1970-03-31 第63回国会 衆議院 大蔵委員会 第18号
○吉野参考人 ただいまの堀委員の御質問にお答えいたします。 この日本銀行の調査月報でマネーサプライと申しておりますのは、日本銀行券だけでございませんで、現金通貨として補助貨も加える。それからそれ以外に民間の金融機関に蓄積されておりますいわゆるわれわれが預金通貨と申しております当座性の預金でございますね、もちろんその間の重複勘定は全部差っ引いてあるわけでございますが、その全体としての通貨供給量というものが
○吉野参考人 ただいまの堀委員の御質問にお答えいたします。 この日本銀行の調査月報でマネーサプライと申しておりますのは、日本銀行券だけでございませんで、現金通貨として補助貨も加える。それからそれ以外に民間の金融機関に蓄積されておりますいわゆるわれわれが預金通貨と申しております当座性の預金でございますね、もちろんその間の重複勘定は全部差っ引いてあるわけでございますが、その全体としての通貨供給量というものが
○吉野参考人 ただいまの堀委員の御質問にお答えいたします。 貸し出しそれから外国為替、それにあといろいろな有価証券がございますが、この三つが主たる保証物件の増加ということに相なっておりまして、結局銀行券の増発に見合うだけ常に日本銀行として保証物件の増加を伴っている。またそれでなければ銀行券の増発ができないような仕組みになっておるわけでございます。
○吉野参考人 ただいまの堀委員の御質問にお答えいたします。 日本銀行法という特別法がございまして、日本銀行券の発行高に対しましては同額の保証物件を保有しなければならないということになっております。それで、法律の規定いたしますところによりますと、金でありますとか外国為替のほかに商業手形あるいは国債あるいは政府に対する貸し付け金証書、その他あと大蔵大臣の認可を受けますと特別にほかのものも保証に充てることができるようになっておりますが
○参考人(吉野俊彦君) ただいま日本銀行の名前が出ましたのでお答えいたしますが、私はやはり日本は世界でもたぐいまれなる高度成長、これはたいへんけっこうなことだと思いますが、しかし、また同時に、それじゃあ全然、何も弱い点あるいは是正すべき点がないのかと申しますれば、これはやはりいろいろあるので、そういう点をできるだけ少なくし、あるいは直しながら、しかし、またいい面は大いに伸ばしていく、きわめて単純でございますが
○参考人(吉野俊彦君) 将来の理想的な国際通貨というものは一体どういうふうにあるべきか、この「将来」をどの程度の期間にわたって見るかということでいろいろお答えが違ってくるのですが、ほんとうに理想的な状態ということを考えましたらば、世界経済というものは一体になり、一つの政府、一つの中央銀行というものによって統治される、こういう状態になりましたら、私はもう物理的な制約のある金というようなものから離れて、
○参考人(吉野俊彦君) 私、吉野でございます。国際通貨基金協定の改正につきまして、参考人として本委員会に出席することができましたことは、たいへん光栄に存ずる次第でございます。本件につきましてはすでに詳細な御説明があったよし伺っておりますので、私といたしましては、SDRが必要とされるに至りました背景を概観し、次に、その機能、意義などにつきまして私の個人的見解を簡単に申し述べさしていただきたいと思うのであります