1952-07-03 第13回国会 衆議院 文部委員会 第41号
○圓谷委員 この請願は、私が前後二回請願しておりますが、三回とも採択になつております。三回とも採択になつておりまて、文部省はたびたびこの現地の視察をして、考証を確実なるところを出してもらいたいということを、私が申しましたところが、文部省は今度こそ行く、今度こそ行くと言つて、三年間も行くと言つて行かない。それからこの史跡については、すでに県では仮指定になつております。あなた方おわかりにならないと思うのですが
○圓谷委員 この請願は、私が前後二回請願しておりますが、三回とも採択になつております。三回とも採択になつておりまて、文部省はたびたびこの現地の視察をして、考証を確実なるところを出してもらいたいということを、私が申しましたところが、文部省は今度こそ行く、今度こそ行くと言つて、三年間も行くと言つて行かない。それからこの史跡については、すでに県では仮指定になつております。あなた方おわかりにならないと思うのですが
○圓谷委員 文部省の発表されたように、ただちに教育委員会をつくる場合において、非常に困難な部分があるということを、私新聞発表で見たのです。教育委員会法によりますと、町村のほかに、一部事務組合を数箇村合同してつくることができる、こうなつておるのですが、郡とかあるいは数箇村集まつてつくる場合に、選挙の方法が不明確であるから、どういうふうにして選出するか、まだ文部省で考えていないということが一つの難点であるという
○圓谷委員 私はごく小さい村の村長に会つて、一つの村で、単位町村として委員会を置く場合には、大体どのくらいの費用がかかるかということを聞いたのでありますが、その場合には、大体三十万あればできるだろう、こういうことを聞いたのです。そうすると、それはどういう構想で行くかということを聞いたところが、大体役場には学務書記というものがおる。これを転換して事務局にする。それから校長を兼務にする。それから五人の委員
○圓谷委員 委員会を各町村につくつた場合においては、文部省においては、一箇村に約百二十万円程度の金がかかるであろうというような御答弁があつたようでありますが、その基礎は、どういう構成メンバーを予想をしておるか。また従来六十幾つかの市町村に委員会をつくつておる。その費用等を、もし材料がございますならば、お伺いいたしたいと存じます。
○圓谷委員 ただいま松本委員並びに小林君より、委員長不信任の提案理由として、委員長が教育委員会法等の一部改正の提案を故意に遅らせたかのごとき理由を述べられたのでありますが、諸君は、いやしくも政党政治に関係しているのであるから、政党の内部は御承知のことと思うのであります。この法案が五月六日に提案された場合の党内の事情は、政調会においてもまとまつておらなかつたし、さらに総務会へは、この法案は一度もかかつておらなかつた
○圓谷委員 いま一つですが、ただいまの答弁では私は納得できない。私のお伺いしたことはそれではないのです。参議院に先にかけたことは、あなたは時間的にあつちへかけた方がいいというのですが、それは同じじやないですか。十日までというものと、衆議院に先にかけないで参議院に先になぜかけたかということと、その問題はちつとも触れていない。時間的にはどつちを先にやつても同じじやないですか。
○圓谷委員 この委員会制度ができまして、すでに今年の十月五日でありますか、約四年になんなんとしています。それで、この法律では、各町村にできるごとにその本質はなつておるのですが、四年の間文部省で、去年も一年延期することにいたしまして、その間私どもから見ると、何をしていたんだ、それまでかかつても、三、四年かかつても結論が出ないということであれば、これはどうも文部省の怠慢といわなければならない。それのみならず
○圓谷委員 関連して……。久保田局長の松本委員に対する答弁の中で、非常によくできておる委員会が多い、例外はあるが六十何箇町村はよくできておる、こういう御答弁であつたのですが、松本君の質問に対する答弁を聞いておりますと、なぜこれを延期しなければならぬという理由が、久保田局長の答弁の中に見出されないのです。どういう御心境で一年延期の法案をお出しになつたのか、そこをお聞きしたい。
○圓谷委員 荻田局長の御意見は、言葉はまことにりつぱです。法案になる前に意見を述べられることはけつこうなんですが、議員が政調会、総務会の承認を得て提案をした、それを各所に行つて反対する。御意見だといえば、なるほどりつぱであるが、それは政治活動と見ないのですか、いかがですか。
○圓谷委員 簡單ですが、答弁を願いたいと思います。荻田局長にお伺いします。先ほど小林君の質問にも出たのですが、前に標準義務教育費を提案されたときに、平島君が政務次官をしておつて私もよく知つておるのですが、その際にアメリカさんの方に——名前まで言つてもいいのですが、地財委のある者が、憲法違反だというようなことを流した。この前に公務員の首切り問題が起つたときにも、農林省の役人の何人かが、このためにやめておる
○圓谷委員 関連して……。この法案を提案するときにおいては、自由党の政調会においても、何回となく論議されましたが、なかなかまとまらないので、結局地財委、文部省その他大蔵省等と協議した結果、いわゆる政調会案というものをつくつたのであります。その政調会案を、さらに総務会においても、ほとんどそれに反対なく通つたのですが、今岡野国務大臣が言う通り、これは結局財政というものと関連する法案でありますために、閣内
○圓谷委員 私の聞いたのは、一般でないのです。この十億円を出すということは、大蔵大臣は聞かなかつたのですが、党の三役は了承したのです。ところがあの通りになつたのです。しかし今度の九月ごろ開かれる臨時国会には、補正として残額だけはあくまで産業教育の方にとりたいのですが、文部省でそれを提案するかどうかということを聞いたのです。それを出しますか、補正予算に計上して……。
○圓谷委員 文部大臣か稻田局長のどちらでもようございますが、産業教育法案のわれわれ提案者の一人ですが、産業教育振興費の分配について、われわれの提案したときの意思とたいへんかわつた分配の仕方をしているのであります。当時これは二分の一以上補給するということを明記してあつたのですが、二分の一補給というわくをはつきりきめれば、つまり施設の悪い貧弱な学校に対しては困る。わくをきめない方がいいじやないかということで
○圓谷委員 ユネスコ憲章には、平和の根本はその心の世界の開拓にある、民族の理解によつてこれが平和を持ち来すということが書かれておるのであります。しかるに渡部君の申されるところによりますと、ソビエトの平和運動は、口に平和を唱えて、アメリカの軍備を攻撃し、日本の再軍備を攻撃しているのですが、このアメリカの再軍備を攻撃すると同時に、ソビエトにおいて、渡部君も戦争放棄、軍備を撤廃するというような考えがあつて
○圓谷委員 先ほど岡君から動議が出まして、渡部委員に対する不穏当な箇所は、委員長にまかせるということで、みな賛成されたようですが、委員長においては、たとえば渡部君の言論のうち、アメリカを侵略国と呼ばわり、日本国民としてアメリカの手先になつて軍備を拡張するということは、これは許しがたきものであるから、その実相を確かめてもらいたいことが一つ。 もう一つは、アメリカ映画の廃頽的といいましたか、この映画を
○圓谷委員 もう一つ、地方の国立大学等を視察してみますと、非常に事務官の数が多い。たとえば、昔の師範学校の学芸大学というようなところへ行つてみますと、事務官が部屋に一ぱいになつておるというようなことを見るのですが、実際ああいうふうにたくさん必要であるかどうか、私わからないのです。どうしても必要だといわれれば、それでけつこうですが、ひとつその点を承りたいのです。
○圓谷委員 今附属小学校の児童募集方法ですが、あれがやはり選抜法によつてとつておるのです。附属においては、大体そうだと思うのですが、地域的にとつた方がいいじやないか。昔は、もちろんそれでよかつたかもしれませんが、現在のように民主化された時代に、附属小学校がみな一年から試験制度をしいておるのは、非常に合理的でないではないかという輿論が地方にある。そういうふうにして優秀で家庭のいいような者だけをとつては
○圓谷委員 附属小学校の問題ですが、附属小学校は、もともとこれは教授の練習機関でできておるのですが、現在附属小学校は、俸給のわくがきまつておるために、地方の教員よりも非常に待遇が低いということです。こういう状況で、教授の機関としてはたして存続しておいた方がいいか悪いかということです。文部省では今年は存続させないということを私は聞いたのですが、そういう意思がありますか。
○圓谷委員 それでは二十七年度から、今からでも遅くないのですから、設置するというお考えでありますならば、先ほど若林委員のおつしやつたように、予備費か何かから、二千数百万、あるいは大学の総予算からでもこれをやることができるかどうか、それをひとつ承りたい。
○圓谷委員 国家財政上いたし方がないと言われるが、これは大蔵大臣にお伺いしなければわからぬことでありますが、国家予算からすれば、私はわずかと思います。二千数百万円。この二千数百万円を、国民の意思を代表するわれわれが決定したときに、それをとれないというのは私は納得できない。文部大臣は真に熱意を持つてこれをやるという考えが、私はおそらくなかつたのではないか、こういう考えを持つのです。何ゆえにこれほどまで
○圓谷委員 文部大臣にお伺いしますが、神戸に商船大学設置に関しましては、文部委員会といたしましては、満場一致をもつてこれが設置の決定をし、さらに自由党の政調会においても、党においても決定いたしました。また運輸省との交渉もうまく行きまして、二十七年度より設置するということは、文部大臣の回答によつてもわかるように、この前運輸大臣並びに文部大臣は、党議をもつて決定した以上は、自由党の閣僚であるから、これは
○圓谷委員 議事進行について……。この問題については、委員各位から非常に熱烈なる御意見がありましたが、私はここに大蔵政務次官がおいでになつておるので、この際われわれ委員として、文部予算の復活について、これは総予算で三百億幾らという重要予算についても、ちよつと見ますと百何億という減額になつておりますから、これを要求しても、大蔵省はおそらく復活は不可能だと思いまするので、これは最低限度の復活の要求をここに
○圓谷委員 文部大臣は新聞において、六・三は守るということをたびたび声明されております。お守りになると存じておりますが、六・三を守るということは、予算を確保するということです。しかるに、先ほどの御説明の中に、私不安にたえないことがある。それは三十七億でもつて大体大蔵省は六・三は〇・七が完成するというような見解を持つておる。しかるに久保田局長の方では、五十七億なければ六・三は完成できない、こういう食い
○圓谷委員 大蔵省より今回承認された予算の経過については、西村政務次官がおいでになりましたが、おそらくおわかりにならないだろうと思います。(笑声)ひとつ大蔵大臣にお伝えしていただきたい。 まず産業振興法についてでありますが、前委員長の長野氏に私はお伺いしたい。産業教育振興法が議員提案で立法化されて提案されたときに、二百数十億の予算が七年間に出されるということであります。そのときに委員長は、大蔵大臣
○圓谷光衞君 国立国会図書館法第十一條の規定により、前回御報告いたしました分に引続き、国会図書館運営の経過等に関する図書館運営委員会の審査の結果を御報告申し上げます。 本委員会は、本年度に入りまして以来数回にわたつて委員会を開会し、組織規程の改正案、経過報告、昭和二十六年度の補正予算等を審査いたして参つたのでありますが、その結果につきまして、以下事項別に御報告することにいたします。 まず国会図書館
○圓谷委員 昨日の自由党の政調会においても、食糧政策から給食の問題は継続しようということを確認しております。けさの総務会においても、大蔵大臣の立会いのところで総務会長からその話が出ましたが、大臣も了承しております。ただ予算面において文部省がこれを実施して行くということになると、予算の面が三つにわかれるわけであります。その点はどちらか一本にして、文部省の方の予算にとつた方がいいものであるか、また食糧管理特別会計法
○圓谷委員 岩動さんにお伺いいたしますが、二十七年度の予算には、今局長が言われたところの三十三億という予算は現在入つておりますか。
○圓谷委員 給食問題についてお尋ねいたしたいのでありますが、聞くところによりますと二十六年度の給食は三月まで予算面に現われておりまして、二十七年度には給食の予算というものが切れておるということです。その後聞きますれば、来年度も予算の上に食糧政策の一環として給食の問題を取上げて、今折衝中だともいうのでありますが、二十七年度においても給食の問題は継続されるという確信がございますか、一応お伺いいたしたいのであります
○圓谷委員 本日神戸商船大学設置についての小委員会を開きまして、その審査の結果、大体の結論を得ましたので、この報告を岡委員よりいたしたいと思います。
○圓谷委員 もし行政整理のわくに入れば、行政整理の資金、つまり整理する場合において政府から出す金の中に入るし、入つていないと「首切られた者が非常に気の毒になるのですが、むしろ何。パーセントかやるとするならば、行政整理の整理に持つて行かないと、退職するときに非常な損が起るのですが、その点どうですか。
○圓谷委員 これは昨年も申し上げたのですが、昨年東大生を二人預かつて、就職に困難を来し、えらい目にあつたのです。要するにレツド・パージの事件から、東大生がどうも赤もしくは桃色がかつているというので、はねつけられて困つた。そこでこの事件によつて、京大の学生の就職等がもし困難に陥つた場合、学長はいかなる責任をとるかということ。それは国家予算が学生一人に年五、六万円もかかつている場合に、こういう就職の困難
○圓谷委員 昨年東大事件が起りましたときに、あの曲学阿世とまでいわれた南原さん、この方は共産党を研究し、学問としてやることはさしつかえない、こういうことを答弁されておる。今こういう混乱した思想の中に、世界が二つに対立しておるし、日本にもこの二つの対立抗争が起つております。こういう時代にあたつて、あなたの持つておる思想は、南原さんとは違う、りつぱな人格の人であるということを聞いておりますから、あえてあなたを
○圓谷委員 昨日の懇談会において二、三質問いたしたのですが、きようは二点についてお伺いしたいと思います。この公開質問状を見ますと「私達は貴方が退位され、天皇制が廃止されることをのぞむのです」ということがありますが、この思想はこれは明らかに共産党の思想であります。現在世界は二つの思想にわかれて争つておりますし、共産党の議員も国会におります。でありますから、共産党の学生がこれを研究し、こういう思想を持つた
○圓谷委員 神戸海技専門学院の問題ですが、これは御承知の通り、昭和二十三年に船員教育委員会において、海技専門学院を二十六年度から新制大学にして新制教育を行うことを決定しております。さらに第六国会の昭和二十四年十一月には、政府委員の鈴木文部次官、山口船員局長の答弁にも、海技専門学院の復興を急ぎ、高等商船学校と同時ではないが、大学に昇格させたいということが、岡委員からの質問に対してですか、記録されております
○圓谷委員 給食は、食糧問題から、大体明年度も続けるという方向に、自由党の政調会も進んでおります。それで天野大臣は、この前には、食生活において、道徳的見地からも大切であるという答弁をされておりますが、私はもつと大きい問題があると思う。今食糧の統制を解く主かなんとか、大問題を起しておりますが、これは食生活ばかりからでなく、どうしてもこの給食を持続しなければならぬ。私は食糧問題のみでなく、別な方面からも
○圓谷委員 久保田局長がお見えになりましたから、給食について、今文部省でどういう経過になつているか、ひとつ御報告願いたいと思います。
○圓谷委員 もう一つ、国会図書館が、全国のどこにいかなる図書があるというようなことを、大きな構想をもつて調査して、それをカードにして、そうして全国の図書をただちに国会図書館で見ることができるというような計画をなされているということをこの前承つたのですが、その後この計画はどんなふうになつていますか、それをお伺いしておきたい。
○圓谷委員 このことについては図書館委員としても、委員長が主となつてこの予算獲得に盡力することをここできめたわけですが、委員長はその後どういう見通しですか。
○圓谷委員 大分村瀬君から長いいろいろの御質問がありましたが、この前の委員会のときに、二十七年度の予算においてどうしてもやらなければならぬ問題は、現在の国立国会図書館、赤坂離宮ですが、これは非常にりつぱな建物ではあるが利用価値がない、利用価値としてはどうも遠いし、それから集まるのに不便であるから、ぜひ国会のそばにそうした建物を着々建設して行く必要があるということで、この委員会においては、極カ二十七年度予算
○圓谷委員 それでは散会にならない前に、この委員会の名においてただいま館長の説明されました建物の件は、どうしても確保いたしたいということを、満場でひとつ決議いたしまして、委員長並びにわれわれ委員において、各省その他に交渉されることを希望いたしたいと思います。 第二点としては、先ほど館長の説明もありました通り、私も常々考えておりますことは、元赤坂離宮が図書館としてまことに不適当である。今後日本も独立国家
○圓谷委員 懇談会の前にちよつとお伺いしたいのです。館長の御説明によりまして、二十七年度の予算の予定額は六億六千万余ですか、大体わかつたのですが、大体予算が大蔵省の査定を受けて国会において承認されるまでには、その間に幾多の経緯があると思います。各省から出ておりまする予算を見ましても、結局国家予算として最後に決定されるのは、年々半分以下になる状況であります。これだけの予算を、最も重要としてこれを計上してもらえば
○圓谷委員 どうも主計局長のただいまのお話はわけがわからないと思うのです。理想を持たない国家は、これは滅亡です。理想は、ただちに現実とは一致しない場合があることは、これはだれでもわかりますが、ただいま申し上げました通り、国家が義務教育をしいておるとともに、この義務教育をしいておる国家が、国家の施策によつて、文部省は文部省としてあくまでも給食と六・三制はやらなければならぬ。これは文部省の考え方でありますが
○圓谷委員 ただいま主計局長の御答弁によりますと、この問題は、国民の税金によつてやるべきかどうか、そこが問題である。焦点がそこにあるといことを申されましたが、私は一体日本が憲法によつて三大義務を国民にしいておつたその時分においては、軍部は軍国主義をうたつて、国家の発展をはかろうという観点よりいたしまして、兵営をつくり食糧を給し、弾薬、兵器を給し、国家の税金、予算によつてまかなつておりました。しかるに
○圓谷委員 昨日の委員会において、文部大臣並びに政務次官からの答弁によりますと、六・三はあくまで堅持する、給食の問題については、岡委員その他からも御発言がありました通り、現在アメリカの援助によつて今日まで設備の完成を見た際に、ただちにこれをやめるということは、文部省としては遺憾にたえない。単に食糧の問題ではない、食事の作法その他についても、教育上相当重要性があるのであると、文部大臣から意見の開陳があつたのでありますが