1958-09-10 第29回国会 参議院 商工委員会 閉会後第3号
○吉田萬次君 私は鋳物のいわゆるセンターといいまするか、あるいは試験所といいまするか、あるいは研究所といいまするか、そういうものについて大臣の御見解を承わりたいと思います。 先般大臣が名古屋の観光ホテルに見えましたときに陳情があったと存じまするが、大臣は、自分は実業界から出ておる、従って陳情の意思というものはよく了承しておる、今日陳情を受けるところの政府の一員として考えるべき場合において、その取捨選択
○吉田萬次君 私は鋳物のいわゆるセンターといいまするか、あるいは試験所といいまするか、あるいは研究所といいまするか、そういうものについて大臣の御見解を承わりたいと思います。 先般大臣が名古屋の観光ホテルに見えましたときに陳情があったと存じまするが、大臣は、自分は実業界から出ておる、従って陳情の意思というものはよく了承しておる、今日陳情を受けるところの政府の一員として考えるべき場合において、その取捨選択
○吉田萬次君 重ねてお願いでありますけれども、改善する決意とおっしゃいましたが、あなたがいつまでも科学技術庁の長官をやっておるわけではありませんし、あなたの御在任中においてぜひ実現さしてもらうということにおきまして何らかの具体的なものが現われるということを私どもは期待しておるのであります。さらに大臣におかれましては、この問題に留意して、とにかく予算においてはっきりと現われてくる数字においてあなたの御手腕
○吉田萬次君 阿部委員の御質問に関連して、一言長官にお伺いします。 阿部委員はただいま、長官は現政府におけるところの有力なナンバー・ワンであるというようなことを言われました。それはナンバー・ワンにしましても、ツーにしましても、いずれにしましても、長官が有力なる大臣であることは、これは認識しております。従って私が簡単に御質問したいことは、あなたの力をもってせられたならば、必ず実現をし得るだろうということであります
○吉田萬次君 今の御答弁によりますると、一本になり得るものであり、一本になるべき性質のものであるというようなお答えでありましたが、一本になるというこのことは、どういうことでありますか。いわゆる政治的の方面というものを度外視して、経済的観点から一本になるとおっしゃいまするけれども、しかしながら、やはりこれは国民政府というものと中共政府というものとの存在しておる限りにおいて、一本という意味はどういう意味
○吉田萬次君 今華僑の問題が出まして、中国は二つないということを主張しておりまする反面において、現実においては台湾政府と中共と二つあります。そこで、その両方を支持するところの華僑というものがある。台湾政府に対して支持をする華僑と、中共に隷属するところの華僑というものがあるということは、これは御承知の通りであります。ところで、現在中国政府というものを台湾に置いておるところの日本の状態から考えまして、そうしてこの
○政府委員(吉田萬次君) ただいま議題となりました核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び要旨を御説明申し上げます。 昨年五月第二十六国会において成立し、昨年十二月九日以来施行いたしております核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律におきましては、核燃料物質の利用が平和の目的に限られ、かつ、計画的に行われることを確保し、あわせて
○政府委員(吉田萬次君) まことにごもっともでございますが、審議会等の付属機関を置く場合に二つの方法がございまして、詳細に法律にうたうという重大な審議会の場合は、みなその通りやっておりますが、軽微と申しましては語弊がございますが、比較的一般並みというような審議会は、大体このような様式でもってやる場合も相当ございます。科学技術庁にもそのほかに審議会が、航空技術審議会、あるいは技術士審議会、あるいは放射線審議会
○吉田(萬)政府委員 ただいま議題となりました放射線障害防止の技術的基準に関する法律案について、その提案の理由及び概要を御説明申し上げます。 わが国における放射線の現状を考えますに、まず従来より医療面で大いに利用されてきたエックス線のほかに、最近急激に利用が行われるようになりました放射性同位元素及び放射線発生装置等による放射線があります。また、これらとは別に、外国における核爆発に伴う放射性生成物、
○政府委員(吉田萬次君) ただいま議題となっております科学技術庁の予算案について御説明を申し上げます。 わが国産業の発展と国民生活の水準向上を期するためには、国内資源をできるだけ有効に利用するはもちろん新技術の開発、新製品の創造等により輸出の振興を期さなければなりません。そしてこれを可能ならしめる最も重要な方策が科学技術の振興であり、これによって生ずる研究成果が、その強力な推進力となるものであると
○吉田(萬)政府委員 理化学研究所法案につきまして、ただいま全員一致をもって御可決をいただきまして、ありがとうございます。厚くお礼を申し上げます。 さらに、附帯決議につきましては、御趣旨の趣き十分に体しまして、努力することにいたします。
○吉田(萬)政府委員 ただいま議題となりました科学技術会議設置法案につき、御説明申し上げます。 最近における世界の科学技術の進歩は、まことに著しいものがありますが、このようなときに際して天賦の資源に恵まれないわが国がその文化と経済の発展を期するためには、科学技術の画期的な振興をはかるほかにはないということは、自明のことと考えます。このため政府といたしましては、科学技術振興の国家的重要性を深く認識いたし
○吉田(萬)政府委員 科学技術庁設置法の一部を改正する法律案の提出理由を申し述べます。 ただいま議題となりました科学技術庁設置法の一部を改正する法律案につき、御説明申し上げます。この法律案は最近における電子技術の著しい進歩に対処するため、科学技術庁に諮問機関として電子技術審議会を新たに設置しようとするものであります。 そもそも電子技術は従来とも、無線通信、テレビジョン、エックス線、電子顕微鏡等において
○説明員(吉田萬次君) 御存じの通りに、科学技術庁の成立というものは、日もきわめて浅いのでありまして、昨年の五月にようやく発足したようなわけでありますのと、当時から各方面にわたるところの機関を統合しまして、そうしてそこで発足したようなことでなくて形式だけを整えて、そうして発足したのであります。各方面に散逸しておる、あるいは独立しておるところの機関というものについて、機能というものについて科学技術庁が
○説明員(吉田萬次君) ただいま海野先生から次官には事務屋ばかりであるというお話でありましたが、私の方は幸いに工学博士の篠原君が事務次官でありまして、科学技術に関する一般的の知識というものは備えておりますし、そうしてその部下におられるところの諸君も非常に学者が多いのでございまして、大体御意思に沿うような方針に進みつつあると了承するのでございます。そこでただいまおっしゃったところの科学技術の問題でありますが
○吉田説明員 センターのあり方というものが、御承知の通り、国費だけではありませんものですから、従って、その運営ということについても、また国の定めた通りいくものじゃないと思います。しかしながら、今日非常に渇望しておることは、日本という国が、地理的に、距離的にも非常な不便な土地で、知るというふうなことがきわめておそいので、何とかして少しでも早く知りたいというふうなことを考えますと、それに対する機関がなくてはできません
○吉田説明員 基礎として……。
○吉田説明員 ただいま平野先生、佐々木先生からお話を承わりまして、大体あの通りだと思います。従って、科学技術センターというものができまして、まだ間のないことであります。このできたときの金森さんの祝辞などでも、御存じの通りに、初めは敵視するようなつもりでおられたのが、実際にできてみて、そうしてその運営がどういうふうにいくかということを御判断になって明らかになり、むしろ、その助長を希望するというようなお
○吉田政府委員 お説の通りでありまするが、今日非常に切迫した問題でありまして、直ちに研究に入らなければならぬような状態に立ち至っておる場合、まだ敷地もはっきりしておらないということでありまするし、予算の方面におきましても債務負担行為になっておる莫大な金額もありまして、この問題に対する関係もありまするし、また国有地としてはっきりとした線を出しておる千葉県の方面についても考慮しなければなりませんし、将来
○吉田政府委員 ただいまの御質問は、ごもっともだと存じます。これにつきましては、調査をし、あるいは再三協議を重ね、原子力委員会におきましても、やむを得ざる事情として認めた次第でございまして、詳しいことは係から御説明することにいたします。 また、第二の問題にいたしましても、原子力研究所ときわめて密接な関係を持ち、研究の一部門というものは存置しなければならぬと考えております。さような見地から事を進める
○政府委員(吉田萬次君) この問題は、初めてのことでもありまするし、世界の例をとろうとしましても、十分な資料がありませんし、また、原子炉そのものについての変遷もありまして、また、研究の方法というものも、日進月歩で変っていると考えまするので、今さしあたりのことでありましたならお答えができまするけれども、ほんとうの機能を発揮して、その成果を上げるという点になりますると、まだ時日を要するし、もちろん原子炉
○政府委員(吉田萬次君) この問題は、私どももよく聞いておりまして、了承いたしております。研究所と密接な連係をとらなければならぬということについて、研究の一部門というものを設置せにゃならぬということも了承しておりまして、分室のようなものを、研究所のごく近くに敷地というものを考慮するという、そう大きな問題ではありませんけれども、設置すべき心がまでおります。従って分室の問題でありまするが、分室程度のものであったならば
○政府委員(吉田萬次君) 六万一千坪のところ三万坪割愛しまして、あとまだ三万一千坪残っているはずでありますが、公社といたしましては、決して三万坪で、それで満足するものでありませんし、また公社の将来というものを考えますると、現在においても最小限度四万坪ほしいと思っているのも、三万坪を割愛したわけでありまして、公社がある程度完備するというまではいかぬにしても、七万坪を要求しているのであります。従って、公社
○政府委員(吉田萬次君) 非常に御同情のある御質問を受けまして、われわれも感謝する次第です。来年度におきましては、研究費として最小限度一億百五千万円を要求し、調査費として七千、万円を要求しておりまするが、かような問題につきましての理解というものがどうも十分に徹底しないように考えますので、われわれも大いに努力するが、また御助力のほどをお願いいたします。
○政府委員(吉田萬次君) ただいまの八木先生のおっしゃる通り、非常にこの問題は重大な問題であります。従って科学技術庁においても研究をすることになっており、また将来も、これに対する相当な拡大した調査研究が進められることと存じます。しかし、現在におきましては、まだその緒について間もないことでありまするし、さらに、文部省においても研究しておりまするし、多少は厚生省の方においてもこれが研究をせられておるようなわけでありまするが
○政府委員(吉田萬次君) ただいま議題となりました地方自治法第百五十六条第六項の規定に基き、放射線医学総合研究所の設置に関し国会の承認を求めるの件について、その趣旨を御説明いたします。 放射線医学総合研究所は、原子力の平和利用に伴う放射線障害の防止対策の一環として、放射線障害の予防、診断治療及び放射線の医学的利用に関する調査研究並びに関係技術者の養成訓練を行うことを任務とし、本年七月一日科学技術庁
○吉田政府委員 この問題はきわめて重大な問題であり、大臣がこれに対して主宰をすべき、また大臣の意図というものを考えなければならぬ問題と思います。一介の私の答弁によって、かような重大問題に対する政府の意見を述べるということはできませんが、私個人といたしましても、大臣によく具申いたしまして、そうしてその実現に到達するように努力いたしたいと考える次第でございます。
○吉田政府委員 ただいまの御趣旨はごもっともであり、また非常に重大な問題であり、またさようの問題を取り上げて、そうして検討し、また国の消長に関する、わが国力の進展とにらみ合せて必要なことだと観察しております。従って、この問題につきましては、十分検討をせなければならぬと存じまするが、御存じの通り、この問題は、対外的の交渉の関係あるいは予算の伴う点もありますし、また各省との協議もわずらわさなければならぬというようなこともありますので
○吉田政府委員 ただいまの御質問は、ごもっともと存じます。われわれも、さような方向に向うということに対して異論もありませんし、また努力しなければならぬという覚悟を持っておりますが、御承知の通り、省になるということにつきましては、現在、今までのあり方というものについて相当の検討もしなければならぬと思いまするし、セクショナリズムと言っては語弊があるかもしれませんが、それぞれの省におけるところの部面もありましょうし
○吉田説明員 今回はからずも政務次官に就任いたしました。御承知の通り、私は野人でありまして、沐猴にして冠し、菲才その任でありませんが、各位の御協力によりまして、その任を全うしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○説明員(吉田萬次君) 先ほど大臣から所見の発表がありましたものにつきまして、それについての補足説明をいたしたいと思います。 お手元に出ておると思いますが、御参考までにお願いいたします。 今後のわが国における科学技術の飛躍的振興をはかるため、(1) 現下喫緊の試験研究を推進するとともに、(2) その成果のすみやかなる活用をはかり、(3) 特に原子力平和利用関係については、その急速なる推進に努めるものとし
○説明員(吉田萬次君) 私もその三百万キロワットの根拠ということは十分に存じません。御存じの通りにコールダーホール型の原子炉を輸入するといたしましても、これを注文して三十五カ月もかかる、またこれを日本に備えつけるということになりましても、半年近い日子を要する。現在一キロワットの建設費が十一万円かかる、それを火力の八万円ぐらいに比べれば相当高い。またしかしながら、水力の今日のあり方でいえば二十万円かかるというようなこともあります
○説明員(吉田萬次君) 今回はからずも科学技術政務次官に就任いたしまして、私は元来が野人でありまして、沐猴に冠して、非才その任ではないのでありますが、各位の御教示のもとにその任を全うしたいと存じます。 どうぞよろしくお願いいたします。 —————————————
○吉田萬次君 加賀山委員のに関連して……。先ほど加賀山委員からレクリエーション云々ということが出ましたが、私もレクリエーションという観点からだけじゃなしに、やはり社会教育という方面から考えましても、今日農村におけるところの娯楽というものが非常に少い。しかもスポーツに関することについてはきわめて恵まれておらないというような点を考えております。近時自転車に乗って遠くを旅行する、いわゆる名所旧跡をたずねるというような
○吉田萬次君 私の質問に対して顧みて他を言うというような御答弁でありまして、私はそうじゃありません。簡単に言うと現在のままで御進行になるかどうかというあなたの心境を承わればそれでよろしいのです。
○吉田萬次君 簡単に。そうすると、ただいまの御答弁によって、やはり自己の信念に基いて行動する。問題が自分どもの納得のいかない場合においてはこの問題を続けると解釈してよろしゅうございますか。
○吉田萬次君 関連。この問題は長い間の抗争になっておる問題でありますのと、また将来との問題が全国的に波及するおそれのある重大なる問題であつて、一地方の問題でないと私は考えます。従って私は、この問題についてやはり相当な質問をしたいと思いますが、蛇足になるおそれもありますし、私はもう時間も大へん経過してきたので、簡単に一言だけ渡部さんに対してお伺いしたいと思います。 それは、渡部さんはたびたび順法精神