1972-05-25 第68回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号
○喜田村参考人 ただいまの御質問にお答えいたします。 経気道吸収、経口吸収の吸収率の差でございますね。鼻から入りますと、これは呼吸器の中に沈着するわけですね。そうすると、それがもう排出されるということはありませんので、結局、その沈着したものは全部溶けて吸収されます。(林(義)委員「血液の中に入る」と呼ぶ)ええ、血液の中に入ります。からだの中に入ります。ですから、沈着した分につきましては一〇〇%ですね
○喜田村参考人 ただいまの御質問にお答えいたします。 経気道吸収、経口吸収の吸収率の差でございますね。鼻から入りますと、これは呼吸器の中に沈着するわけですね。そうすると、それがもう排出されるということはありませんので、結局、その沈着したものは全部溶けて吸収されます。(林(義)委員「血液の中に入る」と呼ぶ)ええ、血液の中に入ります。からだの中に入ります。ですから、沈着した分につきましては一〇〇%ですね
○喜田村参考人 お答えいたします。 県に設けられました健康調査特別委員会では、結局、生野鉱山周辺地域のカドミウム汚染地域で健康診断をいたしまして、それは厚生省が示しております要観察地域の健康調査、これに準じて行なったわけでございますが、その結果、三次検診までいたしまして、その結果といたしまして、結局、イタイイタイ病に特有な骨所見を有するものはない、また、じん臓機能には多少のこれは変化が見られるのですが
○喜田村参考人 神戸大学の医学部で公衆衛生学を担当いたしております喜田村でございます。本日労働省関係の委員会がございまして、おくれて参りました。まことに失礼いたしました。すでにほかの先生方お話がお済みになっておられまして、あるいは私がこれから申し上げますことは、一部、先生方が先に申し上げられたことと重なるかもわかりませんが、その点、あらかじめ御了承をお願いいたします。 カドミウム汚染の人体影響ということにつきまして
○喜田村参考人 お答えいたします。 おっしゃりますとおり、水ゴケからのメチル水銀の検出は新潟大学、それから私のところ、東京歯科大学、この三カ所でいたしまして、それぞれ分析者はメチル水銀を検出したと申しております。ただこのメチル水銀の検出法と申しますのか、ガスクロマトグラフィーを使用いたしまして検出しておりますので、たとえて申しますれば、ものの影を見ているというようなかっこうになりますので、これがまさしく
○喜田村参考人 ただいまの御質問に対しまして、お答えいたします。 数多くございますが、たしか一番初めにおっしゃいましたのは、九月に魚釣り大会があった、そこで皆さんで釣って食べたというお話でございました。あるいは売れ行きが落ちてないというふうにおっしゃったのですが、これは私先ほども申しましたように、水俣病というものを起こしますには、普通に魚を食べるといったくらいでは絶対に発病いたしません。これに関連
○喜田村参考人 私、ただいま御紹介いただきました神戸大学医学部におります喜田村でございます。 阿賀野川の下流流域の有機水銀中毒症の原因について私の見解を申し述べます。 本症が魚を介したメチル水銀中毒症、すなわち第二の水俣病であるということはすでに明白でございます。問題は阿賀野川を汚染し、魚を有毒化したメチル水銀が何に由来したかということにあります。メチル水銀と申しますものは、天然には存在いたしません