1947-11-13 第1回国会 衆議院 外務委員会 第17号
○和田説明員 大體マルキシズムでは、原則として差額地代は消滅するというようになつておりまして、ソ連邦でも最近までは大體差額地代を否定しておつたのでありますが、戰爭中たしか四十四年ごろはらでありますが、公然と差額地代の存在を認めるようになりまして、差額地代はソ連邦の社會主義體制においても存在し、その差額地代は一部いわゆる義務納入とか、その他の政府の收入の中に加わり、また一部は農民自身の所得の増加分となつて
○和田説明員 大體マルキシズムでは、原則として差額地代は消滅するというようになつておりまして、ソ連邦でも最近までは大體差額地代を否定しておつたのでありますが、戰爭中たしか四十四年ごろはらでありますが、公然と差額地代の存在を認めるようになりまして、差額地代はソ連邦の社會主義體制においても存在し、その差額地代は一部いわゆる義務納入とか、その他の政府の收入の中に加わり、また一部は農民自身の所得の増加分となつて
○和田説明員 ただいまの御質問は難問題でございますが、ソ連邦では搾取竝びに剩餘價値は存在しないということを、理論的に、また原則的に申しておりますが、剩餘勞働の存在はもちろん疑うことのできないことでありまして、剩餘勞働の方法、大きき、これがはたして一般の資本主義諸國におきます剩餘勞働、剩餘價値とどの程度開きがあるかというと、あるいはソ連邦の方が案外大きいのではないかと考えられるくらいであります。この剩餘勞働
○和田説明員 勞働人口の現在の状態でありますが、これは戰時中からもちろん非常な祕密事項になりまして、ほとんど詳細な數字は公表されておりません。大體私たちの方では戰前の勞働人口の配置状況その他の數字に基きまして、ずつと推定に推定を重ねてきているわけでありまして、戰後の現在でもやはりほんの目見當程度のことしか申し上げられませんが、大體日本その他の國におきまして勞働人口といつております範圍、雇用勞働に從事