、簡保、公募債については、大体予定どおりではなかろうかという感じでございます。問題の運用部資金につきましては、年金資金等で百億くらいは大丈夫じゃないか。問題の動向は郵貯にかかるわけでございます。これが、先ほど申し上げましたように、はっきりした見通しが立てにくいということでございます。ただ、千五百五十億をかなり上回る額を期待できるというふうには思っておりますが
○説明員(堀込聡夫君) お答えします。大体財政投融資は、御存じのとおり、産投会計の原資と、それから運用部、簡保、そのほかに民間に債券を発行する公募債、四つのソースからなっているわけでございます。 本年度の見通しといたしまして、その中の運用部資金でございますが、当初の計画は五千八十二億という計画が組んでありました。その中の三分の一は大体郵便貯金、その残りの三分の一が厚生年金、国民年金等の年金資金、その
○堀込説明員 本年度といたしましては、先ほど申し上げましたように、郵便貯金が赤字でございまして、厚生年金、国民年金、そういったようなところからお預かりしている金は、どうしても運用利回りが低いということで、もっと利子をほしいという要望がありますし、それをカバーするためにはどうしてもこれ以上の引き下げはできないという情勢でございまして、ことしはそういうようなステップはとり得なかったわけでございますけれども
○堀込説明員 ただいま申し上げましたように、たとえば市中で調達します債券の金利等は、漸次何年かの間に金利水準が下がってくるというふうな、金融政策の指導をやっておるというようなことでありますし、また、地下高速鉄道は別でございますけれども、全般的にどうしても資金コストのより緊急な部門に対しましては出資をふやしますとか、そういうふうな精一ぱいの努力はやってきておるというふうに御了承願いたいと思います。
○堀込説明員 私、大蔵省の地方資金課長でありまして、営団その他の全般の方は別の課でやっておりますので、全体的なことは多少確信を持って言えない点もありますけれども、大蔵省といたしましては、こういう公共的なものに回ります資金が全般に低利であるという必要は大いに認めておるわけでありますが、これは結局基本的には日本の資金情勢全体に、金利水準が漸次低下していくような環境が導入されることによって、国全体の資金ができる