1966-02-17 第51回国会 衆議院 運輸委員会 第12号
○坂本参考人 私は、皆さん——われわれも一緒ですが、そういうことを検討すべきだということを申し上げたのですが、その検討の内容をいまお伺いされたと思います。われわれは、公共料金が全体として、たとえばこれから所得が七%伸びていくとかりに仮定いたしますと、その中で消費者の消費水準もやはりそれ近く伸びていく。そういう場合に、毎年毎年、あるいは二年に一ぺんずつ絶対金額で値段をきめるという方法は好ましくないと思
○坂本参考人 私は、皆さん——われわれも一緒ですが、そういうことを検討すべきだということを申し上げたのですが、その検討の内容をいまお伺いされたと思います。われわれは、公共料金が全体として、たとえばこれから所得が七%伸びていくとかりに仮定いたしますと、その中で消費者の消費水準もやはりそれ近く伸びていく。そういう場合に、毎年毎年、あるいは二年に一ぺんずつ絶対金額で値段をきめるという方法は好ましくないと思
○坂本参考人 私は、民営にすべきか国営にすべきかという形での割り切った議論は、議論がすっきりするというふうにおっしゃいましたけれども、必ずしもそういうふうに思っておりません。もしそこですっきりしたら、また別のものすごい困難が起こってくるであろうというふうに考えておりますので、やはり現在の体制の中でのくふうをもっともっとわれわれはやってみるべきではないだろうか、こんなふうに考えております。日本は比較的
○坂本参考人 国鉄の運賃の値上げに基本的に賛成いたします理由は三つございます。第一は、事故の防止という点でございます。それに運賃の値上げが少しでも役に立てばたいへんけっこうだ。第二の理由は、住宅難及び地価の高騰を防止する一つのきめ手が鉄道の建設だという点であります。それに運賃の値上げが役立てば、これまたたいへん喜ばしい。第三には、日本経済の景気を本格的に引き上げる次の主導産業部門として、われわれは鉄道