1980-03-06 第91回国会 参議院 運輸委員会 第2号
○国務大臣(地崎宇三郎君) 第九十一回国会に臨みまして、当面の運輸行政の諸問題に関し所信の一端を申し述べ、各位の御理解と御支援をお願いいたしたいと存じます。 まず第一に、日本国有鉄道の再建であります。 国鉄財政は、昭和五十四年度末において、累積赤字が六兆円を超すことが見込まれるなど危機的な状況に陥っており、事態はまことに深刻であります。 このため、政府といたしましては、昭和五十二年末の「日本国有鉄道
○国務大臣(地崎宇三郎君) 第九十一回国会に臨みまして、当面の運輸行政の諸問題に関し所信の一端を申し述べ、各位の御理解と御支援をお願いいたしたいと存じます。 まず第一に、日本国有鉄道の再建であります。 国鉄財政は、昭和五十四年度末において、累積赤字が六兆円を超すことが見込まれるなど危機的な状況に陥っており、事態はまことに深刻であります。 このため、政府といたしましては、昭和五十二年末の「日本国有鉄道
○地崎国務大臣 飛行場使用についての軍民分離は望ましいことでございますけれども、日本の現在の航空界の事情からいきまして早々にできるものではないので、いま申し上げましたように、安全の確保に努力をしてまいりたい、かように思っております。
○地崎国務大臣 民間の飛行機と共用しておるということについては、非常に危険も多いことでないかというふうに感じられるわけでございます。しかしながら、現状においてはやむを得ないものもあると思いますので、事故を起こさないように十分警戒態勢をとってもらいたい、かように考えております。
○地崎国務大臣 身障者の割引対策については、公的助成等も含めて前進を図ってまいりたいと思います。なお、五月時点において飛行機の身障者の割引も前進させたいと考えております。(中村(重)分科員「複線化は」と呼ぶ)国鉄とよく相談して進めたいと思っております。
○地崎国務大臣 森山前運輸大臣の意見を踏襲してまいりたいと思いますが、いま鉄監局長から御答弁申し上げましたように、財政問題あるいは環境問題等十分検討いたしまして実施に移してまいりたいと思っております。
○地崎国務大臣 昭和五十五年度の運輸省関係予算について御説明申し上げます。 まず一般会計について申し上げますと、歳入予算総額は二十億八千九百五十二万一千円であり、歳出予算総額は、他省所管計上分一千百八十六億九千九百十八万円を含め一兆四千八百二十一億六千三十五万円でありまして、これを前年度予算額に比較いたしますと、比率で三・〇パーセントの増加になっております。 次に、特別会計について申し上げます。
○地崎国務大臣 第九十一回国会に臨みまして、当面の運輸行政の諸問題に関し所信の一端を申し述べ、各位の御理解と御支援をお願いいたしたいと存じます。 わが国は、長期的不況を初めとする多くの難局を乗り越え、安定した経済成長の道を歩みつつありますが、一九八〇年代におきましても、一層この足取りを確かなものとしていかなければなりません。しかしながら、現下の内外の情勢は、国際石油情勢の流動化、財政事情の悪化等まことに
○地崎国務大臣 この問題は公団で判断することでございますが、私個人といたしましては、公団に勧めて返すようにと言うことについては、いささかちゅうちょするものがございます。
○地崎国務大臣 五十二年の閣議決定に沿いまして、許認可の整理を二年間で約三百八十件整理いたしました。現在まだ二千件ほど残っております。
○地崎国務大臣 このたび提出いたしました法案につきましては、六十年度を目指して経営改善に努める、三十五万人体制を完全実施をする、労使協調してこの再建に対して協力をしてもらうというようないろいろな意味を含めまして、この法案を提出したわけでございます。何としてもこの法案を成立させて国鉄の再建を図りたい、かように考えておる次第でございます。
○地崎国務大臣 もしも災害が起きましたときに、避難輸送に対して自信をお持ちかという御質問でございますが、なかなか自信を持つような防災対策はむずかしかろうかと思います。しかしながら、技術的な指導を受けながら緊急対策に応ずるような方策をただいま練っているところでございます。
○地崎国務大臣 五十五年度の計画において、国から財政援助等を受けまして国鉄のつじつまを合わせるように計画しておるわけであります。運賃の改定につきましてはできるだけ差し控えたいと思っておるわけでありますけれども、財政再建を考えまして、物価上昇率に合わせる程度で、できるだけ小範囲で、法定限度は二千二百億ぐらいでございますが、その半額程度の値上げにとどめたいという国鉄からの申請がございました。内容を検討いたしますと
○地崎国務大臣 当然入るものと存じます。
○地崎国務大臣 いまのお話のメンバーのほかに学識経験者等の方にも入っていただきまして、二年間にわたっていろいろ地方線の対策を協議していただく、そしてどうしても協議が相調わない場合には、一応バス転換を図る等を検討することになるわけでありますが、その間、知事の意見等も聞きまして、十分論議を尽くして、住民の御意見の反映する内容に持っていきたい、かように考えております。
○地崎国務大臣 昭和六十年度までに国鉄の財政の再建を図り、三十五万体制を踏まえて収支均衡を図るという考え方で閣議に諮りました。
○地崎国務大臣 地方の交通の行政につきましては、陸運局が中心になって担当しておるところでございますので、やはり陸運局において行政の責任を持たせるのが適当かと存じます。
○地崎国務大臣 非常に交通は最近進歩してまいりまして、道路の発達その他によりまして広域性を占めてまいりましたので、一部門に限って考えるということはむずかしくなってくる実態もございますので、その点を考慮して考えてまいりたいと思います。
○地崎国務大臣 地方交通線対策の重要性は十分認識しているものでございますが、事務的にいろいろむずかしい面等もありますので、さらに検討して成果を期したいと存じます。
○地崎国務大臣 造船不況によります失業者の増大等につきましては大変頭を痛めておるわけでございますが、これにつきましていろいろな立場において配慮しながら、転換あるいは再雇用、いろいろな手段を講じておるところでございます。
○地崎国務大臣 造船の技術等については全く素人でございますが、しかし大変日本の技術はすぐれたものであると伺っております。
○地崎国務大臣 自動車の排気ガスあるいは騒音等非常な交通公害を防止するために、いろいろ発生源対策、周辺対策に努力しております。またさらに、地下鉄などを整備し、ハス輸送をさらに強化いたしまして、マイカーなどからそれらの輸送機関に誘致するように努力してまいりたい、かように考えております。
○国務大臣(地崎宇三郎君) この問題につきましては十分熟知しておりませんので、感想を述べることについては御遠慮させていただきたいと思います。
○国務大臣(地崎宇三郎君) 海上保安庁といたしましては、違法操業に対しましては十分取り締まりをしておるわけでございますが、この問題について私は熟知しておりませんので、感想を述べることに対しては御遠慮いたしたいと思います。
○国務大臣(地崎宇三郎君) 運輸省における交通安全対策に関し所信を申し述べます。 人命の安全の確保は、交通運輸に関する施策の基本であります。 運輸省におきましても、交通安全対策を最も重要な施策の一つとして、全省の組織を挙げて取り組んでおります。 最近におけるわが国経済の著しい発展及び国民生活の向上に対応し、交通運輸活動は著しく活発となり、今後とも一層発展することが考えられますが、交通安全対策は
○国務大臣(地崎宇三郎君) 計画見通しが甘かったということについては十分反省を求めて指導してまいり、五十五年度はぜひ所定の方針どおり千百六十億の増収を図ってまいりたい、かように存じております。
○国務大臣(地崎宇三郎君) 国鉄は年間九千億円にも上る大きな赤字を出しておるものでありまして、徹底した合理化等を進め三十五万人体制を目指して再建をしなければならない立場でございます。そういう意味におきまして、よかれと思ってこのような設備をしたのだと思いますけれども、非常にずさんな計画をし、そして見通しを誤ったということに対しては大変残念に思うわけでございます。したがって、この点については十分今後指導
○国務大臣(地崎宇三郎君) 調査の結果その事実が判明いたしましたら、営業停止あるいは免許の取り消し等を考えて処分をいたしたいと思います。
○地崎国務大臣 昨日総裁から受け取ったばかりでございますので、中身はまだ検討しておりませんが、経費を徹底的に節約して、国鉄再建のために努力した答申と見受けられるものでございますので、これから十分内容を調べまして、予算上四月二十日に実施したいと思っておりますので、運輸審議会にかけて、物価閣僚会議等の議を経まして実施に移していきたい、かように考えております。
○地崎国務大臣 お答え申し上げます。 地方陸上公共交通の重要性については十分認識しているところでありますが、従来から鉄道、バス等に対し所要の助成措置を講じ、地域住民にとって不可欠な公共輸送の維持整備を図っております。運輸省といたしましては、このための安定的な財源確保措置を講ずるべく五十四年度、五十五年度予算編成過程において努力いたしましたが、実現いたしませんでした。今後とも地域の実情にきめ細かく対応
○地崎国務大臣 ただいま申し上げましたように、十年間で毎年二万人ずつ定年退職者が出てまいりますし、非常にいい機会でございますので、それを利用いたしまして積極的に体質の改善を図る、また不用土地その他について十分活用化を図る、管理体制も省力化するというような形を進めて、御指摘のような形をとって鋭意改善に努めたい、かように考えております。
○地崎国務大臣 お答え申し上げます。 国鉄の再建対策については、昨年十二月「日本国有鉄道の再建について」の閣議了解を行ったところでありますが、この閣議了解においては、地方交通線対策を含む経営の重点化、減量化により、昭和六十年度に職員三十五万人体制を実現すること等を中心とする経営改善措置と、これを前提とする約五兆円の債務のたな上げ等いわゆる構造的問題に対する助成措置を総合的に実現することにより、昭和六十年度
○地崎国務大臣 運輸省における交通安全対策に関し所信を申し述べます。 人命の安全の確保は、交通運輸に関する施策の基本であります。 運輸省におきましても、交通安全対策を最も重要な施策の一つとして、全省の組織を挙げて取り組んでおります。 最近におけるわが国経済の著しい発展及び国民生活の向上に対応し、交通運輸活動は著しく活発となり、今後とも一層発展することが考えられますが、交通安全対策は量的な拡大に
○地崎国務大臣 鉄建公団における不正経理総額は三億九千五百万円でございますが、このうち使途不明確なもの、使速について業務との関連性が認められないもの等七千三百万円について、管理職以上の役職員で返還することとし、三月二十日までに全額を取りまとめ公団に納入することといたしております。また個人支給額のうち、超勤手当見合い額に認められるものに対する課税措置については、公団において国税庁と具体的に協議中でございます
○地崎国務大臣 建設主体につきましては、まだいろいろ検討中でございます。第三セクターという考え方もございますし、関係府県の出資その他を受けまして、新しい空港に対するあり方、いろいろいま公団をつくるという考え方も、最近公団、事業団の整理等も非常に厳しい時代でもありますから、もう少し詰めて考えてまいりたい、かように思っております。
○地崎国務大臣 関西新空港は関西においての日本の代表的な空港になるわけでありますから、もちろん地元住民の合意を得まして、環境等も十分調査いたしまして、国の責任で執行しなければならないと考えております。
○地崎国務大臣 関西国際空港については、昭和四十九年八月に航空審議会の答申を受けて以来、泉州沖候補地について環境影響等の調査を鋭意進めてきておるところであります。今後は調査成果を踏まえて、航空審議会の意見を徴した上で、できるだけ早く空港計画案を、環境影響評価案を取りまとめ、関係府県、大阪府、兵庫県及び和歌山県でありますが、意見を聞きまして、関係省庁との協議が調えば具体的な計画を決定いたしたいと考えております
○地崎国務大臣 成田の高速線は、本来、成田空港のアクセスとして計画されたものですが、住民の反対でいまは中止をしております。現在千葉県で、千葉ニュータウン等を含めて、この線路の一部を使わしてもらいたいという話がありますので、検討をしております。
○地崎国務大臣 まだ事務的には御相談がございませんが、そのような傾向になったら賛成するつもりでございます。