2019-11-22 第200回国会 参議院 本会議 第6号
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。 私は、会派を代表して、給特法改正案について質問します。 法案への質問に先立ち、大学入試、共通テストについて文科大臣に伺います。 ベネッセコーポレーションは、自身の一〇〇%子会社が来年度実施予定の共通テストの記述式採点を請け負うことになったその事実を利用して営業活動を行っていたといいます。このような事業者に受験生の人生を左右する入試、共通テストの採点
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。 私は、会派を代表して、給特法改正案について質問します。 法案への質問に先立ち、大学入試、共通テストについて文科大臣に伺います。 ベネッセコーポレーションは、自身の一〇〇%子会社が来年度実施予定の共通テストの記述式採点を請け負うことになったその事実を利用して営業活動を行っていたといいます。このような事業者に受験生の人生を左右する入試、共通テストの採点
○吉良よし子君 国公立大学の二次試験等、また私立大学等でも、もう十分に記述式によってそれぞれの受験生の能力を測るということはもう現行上やられていると。さらに、その記述式を採点する規模という、規模感としても適正であると、二次試験等でやることの方が適正であるという、そういう観点からも、共通テストで記述式導入というのはやはりあり得ない選択ではないかなと、意見を聞いて改めて思うわけです。 改めてですけど、
○吉良よし子君 おおむね、思考力、判断力、表現力を問うにふさわしいかどうかというのに関しては疑問があるというのが御回答だったかと思います。 その上で、じゃ、記述式を共通テストでわざわざ問う必要があるのかという疑問も湧いてくるわけです。七日に行った文教科学委員会の質疑の中で、大臣は、国立大学の二次試験においては全体の六一・六%が記述式等を課していないというような答弁をされたわけですけれども、本当にそうなのかという
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。 参考人の皆様には、本日は貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。 では、早速伺っていきたいと思うんですが、この間、英語のみならず、記述式に関しても当初から問題点、疑問点等は指摘されてきたと思うんです。とりわけ、先ほど来御指摘のプレテストの試験問題等が公開されるに当たって、様々な意見、疑問が更に声が高まってきたと考えているんですが、私自身
○吉良よし子君 そのとおりということでした。 実際、その文化芸術基本法に表現の自由、書き込むようにということは、我が党もその法案作成過程で主張してきたものですし、この文教科学委員会でも、歴代大臣の答弁でもその重要性というのは確認されてきたものだと思います。つまり、公的支援や助成において国が芸術の内容に口出しすることは絶対に許されないことなんです。 一方、あいちトリエンナーレでは何が起きたかというと
○吉良よし子君 文化振興のために必要なものだという答弁でありました。 そもそも、演劇や美術、映画、音楽など、文化芸術というのはお金が掛かるものなわけです。けれど、文化芸術基本法では、全ての国民がその年齢、障害の有無、経済的な状況又は居住する地域にかかわらず、ひとしく文化芸術を鑑賞し、参加し、創造することができるような環境の整備、図られなければならないと書かれているわけでして、まさにこの環境整備が国
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。 今日は、まず、あいちトリエンナーレへの補助金不交付に関わって質問をいたします。 あいちトリエンナーレ、表現の不自由展・その後をめぐって様々な意見が噴出しているわけですけれども、SNSなどでは、そもそも芸術に公金を出すこと自体がおかしいなどと、国や地方公共団体が文化芸術を支援、助成すること自体に対する批判の声まであります。 一方、大臣は、先日の所信的挨拶
○吉良よし子君 是非とも、自主性を阻害しない、学校現場の自主性を何よりも最大限重視していただきたいと思っております。 また、このICT教育を進めるに当たって、ICT機器、ネットワークの整備といったハード面の整備がそもそも進んでいないということは本当に課題なんですけれども、それらが、じゃ、導入されればそこで終わりというわけでもないと思うわけです。 機器やネットワークを導入、整備した後も、学校現場では
○吉良よし子君 是非、地方間、学校間での格差を生まないように努力をしていただきたいということを重ねて申し上げたいと思います。 また、同じく昨年の質疑では、デジタル教科書の利用について様々な意見がある中で、その効果があるというものもある一方で、子供たちの心身、健康面への影響に対する懸念もあるということが議論されたと思っております。 タブレットPCを使うことに邁進する余り、筆記具を用いて実際に手で書
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。 ICT機器を活用して子供たちの学びを充実させていくことは大切な取組です。本法案は、学校でのICT環境整備を進めるものであり、賛同できるものであるということを初めに述べた上で、以下、質問をしたいと思います。 まず、提案者に伺いたいと思います。 昨年、デジタル教科書をめぐっての質疑の中でも、私は、コンピューター、無線LANなど、ハード、ソフト、
○吉良よし子君 法律の中に権利ということが入っていないことは承知しているんですけれども、それはつまり権利拡充を含めた中身であるという趣旨でよいのかという確認なんです。 権利の拡充という趣旨がこの法案の中に入っているということでいいのかどうか、イエスかノーかでお答えいただければと思います。
○吉良よし子君 ありがとうございます。 もう一度確認なんですけど、これはつまり障害を持つ方々の読書をする権利を保障すると、そういう趣旨での法案だということでよろしいでしょうか。その点だけお答えいただければと思います。
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。 私たちは、読書を通じて、生活の中で必要な情報や知識を得、様々な考えに触れ、思想を培っていきます。誰もがこの読書をする権利、保障されるべきでありますが、障害によりその読書をする権利が奪われている方々がいるわけです。この読書をする権利の保障、拡充というのは欠かせません。 本法案では、先ほど御説明あったとおり、障害の有無にかかわらず全ての国民がひとしく
○吉良よし子君 問題ないというお答えだったかと思うんですけど、一方で、先ほど来、何か御指摘を踏まえてこれから真摯に対応していきたいというお話もされているわけですね。じゃ、この報道以前は真摯に対応していなかったということなんですか。
○吉良よし子君 包み隠さず真摯に説明されているということですけど、今日のこの間の答弁を聞いていても、なかなかその説明について納得できない部分もかなりあると私は思うわけです。 まず、この在京当番そのものの問題から私も伺いたいと思うんですけれども、白須賀政務官は、閣議決定、閣議了解に基づく在京当番のときに地元で政治活動をしていて、本来果たすべき職責を果たせていなかったのではないかという指摘なわけです。
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。 前回の本委員会で、白須賀政務官が在京当番とされる日に東京を離れて地元で活動していたこと、また、その在京当番日に政務官が乗っていた車が事故を起こしたという件について、我が党の議員から説明責任を果たしたのかという質問をさせていただいたわけですけど、その際、政務官は、在京当番の件も私はルールどおりやっていたとちゃんと御説明させていただいた、また、事故
○吉良よし子君 重要な役割担っていると大臣からも答弁いただきました。 その上で、じゃ、この婦人相談員の配置状況、今どうなっているのかというところ、確認したいと思うんです。厚労省、その全体の数、都道府県、市区、それぞれの人数、特に市区の配置率どうなっているのか、お答えいただければと思います。
○吉良よし子君 御説明いただきましたとおり、根拠法も幅広く、また対象もとても広いということが分かると思うんです。 私がお話を伺いました婦人相談員の方々からも、DV被害を受けた女性の保護のほかに、JKビジネスなどの性暴力の被害者となった十代から二十代前半の若い女性、若しくは単身の高齢女性、日本人と結婚して日本で暮らす外国人女性など、あらゆる女性の総合相談窓口になっているというお話もありました。 暴力
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。今日は、総務委員会の場で質問する機会をいただきまして、感謝を申し上げるものです。 さて、今日は、婦人相談員について伺いたいと思います。 この婦人相談員は、都道府県や市区など自治体が公的に配置しているものでありますが、まず、この婦人相談員による婦人保護事業の根拠法並びにその対象はどのような女性たちなのか、厚労省に御説明をいただきたいと思います。
○吉良よし子君 全く自由ではないと言いますけれども、もうそういう無灯火なんかで飛ばれているわけですよ。もうこれ本当に住民にとっては恐怖なんです。離着陸訓練なんて言いますけど、それはもう低空飛行も伴うわけですし、もう夜間そうやって無灯火で飛ばれたら本当にとんでもない話なんです。 それにとどまらず、住民に不安と恐怖を与えている訓練もしている実態があるということを私、住民の皆さんから聞いているわけです。
○吉良よし子君 深刻な問題であればやはり対策しなきゃいけないし、CV22配備以降に騒音が増加していることは認められたわけですよ。となれば、やはりCV22の影響によるというのはもう明らかなわけですから、これ本当に問題だということで言いたいと。 特に、その周辺に住む住民がどんな思いでいるかと。騒音によって眠れない、病気が発症するかもしれないという不安もあるわけなんです。家の上を飛ぶたびに、CVが、窓ガラス
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。 今日は、米軍横田基地における米軍の訓練について伺いたいと思います。 そもそも、ここ東京都にある米軍横田基地ですが、日本の首都の中の広大な空間を米軍が占拠しており、世界の中でも首都に他国の軍事基地があるというのはここ東京横田だけなわけで、このことだけをもっても異常だと言わざるを得ない状況だと思うわけです。その米軍横田基地にCV22オスプレイを配備する計画
○吉良よし子君 いや、単に公表することだけじゃなくて、ちゃんと詳細な財務情報を公表することが求められているわけです。そうでなければ不祥事の事実の有無の確認だってできないわけですから、その点は、学校法人会計基準に従い作成されたものをそのまま公開する、このことを徹底していただくよう強く求めるものです。よろしいでしょうか。
○吉良よし子君 いや、それでいいんですか。 要するに、先ほどおっしゃったのは、学校法人会計基準とは別に示された様式参考例、それを公表するだけでもいいということになるわけですけど、つまり簡略化したものを公表さえすればいいと。それでは意味がないんじゃないかと。 やはりちゃんと学校法人会計基準に基づいたそのものの財務情報を公表すべきと、そうすべきではないんですか。
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。 初めに、白須賀文科政務官の問題についてですけれども、報道によると、緊急事態に備えて東京に待機すべき在京当番日に不在だったのが十五回あったというわけですが、この報道が事実かどうかを確認するための資料提出を私たち野党は求めたわけです。けれども、提出された資料というのは極めて不十分と言わざるを得ないものだったと。報道で示された日というのが本当に在京当番日そのものだったのか
○吉良よし子君 法律の中では、法案の中では就活生は対象になっていないと。ただ、先ほどの大臣の答弁では、指針の中に就活生を含むような記述を盛り込むから、それによって予防の観点の対応が相当程度前進するものと考えていると、そういう御答弁であったと思うわけです。 確かに、全ての企業が就活生も含めた社内方針作るようになれば、それは大事なことだと思うんですけれども、ただ、この指針に書き込むということで本当に全
○吉良よし子君 いろいろおっしゃいましたけど、まず、この法案では就活生は措置義務の対象になっているんですか、いないんですか、局長、お願いします。
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。 初めに、今日この場で質問する機会をいただきましたこと、また質問順についても配慮いただきましたこと、この場で感謝をいたします。 それでは、この女性活躍推進法に関わって、私は就活セクハラについて伺いたいと思っております。 OB訪問で、エントリーシートが通ったら合コン、選考に通ったら体と言われたとか、インターンシップで愛人関係にならないかと言われたなど
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表し、大学等における修学の支援に関する法律案に反対の討論を行います。 本法案に反対する第一の理由は、修学支援の財源に消費税一〇%への増税分を充てると法案で明記をしていることです。 本法案は、真に支援が必要な低所得者世帯、一部の学生を対象に学費の減免、給付型奨学金の支給を行うものですが、この財源を前提にするならば、その支援対象者を拡大するとき、更なる消費税増税が
○吉良よし子君 警告を受けた人数とか打ち切られた人数とかその事由ごとの人数等を公表するということですけど、じゃ、それが不当に多くないのかどうかなんていうことを確認するには、やはり支援を受けている学生の総数だって公表する必要が出てくるかもしれないわけですけれども、それも公表するということですか。
○吉良よし子君 しっかり考えていきたいということですけれども、ただ、本当にそれで漏れなくしんしゃくできるのかというところにはまだ疑問があるわけです。相対評価も基準に含まれている以上、一定そこに含まれてしまう学生が必ず出てきてしまうと。それで漏れなく公正に判断できる保証はやはり私はないと言わざるを得ないと思いますし、やはりこうした成績要件を課すことによって、政府の押し付けた条件の下で能力あると判断した
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。 では、まず、本法案で課される個人要件について私も伺いたいと思います。 本法案で学生に課されるのは、経済的な条件だけではなくて、特に優れた者という成績要件を課しているわけです。大学進学後に、先ほど来ありますとおり、単位の取得、GPA、処分等の状況に応じて警告を出したり、そして支援を打ち切ることもできるというわけですけれども、私学の場合であれば、支援対象
○吉良よし子君 大変重要な御意見いただいたと思っております。ありがとうございます。 それで、最後になると思うんですけれども、岩重参考人に伺いたいと思います。 先ほど来、この奨学金の返済というのが中間層に対する重い負担になっているというお話が出ておりますし、私もこの間、質疑でこの問題取り上げてまいりましたけれども、ただ一方で、この奨学金の返還、回収率は全体としては九割を超えているから、そんな言うほど
○吉良よし子君 ありがとうございます。 やはり、学生を支援するという目的のこの法案で消費税を財源にすることの矛盾というのがよく分かったと思いますし、また、大学の質を向上するためにも大学への予算を増やすということがまず真っ先にやるべきことなのだなというお話がよく分かったと思います。 次に、機関要件についても伺いたいのですが、これ、大内参考人に伺いたいと思うんです。 やはり、機関要件を課す中で、収容定員割
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。 今日は三人の参考人の皆様、本当にありがとうございます。 先ほど来、本法案の財源について議論になっております消費税増税についてですが、この消費税増税というのは、やはり学生の皆さんにも、そして大学の経営にも大きな影響を与えるものだと考えております。先日の委員会では、消費税増税に伴って大学の経費が掛かることで、結局は大学の学費を値上げせざるを得ない状況もあり
○吉良よし子君 中長期的に見てその方向性が漸進的無償化にかなうというお話だったわけですけれども、中長期的に見て、つまり結果として、本法案も含めて結果として支援の対象者が増えるから無償化に向かって進んでいると言えるんじゃないですかという御答弁だと思うんですけれども、でも、本当に、じゃ、今後も無償化に向けて進むのかというと、そこに対しての御答弁はないわけですよ。 本法案の対象外となる残された学生への支援
○吉良よし子君 無償化という表現はやはり誤解を招くと思うんですね。だから、法案から無償化という表現を削除したんだとしか言えないと思うんですけれども、ちなみに、本法案、無償化と言うけれども、本当に授業料を払わなくていい学生というのはごく一部にとどまるわけですよ。国立大学に通う非課税世帯の学生というのは標準額全額補助が行われると言いますけれども、準非課税世帯の学生は三分の二又は三分の一補助にとどまりますから
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。 では、早速ですが、大臣は先日の本会議で、私が今回の法律案で高い学費は少しでも値下げされますかと伺った際、授業料の値下げを行うのではないと明確に答弁をされました。その一方で、今回の政策について閣議決定等では高等教育無償化と表現していることについて、衆議院での議論では、国民に政策内容を伝える観点からこうした表現を用いていると答弁をされているわけです。 これ
○吉良よし子君 私は、日本共産党を代表して、大学等修学支援法案について文部科学大臣に質問いたします。 進路を考えるのに、お金のことを真っ先に考えなければならない、お金がないから大学は無理だねって親から言われた、高い学費を下げてほしい、これらは、現役学生中心の団体、高等教育無償化プロジェクト、FREEの皆さんの集めた実態調査に寄せられた生の声です。現在、国立大学の初年度納入金は約八十一万円、私立大学
○吉良よし子君 つまり、この中島氏が経営に関与していた事実があるのは間違いなく、実際、その発言のとおりに留学生拡大が行われ、その留学生ビジネスが行われていたということなわけです。 実は、問題は中島氏だけではないわけです。この重大な問題を抱える東京福祉大学を運営する学校法人の理事に安倍政権の副大臣が就任していたと。あきもと司環境省副大臣兼内閣副大臣であります。あきもと副大臣は、二〇一四年に東京福祉大学
○吉良よし子君 まさに悪質な留学生ビジネスの疑いもあると、懸念もあるという話でしたけれども、まさに東京福祉大の事例というのは、日本で学びたい、若しくは働きたいという留学生をもうけの対象とする留学生ビジネスというあしき事例だということだと思うんです。 ちなみに、ある裁判資料によりますと、この東京福祉大の創設者であり元理事長である中島恒雄氏という方が、二〇一一年の九月に同大学の経営学部運営会議の中でこういう
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。 この間、低賃金で劣悪な条件で働かされている技能実習生を始め、外国人労働者の問題が社会問題化しています。その中で、外国人留学生の深刻な問題も浮上しております。留学とは名ばかりで、日本に出稼ぎに来たいというアジアの若者の受入れ窓口として日本の大学や日本語学校が機能していて、その留学生が大量に所在不明となっている問題です。今日は、まずこの問題、特に三年間で約千四百人
○吉良よし子君 受入れ上限ないと。 この間、正規の学生については大学に厳格な定員管理を求めているわけです。一方で、この非正規の学生については何の制限もない青天井と。これが、東京福祉大学が留学生をこの五年で十四・七五倍に激増させ、大量の行方不明者を出した土壌になっていると思うわけですが、この上限規制、必要だと思いませんか。
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。 今日は、報道もあります東京福祉大学で一年間におよそ七百人もの留学生が所在不明となっている問題について伺いたいと思います。 この件、二十日になってようやく大学側が謝罪文をホームページ上で公表したわけですけれども、報道機関の取材に対しては、国策に沿っている、受入れは感謝されているなどと言っているようなわけです。この間、政府は留学生三十万人計画を掲げ、二〇
○吉良よし子君 統廃合一本やりじゃないということだったわけですね。手だてはあるわけですよ。 実際、手引の中にも、小規模校の課題を問題意識持っていただくという一方で、小規模のメリットも書かれているわけです。一人一人の学習状況や学習内容の定着状況を的確に把握できるとか、きめ細やかな指導が行いやすいとか、様々な活動において一人一人がリーダーを務める機会が多くなるとか、小規模校ならではのメリットも書かれているわけでありますから
○吉良よし子君 ありがとうございます。 つまり、この五年間で二千三百六校が学校統合の対象になって九百七十七校に減ったわけで、つまり差引きすると、千三百二十九校もの学校がなくなったということになるわけです。 この背景にあるのは、先ほどの手引があるのも間違いないですし、と同時に、経済・財政再生計画の中でも、学校の小規模化について対策の検討に着手している自治体の割合をKPIとして位置付けていると。つまり
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子です。 まず、質問に先立ちまして、先ほど石橋委員から指摘のありました東京福祉大学の問題について、私からも一言申し上げたいと思います。 一年間におよそ七百人もの留学生がこの東京福祉大学で所在不明になってしまったという問題ですけれども、大臣、今日も厳しく対処するなどと答弁されているわけですが、今日も指摘あったとおり、文科省は少なくとも二〇一七年六月の時点でこの問題知
○吉良よし子君 本当に現場を知るということが大事だというお話だったと思います。そういう意味でも、保育の予算、抜本的拡充が必要ですし、今回、子育てや教育の予算を増やさなきゃいけないというのは、皆思いは同じだと思うんです。 ただ、今回の、先ほどもありましたとおり、今回政府が進めている教育無償化について言えば、幼児教育についても、また高等教育についても、その財源は消費税の増税分で賄うんだということが法案
○吉良よし子君 ありがとうございます。 そして、あわせて、先ほどの話では、待機児童の解消にはやはり人手不足の解消が欠かせないんだと、特に処遇の改善であるとかそういった必要な施策が必要なんだというお話もありました。事実、保育の現場で働いている保育士の皆さんの給与の実態を見ると、他の産業と比べると十万円も低いような実態があると。その背景には、様々な制度的な問題もあると思うんです。委託費が弾力化されていて
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。 両公述人、今日は大変ありがとうございました。 それでは、早速ですけれども、天野妙公述人からお話を伺っていきたいと思っております。 先ほど来、無償化か全入化というところで、いや、無償化も待機児解消も大事なんだと、それだからこそ保育予算を抜本的に増やしてほしいんだと、おっしゃるとおりだと思うわけです。一方で、やはり今回無償化だと言われる下で、むしろ
○吉良よし子君 大きく増えているわけですよ。先ほどの改正、二〇一四年にあったわけですけれども、全く改善されていないと。 また、先日、私、本会議場で自己破産の件数増えているという話ししました。この件数についても確認をしたいと思います。二〇一三年度、二〇一七年度、それぞれの自己破産件数、大臣、お答えください。
○吉良よし子君 無利子拡充されたと言いますけれども、圧倒的多数は有利子の奨学金を借りなきゃいけないと、借りているのが現状なんです。 そして、救済策様々やっているとおっしゃいましたけれども、パネル御覧いただきたいと思います。(資料提示) その改正された救済策でもまだまだ問題点が多数あるわけです。例えば返還期限の猶予、返還を先送りできる制度ですけど、これ猶予期間は十年までです。十一年目からはたとえ無収入
○吉良よし子君 日本共産党の吉良よし子でございます。 私は、大学生や若い世代に今重くのしかかっている奨学金、特に返済に関わる問題、そして安倍政権による教育無償化政策について今日伺いたいと思います。 現在、日本では、高い学費の下で、二人に一人がローン型の奨学金を借りないと大学に通えない実態があります。そして、若い世代の多くは、卒業と同時に背負った奨学金という名の借金返済に追われております。今の奨学金返済