1978-04-27 第84回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第11号
○吉田説明員 石炭のガス化、液化技術の開発の現状を申し上げたいと思います。 サンシャイン計画におきましては、石炭のガス化につきまして二手に分けて行っております。一つは、低カロリーガス化でございまして、これは石炭をガス化してそれでガスタービンを回す、ガス化発電のためのものでございます。現在、石炭処理量五トン・パー・デーのガス化炉を運転中でございます。それから次に高カロリーガス化でございますが、これは
○吉田説明員 石炭のガス化、液化技術の開発の現状を申し上げたいと思います。 サンシャイン計画におきましては、石炭のガス化につきまして二手に分けて行っております。一つは、低カロリーガス化でございまして、これは石炭をガス化してそれでガスタービンを回す、ガス化発電のためのものでございます。現在、石炭処理量五トン・パー・デーのガス化炉を運転中でございます。それから次に高カロリーガス化でございますが、これは
○吉田説明員 技術的問題についてというお話がございましたので、最初に技術的問題についてお話しいたしたいと思います。 現在サンシャイン計画ではソーラーハウスの実験施設を建設いたしまして技術的な解明に努力しております。従来太陽熱利用の温水器等が一部普及されておりますが、その耐用年数の問題それから効率の問題等がございまして、現在のサンシャイン計画ではその大幅な耐用年数の更新及び熱効率の向上を図る意味におきまして
○説明員(吉田方明君) 前半の問題、実は私担当でございませんが、実は今度五実施協定に新しく参加しまして、現在では十実施協定の十五タスクに参加しております。全体のタスク数が二十九タスクでございまして、日本はIEA加盟国十九カ国の中でかなり上の方にランクされる位置になったわけでございます。今後としましては、工業技術院の中では水素のタスクについて現在一つ入っておりますが、これにつきまして近い将来加入するということを
○説明員(吉田方明君) 工業技術院では五十三年度から省エネルギー技術に関しましては、新しくいわゆるムーンライト計画という名前で省エネルギー技術開発についての総合的な研究開発計画を打ち出しております。この中の大きな柱になっておりますのは、熱効率を高めて発電を行いたいということで、具体的な省エネルギー技術開発のプロジェクトといたしましては、従来から行っております電磁流体発電——MHD発電でございます、高温燃焼
○説明員(吉田方明君) ただいまの自然エネルギーの研究開発が進められているもののコストはどの程度の見込みかというお話でございますが、実は自然エネルギーの研究はサンシャイン計画ということで四十九年の七月から出発したものでございまして、現在基礎研究からようやくプラント開発の段階にまで進んできているというものでございます。実用化の段階は太陽冷暖房あるいは地熱への応用といったものは一九八〇年代の前半に予定されておりますが
○吉田説明員 石炭の液化につきましては、基礎研究を行っているものと、ただいまお話のございましたソルボリシスのプラント建設とがございます。五十三年度でございますと、プラント関係が二億三千四百万が政府案で盛られております。なお、その他の液化のための基礎技術等含めますと、五億九千三百万の液化の予算を計上いたしております。
○吉田説明員 地熱につきましては、工業技術院の新エネルギー技術開発計画の中でも、特にわれわれとして重点を置いて早期の実用化を図っていくということで、一生懸命やっているところでございます。 昨年まで一般会計で十五億ほどの予算で進めておりまして、新エネルギー、サンシャインの中で取り上げているテーマの中では特段に力を入れているわけでございます。今後資源エネルギー庁と共同いたしまして、先ほど大蔵省の方からお
○吉田説明員 地熱につきましては、現在浅部地熱、比較的浅い千メートル内外のところから取り出す蒸気を利用した発電につきましては、すでに発電を実施しておりまして、全国で七カ所、二十二万キロが、すでに運転されているものと計画中のものを含めた数字でございます。 私ども工業技術院で取り扱っております地熱エネルギー技術につきましては、現在地熱の熱水利用発電技術というものをパイロットプラントでプラント開発を進めております
○吉田説明員 サンシャイン計画は、昭和四十九年度から国家的なプロジェクトということでエネルギーの長期安定に資するために進めているものでございます。現在はその段階がおおむね順調に進展しておりまして、一部のものについては基礎研究からプラント開発へ入っております。予算につきましては、五十三年度の政府原案の中において、一般会計におきまして五十五億二百万が予定されております。なお、サンシャイン関連予算ということで
○吉田説明員 太陽電池は有力な新エネルギー源としまして、サンシャイン計画の一環として現在鋭意研究開発を進めております。先生御指摘のような現状価格を大幅に引き下げるために、このサンシャイン計画の中におきまして、革新的な製造技術の開発という基礎研究を現在行っております。現在の段階では製造技術の革新的な開発というところにねらいを定めておりますが、今後の問題としまして、一九八〇年代の後半には何とか大量生産の
○吉田説明員 ムーンライト計画につきましては、昭和五十三年度の予算で発足いたしまして、従来大型プロジェクトであるとか基礎研究であるとかいう個別にやっていたものを、省エネルギーの観点から技術開発を進めるために取りまとめたものでございまして、昭和五十三年度の予算で二十億円を政府原案に予定をしているわけでございます。
○吉田説明員 風力エネルギーにつきましては、サンシャイン計画におきましては特に重要な四本柱という中には入れておりませんで、太陽、地熱、石炭の液化・ガス化、水素エネルギーと四つございまして、その他という形で、総合研究の中に風力エネルギー、あるいは海洋エネルギーといったものについて基礎的な研究を行っているわけでございます。 現在では、気象庁と連絡をとりまして、その可能性について、風速、風向、こういったものについて
○吉田説明員 通産省では、エネルギーの長期的な安定供給に資するため、昭和四十九年度から太陽エネルギー技術、地熱エネルギー技術などの新エネルギー技術に関しまして研究開発計画を、いわゆるサンシャイン計画として進めているものでございます。 昭和五十二年度といたしましては、現在政府案におきまして四十八億七千万円が計上されている状況でございます。この計画は昭和四十九年度発足でございますので、現在三年経過しているところでございますが
○説明員(吉田方明君) 福島県の只見川では、昭和四十四年の八月に只見川のはんらんによりまして、只見川流域に被害が生じたわけでございます。その際東北電力では、ダム操作のミスではないが、災害に対する見舞い金及び災害復旧協力金として、福島県当局に対しまして六千万円近い金を支払っております。他の電力会社におきましても、発電所周辺で洪水によって災害が起こりました際には、若干の見舞い金、あるいは地元の復旧協力金
○吉田説明員 まず、先生がおっしゃいました各河川の流量でございますが、私のほうから御連絡しましたとおり、それはそれぞれの河川の全流量でございます。したがいまして、それぞれの計画地点の流量ではございませんで、河川の全流量でございますので、新宮川につきましては、桧杖地点といいますのが河口近くでございますので、ほぼ同じ水量が計画地点に流れますが、そのほかの日置川、日高川、有田川についてはそれよりきわめて小
○吉田説明員 水力発電所の中にございます発電機そのものは三台とか四台とかいろいろございます。単体としては、一番大きいのが、現在建設中のものでは三十万キロワット程度でございますが、いま申しましたものは一つの発電所の中での出力でございまして、数台の発電機の総合出力でございます。それから、いま上から五つあげましたうち、上の二つはいわゆる揚水発電所でございます。
○吉田説明員 お答えします。 現在でき上がりました水力発電所は、わが国ではおおよそ二千万キロワットでございます。それから、年々新しいのができておりまして、かなり最近新しいのができ上がりつつございますが、昨年度時点までにおきましてでき上がりました大きな発電所を上から五つほど申し上げますと、信濃川にございます東京電力の安曇発電所というのが、先ほど先生がおっしゃいましたように六十二万三千キロワットでございます
○吉田説明員 おっしゃるとおり鏡川揚水発電計画は純揚水の計画でありまして、類似なものとしましては、先ほどおっしゃいました神奈川県営の相模川にあります城山発電所あるいは関西電力が淀川に持っております喜撰山の揚水発電所と全く似たものでございます。したがってこれは深夜軽負荷時に揚水しまして、昼間のピーク時に運転するという計画であります。まずその下池となります鏡川の既設のダムヘの影響ということでございますが
○吉田説明員 吉野川の水資源基本計画は、昭和四十二年に作成されまして、その際高知分水事業を含む計画で、それは先ほど先生が申されました地蔵寺川発電所、それから鏡川第一発電所といった計画で計画が立てられておりました。その後、高知分水事業関連の発電計画につきまして再検討が加えられまして、先ほど先生がおっしゃいました地質の問題等がございまして、原計画を遂行することが経済的に不可能であるということになりまして
○吉田説明員 お答えいたします。 昨年七月半ばに建設省のほうから、緊急な措置としてダムの水位を下げて治水に協力するようにという要請がございました。通産省といたしましては、その趣旨を尊重いたしまして、直ちに建設省との間に覚え書きを交換いたしまして、水位を低下して治水に協力するという措置を講ずることといたしました。その結果、鶴田ダムにございます川内川第一発電所、電源開発会社の所有する十二万キロワットの
○説明員(吉田方明君) ただいま御指摘のように、ダムの堆砂の活用ということで私どものほうの窯業建材課その他からもそういった要請がございまして、私のほうでは検討を加えているところでございます。これは建設省のほうとも御相談して、ダムの堆砂の活用ということについて一そう検討を進めてまいりたいと考えております。
○説明員(吉田方明君) 水力課長の吉田でございます。ただいま電力用のダムの堆砂問題について、具体的にどういうふうな措置を講ずるかという御質問でございますが、堆砂問題につきましては、従来から天竜川筋等において泰阜、平岡等の問題がございまして、これが対策にいろいろなくふうをこらしてまいったところでございます。具体的には、堆砂したものをできるだけ掘さくするという方法を講じること、それから地形によって異なりますが
○説明員(吉田方明君) 電力全体の設備は、年々一一・六%今後数年間は必要とされているという数字がございます。そのうち水力発電所が、絶対数で申しますと、年々約百三十万キロワット開発されていくという予定になっております。
○説明員(吉田方明君) 発電用の目的につくられております水力、火力、原子力は、それぞれ特性が異なっておりまして、設備として出力を受け持つと同時に、発生電力量としてのエネルギー源を生み出すという、両方の性格を持っております。設備出力で申しますと、これは四十四年の末の数字が手元にございますが、おおむね火力発電所が六三%、水力発電所が三五%、原子力が二%というような数字になっております。しかし、今後の見通
○説明員(吉田方明君) 水力発電所は、基本的には非常にすぐれた特性を持っておりまして、電力供給上ぜひ必要である。すなわち、負荷の急激な変化に対応しましてすぐ応じることができるということ、あるいは事故の発生する確率が低くて供給信頼度が高いというようなこと、それからさらには国内資源の有効利用である、しかも循環資源であって、これは尽きることなくエネルギー資源として使えるということから、通産省としては積極的