1983-03-25 第98回国会 衆議院 決算委員会 第4号
○坂上会計検査院説明員 それでは御説明いたします。 雇用促進事業団が、移転就職者等の宿舎、つまり職業安定所の紹介によりまして住居を移転して就職する者等に、移転先での住宅が確保できるまでの間、暫定的に貸与することとして設置し運営しておる宿舎は、五十五年度末で九百九十六宿舎、十一万四千戸に上っております。 それで、この宿舎の入居状況につきまして私どもが調査をいたしましたところ、近年経済情勢の変動、そういうことによりまして
○坂上会計検査院説明員 それでは御説明いたします。 雇用促進事業団が、移転就職者等の宿舎、つまり職業安定所の紹介によりまして住居を移転して就職する者等に、移転先での住宅が確保できるまでの間、暫定的に貸与することとして設置し運営しておる宿舎は、五十五年度末で九百九十六宿舎、十一万四千戸に上っております。 それで、この宿舎の入居状況につきまして私どもが調査をいたしましたところ、近年経済情勢の変動、そういうことによりまして
○坂上会計検査院説明員 昭和五十四年度労働省の決算につきまして検査いたしました結果の概要を説明いたします。 検査報告に掲記いたしましたものは、不当事項四件であります。 検査報告番号一〇七号は、架空に賃金を支払い、これを別途に経理していたものであります。 愛知及び広島両労働基準局では、労働者災害補償保険の給付等に関する業務のうち簡易な事務については、臨時職員を雇用して行っておりますが、昭和五十三
○説明員(坂上剛之君) 空き家について申し上げますと、先生御指摘のとおり、五十一年度においては三万二千五十五戸、それから五十五年度においては三万四千八百四十九戸というふうにグロスではふえております。それで、その内容を見ますと、五十一年度で新築空き家それから保守管理住宅で指摘いたしましたほかに、五十五年度には一年以上継続して空き家となっているもの――これが長期空き家と私ども申しておりますけれどもそういうもの
○説明員(坂上剛之君) お答え申し上げます。 先ほど先生が申されましたとおり、五十年度、五十一年度両年度に特に掲記を要する事項といたしまして、私ども決算検査報告に掲記をいたしました。それからちょうど五年経過したということ、それから、公団当局においてもいろいろ御努力されているということ、加えて、五十六年度に住宅・都市整備公団として新発足される、そういうことでここらで切りでもう一回前回の状況をトレース
○説明員(坂上剛之君) お答えいたします。 先ほど来お話のございました本件自体、これは一たん雇用促進事業団または労働福祉事業団に出向の上さらに補助団体である団体に出向しているという、この全貌については私ども今回初めて承知したような次第でございます。 本件自体につきましては、これは非常に会計検査の対象となるプロパーの問題と異なりまして、個々人のいわゆる退職金の額の算定、そういう問題がございまして、
○説明員(坂上剛之君) ここに六十七億と書いてございますのは収入未済額でございます。収入未済額が住宅に係るもの三十三億六千六百二十四万余円、それから施設に係るものが三十四億二百六十九万余円で、それの計が六十七億六千八百九十四万円と相なっております。そして、その未済となっておる割賦金のうちで十二回以上滞納しているものが、先ほど申し上げた五十一億円に当たるということでございます。ちょっと言葉足らずで失礼
○説明員(坂上剛之君) ちょっと大変概数で申し上げまして失礼いたしました。 この検査報告に掲記いたしておりますのは、十二回分以上滞納いたしておるものが百四件五十一億五千二百三十余万円でございます。そういうことでございます。
○説明員(坂上剛之君) 私どもが昭和五十六年度決算検査報告に是正、改善の処置を要求する事項といたしまして、公団の民賃住宅の割賦金の滞納について指摘をいたしました。 御案内のとおり、民賃制度と申しますのは、これは土地の所有者に土地を提供させ、それに公団が住宅を建てまして、それを土地所有者に譲渡いたします。それで譲渡された土地所有者は、その貸し家経営によりまして家賃収入を上げ、そのうちから割賦金の返済
○説明員(坂上剛之君) 先生からきょうこういうお話が出るというので私担当の者に聞きましたんでございますが、従来この面に対する調査というのが余り行き届かなかったようでございます。先ほど来のお話を聞きまして、発注の形態それから流通問題、価格面を含め、他の防音工事の面もよく調査するようにというふうに、きょう指示したところでございまして、先生のお話を体しましてこれから十分に検討いたしたい、こういうふうに思っております
○説明員(坂上剛之君) お答えいたします。 調査費は先生御指摘のとおり多年にわたって支出されておりまして、私ども実地検査の際に調査費については十分に見ております。現場において口頭で注意することはございましたが、特に検査報告において指摘するという事態はございませんでした。
○坂上会計検査院説明員 昭和五十四年度沖縄開発庁及び沖縄振興開発金融公庫の決算につきまして検査いたしました結果、特に違法または不当と認めた事項はございません。
○説明員(坂上剛之君) お答えいたします。 公団の長期保有土地と、私どもはこういうふうに申しておりますけれども、これにつきましては昭和五十年度、先生御承知のとおり、決算検査報告に特に掲記を要する事項ということで掲記いたしました。その後五年間を経過いたしましたし、そのトレースを五十六年度実はやったわけでございます。それで、私どもが今度また特記の事項として挙げましたものは、つまり問題になりました四十年代
○説明員(坂上剛之君) お答えいたします。 積算過大の問題につきまして、私ども不当事項として掲記いたしましたもののうち、非常に大きな積算過誤がございました場合に、予定価格に非常に近いところで落ちていく。それから、もう一つ各回の入札におきまして、一番札が決まっているというような事態があるわけでございます。こういう点については、いわゆる談合の疑惑ということで、世間で言われているところでございますけれども
○説明員(坂上剛之君) お答えいたします。 公共事業の検査に当たりましては、会計検査院といたしましては、従来から予定価格が適正に算定されているか、こういう問題を通じて、不当事項として国会に御報告申し上げ、あるいは是正処置の要求を当局にいたしてきておるところでございます。談合そのものにつきましては、私ども受注サイド全般にわたって調べるということができませんので、そのような事実を把握しておりませんが、
○説明員(坂上剛之君) お答えいたします。 私ども、公共工事の検査につきましては、経済性の検討ということを非常な一つの議題にしておって、力を傾けておるところでございます。 先般来からいろいろ港湾工事その他の事例につきまして問題が提起されておりますけれども、それは一つの貴重な示唆と受けとめまして、その内容を検討し、会計検査面から問題があれば厳しく対処したい、こういうふうに思っております。
○説明員(坂上剛之君) それではお答えいたします。 先生御指摘のこの案件につきましては、先ほどおっしゃいましたように非常に開差額が欠きゅうございます。 それから、誤った内容と申しますのは、これは御承知かと思いますけれども、普通の技術者であるならば、図面等で見ますとすぐわかるものでございます。大体橋脚一基当たり二十本から三十本、この場合九基でございますから、大体二百七十本でよろしゅうございますのを
○説明員(坂上剛之君) お答えいたします。 事態につきましては先ほど来のお話のとおりでございますが、この件は非常に金額も大きいということ、それからもう一つ入札の経緯でございますね、こういう面から見て私ども非常に問題の重さを見まして、内部の契約の公正が確保されているかどうかと、そういう点についても十分に調べ、当局側もそれに対応されてお調べになったようでございますが、何せ発注側の検査しか私どもは担当いたしておりませんので
○説明員(坂上剛之君) 先生からこの前牛久沼の工事について検査するようというお話がございましたので、私ども去る二月二十二日から二十七日にかけまして茨城県検査の際に生久沼工事について検査をいたしました。目下引き続き検査中でございます。検査の結果問題ありとせば私どもの手続に従って処理いたしたいと、こういうふうに思っております。
○坂上会計検査院説明員 お答えいたします。 すべての予定価格を私ども明らかにするというのは、これはまいりませんですけれども、会計検査院で決算検査報告に不当事項としてこれを掲記いたしましたものは、これは誤りの予定価格である、したがいまして、私どもが報告する場合にこれを明らかにしないとその差額というものは出ない、こういう見地から、予定価格を、その決算検査報告に掲記しましたものに限りまして明らかにした、
○坂上会計検査院説明員 お答えいたします。 昨年のちょうど一月ごろでございましたか、私ども年度末の実地検査に行きましたときに発見いたしました。
○説明員(坂上剛之君) お答え申し上げます。 そういう施工不良の問題でございますが、これはやはり検査をする立場の者が、十分な検査をやってなかったということでございまして、これはやってみればすぐわかることでございますので、そういう点の検査が十分でなかったと、こういうふうに考えます。
○説明員(坂上剛之君) お答えいたします。 五十五年度の検査報告に、先ほど先生がおっしゃいました積算ミスというもので掲記いたしましたものは、不当事項で十一件、三億四千万何がしございます。 こういうものの態様を見てみますと、これは積算担当者の間違いということになるわけでございますが、その予定価格を積算いたします場合に、最後に決めるまでには審査体制というものが設けられておりまして、その審査の過程における
○説明員(坂上剛之君) お答えいたします。 この工事は非常に川筋に沿った工事でございますので、先生の御指摘になったのは五十三年度でございますけれども、その前後についても調査せねばならぬということでございまして、目下役所内で資料を集め、それから調査できることを進めております。なお実地検査につきましては、最も効率がよく実施できる時期をねらいまして実地検査を行いたい、こういうことでございます。
○説明員(坂上剛之君) 民間保険会社の運用にかかわる分を補助金という名前で地方公共団体に出される、こういう分については私ども検査をいたしておりません。そういうことでございます。
○説明員(坂上剛之君) 民間分の四割にかかわりまする分の運用益は、これは国の収入支出でございません。それで私どもの検査の対象にならないということで、会計検査院としては知っていないということでございます。
○説明員(坂上剛之君) お答えいたします。 ある省とそれからもう一つの省から仮に出ておる場合、本件の場合は、厚生省関係からも一部出ておるという場合には、厚生省関係において出ておる補助金を勘案してその額を決めておるというふうに聞いております。
○説明員(坂上剛之君) お答え申し上げます。 この件につきまして、私、けさほどから担当の課を呼びまして聞いたのでございますけれども、この問題は河川工事にかかわる問題でございまして、私どもの河川工事の担当課は五十三年以来検査に参っていないということでございまして、この件に関する限りは検査をまだしていないという現状でございます。 それから先生のお話のこの四十何%にも及ぶ利益という工事原価のその内容でございますが
○坂上会計検査院説明員 それではお答えいたします。 去る七月七日から十一日にわたりまして大阪航空局の会計実地検査を行いまして、近年とみに委託費の額が上っておりますので、お話のありました件も含めまして相当のウエートを置いて私たち調査をいたしましたところでございますけれども、その際は、当局に提出されておりまする書類について検査をいたしまして、それから説明を求め、さらにその下のブレークダウンをした書類も
○坂上会計検査院説明員 それではお答えいたします。 この工事は六億五千六百万円にも上る非常に金目の張る工事でございます。そういうことでございますので、私ども、こういう施設の工事に当たりましては、工事の計画、それから設計、積算、それから施工の当否、そういうものについて検討をいたすわけでございます。 ところが、この施設は、全量貨車による輸送によって受け入れるというのでございますから、その受け入れ先の
○坂上会計検査院説明員 昭和五十三年度運輸省の決算につきまして検査いたしました結果の概要を説明いたします。 検査報告に掲記いたしましたものは、不当事項二件及び本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項二件であります。 まず、不当事項について説明いたします。 検査報告番号七二号は、ファイル等の購入価額が著しく高価となっているもので、運輸本省、船舶技術研究所、広島港、名古屋港、清水港各工事事務所
○坂上会計検査院説明員 未入居の実態でございますね、その理由はどういうものであるか、そういうことをよく踏まえまして、その未入居が長期にわたる理由について十分検査したい、こう思います。
○坂上会計検査院説明員 先生の御指摘がございますれば、私ども事実を調査して厳重に今後対処していきたい、こう思います。
○坂上会計検査院説明員 お答えいたします。 国費の支出に関連いたします問題でございますれば、当然私どもの検査の対象になり得る問題でございます。
○坂上会計検査院説明員 お答え申し上げます。 私ども一月下旬に、首都高速道路公団の今回問題になりました工事費の検査をいたしまして、その際計算誤りを発見いたしました。そして二月に第三局長名をもちまして質問書を出し、公団当局の見解をただしましたところ、これに対して公団側におきましても、私どもの指摘の事実を認めるとともに、その問題となりました工事契約を変更いたしまして、契約額を減額いたしております。さらにその
○説明員(坂上剛之君) お答えいたします。 都市緑化のために植栽いたしました樹木は、先生御指摘のように、数年足らずして枯損いたしまして、所期の効果を上げていないというようなことを聞きまして、はなはだ遺憾に存ずる次第でございます。こういう事例が生じておりますその原因といいますか、いま先生御指摘のように、樹木の選定、あるいは流通等に問題があるやにお聞きいたしましたけれども、先生の御指摘もありますので、
○説明員(坂上剛之君) その乖離がございました場合に、これは逆の意味で非常に能率が上がったということになります。それから、それはひいて申しますと、請負金額は低くなる、あるいは、立木の価格を高く売るというような結果になりますが、その額が即われわれが会計検査上問題になる額になり得るかどうか、これは検査した上で検討しないとわからないと思います。
○説明員(坂上剛之君) お答えいたします。 従来、このような観点から検査をしたということはございません。いま先生のお話をお聞きいたしますと、まあ林野庁では積算の場合に一律二時間で積算なさっておりますけれども、実際はそういうことはないというようなことをお聞きいたしましたので、この乖離でございますね、積算と実態との乖離、これを調査したいと、こういうふうに思っておりますけれども、私どもそういう事態がございました