○証人(土岐強君) ちよつと追加して……。この二億二百四十七万円という徴收金は、すべて大連の在外同胞借入金として日本政府において考慮されなければならない金額であると考えます。ただ問題になりますのは三千万円の公債の応募金、これだけは問題にすれば問題である。更にそのうち実際に支拂われたと見られるものは、持帰り金制度によつて集めました二千三百万円なにがし、これは殆んど大部分佐世保、舞鶴、博多におきまして支拂
○証人(土岐強君) 証言いたします。その証言の前に、只今の上原証人の証言について一点だけ申上げたいと思います。 委員各位におかれましてもお分りのことと思いますが、只今の上原君の証言は全く事実と相違しておるのであります。極めて惡意に満ちた断片的な資料に基いてなされたものでありまして、私はこれを認めることはできないのであります。 第一に委員長のお尋ねの大連労組が如何にして作られたかという点でございますが