1952-12-16 第15回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
○吉田(賢)委員 戦犯者の遺家族について、少しお尋ねしてみたいと思います。外地においての戦死者あるいは判決以前の病死あるいは自決、そういつた人々がずいぶんあるらしいのであります。私どもの調べたところによりましても、外地のそれが約千名になつております。こういつた人々の遺家族は、実に悲惨な状態でございまして、実は兵庫県にもこういう戦没者が五十人近くあるようであります。その遺族のために明後日慰霊祭が行われる
○吉田(賢)委員 戦犯者の遺家族について、少しお尋ねしてみたいと思います。外地においての戦死者あるいは判決以前の病死あるいは自決、そういつた人々がずいぶんあるらしいのであります。私どもの調べたところによりましても、外地のそれが約千名になつております。こういつた人々の遺家族は、実に悲惨な状態でございまして、実は兵庫県にもこういう戦没者が五十人近くあるようであります。その遺族のために明後日慰霊祭が行われる
○吉田(賢)委員 それは外務省の方に対しまして、今後の運営につきましてぜひ御注意を願つておきたいのであります。御承知の通り私どもの郷里の近くでありまして、あすこの斡旋所は以前から海外渡航の根拠地になつておりまして、神戸が外国人の出入り、あるいは外に出る等の重要な港でありまする関係もあつて、移民を目当てにするいろいろな悪徳業者などが跋扈いたします。それで幾多の悲惨な悲劇まで生じまして、あるいは渡航することができず
○吉田(賢)委員 私のお尋ねしておるのは、会計検査院の了解を得られたかどうかという点じやない。この三十件ほどのものが大半建築に関するものであります。なぜ裁判所は建築に関するものでこういうような事件が起るのかというその原因の御説明を願いたい。お尋ねしている要点はそれなんです。あなたで御説明できなければ説明できる人にしてもらつたらどうですか。——それではもう一つついでに聞いておきましよう。裁判所は建物が
○吉田(賢)委員 最高裁判所の当局の方にお尋ねしたいのですが、会計検査院からあなたの方に質問照会したものが二十九件になつておりますが、この全体を通覧しますと、大体事件は庁舎もしくはその敷地、こういつた物件に関連する事実が大部分のようであります。裁判所は、国民から最も信頼と、公明性の高いものとして尊敬されておる官庁でありますが、二十五年度におきまして、北海道から九州、簡易裁判所から家庭裁判所、最高裁判所
○吉田(賢)委員 前々回の委員会におきまして、裁判所関係の事項につき、会計検査院から三十件前後の質問を出したという説明がありましたので、子の質問の趣旨に沿うように、最高裁判所において資料を提出方を要求しておいたのですが、きようは出ましたか、まずお尋ねしておきます。
○吉田(賢)委員 そこで検査院といたしましては、これは三十件の中の二十三件というと、やはり一つの傾向として注目すべきものだろうと思いますので、その傾向に対しまして、裁判所全体に向つて、あるいは国の最高部に向つて何らかの警告とか注意とか、そういうものをお発しになつた事実はないのでございましようか。
○吉田(賢)委員 今伺いましたところによると、二十五年度検査の結果、注意等がございました事件が三十件あり、うち大半の二十三件が営繕関係になつておるようであります。営繕関係というものは、保管金を横領したとかいうのとは違つて、相手がある場合に大体限られるだろうと思います。つまり裁判所外の人との関連が常にあるはずであります。あるいは請負師であるとか、寄附名義による外の人とか、あるいはこれを利用するような内部
○吉田(賢)委員 私は最高裁判所当局の御答弁はあとでいただくことにいたしまして、その前にその質疑に入る準備といたしまして、なお前会に引続ま会計検査院当局に対しまして、裁判所関係における批難事項、これに関連しまして、少しくいろいろ華情を盟かにしてみたいと思うのであります。もちろんこの批難事項は昭和二十五年度一件ということになつておりますが、おそらくわれわれ常識から考えてみましても、批難事項とするに値いしなかつただろうけれども
○吉田(賢)委員 ただいま非常に重要なことを伺つたのですが、今の説明員は二十五年度における予算執行については、その職にあらざりしがゆえに説明ができないというお話でありますが、私どもはきようのこともさることだけれども、当該付託されておりまする中心題目は二十五年度です。だからこの機会に委員長に、やはり審議を進めていただく上において、一つの希望を申し上げておきたいと思いますが、二十五年度の予算執行の状況あるいは
○吉田(賢)委員 私の知りたい点は、不正行為としてあげられておる一点があることは明瞭であります。ここに至らざる幾多の問題があつただろうと思いますので、それを一々全部あげてどうしようというのではありませんが、いろいろな全体の概況を知るということは、予算の編成なり、予算の執行なりの上で非常に参考になるべきでないだろうか。大体ここで審議するということは、何も検察庁のまねをしたり、あるいは会計検査院の再審をするというような
○吉田(賢)委員 ひとつお尋ねしてみたいのですが、私どもは日本の官吏の中で、いつの時代におきましても、裁判官が比較的国民の信頼と尊敬を失わないものであることを実は頼りにして来たのであります。従つて裁判所関係における不正行為等は一般の他の行政府に比較いたしまして少かるべきことは当然のことと思うのでありますが、昭和二十五年における財政処理しただ一件しか不正行為が出ておらぬというのではどうもいかがかと思いますのですが
○吉田(賢)委員 なお今石野委員、松本委員から御質問になりました点に関連しておりますので、これは適当な機会に適当な問題ないしは情勢等にあわせて委員長のおはからいで、会計検査院の今御質問になりましたような点に関する忌憚のない意見なり、事例なり、希望なり、そういつたものを一度聞くという秘密会でもお開き願うということを御考慮に入れておいていただきたいと思います。
○吉田(賢)委員 ちよつと資料のことですが、資料につきまして、散会までにこの二十五年度の「国の予算」、大蔵省の発行じやないようですけれども、あれは非常にまとまりがいいのでありまして、参考にしやすいのであります。それでできればそれを各委員に配付するように要求したいのであります。
○吉田(賢)委員 それから前回に砂田委員からお尋ねになりました戦犯に関する措置についての別の面からの質問ですが、戦犯と申しましても、これは前の木村法務総裁の各官庁への通達等によりましても、日本の国内法によつての犯罪者にあらずということは明らかにされております。あるいは仮出所をした戦犯の方々が公務員となる資格がありやいなやということについても、政府は積極に解しまして、公務員に採用もしておるのであります
○吉田(賢)委員 資料をお出し願えるのでしたら、この問題を審議します上に、財政的な見地から見まして、大体この建議の趣旨が通りますと、国の一箇年の支出はどのくらいになるだろうというような点、あるいは職別によりますこの建議の対象者の現在数などはどういうふうになつておるかという点、これもあわせて資料をお出し願えればいいと思います。 なお進んでお等ねいたしたいのは、一般恩給制度の根本的な建直しの問題につきまして
○吉田(賢)委員 前回の委員会におきまして、橋本委員から、審議会の経過について、委員の意見の模様を知り得るような資料の提出を要求されておりましたが、これはどうなりましようか。法律案ができるころまでには何かつくつて出し得るようなことを答えておられましたが、答申ができるまでの審議会の意見の概要とか、あるいは重要な資料とか、この建議の前提になつているような対象者の生活の状態だとか、そういつたようなものについて
○吉田(賢)委員 なおさきの富田さんの御質問に関連しますが、今の福島県の受入れのいろいろな計画と、それから山林等の今後の処分等がもしありますれば、その辺はどうなるのですか。
○吉田(賢)委員 私も簡単に一点だけ御質問申し上げてみたいと思います。それは福島県がこの物件の御下賜を受けました上、どういうふうに使用する計画を持つているのであるか、いずれ何かと書類も提出されておることと思いますので、これをひとつこの際明らかにいたしまして、御下賜が議決されることになりましても、その趣旨を逸脱しないように厳重に明らかにしておきたいと思いますので、その辺おわかりの範囲を御説明願いたいと